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消滅
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その日のお供え物は果物にしてみた。
椿様は物を食べない。
ただお供えされたものは信仰の力になるので、ある程度奉納してから持ち帰る必要がある。
ただし酒は別だ。
椿様だけでなく神様全般なぜか酒だけは飲むことがきるらしい。飲んべぇかよ。
俺のお供え物は毎回その場にいる動物たちの餌にもなるので最近はそれを考慮して持って行くようになっていた。
今日は猿が4匹温泉に入っていた。一匹の猿が子猿を抱っこしていたのでお供え物のリンゴをあげるとしゃくしゃくと必死に食べていた。可愛い。
足湯をしながら子猿を見ていると後ろで2匹の猿が喧嘩を始めた。どうやら果物の取り合いを始めたようだ。
一匹の猿がバナナを抱えてこちらに突進してきて俺に体当たりをした。
ひ弱な俺に猿の突撃を躱せるはずもなく、そのまま猿ごと温泉に飛び込んでしまった。
全身ずぶ濡れである。あーあったかい。
俺は観念してその場で濡れた服を脱いだ。
一度入ってしまえばどうでもよくなるもので、横にカピバラがいようと猿がいようと構わない気分になった。
濡れた服は近くの木に吊るして、さすがに何も隠さずにはいられないのでシゲじいに風呂敷を借りて腰に巻いた。
そして肩まで温泉につかる。
これは気持ちいいな。
足湯だけでも癒し効果があったのに全身浸かるとさらに多幸感が増した。
「やっと入る気になったのか。」
「はい、とっても良いお湯ですね。」
喧嘩した猿たちをお説教していた椿様がニヤニヤした顔をしながら戻ってきた。
ドヤ顔でも美しいなこの神様。
不思議なことにこの温泉はいくら入っていてものぼせることはなかった。
乾いた服を着ていると風呂に入ったままのシゲじいが声をかけてきた。
「童は番がおったのか?しかしその項の噛み跡はなんじゃ?3つもあるぞ?」
失敗した。
番解消処置をしても噛み跡は残る。なので処置をしただけ噛み跡が増えるので人からは解消回数が丸わかりになるのだ。
普段は伸ばした髪で項を隠していたのだが、髪が濡れたせいで見えてしまったようだ。
「確か人間のオメガは一生に一度しか番を持てないと思っておったんじゃが?」
「シゲじい物知りだな。最近は番解消ができるようになったんだよ。で、俺は3回番解消したからこんな項になってんの。」
離婚歴は戸籍を見ないとわからないのに番解消歴は丸見えになるのは不公平だよなー。
そして番解消はできても噛み跡は残る。たとえ手術で傷跡を消してもなぜか痣が浮き上がってくるのだ。
それなんていう呪い?
「ほぉ、私のものに傷をつけた不届き者がいるのか。」
え?なになに。
椿様、顔は笑ってるのにめっちゃ怖い。
「椿様、抑えて下され。お湯が熱くなります。」
椿様の機嫌で温度が変わるの?
どんなメカニズムだ。
「で?童に何があったんじゃ?じじぃに聞かせてくれんか?」
「ええー面白い話じゃないよ。」
「構わん構わん。カピバラに愚痴るくらい良いじゃろ。」
神様もいますけど。
俺はポツポツと自分のことを話した。
温泉によるリラックス効果と聞き上手なシゲじいによって必要以上に話してしまったかもしれない。
横で黙って聞いていた椿様が顔を近付けてきた。
「おミツ⋯祟ってやろうか?」
「へ?」
「お主には傷を付けた無法者に復讐する権利があるぞ。祟って同じ目に合わせてやろうか?」
背筋がゾッとした。
赤い瞳は至近距離で見ると宝石のように綺麗だ。
「必要ありませんよ。もう終わった事ですし。慰謝料もたっぷりもらったのでもう忘れたい過去になってます。」
「なんだ残念。まぁ我にそのような力は残っておらんがな。それに我はこの地から離れることは敵わん。」
安心した。驚かさないでほしい。
「おミツ。次からは湯に入れ。その噛み跡は消えそうにないがな。」
**********************
神社に通い、温泉に入るようになって1年。
湯に浸かるようになって気付いたのだがリラックス効果はもちろん、お肌のシミや痣が消えてツルツルになり髪に艶が出てきた。
職場の女性からスキンケア方法を熱心に聞かれたが、デトックス効果ですとだけ伝えておいた。
いつものように椿の木を目印に山道に入る。
季節が巡って気付いたのだが、この目印の椿は一年中満開なのだ。この木だけではなく神社内に植えられている沢山の椿も、どの季節に訪れても綺麗な花を咲かせている。
階段を登りきり、境内に足を踏み入れるといつもとは違う空気を感じた。
社の裏からシゲじいでも椿様でもない声が聞こえる。
なんとなくこっそり様子を覗いてみた。
「そろそろ移るお覚悟を決めて下さい。私達の主はすでにあなたを受け入れる準備はできております。」
可愛らしい声をした男の子は水色の袴を着ている。注目すべきは頭についた三角の耳とふさふさの尻尾。
か⋯可愛いっ!
