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異変
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まどかの身体能力が急に上がり、皆が驚きの色を見せたが、事件はその翌朝に起こった。
朝イチで登校してきたまどかは教室に向かわず、校長室を訪ねて行った。
ドアを開けると、何故か佐藤校長と高山もいたのだ。
まどかがここに来るのを予想していたかのように。
「おはよう。新田さん
どうかしましたか?」
高山が声をかけると、まどかは顔を真っ赤にして
「私を騙したのね!
酷い!」
と大声で言って机を叩き突っ伏して泣き出した。
「何も騙してなんかいませんよ。
薬の効果はあったと思いますがね。」
高山は笑いながら平然と言ってのけた。
「ふざけないで!
どうしてくれるの!
こんな体にされて…」
まどかは嗚咽しながら泣き続けた。
「ああ、ちょっとした副反応ですよ。
気にする事はない」
「副反応?
なめてんの!」
「わかりました。ちょっと診てみましょう。」
「見せれるわけないじゃない!」
「見せてもらわないとこちらもどうしていいかわからないんですけどね」
「…」
「校長先生、申し訳ないですが、少し席を外していただけませんか。
新田さんの診察をしたいので。」
「はい、わかりました。」
まどかの怒りに晒され、気まずさをおぼえていた佐藤は、これ幸いとばかりにそそくさと部屋を出て行った。
「さあ、見せて」
高山が言うと、まどかは観念したように立ち上がり、パンツを下に降ろし、スカートを手で捲り上げた。
「ほう、これはすごい」
高山は感嘆の声を上げた。
それもそのはず、まどかの股間には大きなペニスが生えており、タマと共にぶら下がっているではないか
「何でこんなことになるの!
早く元に戻して!」
まどかはまた涙をこぼしながら高山に詰め寄った。
「まあまあ、治すのはすぐに治せますが、いいんですか?」
「当たり前じゃない!」
「元に戻ると、身体能力もまた元に戻るけど」
「仕方ないわ!こんなの付けて生きていけないもの!」
「まあ、副作用の話をちゃんとしてなかったのは悪いと思ってますよ。
少しだけ私の話を聴いてください。
あなたに使った薬をテストステロンの効果を引き出す力があって、それにより新田さんの身体能力は飛躍的に上がったんです。
副作用として性器の男性化が見られますが、それ以外の変化は何もありません。
胸も小さくなったり、毛深くなったりもしていないでしょう?」
「それはたしかに…」
「つまり外見上の変化はその大きなペニスだけの事なんです。
それさえ人に見られなければ、新田さん
あなたは男子並みの身体能力で試合に臨む事が出来るのです。」
「…でも、こんなのを隠して生活するなんて、絶対ムリ
部室で着替える時は?
家族に見られたら?
どう考えてもムリです」
「そうですね、たしかに無理がありますね。
色々申し訳ありませんでした。
すぐに元に戻してあげましょう。」
高山は鞄の中に手を入れた。
しかし…
朝イチで登校してきたまどかは教室に向かわず、校長室を訪ねて行った。
ドアを開けると、何故か佐藤校長と高山もいたのだ。
まどかがここに来るのを予想していたかのように。
「おはよう。新田さん
どうかしましたか?」
高山が声をかけると、まどかは顔を真っ赤にして
「私を騙したのね!
酷い!」
と大声で言って机を叩き突っ伏して泣き出した。
「何も騙してなんかいませんよ。
薬の効果はあったと思いますがね。」
高山は笑いながら平然と言ってのけた。
「ふざけないで!
どうしてくれるの!
こんな体にされて…」
まどかは嗚咽しながら泣き続けた。
「ああ、ちょっとした副反応ですよ。
気にする事はない」
「副反応?
なめてんの!」
「わかりました。ちょっと診てみましょう。」
「見せれるわけないじゃない!」
「見せてもらわないとこちらもどうしていいかわからないんですけどね」
「…」
「校長先生、申し訳ないですが、少し席を外していただけませんか。
新田さんの診察をしたいので。」
「はい、わかりました。」
まどかの怒りに晒され、気まずさをおぼえていた佐藤は、これ幸いとばかりにそそくさと部屋を出て行った。
「さあ、見せて」
高山が言うと、まどかは観念したように立ち上がり、パンツを下に降ろし、スカートを手で捲り上げた。
「ほう、これはすごい」
高山は感嘆の声を上げた。
それもそのはず、まどかの股間には大きなペニスが生えており、タマと共にぶら下がっているではないか
「何でこんなことになるの!
早く元に戻して!」
まどかはまた涙をこぼしながら高山に詰め寄った。
「まあまあ、治すのはすぐに治せますが、いいんですか?」
「当たり前じゃない!」
「元に戻ると、身体能力もまた元に戻るけど」
「仕方ないわ!こんなの付けて生きていけないもの!」
「まあ、副作用の話をちゃんとしてなかったのは悪いと思ってますよ。
少しだけ私の話を聴いてください。
あなたに使った薬をテストステロンの効果を引き出す力があって、それにより新田さんの身体能力は飛躍的に上がったんです。
副作用として性器の男性化が見られますが、それ以外の変化は何もありません。
胸も小さくなったり、毛深くなったりもしていないでしょう?」
「それはたしかに…」
「つまり外見上の変化はその大きなペニスだけの事なんです。
それさえ人に見られなければ、新田さん
あなたは男子並みの身体能力で試合に臨む事が出来るのです。」
「…でも、こんなのを隠して生活するなんて、絶対ムリ
部室で着替える時は?
家族に見られたら?
どう考えてもムリです」
「そうですね、たしかに無理がありますね。
色々申し訳ありませんでした。
すぐに元に戻してあげましょう。」
高山は鞄の中に手を入れた。
しかし…
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