oh my little love

フロイライン

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蒼がリハビリをしている間、俺と友梨奈さんは車の中で待っていたが、キスした以外は自制し、何とか理性が欲求を抑え込んだ。

蒼がヘトヘトになりながらリハビリを終えて出てくると、俺たちは彼女に労いの言葉をかけた。

その後は、どこにも立ち寄らずに帰宅。
昼食を食べた後、蒼は部屋に戻り静養。
俺は友梨奈さんの買い物に付き合った。


「愁ちゃん、ごめんね

また買い物に付き合わせて。」


「いえ、そんなのは全然。
家にいてもやる事ないし。」

昨日と同じく、食べたいものを聞かれたので、一応遠慮したけど、また色々と買ってくれた。


「ねえ、ちょっとお茶していかない?」

友梨奈さんは一階の奥を指さして言った。


「あ、ドトールか

行きましょう」

俺も断る理由がないので了解し、後についていった。


「何にする?」


「えっと、そうだなあ

沖縄黒糖ラテのアイスにする」


「もう、愁ちゃん

甘党なんだね」


「えっ、コレ好きなんだよー

友梨奈さんは嫌い?」


「嫌いではないけど、私はカフェラテにしとく。ホットでね」


またお金を出してくれたので、俺は恐縮しながら、せめてテーブルに運ぶ役目だけはさせて欲しいとは懇願。

二人分の飲み物をトレイに乗せて運んだ。

そして、友梨奈さん前ににホットのカフェラテを置き、俺も沖縄黒糖ラテアイスを自分の元に置いた。

そこから、気楽なトークが繰り広げられた。
俺達は体の関係があるし、全然遠慮は不要な感じでいられる。

何年も連れ添った夫婦のように…


「愁ちゃんがこっちに来てくれてすごく嬉しいんだけど、あと五日したら帰っちゃうし…

それ考えたら寂しくなっちゃうわ」


「それは俺も同じ気持ちなんだけど…

こっちで仕事見つけて、住める日を夢見て頑張るよ。」


「その事についてもね、本当に申し訳なく思っているのよ、すごーくね。

愁ちゃんわざわざこっちに来てもらって仕事を探させるなんて、私たちのエゴだもんね。」


「いや、それは全然…

蒼も実家にいた方が俺も安心だし、それに…
友梨奈さんとも…」


「うん。
私もね、申し訳ない気持ちと共に、ワクワクが止まんないのよ。
愁ちゃんがこっちに住む事を考えると…」

「それには大学をちゃんと卒業して、こっちで仕事見つけなきゃね。」


「そうだね。
でも、仕事が見つかんなくても、ウチで働けばいいから。」


「いや、すごく有難い話なんだけど…

毎日親父さんと顔を合わせなきゃなんないし…

友梨奈さんとこんな関係にあるだけに、余計にね。」

俺が言うと、友梨奈さんも苦笑いを浮かべて頷いた。
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