【ガチ恋プリンセス】これがVtuberのおしごと~後輩はガチで陰キャでコミュ障。。。『ましのん』コンビでトップVtuberを目指します!

夕姫

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750回記念SS 『煌めきの岐路』(後編)

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750回記念SS 『煌めきの岐路』(後編)





 そして名前を呼ばれ、私の番が回ってくる。都内某所のオフィスビルの一室。少し緊張した面持ちで、私は面接室のドアをノックした。

「どうぞ」

 中から聞こえた落ち着いた女性の声に、私は一礼してドアを開けた。部屋の中には3人の面接官が座っていた。中央に座る柔らかな笑顔を浮かべた女性が話し始める。

「そこに座って。楽にして?」

「はい。よろしくお願いします」

 なぜかソファーに座らされる私。普通はパイプ椅子とかだと思うんだけど……そんなことを考えているとその女性が再び口を開いた。

「初めまして。Fmすたーらいぶの代表取締役社長の星乃よ。今日はよろしくお願いします」

「あっはい。霧島栄美ですよろしくお願いいたします」

 私は丁寧に頭を下げた。そして面接は和やかな雰囲気で始まった。自己紹介や、Vtuberに興味を持ったきっかけ、そして声優時代の話、『Fmすたーらいぶ』を選んだ理由などを聞かれた。

 面接が中盤に差し掛かった頃、それまで和やかだった部屋の空気が、ふと変わった。星乃社長の表情から笑顔が消え、真剣な眼差しが私に向けられた。

「霧島さん。あなたの『錬金少女ミルカにお任せ!』のカトリーヌ役。とても印象に残っているわ。あの、突き抜けるような主人公のライバル役が本当に魅力的よね」

 星乃社長の言葉に、懐かしい記憶が鮮やかに蘇る。デビューして間もない頃、全身全霊で演じたカトリーヌ。あの役を通して、私は初めて多くの人に自分の声を届ける喜びを知ったのだから。

「ありがとうございます……まさかご覧いただいていたとは光栄です」

「あなたのこれまでの声優としての素晴らしい活躍、そしてカトリーヌ役は本当に多くの方に愛されていて、あなたの声優としての実力は疑いようもないわ。でもね……」

 そう区切ると一瞬静寂が流れ、そのまま星乃社長はそのまま言葉を続けた。

「今回の『Fmすたーらいぶ』のオーディションは、あなたの過去のキャリアや実績だけで判断するつもりはない。それは、あくまであなたのほんの一部分であり、私たちがこれから共に歩んでいく上で、その事が最も重要なことではないと考えているからよ」

 その言葉に心の中で驚く。まさか、これまでのキャリアは関係ないと言われるとは予想もしていなかった。

「私たちが知りたいのは、声優のあなたではなく、一人の人間としてのあなたよ。あなたがVtuberとして、どのような活動をしたいのか。どのような想いを、画面の向こうのリスナーに届けたいのか。そして『Fmすたーらいぶ』という場所で、何を成し遂げたいのか。あなたの内にある本当の言葉を聞かせてもらえないかしら?」

 まるで、心の奥底を見透かされているような、そんな感覚に襲われた。これまでの面接で話してきたことは、確かに私の経歴であり実績だった。けれど、それは表面的なものであって、本当に私が抱えている情熱や言葉にならない願いは、まだ十分に伝えられていないのかもしれない。

 私はゆっくりと息を吸い込んだ。社長の言葉は、私の心の奥底にしまい込んでいた熱い想いを呼び覚ますものだった。

「……私は声優として、色々なキャラクターを演じる中で確かに喜びや達成感を感じてきました。でもどうしてもキャラクターを通してではなく、私自身の言葉で、私自身の歌で、誰かと繋がりたいという強い想いがずっと心の奥底にあったんです。『すたフェス』の配信を見た時、アバターという姿を通して、ライバーの皆さんが本当に楽しそうに、そして画面の向こうのリスナーとまるで友達のように心を通わせているのを見て、強い衝撃を受けました。顔が見えなくても声と想いだけで、こんなにも温かい繋がりが生まれるんだ、と」