「何度言われても我はここから動く気はない。いい加減諦めろと稲荷に伝えてくれ。」
「八峯乃海石榴の命!何をおっしゃるんですか!このままだとあなた様は近々消滅するんですよ!」
消滅?どういうことだ?
とっさに動いた物音で気付かれてしまった。
「おミツ。よく来たな。」
いつものように嬉しそうにこちらに寄ってくる椿様。
その後ろから顔を歪めて睨んでくる少年。
「信仰心もないくせに神聖な境内を荒らすな愚か者。」
「弁えろ、天。ここは我の神域。招くも拒むも我の意思だ。お主はもう去れ。」
一瞬悲しそうな顔をした少年は椿様が手を一振りすると姿を消してしまった。
「椿様。消滅って⋯いや、あの男の子はどこの子ですか?」
困ったような顔をして黙っている椿様から話す気がないなと感じたので話題を変える。
「あの童は稲荷神社の狛狐じゃよ。」
温泉に入っているシゲじぃが答えてくれた。
あの耳と尻尾は犬ではなく狐だったのか。
「狛犬と間違えると噛まれるから気を付けるんじゃよ。」
肝に銘じます。
その日は何となく気まずく思いながらいつものように過ごした。
「消滅」については聞くことはできないまま冬を越し、春になった。
ここの神社は桜と椿が同時に満開になるので惚れ惚れするくらいに美しい。
帰りの山道をいつものように一人で歩いていると後ろから声をかけられた。
「おい人間。」
振り返るとあの日の可愛い男の子が自分を睨んで仁王立ちしていた。
「八峯乃海石榴の命のお気に入りかどうか知らないが、お前がいるから神社が閉じられないんだ。閉じられない神域は少しずつ力が漏れ出すんだ。もう二度と来るな。」
ちょっと、いやかなりムッとした。
なぜこの子にそんなことを言われないといけないのか。ここに来るも来ないも俺の勝手だろう。
「お前、神の力はどこから生まれていると思う?人からの信仰心が神の力の源だ。お前にはそれがないだろう。」
確かに俺は椿様に畏れ多さを感じつつも人間のような付き合いをしている。
神様を信じていない訳ではなく、椿様という個人に好意を持っているのだ。
ああ、そうか。俺はいつの間にかあの美しくて子供のように笑い、俺ために怒り、嬉しそうに会話する椿様にどうしようもなく惹かれていたのか。
自分の感情に図らずも自覚してしまった。
「信仰を得られない神は力を無くし、その内消滅してしまうんだ。それを防ぐために全国に分祀がある稲荷神社に八峯乃海石榴の命を招く準備を数年前からしていたんだ。なのにあの方はここから離れないと仰る!お前のせいだろ!」
そうなのだろうか。確かに最初に会ったときに「道は開いた」と言っていた。
俺が神社に入ったから?
椿様が消える?
