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ミオからのSOS
しおりを挟む私は周りを見ながら街の雰囲気を見ていて気付いたんだけど、着物の様な生地を身にまとっている人が多い?
この生地欲しいな、何処で売ってるんだろう?
船がいっぱいだし魚介類もいっぱいだ。
あれは、砂糖・塩・コショウ・醤油にソース、調味料まである!
此処でも買い占めよ!
「おばさん、この店にある生地を全部下さい」
驚きながら、最後は笑顔でアイテムボックスに入れてくれた。
「ありがとう。
金貨890枚と銀貨90枚だよ」
「また来ると思うので、金貨900でお釣りは食費にでもして下さい。
おばさん、ありがとう」
次のお店へと急いだ、調味料のお店!
「おじさん、ここの調味料を全て買っても良いですか?
お金とアイテムボックスがあるので大丈夫です」
聞かれる前に大丈夫アピールをすると、おじさんは元気良く「持ってけ泥棒」と笑いながら言っていた。
「全部入ったな、金貨190枚と銀貨90枚だ」
「金貨200枚で、お釣りはおじさんへの感謝って事で、また来ます」
手を振って、船着場まで歩いた。
色んな船がいっぱいだぁ!
「おい、そこのお嬢さん。
この絵の少女を見なかったかい?」
私は、心臓が口から飛び出そうなほどバックンバックンなっている。
こ、怖いけど、怖がったらバレちゃう! 何とかしないと、どうしたら!
「ごめんな、怖かったよな?
ただ聞き込みしていただけなんだよ」
「見てはいないけど、その子は何かしたの?
もしかして犯罪者とか?」
聞いて対策を考えなきゃ、こんな時に誰かいてくれたら心強かったのに、私が我儘を言って反抗なんてするから迷子になるんだよ。
「犯罪者ではないよ、凄い魔法が使えるらしくて、レットーラの国王が探しているんだよ。
あとは、SS級の英雄が異世界へ帰ったと言われてるから、この子を探しているんだよ」
「そうだったんですね。
良い情報が無くて、ごめんなさい」
「お嬢さんのせいではないよ。
気をつけて帰るんだよ」
怖い騎士と優しい騎士がいるんだ、今の人達は優しい方の騎士さんだったわ。
レオ、叔父さん、叔母さんは異世界へ帰った事になってるんだ、でも何で異世界へ帰った事にしてるんだろう? 謎だらけだ。
帰りたい、レオに抱きつきたい、涙が出そうになった時だった。
「キミ可愛いね、俺の彼女にしてあげても良いよ!
キミの手から良い匂いがするよ、キミも貴族だろ?」
手にキスをされ、嫌悪感が凄くて私は後ろに飛び退いた。
「止めて下さい!
私には婚約者がいますので、お断りします」
「キミの婚約者は僕より不細工でヒョロヒョロなんだろ?
隠さなくても分かるんだよ、さあ僕の胸に飛び込んでおいで」
「キモいのよ!」
「待てよ! 今何て言った!! 俺様に何て言ったと聞いてるんだ!
女のくせに調子こいてると痛い目に遭うからな!」
建物の壁に押さえつけられ、殴られそうになり。
「静電気っっっ!!」
ビリビリビリッ!!
「ぎゃああぁぁぁ!
てめぇ、よくも……おぼえてろよ!」
私は怖くなり素通りして宿屋へ入り、急いでSOSの手紙を書き、レオへ飛ばした。
私は助けが無くても大丈夫なのだが、今はパニックになっていて考えが追いついてくれなかった。
お願いレオ、助けて!!
*************** 手紙を受け取ったレオ ***************
「な、何だとーーーーッッッ!!
親父、ドラゴンに乗せてくれ、ミオが危ない!」
ギルドにいる皆はアーサーを見ている。
「手紙を見せろ」
《レットーラの国王はレオ、叔父さん、叔母さんは異世界へ帰ったとふれ回っているみたいで、代わりに私を探しているみたい。
これはどうにでもなるけど、ある男が問題で、今いる街の貴族だと思うんだけど、しつこく交際を迫られて断ったのに、壁に押さえつけられ『殴られた』から魔法で死なないように攻撃すると、怖いこと言われて。
『キミの婚約者は僕より不細工でヒョロヒョロなんだろ』とか『てめぇ、おぼえてろよ!』とか言われて、宿屋の前にまだいるの!
レオ助けて!!》
やっとミオからのSOSが来た。
「ミオを叩いただと……俺が不細工でヒョロヒョロ?
そいつの顔を見てやろうじゃねぇか!!」
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