 言葉に詰まりながらも、私は懸命に続けた。

「私は、歌うことが本当に好きなんです。幼い頃から、歌うことで色々な感情を表現してきました。声優として歌うことも好きですが、もっと自由に、もっとありのままの自分で歌を届けたい。そして『Fmすたーらいぶ』の皆さんのように、温かいコミュニティの中で、リスナーの方々と喜びや悲しみを分かち合えるような、そんな存在になりたいんです」

 私は、自分の言葉に少しずつ熱がこもっていくのを感じた。それは飾られた言葉ではなく、心の底から湧き上がってくる切実な願いだから。

「これまでの声優としての経験はもちろん私の大切な一部です。表現することの喜びや、人に何かを伝える難しさ、そしてその先に待つ感動を教えてくれました。でも、Vtuberとしての私は過去の栄光に縛られたくありません。まっさらな気持ちで、新しい自分としてこの世界に飛び込みたいんです」

 私は、星乃社長の目をまっすぐに見つめた。

「『Fmすたーらいぶ』の一員として、私は歌や配信を通して、リスナーの皆さんの心に、少しでも温かい光を灯せるような、そんな存在になりたいと思っています。そして皆さんと一緒に笑顔でいられる、そんな場所を作っていきたい。それが私の理由です」

 言葉を終えると面接室には静寂が訪れた。私は自分の言葉がきちんと届いただろうかと少し不安になった。星乃社長は私の言葉をじっと聞いていた。そして、ふと柔らかなけれどどこか深淵を覗き込むような問いを投げかけてきた。

「あなたの想いは分かったわ。じゃあ最後に、あなたにとって『一等星』は何かしら?」

 その瞬間、私の思考は一瞬停止した。一等星……それは夜空で最も明るく輝く星。自分にとって最も大切なもの、指針となるもの、心の拠り所……

 私は少し考え込んだ。これまで声優として、様々な役割を演じ、求められるものに応えようと必死だった。自分の内なる本当に大切なもの、心の底から輝くものは何だろうか……

 色々考えたけど、不思議と正直に言葉が出ていた。

「分かりません」

 星乃社長は少し目を丸くして問い返した。

「……分からない?」

「はい。だからこそVtuberになって、本当にやりたいことをやって、そして自分で納得が出来たものが、私の一等星になると思います」

 それは言い訳でもごまかしでもなく、今の私の正直な気持ちだった。これまで、誰かのために輝こうとしてきたけれど、これからは、自分の内側から湧き上がる光を見つけたい。その光こそが私にとっての一等星になるのだと信じたいから。

 星乃社長は私の言葉を静かに受け止めた。そして、少しばかりの沈黙の後、口を開いた。

「そう……なら、保留ということかしら?」

「え?あっ、はい……すいません」

 期待に満ちた気持ちで臨んだ面接だったが、最後の最後に、突きつけられた現実に少し戸惑いを隠せない。一等星を持たない人間は、やはりこの世界では認められないのだろうか……

 しかし私の焦燥を察したのか、星乃社長は小さく笑った。その笑みにはどこか温かいものが含まれていた。

「ふふ。ならいつか、あなたの一等星を知ることができるのかしら?」

「……!?はい、いつか必ず。そしてその時、胸を張って私の一等星はこれですと言えるようになりたいと思います!」

 星乃社長は、私の言葉を聞き終えると満足そうに頷いた。

 そして面接が終わり、一週間後に合格という連絡が来た。こうして私はFmすたーらいぶ4期生としてデビューすることが決まった。




 ◇◇◇



「ふふ」

「ん?どうしたの栄美ちゃん?」

 あの時、ガチガチに緊張していた女の子。今では元地下アイドル、そして元個人勢のVtuber『夢花かなえ』として、パワフルな歌声の歌枠が人気。そして4期生のリーダーとして頑張っている。裏でもいつも元気で可愛い私の妹みたいな存在。

「奏ちゃんが面白かったんじゃないのw」

「どういうこと明日香ちゃんw」

 そしてあの時、外国語の参考書を読みながら音程の外れた鼻歌を歌っていた女の子。今では東大卒の高学歴Vtuber、何やってもヘタなヘタ可愛いVtuber『八神えるる』として、みんなの応援団長として活躍している。裏でもいつも楽しそうで、元気をもらっている。

