BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください

わさび

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第二十九話

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ポコッ

ポコッ

ポコッ






大原[でさ、今度の映画何観ようか]

桜野[俺はなんでも観るぞ!]

皇[ぼくはこの前紹介されてた【バイロンハザードextra】気になる】」

大原[…いかにもグロそうなやつを…」

皇[唯兎は?何かいいのある?]







静かな部屋の中、緩む頬を隠すこともせず流れを見ていたら皇に話を振られ慌ててスマホを両手で持つ。
何かいい映画あったかな、と軽く返した後映画情報のサイトに飛んで流し見をしながらチラチラと情報を見ていく。
その間にも3人は話を途切れさせる事なくチャットを流しているため、情報を見ている目が忙しい。






「…あ」






一つ目に止まった映画の情報をじっくり見てみると、なかなかに面白そう。
そもそも大原は戦隊モノが好きだし、皇は薄暗いものを好む。桜野は勧められればなんでも観るというなんともバラバラなメンバーだ。
王道どころ、と言うわけではないけどこれもいいんじゃないかな。







唯兎[これはどう?]







と一言と同時に送ったのは一つの映画のURL。
みんながそれを開いて見ているのか、暫くは無言の時間が続く。
ただ待ってるのも寂しいな、と思って俺も改めてそのページを見てみる。

その映画のタイトルは【俺と背広の大冒険】という冒険物+ギャグがセットで楽しめる物だった。

主人公が住んでいた街が急にモンスターに襲われ、生き残った主人公とその仲間達が更なる敵に立ち向かう為背広を着て頑張っていくってストーリー。
中でも俺がクスッと笑ってしまった『お初にお目にかかります!私田村坂太郎と申しますーっ!』なんて台詞が書いてあり、主人公が敵に名刺を手裏剣のように配っているワンシーン。

何これ面白そう、なんて思いながらみんなに送ってみたが皇からは少し不安そうな返事が返ってきた。






皇[…こう言うのって広告だけ面白く作って中身つまらないパターンありそうじゃない?]

桜野[俺は面白そうだからいいぞ!]

大原[まぁ、みんな好みがバラバラだし。たまにはこういうのもいいと思う]

唯兎[皇が嫌ならまた別のも探してみようか、皇はどんなのが見たい?]

皇[あ、ううん!ごめん!ぼくも嫌ではないよ、これにしよ!]






慌てて送られたようにすぐ反応されたメッセージを見てやっぱり別のやつの方がいいかな、と先程見ていたサイトを再び開くとさっき見せた映画とかまた違うものが目に止まる。
これなら皇も楽しめるかな…。

皇が気になっていると言うバイロンハザードextraはシリーズものであり、最初から観ていないとわからない人は置いてけぼりにされるような映画だ。
故にその前のストーリーを観ていない桜野、大原は楽しめないだろうから除外してたけどおそらく皇はそういう感じのものを求めてるんじゃないかな。







唯兎[皇、これは?]






と、また一つURLを流してみると再び沈黙が流れる。
俺はサイトを再確認してその映画情報を見る。

その映画はホラーものであるが、シリーズものではなくその1本で1つの作品となっている為誰でも楽しめるものとなっている。
内容としては現代に突然地下都市が出来た。
その地下都市を探索する為探索隊を少人数で結成するが、その地下は魔物の巣窟となっていた。
次々やられる仲間たち、自分たちがやられれば地上にいる家族が危ない。
しかし、地下にいるため地上への連絡をするには誰かが伝達役を受け持たねばならない。
主人公は伝達役を申しつけられ、上司からのメッセージを無事届けなければならないが地上に続く道にもどんどんと魔物が押し寄せて来る。
果たして主人公は無事メッセージを届けることが出来るのか!

なんて、そんな映画。

中にはスプラッタ系の演出も入っているようで皇も満足するのでは、とそのURLを送ってみた。






皇[なにこれ、面白そう]

桜野[じゃあこれで決定だな!]

