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2章 再会
4話S シンデレラの再会と、孤高の王様
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私は綾さんのクラスの前で待っていた。
あの出来事から約一ヶ月が過ぎた7月の最初の月曜日だった。
やっと会えるんだ。先生に呼ばれるまで私は、ここに至るまでの事を思い出していた。
久しぶりに見る社長はすごく心配そうな顔をして私を見ていた。
「ごめんなさい」
私はとりあえず謝った。
4.5日間仕事を開けたんだ。どれだけの損害が起きたんだろう?
「栞仕事のことは気にしなくていいわ。とりあえず体調不良で倒れたっていうことにしたから。あながち間違いではなかったみたいね」
すごく心配そうな顔で見つめてくれた。
私が物心つく前からのお世話になった人で、もう親代わりって言った方がいいのかもしれない。
多分親よりあってるんじゃないかな?
まだ事務所が小さい時から私と一緒に成長した会社。
私はこの社長が好きで頑張りたいと思ったぐらいだった。
久しぶりにたくさんの話をした。
こんなに社長と話したのは1年半ぶりかな?
今のマネージャーになった時だから間違いないかも。
ちょうど仕事が忙しくなって高校も行けなくて留年する前だから間違ってないかも。 後から知ったんだけど、あのマネージャー他の事務所のスパイだったらしくて私をつぶすのがお仕事だったらしい。 私が仕事から逃げたのがおかしいと思って社長が内部調査をして発覚したみたいだった。
私は社長に気持ちを伝えた。
「忙しいのは知ってるけど、学校にもう一度行きたいんだけどだめかな?」
「どうして?」
「私演技以外で普通の仕事をしてなかったの、でも初めてやってこうなんだっていう勉強になったんです。これがリアルなんだって、だから高校にもう一度行ってそれを私自身の中に入れたいの」
「あくまでお仕事の為?」
「それと私が今まで見たことのない人に出会えたから少し観察もしたいなぁって、ダメですか?」
「幸か不幸かわからないけど、ファンからも働かせすぎではっていう苦情も出てたしね。調べたら、過剰に働いてることがわかってね。たまには栞のお願い聴くのもいいかもね」
「社長ありがとうございます」
「今日は新しい学友がこのクラスの一員となりますではこちらへ」そんな回想してたら呼ばれてしまった。
私が教室の中に入ったらすごい歓声が聞こえた。
綾さん発見。でも関係ないって感じで目をそらしてた。
「霧生栞です。難しいかもしれないけれど芸能人栞じゃなく学生の栞として接してくれると嬉しいです。卒業までいたいですがどのようになるかわからないので、これからよろしくお願いします」
私は一例をして自己紹介をしたけど、これでよかったのかな?
「え~空いている席は、丁度綿津見さんのところが開いているね」
ラッキー綾さんの隣の席じゃん。ナイスだよ先生。
「霧生さん。あちらの席が霧生さんの席になります」
「よろしくね」
隣の女性とは、緊張してどもって返事を返してくれたけど、綾さんはたんたんと「よろしく」と一言だけ発し次の授業の準備をしていた。
「しおりさん・・・」 先ほどの女生徒が声をかけてきたなんだろう?
「そんなに緊張しなくてもいいよ。普通に栞でいいって、何?」
同級生なのにそんなに丁寧にならなくてもいいのにね。
「綿津見さんあんな感じだから戸惑わないかなぁって思って?」
私はちらって綾さんをみてみた。
どういう反応するのかなって思ったけど、反応がなかった。残念。
「ふ~んそうなんだ」
授業が終わってから、休憩ごとに質問攻めにあって少し疲れたかも。
質問攻めは覚悟してたけど、同じような質問の連続はやめてほしいな。
それにしても綾さん聞き耳だけ立ててるの可愛いよね。
私は関係ありませんって顔してるのにね。
心では気になって仕方ないって感じかな。
なんか綾さんってば可愛らしい反応するよね。
昼食時。
私は、誘われるままに周囲の人と弁当を食べようとしたけど、綾さんを誘ってみようと声をかけてみた。
「あ・・・綿津見さん一緒にどう?」
「私はいい」
綾さんはそう言いながら、教室の外に出て行ってしまった。
「栞ちゃん。綿津見さん一匹狼だから」
「そうだよね」
周囲の人が聞いてもいないのに、私にそう伝えてきた。
「ん、栞ちゃん。綿津見さんのこと気になるの?」
「あれだけ美人さんで、午前中の授業でも先生から当てられて簡単に答えていたからどんな人かなって?どんな人なの?」
一応クラスメイトの評価を聞いてみた。
まとめるとこんな感じだった。
入学当初は凄く人気があった。
学力は学年トップクラス。
運動神経抜群。
特に部活のサッカーの実力は全国クラス。
スタイル抜群。
でも、人嫌いだと思う。
いつも無表情。
最低限の会話。
そして人を寄せ付けないオーラ。
何にたいしても興味が無い。
これが、クラスメイトの意見だった。
「そうなんだ?」
悪口の方が多い感じがする。
きちんと向き合うといい人で可愛い仕草するんだけどね。
「栞ちゃん放課後って時間ある?」
クラスメイトの女子生徒が私にそんなことを聞いてきた。
スケジュールによるけど、なんだろう?