「奏ちゃん何かしたんですか?」

「えぇ!?何もしてないよ!話してただけだし!」

 最後にあの時、少し挙動不審だったお姉さん。色気のあるバニーガールの天然お姉さんでVtuber『園崎ラビ』として活躍している。そして裏でも頼りになる4期生の1番のお姉さん。

「え。栄美ちゃん……私、何か変?」

「ううん。ごめん。なんでもないよ」

 そして私はてぇてぇを守る神託を受けし聖なる少女、Vtuber『皇ジャンヌ』として活躍している。これは私だけが知る秘密。あの時不思議な予感がしていた。まるで、この四人が必然的に集まる運命だったかのように。

 レモンサワーを一口飲む。喉を通る冷たさが、じんわりと火照った体に染み渡る。目の前では、奏ちゃんが身振り手振りを交えながら、公式枠が決まった時の興奮を再び語っている。それを楽しそうに明日香ちゃんと凛花さんが聞いている。

 デビューしてからの日々は、決して平坦な道のりではなかった。嬉しいこと楽しいことばかりではなく、時には辛いこと苦しいこともあった。それでもこうして四人で支え合い、励まし合ってきたからこそ今の私たちがある。

 世間では、私たち4期生の仲をあれこれと詮索する声もあるけれど、そんなものはただの憶測に過ぎない。私たちはお互いを尊重し、認め合い、心から信頼できる仲間だから。この絆はどんな言葉で語っても足りないほど、深く強いものだと私は思っている。

 ふと、グラスに残った淡い黄色のレモンサワーを見つめる。氷が溶けて少し薄くなったそれは、今日の賑やかな時間を閉じ込めた琥珀のようだ。グラスの底に沈む小さな気泡が、消えかけた笑い声の残響のように思える。

(あの時、面接会場で感じた不思議な予感は、きっとこのことだったのかもしれないな……)

 まるで散らばった星屑だった私たち4人。出会った頃は、まだ頼りなく、小さな光をそれぞれが灯しているに過ぎなかった。それが幾つもの時間を共有し、喜びや困難を共に乗り越える中でいつしか互いの光に引き寄せられるように一つの星座を形作り始めた。

 それぞれの光は、まだ力強いとは言えないかもしれない。けれど、こうして重なり合うことで、きっと夜空を照らす一等星になれる。根拠はないけれど、そんな確かな予感が、胸の奥で熱く脈打っているのを感じる。

 そして今なら社長に自信を持って言えるかもしれない……

 私の一等星は……すぐそばで、同じように瞬いている奏ちゃん、明日香ちゃん、凛花さん、そして私の4つの光。4期生そのものだと。

 大切な仲間たちと共に過ごす時間は、何よりもかけがえのない宝物。これからもこの絆を大切に、4人で力を合わせて新しい未来を切り開いていきたい。

 そう強く思いながら私は、少しだけ氷で薄くなったレモンサワーを、もう一口を味わった。



 完


 あとがき

 ということで、『皇ジャンヌ』ちゃんこと霧島栄美さんのデビューまでのお話を簡単ですが書かせてもらいました。

 最近定期的にライバーさんのお話を書いてほしいと言われてて、せっかくなら2本書いちゃおう!と言うことで書きました。

 3期生の次は4期生。デビューまでのお話がいいかな……と。それなら誰かなって考えた時に、奏ちゃんはルナ様一色になりそう、明日香ちゃんとラビさんは七海ちゃんみたいな感じになっちゃうかなと。それなら、声優として成功していたのになぜVtuberになるのかという昨今の声優業界を踏まえて栄美さんかなと。ちなみに内容は私が勝手に想像しているので『声優業界は全然違う』とかマジレスはやめてください。。。

 4期生は物語の中では不仲説が出てましたから、これを読んでいただいて、実は一番エモい繋がりがあったんだ!と思って本編を読んでもらえれば幸いです。

 また機会があれば他のライバーさんのショートストーリーを書こうかなと思いますのでお楽しみに。

 しばらくは……書かないかもしれないですけどねw

 次は誰がいいですかね?もし読みたいライバーがいれば教えてください。ちなみにリリィママとみるく先生はだめです(大人の事情2回目)

 最後に本編もまだまだ続いていきますので良かったら応援よろしくお願いいたします
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