皇[唯兎、僕のためにこれ探してくれたの?なにこの子本当いい子…優しい子]

大原[そうだよ、唯兎はいい子]

唯兎[やめてよ、恥ずかしい]






急に褒め始めた皇と大原に諦めと恥じらいのため息。
予定が決まったという事で、皇のそろそろ眠いの一言でお開きになる事になった。
おやすみ、の一言で締め括ったあとはなんだか少し寂しくなってしまい、誤魔化すように布団を被ってさっさと眠ってしまう事にした。
2人と仲直り出来て良かった…本当に。

ほわほわと暖かくなる胸を抱きしめながら俺は夢の中へと誘われるままに体を委ねた。

そして後日、予定していた日。
俺は休日にも関わらず早起きしてあれこれと準備を進めていた。
鞄に…財布、ハンカチ、ティッシュ…あと何かあった時のために薬と、絆創膏と…。
ウキウキしながら準備をしていると、コンコンと事実の扉がノックされた。
何も考えずはぁーい、なんて返事をすると顔を出したのは兄さんだった。

ひょこっと効果音の幻聴が聞こえるくらい可愛らしい登場で久しぶりに兄さんの顔をまともに見られた気がした。
もしかしたら、大原や桜野と仲直りして少し心に余裕が出来たのかもしれない…なんて自分の胸に手を当てて見ると何かを心配したのか兄さんがおずおずと言った様子で声をかけてきた。






「ぇ、と…唯兎、大丈夫?」

「…なにが?」

「胸に手を当ててたから…苦しいのかなって」

「大丈夫、なんでもない」





せっかく気にかけてくれた兄さんに冷たくしてしまう、余裕は出来たとはいえまだ普通に接するだけの余力は残っていないようだ。
…違うかな、もしかしたら俺自身が兄さんと普通に話すのを怖がってるのかもしれない。

変に口を開けば酷い事を言ってしまいそう、そうなってしまうと段々と俺は《俺》じゃなくなる…そんな気がして怖いのかも。
その考えの方がしっくりくる気がして少しだけ情けない気持ちが蘇る。

そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、兄さんは言葉を続けた。






「あの…お義父さんからお金預かってて…今日大原くん達と遊びに行くんでしょ?これその時に使いなさいって」






そう渡されたのは封筒に入ったお金だった。
中にいくら入ってるのかまではわからないけど、これだけは言える。
これは、父さんからのお金じゃない。

大原達と出掛ける日を伝えた時…
「自分のバイト代で行くからお金は自分のを出す」
って伝えた。
父さんは残念そうにしていたけど、それを了承していた筈だ。
と、いうことは…これは兄さんのお金ということだ。

兄さんはバイトも部活もしていないが、その代わりに俺がバイトでいないことが増えた為1人で家のことをいろいろしてくれている。
そして、父さんは月に1回一定の額を俺達にお小遣いとして渡してくれていた。
このお金はその分だろう、と推測してその封筒を俺に差し出す兄さんを見てみる。
兄さんの表情は緊張そのものであり、強張った顔はジッと俺を見ていた。






「…俺、父さんには自分のバイト代で行くからいらないって伝えたよ」

「ぇっ、あ…っ、その…」

「兄さん、俺に嘘ついてまで俺のご機嫌取りたいの?」

「そうじゃない!そうじゃない…けど…っ、」






ほら、また冷たい言葉で兄さんを傷付ける。
今にも泣きそうになってしまっている兄さんから顔を逸らし、自分の荷物に目を向ける。
さっきちゃんと確認したから大丈夫なはず、少し早いけど家出ようかな。

そう思い、鞄を持って立ち上がると兄さんが慌てた様子で俺に声をかける。






「う、嘘つくつもりじゃなかったんだよ…!ただ、唯兎が久しぶりに楽しそうなのが嬉しくて…、その手伝いをしたくて、それで…!」

「…いいよ、そんなことしなくても。ありがと、気持ちだけもらっておく」

「ぁ…うん、わかった…ごめんね」 






差し出したままになっていた手を静かに降ろした兄さんの表情は前髪に隠れて見えないが、おそらく今にも泣きそうな顔をしているのだろう。
流石に冷たくしすぎたか、と罪悪感に襲われる俺。

