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推し
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「さて、帰りましょうか。」
控え室に戻って、一息ついたところで、久美子が立ち上がって声をかけた。
「なんか、プロレスと違って、かなり神経使って、疲れちゃいますね。」
美月が言うと、他の面々も頷いた。
「さあ、帰って練習しなきゃ。」
美香が、そう言って立ち上がると、全員が元気よく返事して立ち上がった。
だが、そのとき
ドアをノックする音がして、望月が中に入ってきた。
「あら、望月さん
どうしたの?」
久美子が、声をかけると、望月は笑みをこぼしながら久美子のところに近づいてきた。
「久美子さん、他の皆さんも、お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
「高井さんもすごく気に入ってくれてて、全員番組に出てほしいって言ってましたよ。」
「本当ですか?」
「ええ。
みんな可愛いし、映えるもんね。
ところで、これからどうされるんですか?」
「ワタシ達ですか?
これからジムに戻って練習ですよ。練習。」
「そっか…
それだったら仕方ないな…」
「何かあるんですか?」
「いや、あの
今からの収録が終わったら、高井さんの家でパーベキューパーティーをしよっていう話になってて、よかったらリーダーのミカさん、来れないかなって」
「えっ
ワタシですか?」
「そう。
なんか、さっき話したとき、すごくあなたと話が合って楽しかったって言っておられて。」
「えっ、そうだったっけ…」
「参加してくれますか?」
「あ、でも、これから練習が…」
「ミカちゃん、行ってきなさいよ。
あんな大スターから声をかけてもらえるなんてそうはないわよ。
練習はワタシが見とくし。」
サオリが美香の肩に手を置いて諭すように言うと
「うん…」
美香は、頷きはしたが、すごく困った顔をした。
控え室に戻って、一息ついたところで、久美子が立ち上がって声をかけた。
「なんか、プロレスと違って、かなり神経使って、疲れちゃいますね。」
美月が言うと、他の面々も頷いた。
「さあ、帰って練習しなきゃ。」
美香が、そう言って立ち上がると、全員が元気よく返事して立ち上がった。
だが、そのとき
ドアをノックする音がして、望月が中に入ってきた。
「あら、望月さん
どうしたの?」
久美子が、声をかけると、望月は笑みをこぼしながら久美子のところに近づいてきた。
「久美子さん、他の皆さんも、お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
「高井さんもすごく気に入ってくれてて、全員番組に出てほしいって言ってましたよ。」
「本当ですか?」
「ええ。
みんな可愛いし、映えるもんね。
ところで、これからどうされるんですか?」
「ワタシ達ですか?
これからジムに戻って練習ですよ。練習。」
「そっか…
それだったら仕方ないな…」
「何かあるんですか?」
「いや、あの
今からの収録が終わったら、高井さんの家でパーベキューパーティーをしよっていう話になってて、よかったらリーダーのミカさん、来れないかなって」
「えっ
ワタシですか?」
「そう。
なんか、さっき話したとき、すごくあなたと話が合って楽しかったって言っておられて。」
「えっ、そうだったっけ…」
「参加してくれますか?」
「あ、でも、これから練習が…」
「ミカちゃん、行ってきなさいよ。
あんな大スターから声をかけてもらえるなんてそうはないわよ。
練習はワタシが見とくし。」
サオリが美香の肩に手を置いて諭すように言うと
「うん…」
美香は、頷きはしたが、すごく困った顔をした。
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