「なんで?」
「みんなでカラオケなどで歓迎会したくって」
「今日はごめん、まだバタバタしてるから、週末の土曜日なら大丈夫だよ」
頭の中でスケジュールを思い出していた。
たしか土曜日はフリーだったはず。
「なら土曜日に行こうよ」
「私からお願いがあるんだけど?」
注意事項を言っておく。
「基本人数増やさないでね?これが広まったらどんどん増えてくると思うからお願いね。あとはSNSを乗せないでね」
「そうだよね~キリなくなっちゃうしね」
「キリ?」他の生徒が疑問を持っていて聞いてきた。
「広まったらもしかしたら、生徒中が同じ事するかもしれないし」
そんな生徒中やってたら私の身体いくつあっても足りないって。
「それは無い。だってクラスメートとは遊ぶかもしれないけれどまったく面識ない人とは遊べないって?みんなもそうじゃない」
私はとりあえずそう言った。一応みんなの意見も聞いてみる。これも仕事の引き出しが多くなるしね。
「う~そうかも。でもイケメンなら行っちゃうかも」
「え~あんたそうなの?」
いろいろな意見があって少し盛り上がっていた。
そしてまた私が綾さんの話題に戻ったら悪口ばかりになっていた。
本人がいないのに悪口いうのはどうなんだろう?
そろそろ私が止めようと思った瞬間寒気を感じたので、そちらを見たら綾さんが教室に入ろうとしてた。
「あ・わたつみさん」
やばいなぁ、もう少し早めに止めればよかった。
「ん・なに・霧生さん?よう?」
あの時の綾さんの声色ではなくて本当に氷のような抑揚がない言葉で返事が返ってきた。
「ちょっと綿津見さん。栞ちゃんに失礼じゃない、そんな言い方」
「気に障ったらごめん。私こんな話し方だから」
みんな綾さんをあおらないで。
私は気にしてないのに何で言うのかな?
本人多分気づいてないからたち悪いし、言って硬直するのなら言うんじゃないってば。
「「い・・・え・・・」」
周囲の女生徒はそれだけ言うのが精一杯だったみたい。
「それで霧生さん何か用?」
「今度の土曜日学校休みだからみんなと遊びに行かない」
「無理」
それだけ言って綿津見さんは自分の席に座っちゃった。
「そっか、残念」
バイトで多分忙しいからダメもとだったんだけどね。
「それだけ?」
それから授業が終わり、職員室で呼ばれたので先生とお話してから、教室に戻ってグラウンドを見た。
そしたら綾さんがサッカーをしてるのが見えた。
そういえばサッカー部だっけ?
なんかそんなことを昼間誰かから聞いた気がする。
なんか凄いね綾さん。一人だけグラウンドでの存在感が違う。
絶対男だったら人気者だと思う。
そういえばみんなから聞くと綾さんはふだんからあんな感じらしい。
そりゃあのなんとも言えない威圧感だったら、普通の人なら何にも言えないと思うし人も離れてしまうと思う。
芸能人や政治家でも、あの存在感を持っている人なんてあんまりいないんじゃないかな。
私が知る限りでだけど。あ、また点決めた。
でも寂しいね。サッカーってチームでやるものなのに、まるで一人でやってるね。
孤高の王様だね。綾さん。
なんでそんなに人を寄せ付けないようにしてるの? とても悲しいよ。
そう思ったらなぜか、瞳から涙を流しながら綾さんを見ていた。
そして先生に呼ばれた綾さんは片づけをして帰っていった。
私も、とりあえずマンションに帰宅した。
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あの出来事から約一ヶ月が過ぎた7月の最初の月曜日だった。
やっと会えるんだ。先生に呼ばれるまで私は、ここに至るまでの事を思い出していた。
久しぶりに見る社長はすごく心配そうな顔をして私を見ていた。
「ごめんなさい」
私はとりあえず謝った。
4.5日間仕事を開けたんだ。どれだけの損害が起きたんだろう?