これ以上酷い事を言わないためとはいえ、兄さんの好意を冷たくあしらい適当に時間を済ませようとした結果…当然だが兄さんを傷付けてしまった。
脳内で天使と悪魔が戦いあっている間に兄さんは握りすぎてクシャッと皺がついてしまった封筒を胸元に持って行き、口を開く。






「…ごめんね、僕役に立てなくて…。何かあったら言ってね…」






その声は明らかに震えていて、今にも決壊しそうな涙が目元に溜まっているのが見えた。
そんな兄さんを見てしまっては俺の中の悪魔も黙ってしまう、俺の中の天使が兄さんに手を差し伸べた。







「……お金はいらない。けど…今日の夕飯奮発してよ。兄さんが作った夕飯楽しみにしてるから」






照れくさくなって顔をふいっと背けてしまったが、視界の端で兄さんが勢いよく顔を上げたのが見えた。
胸元で優しく抱え直していた封筒は両手に力が入った兄さんより更にしわくちゃにされてしまっていた。







「う、うん…っ!何がいいかな、煮物は唯兎の方が上手だから…肉じゃが?生姜焼き?お魚焼く?…あ、天ぷらとか!何がいい?唯兎は何が食べたい?」

「あー!もう!俺は帰ってきてからの楽しみにしてるから!兄さんはそろそろ部屋出て!待ち合わせ時間になっちゃう!」

「あはは、ごめん!お義父さんと相談してとっておきを作るからね、楽しみにしてて!」






堪えられなかったのだろう、涙を一つ流して笑う兄さんはそれはもう綺麗な笑顔で俺を見つめていた。
その笑顔に耐えられなくなった俺は兄さんの横を通り過ぎ、早足で階段を降りるとすぐに靴を履いてしまう。

まだ階段の上にいる兄さんを見上げると、前までは当たり前に浮かべていた優しい笑顔を俺に向けていてなんとなく鼻が痛くなる。
仲直りは…まだ、出来ないけど…少しの会話くらいならいいよね。






「いってらっしゃい、唯兎」

「……行ってきます、兄さん」






ガチャンッと音を立てて閉まった玄関の扉を背に歩き始める俺は頬が緩んでしまっていることに気付かないまま待ち合わせ場所へと急いだ。























急いだけど、結局少し時間早いんだよな。
目の前に建つ大きな映画館の前で途方に暮れている俺は待ち時間何をして過ごすかを考えていた。
パンフレットとかは映画観てから買いたいし、3人の分のチケットも買っておく?
いや、でも席どの辺にするかとか相談したいし…。

そういえば、とふと思い出したことがあった。
前に一度だけ見た事なんだけど、この映画館の一角に今月の好評映画ランキングという大きなポスターが貼ってあった筈だ。
多分更新されてるよな、なんて少しワクワクしながら店内に入ると休日というだけあって家族連れやカップルなどで賑わっていた。

む、これ…今のうちにチケット買っておかないと4人並んで観られないかもしれない。

念の為、とチケット販売機に向かい観ようと話していた時間のチケットを確認するとまだ早い時間だというのに半分くらい埋まっていた。
やば、席3人と選びたいとか言ってる場合じゃないな。
俺はとりあえず4人で座れて且つ比較的見やすい後ろの方の真ん中あたりの席を選んだ。

残念ながら真ん中の方の席は埋まっていたり、4人で座れそうな場所がなかった。
でも早く来て正解だったかも。
ほ、っと胸を撫で下ろして4人分のチケットを無事購入した後は目的だった今月の好評映画ランキングを見に行った。






「……はぁー、人がすごい」





映画ランキングを見て時間を使おうと思っていたが、やはり行き場のない人達は集まりやすいのかランキング周辺は人が多く集まっていて見ようとしてもなかなか厳しそうだ。

諦めて端っこで立ってるか…と空いてる壁に寄ってスマホを開いてみると3人とももうすぐ着くと連絡が入っていた。
緩みそうな頬を撫でながらスマホを眺めてると、そんな俺に声をかける人物がいた。







