oh my little love

フロイライン

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交友録

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実家の件はとりあえずいったん無かった事にして、俺は蒼の機嫌取りをする日々を送っている。

まあ、蒼は決して拗ねたり不機嫌になったりはしないんだけど、基本ネガティブ思考の人だから、ひたすら落ち込むんだよね。

「蒼」


「えっ」


何日かして、俺はベッドで蒼を腕枕しながら話しかけてみた。


「いつも、俺の事ばっかしてて自分の時間て全然無いんじゃない?」

「えっ、そんな事ないよ」

「たまには友達と遊びに行くとか、してくれても全然いいし、むしろそうして欲しい。
自分のために少しは時間を使って欲しいって。」 


「大丈夫だよ

ワタシ、愁ちゃんとの時間が一番楽しいし、友達もいないから。

あ、でも、なんかそれって重いかなあって思う時もあるから、もしそうだったら言って欲しいよ。」


「俺の方こそ、蒼といるのが一番楽しいし、居心地が良すぎるんだけど、あんまり蒼の負担にもなりたくないし、たまには友達誘って遊んんだりして欲しいなあって
単純に思っただけなんだ。」


「ありがとう、愁ちゃん…」


「蒼にも仲のいい友達いるでしょ?」


「友達っていうか、本当に昔からお世話になってるのが、以前話したユウさんていう人で、あの人がいなければ、多分ワタシは今こうして生きてないかもしれない。」

「そっか

だったら俺もユウさんに会ってお礼が言いたいな。
一度ご招待したら?」

「えっ、ウチに?」

「俺の家じゃねえのに勝手言ってるけど」

「実はユウさんにも愁ちゃんに一度会ってみたいって言われてるの」

「あっ、いいじゃんいいじゃん!

三人で忘年会するってのはどう?」

「えっ、いいの?」

「なんかワクワクしない?」

「うん、それはもちろん」

「でも、ユウさんが俺に会いたいって言ってるのは、蒼の彼氏がどんな奴か見てやろうって事じゃないの?

それはそれで、プレッシャーだ」


「なんで?

愁ちゃん、かっこいいじゃん
ワタシの自慢なんだけど
ホントはユウさんに見せたいっていつも思ってたんだ。」

蒼が言うとイヤミに聞こえないのが俺を迷わせる原因となっている…

かっこいいなんて、俺の人生で蒼にしか言われた事がない。

信じていいのだろうか

それとも、恋は盲目ってことなのか



まあ、そんな話はどうでもいいとして、俺の提案はユウさんもノリノリになったらしく、翌週の土曜日に、ユウさんが俺たちの愛の巣に遊びに来てくれたんだ。
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