「栞仕事のことは気にしなくていいわ。とりあえず体調不良で倒れたっていうことにしたから。あながち間違いではなかったみたいね」
すごく心配そうな顔で見つめてくれた。
私が物心つく前からのお世話になった人で、もう親代わりって言った方がいいのかもしれない。
多分親よりあってるんじゃないかな?
まだ事務所が小さい時から私と一緒に成長した会社。
私はこの社長が好きで頑張りたいと思ったぐらいだった。
久しぶりにたくさんの話をした。
こんなに社長と話したのは1年半ぶりかな?
今のマネージャーになった時だから間違いないかも。
ちょうど仕事が忙しくなって高校も行けなくて留年する前だから間違ってないかも。 後から知ったんだけど、あのマネージャー他の事務所のスパイだったらしくて私をつぶすのがお仕事だったらしい。 私が仕事から逃げたのがおかしいと思って社長が内部調査をして発覚したみたいだった。
私は社長に気持ちを伝えた。
「忙しいのは知ってるけど、学校にもう一度行きたいんだけどだめかな?」
「どうして?」
「私演技以外で普通の仕事をしてなかったの、でも初めてやってこうなんだっていう勉強になったんです。これがリアルなんだって、だから高校にもう一度行ってそれを私自身の中に入れたいの」
「あくまでお仕事の為?」
「それと私が今まで見たことのない人に出会えたから少し観察もしたいなぁって、ダメですか?」
「幸か不幸かわからないけど、ファンからも働かせすぎではっていう苦情も出てたしね。調べたら、過剰に働いてることがわかってね。たまには栞のお願い聴くのもいいかもね」
「社長ありがとうございます」
「今日は新しい学友がこのクラスの一員となりますではこちらへ」そんな回想してたら呼ばれてしまった。
私が教室の中に入ったらすごい歓声が聞こえた。
綾さん発見。でも関係ないって感じで目をそらしてた。
「霧生栞です。難しいかもしれないけれど芸能人栞じゃなく学生の栞として接してくれると嬉しいです。卒業までいたいですがどのようになるかわからないので、これからよろしくお願いします」
私は一例をして自己紹介をしたけど、これでよかったのかな?
「え~空いている席は、丁度綿津見さんのところが開いているね」
ラッキー綾さんの隣の席じゃん。ナイスだよ先生。
「霧生さん。あちらの席が霧生さんの席になります」
「よろしくね」
隣の女性とは、緊張してどもって返事を返してくれたけど、綾さんはたんたんと「よろしく」と一言だけ発し次の授業の準備をしていた。
「しおりさん・・・」 先ほどの女生徒が声をかけてきたなんだろう?
「そんなに緊張しなくてもいいよ。普通に栞でいいって、何?」
同級生なのにそんなに丁寧にならなくてもいいのにね。
「綿津見さんあんな感じだから戸惑わないかなぁって思って?」
私はちらって綾さんをみてみた。
どういう反応するのかなって思ったけど、反応がなかった。残念。
「ふ~んそうなんだ」
授業が終わってから、休憩ごとに質問攻めにあって少し疲れたかも。
質問攻めは覚悟してたけど、同じような質問の連続はやめてほしいな。
それにしても綾さん聞き耳だけ立ててるの可愛いよね。
私は関係ありませんって顔してるのにね。
心では気になって仕方ないって感じかな。
なんか綾さんってば可愛らしい反応するよね。
昼食時。
私は、誘われるままに周囲の人と弁当を食べようとしたけど、綾さんを誘ってみようと声をかけてみた。
「あ・・・綿津見さん一緒にどう?」
「私はいい」
綾さんはそう言いながら、教室の外に出て行ってしまった。
「栞ちゃん。綿津見さん一匹狼だから」
「そうだよね」
周囲の人が聞いてもいないのに、私にそう伝えてきた。
「ん、栞ちゃん。綿津見さんのこと気になるの?」
「あれだけ美人さんで、午前中の授業でも先生から当てられて簡単に答えていたからどんな人かなって?どんな人なの?」
一応クラスメイトの評価を聞いてみた。
まとめるとこんな感じだった。
入学当初は凄く人気があった。
学力は学年トップクラス。
運動神経抜群。
特に部活のサッカーの実力は全国クラス。
スタイル抜群。
でも、人嫌いだと思う。
いつも無表情。
最低限の会話。
そして人を寄せ付けないオーラ。
何にたいしても興味が無い。
これが、クラスメイトの意見だった。
「そうなんだ?」
悪口の方が多い感じがする。
きちんと向き合うといい人で可愛い仕草するんだけどね。
「栞ちゃん放課後って時間ある?」
クラスメイトの女子生徒が私にそんなことを聞いてきた。
スケジュールによるけど、なんだろう?