「唯兎くん、今日は何を観るの?」

「栗河さん!」






優しい声に顔を上げると、そこには声と同様に優しく微笑む栗河さんの姿があった。
見知った人物の登場で少し嬉しくなり大きな声で呼んでしまったことを少し反省、慌てて口を押さえるとクスクス笑いながら頭を撫でられた。






「あ、あの栗河さん!この前はありがとうございました!おかげで仲直り出来ました!」

「良かった、友達は大事にね」

「はい!今日はその友達とこの映画を見に来たんです!」






と、近くにあったポスターを指さすとなるほどと頷いた。
そういえば栗河さんはまだ仕事中っぽいけど大丈夫なのだろうか…と心配げな視線を送ってしまったことに気付いたのか優しい笑顔で問題ないよ、と答えてくれる。






「今休憩中なんだ、だから大丈夫」

「そうなんですね!お疲れ様です、いつもありがとうございます」

「あはは、どういたしまして!」







深々と頭を下げた俺がおかしかったのか、声を出して笑った栗河さんはいつもと変わらない。
変わらない筈なのに、どこか違う雰囲気を感じて首を傾げる。
なんだろう、なんか…少しピリついてる?

俺が栗河さんをジッと見つめていると栗河さんは俺の後ろをあ、と声を出して示した。






「お友達、来たみたいだよ」

「本当だ。じゃあ俺はこれで、またゆっくり話しましょ」

「…うん、楽しみにしてる」






そう、どこか寂しそうに笑う栗河さんになんとなく違和感を覚えたが、俺は目の前に来た大原達に意識を持って行かれた。
その間に栗河さんはどこかへ行ってしまったらしく違和感の状態はわからないまま。

…なにもない、といいけど。
栗河さんには沢山お世話になってるから、俺に出来ることなら協力してあげたい。
愚痴くらいは聞ける筈、うん。
今夜あたりにでも連絡してみようかな、なんて思いながら3人が来たことが嬉しくて映画の話をしながら今日の話をした。























…流石、公式情報で得意なことが【情報収集】なだけあるな。

今日、佐久間は休みだ。
ただシフトに入っていないわけじゃない、佐久間のお母さんの具合が良くないらしい。
そのため顔を見せに行くために今日1日休みをとっていた。

そんな今日、鋭い視線を感じる。
いったいなんだ、なんて疑問には思わない…1人しかいないのだから。

高城郁真。

七海照史の攻略対象。
バッドエンドが多く存在し、唯兎を苦しめる人物。
アイツのルートに入れないため、俺はいろんな情報を集めた。
唯兎が苦しんでいるところを飛び出しそうな身体に鞭打って、写真や音声を手に入れた。
アイツの家のこと、大学の事などの情報を手に入れた。

それらを集めて郁真に送りつけ、唯兎に手を出すなと最終通達として手紙を添えた。






「……アレの性格上、そりゃ犯人探しだってするよな」






しかし、おそらくまだアレを送りつけたのが俺だと確信したわけじゃないだろう。
目をつけられているのは俺と…あの喫茶店の店員か。

どうせ、最終的には俺に行き着くだろう事は目に見えてる。
俺に行き着いた結果…どうなるだろうな。

よくて半殺し…悪くて、軽く殺されるかな。

唯兎のためだ、俺が殺されるなら本望だ。
俺が殺されたらすぐに情報全てをアイツの実家や大学、そして警察へ届ける手筈は整っている。
やれるものなら、やってみろ。

そう思うのに、いざその時が近いのかもしれないと思うと佐久間の顔を思い出すのは何故だろう。
佐久間がいないだけでこんなにも不安が大きい。





「…佐久間」





事務所の椅子に座り、スマホを手に取ってみる。
表示されるのは佐久間の名前。






「早く帰ってこい、ばか」






俺って、こんなに弱かったっけ。






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