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油断と予断
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実家から戻り、俺と蒼にはいつも通りの日常が戻ってきた。
蒼にとって、俺の実家に自分のアイデンティティが認められたことが心理的にもとても大きかったらしく、以前よりも明るく、そして元気になったような気がする。
仕事も家事もより一層頑張り、毎日が充実してると笑顔を浮かべて俺に言った。
そんな蒼の姿を見て、俺も嬉しくなり、より一層蒼を大事にしたいと強く思った。
俺も学業を頑張り、良い会社に就職する!
蒼を専業主婦にするために…
そんな事を考えながら、今日も大学に行き、そのあとバイトで夜10時までのシフトに入り、家に帰ってきた。
帰ってくると、当然蒼は仕事に行ってていないわけだが、ちゃんとご飯の準備をしてくれてて、机にメモが貼ってある。
俺は書いてる通りに冷蔵庫から皿を取り出し、電子レンジで温めて、お店で頑張っているであろう蒼に感謝をしながら晩御飯をいただくのだ。
食事が終われば、俺の最低限の仕事として自分の食べた食器を綺麗に洗う。
それが終わればお風呂に入り、髪乾かして、歯磨きしてベッドに入って蒼を待つ。
でも、だいたいは寝てしまっており、蒼が帰ってきた事も気づかないまま朝を迎えてしまう。
その日も、いつも通りのルーティンをこなし、俺はベッドに入った。
(明日は休みだし、今日こそは絶対に起きて待ってよう)
俺は心に誓い、携帯見たりして時間を潰していたが…
結局は睡魔には勝てず、いつの間にか寝てしまった。
だけど、この日だけは朝まで寝てしまわなくて、夜中に目を覚ました。
何故なら携帯が鳴ったからだ。
半分寝呆けながら、電話をとった俺だったが、知らない番号だったので、安易に電話に出た事を後悔した。
こんな時間の知らない番号からの電話なんてロクでもないに違いないのだから。
「もしもし、愁君!」
「はい?」
いきなり名前を呼ばれて面食らった俺だったが、電話の主が蒼の店の先輩のユウさんだとわかり、さらに驚いた。
俺の番号を知らないのに、かけてきたからだ。
「ユウさん、どうしたんですか?
蒼と一緒なんすか?」
俺はてっきり、店終わりに二人で飯か飲みにか行ってて、俺が心配しないように電話をかけてきたのかなって思った。
でも、部屋の時計を見たらまだ深夜0時を回ったところだ。
フツーはまだ店にいる時間なのに‥
いや、どっちにしてもそういう電話は蒼自身がかけてくるはず‥
と、思った瞬間、電話の向こうのユウさんが慌てた様子で言った。
「蒼が倒れたの!
すぐに来て!」
と‥
「えーっ!」
俺はその後の記憶がない
蒼にとって、俺の実家に自分のアイデンティティが認められたことが心理的にもとても大きかったらしく、以前よりも明るく、そして元気になったような気がする。
仕事も家事もより一層頑張り、毎日が充実してると笑顔を浮かべて俺に言った。
そんな蒼の姿を見て、俺も嬉しくなり、より一層蒼を大事にしたいと強く思った。
俺も学業を頑張り、良い会社に就職する!
蒼を専業主婦にするために…
そんな事を考えながら、今日も大学に行き、そのあとバイトで夜10時までのシフトに入り、家に帰ってきた。
帰ってくると、当然蒼は仕事に行ってていないわけだが、ちゃんとご飯の準備をしてくれてて、机にメモが貼ってある。
俺は書いてる通りに冷蔵庫から皿を取り出し、電子レンジで温めて、お店で頑張っているであろう蒼に感謝をしながら晩御飯をいただくのだ。
食事が終われば、俺の最低限の仕事として自分の食べた食器を綺麗に洗う。
それが終わればお風呂に入り、髪乾かして、歯磨きしてベッドに入って蒼を待つ。
でも、だいたいは寝てしまっており、蒼が帰ってきた事も気づかないまま朝を迎えてしまう。
その日も、いつも通りのルーティンをこなし、俺はベッドに入った。
(明日は休みだし、今日こそは絶対に起きて待ってよう)
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結局は睡魔には勝てず、いつの間にか寝てしまった。
だけど、この日だけは朝まで寝てしまわなくて、夜中に目を覚ました。
何故なら携帯が鳴ったからだ。
半分寝呆けながら、電話をとった俺だったが、知らない番号だったので、安易に電話に出た事を後悔した。
こんな時間の知らない番号からの電話なんてロクでもないに違いないのだから。
「もしもし、愁君!」
「はい?」
いきなり名前を呼ばれて面食らった俺だったが、電話の主が蒼の店の先輩のユウさんだとわかり、さらに驚いた。
俺の番号を知らないのに、かけてきたからだ。
「ユウさん、どうしたんですか?
蒼と一緒なんすか?」
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でも、部屋の時計を見たらまだ深夜0時を回ったところだ。
フツーはまだ店にいる時間なのに‥
いや、どっちにしてもそういう電話は蒼自身がかけてくるはず‥
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