「そんな⋯嫌だ。それは嫌だ!」
「じゃあ二度と来ないことだな。」
「⋯考えておきます。」
来ないにしてもお別れは言いたい。
次の休みに言うことにしよう。
椿様は物を食べない。
ただお供えされたものは信仰の力になるので、ある程度奉納してから持ち帰る必要がある。
ただし酒は別だ。
椿様だけでなく神様全般なぜか酒だけは飲むことがきるらしい。飲んべぇかよ。
俺のお供え物は毎回その場にいる動物たちの餌にもなるので最近はそれを考慮して持って行くようになっていた。
今日は猿が4匹温泉に入っていた。一匹の猿が子猿を抱っこしていたのでお供え物のリンゴをあげるとしゃくしゃくと必死に食べていた。可愛い。
足湯をしながら子猿を見ていると後ろで2匹の猿が喧嘩を始めた。どうやら果物の取り合いを始めたようだ。
一匹の猿がバナナを抱えてこちらに突進してきて俺に体当たりをした。
ひ弱な俺に猿の突撃を躱せるはずもなく、そのまま猿ごと温泉に飛び込んでしまった。
全身ずぶ濡れである。あーあったかい。
俺は観念してその場で濡れた服を脱いだ。
一度入ってしまえばどうでもよくなるもので、横にカピバラがいようと猿がいようと構わない気分になった。
濡れた服は近くの木に吊るして、さすがに何も隠さずにはいられないのでシゲじいに風呂敷を借りて腰に巻いた。
そして肩まで温泉につかる。
これは気持ちいいな。
足湯だけでも癒し効果があったのに全身浸かるとさらに多幸感が増した。
「やっと入る気になったのか。」
「はい、とっても良いお湯ですね。」
喧嘩した猿たちをお説教していた椿様がニヤニヤした顔をしながら戻ってきた。
ドヤ顔でも美しいなこの神様。
不思議なことにこの温泉はいくら入っていてものぼせることはなかった。
乾いた服を着ていると風呂に入ったままのシゲじいが声をかけてきた。
「童は番がおったのか?しかしその項の噛み跡はなんじゃ?3つもあるぞ?」
失敗した。
番解消処置をしても噛み跡は残る。なので処置をしただけ噛み跡が増えるので人からは解消回数が丸わかりになるのだ。
普段は伸ばした髪で項を隠していたのだが、髪が濡れたせいで見えてしまったようだ。
「確か人間のオメガは一生に一度しか番を持てないと思っておったんじゃが?」
「シゲじい物知りだな。最近は番解消ができるようになったんだよ。で、俺は3回番解消したからこんな項になってんの。」
離婚歴は戸籍を見ないとわからないのに番解消歴は丸見えになるのは不公平だよなー。
そして番解消はできても噛み跡は残る。たとえ手術で傷跡を消してもなぜか痣が浮き上がってくるのだ。
それなんていう呪い?
「ほぉ、私のものに傷をつけた不届き者がいるのか。」
え?なになに。
椿様、顔は笑ってるのにめっちゃ怖い。
「椿様、抑えて下され。お湯が熱くなります。」
椿様の機嫌で温度が変わるの?
どんなメカニズムだ。
「で?童に何があったんじゃ?じじぃに聞かせてくれんか?」
「ええー面白い話じゃないよ。」
「構わん構わん。カピバラに愚痴るくらい良いじゃろ。」
神様もいますけど。
俺はポツポツと自分のことを話した。
温泉によるリラックス効果と聞き上手なシゲじいによって必要以上に話してしまったかもしれない。
横で黙って聞いていた椿様が顔を近付けてきた。
「おミツ⋯祟ってやろうか?」
「へ?」
「お主には傷を付けた無法者に復讐する権利があるぞ。祟って同じ目に合わせてやろうか?」
背筋がゾッとした。
赤い瞳は至近距離で見ると宝石のように綺麗だ。
「必要ありませんよ。もう終わった事ですし。慰謝料もたっぷりもらったのでもう忘れたい過去になってます。」
「なんだ残念。まぁ我にそのような力は残っておらんがな。それに我はこの地から離れることは敵わん。」
安心した。驚かさないでほしい。
「おミツ。次からは湯に入れ。その噛み跡は消えそうにないがな。」
**********************
神社に通い、温泉に入るようになって1年。
湯に浸かるようになって気付いたのだがリラックス効果はもちろん、お肌のシミや痣が消えてツルツルになり髪に艶が出てきた。
職場の女性からスキンケア方法を熱心に聞かれたが、デトックス効果ですとだけ伝えておいた。
いつものように椿の木を目印に山道に入る。
季節が巡って気付いたのだが、この目印の椿は一年中満開なのだ。この木だけではなく神社内に植えられている沢山の椿も、どの季節に訪れても綺麗な花を咲かせている。
階段を登りきり、境内に足を踏み入れるといつもとは違う空気を感じた。
社の裏からシゲじいでも椿様でもない声が聞こえる。
なんとなくこっそり様子を覗いてみた。
「そろそろ移るお覚悟を決めて下さい。私達の主はすでにあなたを受け入れる準備はできております。」
可愛らしい声をした男の子は水色の袴を着ている。注目すべきは頭についた三角の耳とふさふさの尻尾。
か⋯可愛いっ!
