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第三章 攻略対象三人目 第二王子は曲者です。取扱い注意。
第二王子登場ー②
しおりを挟む俺はそんな恋愛脳の甘ちゃんに断罪されたくない。
ならとっととご退場いただこうと早々に義兄共々帝国に追い出した。
だって邪魔だったんだよ。
その奴が今ここにいる。
なんでだー!
どこまでも穏やかな表情の第二王子は語る。
「兄との破談で驚いていた矢先の貴方の訃報です。何かの策略を疑うのは当然でしょう。おまけにラムド(義兄の帝国での愛称)がまともに葬儀の参列者の応対をしているではありませんか。普段の彼からしてみれば奇異な態度です。それで少しね違和感を覚えたのです。ふっ、私の勘は当たっていました」
(いやいや、義兄の態度で憶測するってお前何者? っていうより義兄、普段どんなの?)
俺はどこに突っ込めばいいのかわからず返す言葉を失くしていた。
「貴女にご迷惑をおかけしました。兄に変わって私から謝りたいのです。と言っても私では役不足かも知れません。ですがどうか受け取って頂きたい。我が兄が貴女を苦しめたことここに謝罪いたします」
俺は驚いた。
王族が一貴族に謝罪などあり得ないからだ。
驚きと困惑顔の俺に第二王子はちょっと不安げな顔で俺を見て重ねて言葉をくれた。
「ああ、貴女を困らせるつもりはありません。ただ私がそうしたかったからです。‥‥これも私の自己満足でしかないのでしょう。レティエル。貴女は許さなくともよいのです。それだけのことを兄はしましたから」
第二王子は真剣な表情で俺に頭を下げた。
俺は第二王子の真摯な態度に感銘した。
元第一王子にこいつの爪の垢でも煎じて飲ませたい。
出来た奴じゃん!
俺、こいつへの評価を変えなきゃな。上げるよ! 鰻上りだよ!
俺は単純なんだ。わるいか!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
短めです。
第二王子は義兄と仲良しです。
影響受けています。義兄から。
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