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おとうと
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高井竜司は、陽介が19歳の頃に合宿所に入所してきた。
15歳の中学生だった竜司はあどけなさの残る美少年だった。
既に、喜多村の性奴隷となった対価としてスターの地位を手に入れていた陽介は、幼い竜司を見て、心から気の毒に思った。
しかし、喜多村の毒牙に、竜司はかからず、合宿所で夜這いを受ける事もなかった。
どうやら喜多村の趣味ではないようだった。
稀にそういう人間もいる。
陽介は安堵し、竜司を守ろうと心に誓ったのだった。
竜司も陽介を兄のように慕い、お互い一人っ子だった二人は、兄弟のように仲良くなっていった。
陽介は、相変わらず喜多村の性奴隷となる日々が続いていたが、可愛がっている竜司が無事であるのなら、自分が犠牲になる事も全然耐えられると、開き直りにも似た境地となった。
竜司は純粋な少年で、人を疑う事を知らず、陽介がまさかそんな事になっているとは夢にも思っていなかった。
月日は流れ、陽介と竜司の絆はさらに深化したが、陽介の人気に翳りが見えてきた。
それは、陽介に久美子という恋人が出来た事を、何となく肌で感じ取った喜多村は、急激に陽介への関心を失っていったからに他なかった。
そして、その頃台頭してきていた事務所の後輩、頭中将を寵愛し始めたのだった。
その時点においてもまだ、竜司に毒牙が向けられていなかった事で、陽介はすっかり安心しきっていた。
喜多村は竜司に関心がないのだと。
しかし、本当は、喜多村は竜司を一番気に入っており、果実が熟れるのを待っていただけだった。
そんな事は全く知らない陽介は、この世界に嫌気が差し、引退する事を決めた。
竜司は泣いて引き留めたが、陽介の決意は固く、翻意する事はなかった。
竜司は喜多村のターゲットではないと確信していた陽介は、何の憂いもない状態で引退をしたが…
喜多村は、陽介が引退するのとほぼ同時のタイミングで、そのターゲットを頭中将から竜司に変えたのだった。
竜司は、二十歳になる前だったが、年齢のわりには純粋で、喜多村に自分が何をされたのか、理解できずにパニックとなった。
その手の人間の扱いに慣れていたマネージャーの竹内などの周りの人間が説得をし、何とか落ち着きを取り戻させたが、彼の受けた心の傷はあまりにも大きく、そこから性格も変わってしまい、持ち前の純真さと明るさを失ってしまった。
だが、その対価としてスターになれるという不文律は今回も守られ、イマイチ伸び悩んでいた竜司は一気にスターへの道を駆け上がっていった。
しかし、彼は大根役者という自覚があり、芝居の仕事だけには消極的であった。
彼の思いに反し、喜多村は大御所俳優が勢揃いの大作映画に竜司を無理矢理主役としてねじ込んだのだ。
その結果、案の定批判に晒されたのだった。
竜司は性奴隷になった事と仕事の悩みを陽介に相談したかったが、彼はもう一般人であり、連絡をしてまで話すのは違うと感じ、思い留まった。
そして、昨日も竜司の苦悩も関係ないとばかりに、喜多村は夜這いをかけ、性欲の捌け口とした。
ついに精神のバランスを崩壊させた竜司は衝動的に事務所の屋上に行き、そこから飛び降りてしまったのだ。
15歳の中学生だった竜司はあどけなさの残る美少年だった。
既に、喜多村の性奴隷となった対価としてスターの地位を手に入れていた陽介は、幼い竜司を見て、心から気の毒に思った。
しかし、喜多村の毒牙に、竜司はかからず、合宿所で夜這いを受ける事もなかった。
どうやら喜多村の趣味ではないようだった。
稀にそういう人間もいる。
陽介は安堵し、竜司を守ろうと心に誓ったのだった。
竜司も陽介を兄のように慕い、お互い一人っ子だった二人は、兄弟のように仲良くなっていった。
陽介は、相変わらず喜多村の性奴隷となる日々が続いていたが、可愛がっている竜司が無事であるのなら、自分が犠牲になる事も全然耐えられると、開き直りにも似た境地となった。
竜司は純粋な少年で、人を疑う事を知らず、陽介がまさかそんな事になっているとは夢にも思っていなかった。
月日は流れ、陽介と竜司の絆はさらに深化したが、陽介の人気に翳りが見えてきた。
それは、陽介に久美子という恋人が出来た事を、何となく肌で感じ取った喜多村は、急激に陽介への関心を失っていったからに他なかった。
そして、その頃台頭してきていた事務所の後輩、頭中将を寵愛し始めたのだった。
その時点においてもまだ、竜司に毒牙が向けられていなかった事で、陽介はすっかり安心しきっていた。
喜多村は竜司に関心がないのだと。
しかし、本当は、喜多村は竜司を一番気に入っており、果実が熟れるのを待っていただけだった。
そんな事は全く知らない陽介は、この世界に嫌気が差し、引退する事を決めた。
竜司は泣いて引き留めたが、陽介の決意は固く、翻意する事はなかった。
竜司は喜多村のターゲットではないと確信していた陽介は、何の憂いもない状態で引退をしたが…
喜多村は、陽介が引退するのとほぼ同時のタイミングで、そのターゲットを頭中将から竜司に変えたのだった。
竜司は、二十歳になる前だったが、年齢のわりには純粋で、喜多村に自分が何をされたのか、理解できずにパニックとなった。
その手の人間の扱いに慣れていたマネージャーの竹内などの周りの人間が説得をし、何とか落ち着きを取り戻させたが、彼の受けた心の傷はあまりにも大きく、そこから性格も変わってしまい、持ち前の純真さと明るさを失ってしまった。
だが、その対価としてスターになれるという不文律は今回も守られ、イマイチ伸び悩んでいた竜司は一気にスターへの道を駆け上がっていった。
しかし、彼は大根役者という自覚があり、芝居の仕事だけには消極的であった。
彼の思いに反し、喜多村は大御所俳優が勢揃いの大作映画に竜司を無理矢理主役としてねじ込んだのだ。
その結果、案の定批判に晒されたのだった。
竜司は性奴隷になった事と仕事の悩みを陽介に相談したかったが、彼はもう一般人であり、連絡をしてまで話すのは違うと感じ、思い留まった。
そして、昨日も竜司の苦悩も関係ないとばかりに、喜多村は夜這いをかけ、性欲の捌け口とした。
ついに精神のバランスを崩壊させた竜司は衝動的に事務所の屋上に行き、そこから飛び降りてしまったのだ。
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