「何度言われても我はここから動く気はない。いい加減諦めろと稲荷に伝えてくれ。」
「八峯乃海石榴の命!何をおっしゃるんですか!このままだとあなた様は近々消滅するんですよ!」
消滅?どういうことだ?
とっさに動いた物音で気付かれてしまった。
「おミツ。よく来たな。」
いつものように嬉しそうにこちらに寄ってくる椿様。
その後ろから顔を歪めて睨んでくる少年。
「信仰心もないくせに神聖な境内を荒らすな愚か者。」
「弁えろ、天。ここは我の神域。招くも拒むも我の意思だ。お主はもう去れ。」
一瞬悲しそうな顔をした少年は椿様が手を一振りすると姿を消してしまった。
「椿様。消滅って⋯いや、あの男の子はどこの子ですか?」
困ったような顔をして黙っている椿様から話す気がないなと感じたので話題を変える。
「あの童は稲荷神社の狛狐じゃよ。」
温泉に入っているシゲじぃが答えてくれた。
あの耳と尻尾は犬ではなく狐だったのか。
「狛犬と間違えると噛まれるから気を付けるんじゃよ。」
肝に銘じます。
その日は何となく気まずく思いながらいつものように過ごした。
「消滅」については聞くことはできないまま冬を越し、春になった。
ここの神社は桜と椿が同時に満開になるので惚れ惚れするくらいに美しい。
帰りの山道をいつものように一人で歩いていると後ろから声をかけられた。
「おい人間。」
振り返るとあの日の可愛い男の子が自分を睨んで仁王立ちしていた。
「八峯乃海石榴の命のお気に入りかどうか知らないが、お前がいるから神社が閉じられないんだ。閉じられない神域は少しずつ力が漏れ出すんだ。もう二度と来るな。」
ちょっと、いやかなりムッとした。
なぜこの子にそんなことを言われないといけないのか。ここに来るも来ないも俺の勝手だろう。
「お前、神の力はどこから生まれていると思う?人からの信仰心が神の力の源だ。お前にはそれがないだろう。」
確かに俺は椿様に畏れ多さを感じつつも人間のような付き合いをしている。
神様を信じていない訳ではなく、椿様という個人に好意を持っているのだ。
ああ、そうか。俺はいつの間にかあの美しくて子供のように笑い、俺ために怒り、嬉しそうに会話する椿様にどうしようもなく惹かれていたのか。
自分の感情に図らずも自覚してしまった。
「信仰を得られない神は力を無くし、その内消滅してしまうんだ。それを防ぐために全国に分祀がある稲荷神社に八峯乃海石榴の命を招く準備を数年前からしていたんだ。なのにあの方はここから離れないと仰る!お前のせいだろ!」
そうなのだろうか。確かに最初に会ったときに「道は開いた」と言っていた。
俺が神社に入ったから?
椿様が消える?
「そんな⋯嫌だ。それは嫌だ!」
「じゃあ二度と来ないことだな。」
「⋯考えておきます。」
来ないにしてもお別れは言いたい。
次の休みに言うことにしよう。
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