鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

三人目

「次は私ね」


陽菜が近づこうとするのを、まどかは手で制した。


「陽菜は最後ね。

先に環奈にしようか。


亜梨沙でもいいけど。」



「あ、じゃあ私で…

いい？亜梨沙」


「うん、先にどうぞ」


環奈は、亜梨沙に了解を取ると、緊張気味に前に出た。


「…」


心臓が激しく鼓動を打ち、極度に緊張している。
顔も熱い

環奈は、試合よりも緊張し、アガってしまっていた。



そんな環奈に、まどかは


「大丈夫よ。

最初は皆そんな感じになるわ。

でも、リラックスして、全部を私に委ねて。」



「はい。」


「じゃあ、服を脱いで。」


環奈は、言われた通り、震える手で上着を脱ぎ、シャツのボタンを外していった。


「陽菜も亜梨沙も服脱いどいて。」

その間、まどかは残った二人に声をかけた。


「オッケー」


陽菜は、頷き、勢いよく服を脱ぎ始めた。

亜梨沙も、慌てた様子でそれに続いた。


環奈が全裸になった。


小ぶりな乳房と、細身の体が姿を現した。


まだまだ大人の女のカラダではない。


しかし、まどかは


「キレイよ、環奈」


と、耳元で囁くと、彼女の頬を両手で支えるようにそっと触れ、ゆっくりと唇を合わせた。


環奈のファーストキスは、ペニスがあるとはいえ、女性が相手となった。

だが、まどかのキスはとても優しく、それでいて情熱的で、環奈の緊張をほぐす効果があった。