「なんで?」
「みんなでカラオケなどで歓迎会したくって」
「今日はごめん、まだバタバタしてるから、週末の土曜日なら大丈夫だよ」
頭の中でスケジュールを思い出していた。
たしか土曜日はフリーだったはず。
「なら土曜日に行こうよ」
「私からお願いがあるんだけど?」
注意事項を言っておく。
「基本人数増やさないでね?これが広まったらどんどん増えてくると思うからお願いね。あとはSNSを乗せないでね」
「そうだよね~キリなくなっちゃうしね」
「キリ?」他の生徒が疑問を持っていて聞いてきた。
「広まったらもしかしたら、生徒中が同じ事するかもしれないし」
そんな生徒中やってたら私の身体いくつあっても足りないって。
「それは無い。だってクラスメートとは遊ぶかもしれないけれどまったく面識ない人とは遊べないって?みんなもそうじゃない」
私はとりあえずそう言った。一応みんなの意見も聞いてみる。これも仕事の引き出しが多くなるしね。
「う~そうかも。でもイケメンなら行っちゃうかも」
「え~あんたそうなの?」
いろいろな意見があって少し盛り上がっていた。
そしてまた私が綾さんの話題に戻ったら悪口ばかりになっていた。
本人がいないのに悪口いうのはどうなんだろう?
そろそろ私が止めようと思った瞬間寒気を感じたので、そちらを見たら綾さんが教室に入ろうとしてた。
「あ・わたつみさん」
やばいなぁ、もう少し早めに止めればよかった。
「ん・なに・霧生さん?よう?」
あの時の綾さんの声色ではなくて本当に氷のような抑揚がない言葉で返事が返ってきた。
「ちょっと綿津見さん。栞ちゃんに失礼じゃない、そんな言い方」
「気に障ったらごめん。私こんな話し方だから」
みんな綾さんをあおらないで。
私は気にしてないのに何で言うのかな?
本人多分気づいてないからたち悪いし、言って硬直するのなら言うんじゃないってば。
「「い・・・え・・・」」
周囲の女生徒はそれだけ言うのが精一杯だったみたい。
「それで霧生さん何か用?」
「今度の土曜日学校休みだからみんなと遊びに行かない」
「無理」
それだけ言って綿津見さんは自分の席に座っちゃった。
「そっか、残念」
バイトで多分忙しいからダメもとだったんだけどね。
「それだけ?」
それから授業が終わり、職員室で呼ばれたので先生とお話してから、教室に戻ってグラウンドを見た。
そしたら綾さんがサッカーをしてるのが見えた。
そういえばサッカー部だっけ?
なんかそんなことを昼間誰かから聞いた気がする。
なんか凄いね綾さん。一人だけグラウンドでの存在感が違う。
絶対男だったら人気者だと思う。
そういえばみんなから聞くと綾さんはふだんからあんな感じらしい。
そりゃあのなんとも言えない威圧感だったら、普通の人なら何にも言えないと思うし人も離れてしまうと思う。
芸能人や政治家でも、あの存在感を持っている人なんてあんまりいないんじゃないかな。
私が知る限りでだけど。あ、また点決めた。
でも寂しいね。サッカーってチームでやるものなのに、まるで一人でやってるね。
孤高の王様だね。綾さん。
なんでそんなに人を寄せ付けないようにしてるの? とても悲しいよ。
そう思ったらなぜか、瞳から涙を流しながら綾さんを見ていた。
そして先生に呼ばれた綾さんは片づけをして帰っていった。
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