117 / 121
深淵
しおりを挟む
まどかは、部活をしていた為、女子の中に入ると、ショートカットの部類に入った。
しかし、男の肉体となった今
男としては少し長い感があり、今一つバランスが取れてなかった。
性転換して、背も伸び、身長は180センチとなった。
当然着る服に困り、母に急遽買ってきてもらって男性ものの下着とジャージを着込み、依然として部屋に閉じこもっていた。
誰とも会いたくない
高山の呼びかけにも応じず、落ち込んだまま日々を過ごすまどかだったが、見るに見かねた監督の木本が、麻由香と陽菜にまどかを訪ねていくように頼み、二人は家を訪れていた。
最初は、部屋にその事を言いにきた母に対し、渋っていたまどかであるが、解決策が何もない今、自分の悩みをわかってくれている二人に会うことは、心の救済につながると感じ、最終的に部屋に招き入れた。
だが…
やはり、完全に男となったまどかのビジュアルは、二人の度肝を抜き、暫くの間、言葉も発せず、沈黙が続いたのだった。
「笑えるでしょ
試合に負けた上に、こんな姿になってしまうなんて…
もう終わりよ…」
まどかは、両手で顔を覆い、大声を出して泣いた。
「まどか…
監督から聞いたんだけど、その高山って教授のところに行けば、元に戻す方法が見つけ出せるかもしれないんでしょ?」
麻由香が言うと、まどかは顔を手で覆ったまま言った。
「そんなの気休めで言ってるのよ!
実際に元に戻れるっていう薬を使っても何も変わらなかったのよ!
変わるどころか…
こんな…」
まどかは、嗚咽して肩を震わせた。
しかし、男の肉体となった今
男としては少し長い感があり、今一つバランスが取れてなかった。
性転換して、背も伸び、身長は180センチとなった。
当然着る服に困り、母に急遽買ってきてもらって男性ものの下着とジャージを着込み、依然として部屋に閉じこもっていた。
誰とも会いたくない
高山の呼びかけにも応じず、落ち込んだまま日々を過ごすまどかだったが、見るに見かねた監督の木本が、麻由香と陽菜にまどかを訪ねていくように頼み、二人は家を訪れていた。
最初は、部屋にその事を言いにきた母に対し、渋っていたまどかであるが、解決策が何もない今、自分の悩みをわかってくれている二人に会うことは、心の救済につながると感じ、最終的に部屋に招き入れた。
だが…
やはり、完全に男となったまどかのビジュアルは、二人の度肝を抜き、暫くの間、言葉も発せず、沈黙が続いたのだった。
「笑えるでしょ
試合に負けた上に、こんな姿になってしまうなんて…
もう終わりよ…」
まどかは、両手で顔を覆い、大声を出して泣いた。
「まどか…
監督から聞いたんだけど、その高山って教授のところに行けば、元に戻す方法が見つけ出せるかもしれないんでしょ?」
麻由香が言うと、まどかは顔を手で覆ったまま言った。
「そんなの気休めで言ってるのよ!
実際に元に戻れるっていう薬を使っても何も変わらなかったのよ!
変わるどころか…
こんな…」
まどかは、嗚咽して肩を震わせた。
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる