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三顧の礼
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「陽菜、ごめんね。
私のせいであなたまで巻き込んでしまって。」
感情的な麻由香に比べ、まどかは落ち着いた口調で陽菜に詫びた。
「いや、それは…
私の方が悪いから…ごめんなさい。」
「陽菜、これでアンタもわかったでしょ?
だから、もう行きなよ。」
麻由香は出口を指差して言ったが…
「あの、まどか…
私も役に立てるかな…」
陽菜は伏目がちに、ボソッと言った。
「えっ…」
まどかはそれだけ言うと、絶句した。
何故なら、陽菜はまどかの次に美人と言われており、突出したビジュアルのまどかを除けば、右に出る者がいないレベルだった。
陽菜が申し訳なさそうにする姿を見て、まどかは欲情してしまったのだ。
今のまどかは、男目線でしかメンバーをみることができなかった。
「ちょっと、待ちなさい。
なんで陽菜まで出てくんのよ?
アンタは関係ないでしょ。
だから早く部屋に戻りなって言ってんの!
ねえ、まどか。」
麻由香は、まどかに援護を求めたが…
「せっかく、陽菜がそう言ってくれてんだし…
麻由香にばっかり負担をかけるより、分散できた方が…」
まどかは、陽菜とヤリたいがために、見え透いた理由を並べたが、たしかに麻由香も、いつも失神してしまい、限界を感じないでもなかったので、まどかの意見を受け入れた。
「わかったわ。
じゃあ、私は後でいい。
まどか、陽菜と先にしてあげて
私は部屋に帰っとくし。それでいい?」
麻由香がそう言うと、陽菜とまどかは黙って頷いた。
麻由香は素直にトレーニングルームを出ていった。
まどかは、それを見届けると、ドアのところに行き、内側から鍵をかけた。
まどかのこの行為は、否が応でも陽菜を緊張させ、部屋全体が張り詰めたような空気になった。
「陽菜、ごめんね
こんな事させて…」
この時点では、まどかもまだ理性が残っており、申し訳なさそうに言った。
「ううん。
私、まどかのことも考えずに、勝手な事ばかり言って…
ごめんなさい」
「もう、謝らないで。
じゃあ、いい?」
「うん。
ちょっと怖いけど…」
「大丈夫だよ。
私、慣れてるし、上手くやるから。
陽菜は初めて?」
「うん…」
陽菜は、顔を真っ赤にして俯いた。
まどかは、そんな陽菜を愛おしそうに見つめ、そっとキスをした。
陽菜は、ビクッとして目を見開いたが、すぐに目を閉じた。
初めてのキスの相手が女子だとは、想像すらしていなかった陽菜であったが、まどかのキスはとても優しく、そして情熱的で、あっという間に彼女の緊張感を解いていった。
私のせいであなたまで巻き込んでしまって。」
感情的な麻由香に比べ、まどかは落ち着いた口調で陽菜に詫びた。
「いや、それは…
私の方が悪いから…ごめんなさい。」
「陽菜、これでアンタもわかったでしょ?
だから、もう行きなよ。」
麻由香は出口を指差して言ったが…
「あの、まどか…
私も役に立てるかな…」
陽菜は伏目がちに、ボソッと言った。
「えっ…」
まどかはそれだけ言うと、絶句した。
何故なら、陽菜はまどかの次に美人と言われており、突出したビジュアルのまどかを除けば、右に出る者がいないレベルだった。
陽菜が申し訳なさそうにする姿を見て、まどかは欲情してしまったのだ。
今のまどかは、男目線でしかメンバーをみることができなかった。
「ちょっと、待ちなさい。
なんで陽菜まで出てくんのよ?
アンタは関係ないでしょ。
だから早く部屋に戻りなって言ってんの!
ねえ、まどか。」
麻由香は、まどかに援護を求めたが…
「せっかく、陽菜がそう言ってくれてんだし…
麻由香にばっかり負担をかけるより、分散できた方が…」
まどかは、陽菜とヤリたいがために、見え透いた理由を並べたが、たしかに麻由香も、いつも失神してしまい、限界を感じないでもなかったので、まどかの意見を受け入れた。
「わかったわ。
じゃあ、私は後でいい。
まどか、陽菜と先にしてあげて
私は部屋に帰っとくし。それでいい?」
麻由香がそう言うと、陽菜とまどかは黙って頷いた。
麻由香は素直にトレーニングルームを出ていった。
まどかは、それを見届けると、ドアのところに行き、内側から鍵をかけた。
まどかのこの行為は、否が応でも陽菜を緊張させ、部屋全体が張り詰めたような空気になった。
「陽菜、ごめんね
こんな事させて…」
この時点では、まどかもまだ理性が残っており、申し訳なさそうに言った。
「ううん。
私、まどかのことも考えずに、勝手な事ばかり言って…
ごめんなさい」
「もう、謝らないで。
じゃあ、いい?」
「うん。
ちょっと怖いけど…」
「大丈夫だよ。
私、慣れてるし、上手くやるから。
陽菜は初めて?」
「うん…」
陽菜は、顔を真っ赤にして俯いた。
まどかは、そんな陽菜を愛おしそうに見つめ、そっとキスをした。
陽菜は、ビクッとして目を見開いたが、すぐに目を閉じた。
初めてのキスの相手が女子だとは、想像すらしていなかった陽菜であったが、まどかのキスはとても優しく、そして情熱的で、あっという間に彼女の緊張感を解いていった。
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