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第2章第三話 氷姫奮戦
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第2章第三話 氷姫奮戦
「ねえ、あの甲冑騎士が氷姫なんじゃない?」
そう、毒薔薇姫が尋ねた。
「まずい状況だね」
毒蛇姫が、そう答えた。
「救える状況じゃないだろ」
そう、ぼやいた。サソリ姫が。
すでにトッキロは、魔法の水球を作り始めていた。
だが、距離がかなりある。
第三十番砦の石造りの外壁は、アース・ドラゴンがギッシリと、へばりつくように取り囲んでいる。
その数、東城壁側の面だけでも、十匹。
さらにその後方、トッキロ側から見れば手前側には、さらに五匹が、背中を向けて待機している。
すべて、十メートル級だ。
近づきすぎると危険なため、待機組五匹の後方十五メートルの地点で、トッキロは足を止めている。その後方に、女生徒たちがいる。
砦の屋上には十匹ほどのアース・ドラゴンがいて、氷姫を包囲している。
トッキロの位置から、砦屋上のアース・ドラゴンまでの距離は、三十五メートル以上。
氷姫が、大声で叫んだ。魔法剣を水平に振り抜いて。
「氷結!」
一振りで、凍りついた。アース・ドラゴンの捕食用の長い舌が。一度に三匹も。
氷姫が叫びながら、魔法剣を振るい続けた。前後左右のアース・ドラゴンに向かって。
十匹のアース・ドラゴンの捕食舌が、凍りついた。
さらに叫んだ。氷姫が。魔法剣を振るいながら。
「斬り裂け、アイス・ソード!」
喉元が、ザックリと裂けた。数匹のアース・ドラゴンの喉元が。
大量出血した。アース・ドラゴンの喉元が。
氷の刃を投げつけて、喉元を切り裂いたのだ。
次から次へと、氷の刃を投げつけた。魔法剣を振るいながら。
切り裂き続けた。アース・ドラゴンの喉元を。
だが喉元の出血は、二秒か三秒で止まった。
傷口は、すぐに再生するからだ。
悲鳴をあげた。氷姫が。
長い捕食用の舌が、巻き付いたのだ。左右の腕に。
すでに、氷は溶けていた。一度は凍らせたアース・ドラゴンの捕食舌が。
やむを得ない。この暑さだ。現在の気温は、摂氏三十五度以上はある。
左右から捕食舌で引っ張られているため、氷姫は身動きが取れない。
次々に、数本の捕食舌が絡みついた。氷姫の手足や胴体に。
絶体絶命の窮地か。
そう思ったときだった。
「氷姫を救え!」
そう怒鳴る声が聞こえた。
槍を持った兵士たちが、現れた。天井窓から。次々に。
その数、十数名。
兵士たちが、勇敢に突撃した。アース・ドラゴンの群れに。
アース・ドラゴンのほうは、捕食舌で氷姫を拘束しているため、兵士たちを攻撃できない。
兵士たちは、その隙をついた。
アース・ドラゴンの心臓付近を狙って、槍を突き刺した。次々に。
捕食舌による拘束が、弱まった。
氷姫が、振り払った。複数の捕食舌を。
だが、そのときだった。
砦の壁にへばりついていたアース・ドラゴンが、砦の屋上に移動を始めた。次々に。
東城壁側にいた十五匹の内、五匹が砦の屋上にあがった。
残りの十匹も、砦の外壁に前足をかけ、よじ登り始めた。
兵士たちの悲壮な声が聞こえた。
「反対側からも登ってきます! 砦の屋上に!」
氷姫が叫んだ。勇ましく。
「戦え! 戦って生き残れ!」
そう叫びながら、魔法剣を振るい続けた。氷姫が。
だがすぐに、多数のアース・ドラゴンによって包囲され、氷姫と兵士たちの姿は見えなくなった。
「ねえ、あの甲冑騎士が氷姫なんじゃない?」
そう、毒薔薇姫が尋ねた。
「まずい状況だね」
毒蛇姫が、そう答えた。
「救える状況じゃないだろ」
そう、ぼやいた。サソリ姫が。
すでにトッキロは、魔法の水球を作り始めていた。
だが、距離がかなりある。
第三十番砦の石造りの外壁は、アース・ドラゴンがギッシリと、へばりつくように取り囲んでいる。
その数、東城壁側の面だけでも、十匹。
さらにその後方、トッキロ側から見れば手前側には、さらに五匹が、背中を向けて待機している。
すべて、十メートル級だ。
近づきすぎると危険なため、待機組五匹の後方十五メートルの地点で、トッキロは足を止めている。その後方に、女生徒たちがいる。
砦の屋上には十匹ほどのアース・ドラゴンがいて、氷姫を包囲している。
トッキロの位置から、砦屋上のアース・ドラゴンまでの距離は、三十五メートル以上。
氷姫が、大声で叫んだ。魔法剣を水平に振り抜いて。
「氷結!」
一振りで、凍りついた。アース・ドラゴンの捕食用の長い舌が。一度に三匹も。
氷姫が叫びながら、魔法剣を振るい続けた。前後左右のアース・ドラゴンに向かって。
十匹のアース・ドラゴンの捕食舌が、凍りついた。
さらに叫んだ。氷姫が。魔法剣を振るいながら。
「斬り裂け、アイス・ソード!」
喉元が、ザックリと裂けた。数匹のアース・ドラゴンの喉元が。
大量出血した。アース・ドラゴンの喉元が。
氷の刃を投げつけて、喉元を切り裂いたのだ。
次から次へと、氷の刃を投げつけた。魔法剣を振るいながら。
切り裂き続けた。アース・ドラゴンの喉元を。
だが喉元の出血は、二秒か三秒で止まった。
傷口は、すぐに再生するからだ。
悲鳴をあげた。氷姫が。
長い捕食用の舌が、巻き付いたのだ。左右の腕に。
すでに、氷は溶けていた。一度は凍らせたアース・ドラゴンの捕食舌が。
やむを得ない。この暑さだ。現在の気温は、摂氏三十五度以上はある。
左右から捕食舌で引っ張られているため、氷姫は身動きが取れない。
次々に、数本の捕食舌が絡みついた。氷姫の手足や胴体に。
絶体絶命の窮地か。
そう思ったときだった。
「氷姫を救え!」
そう怒鳴る声が聞こえた。
槍を持った兵士たちが、現れた。天井窓から。次々に。
その数、十数名。
兵士たちが、勇敢に突撃した。アース・ドラゴンの群れに。
アース・ドラゴンのほうは、捕食舌で氷姫を拘束しているため、兵士たちを攻撃できない。
兵士たちは、その隙をついた。
アース・ドラゴンの心臓付近を狙って、槍を突き刺した。次々に。
捕食舌による拘束が、弱まった。
氷姫が、振り払った。複数の捕食舌を。
だが、そのときだった。
砦の壁にへばりついていたアース・ドラゴンが、砦の屋上に移動を始めた。次々に。
東城壁側にいた十五匹の内、五匹が砦の屋上にあがった。
残りの十匹も、砦の外壁に前足をかけ、よじ登り始めた。
兵士たちの悲壮な声が聞こえた。
「反対側からも登ってきます! 砦の屋上に!」
氷姫が叫んだ。勇ましく。
「戦え! 戦って生き残れ!」
そう叫びながら、魔法剣を振るい続けた。氷姫が。
だがすぐに、多数のアース・ドラゴンによって包囲され、氷姫と兵士たちの姿は見えなくなった。
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