転生先は小説の‥…。

kei

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第五章 もうゲームとは別物です。

移動ー②

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すみません。この回が抜けておりました。(__)


――――――――――――――――――――――



移動はメンドクサイの一言に尽きた。流石メンドクサイ男のジオルド。


先ず、専属達の隔離場所に既存の工業地区ある我が家のセーフティハウスを使うことにした。これは別に居場所がバレても護衛騎士なら我が身は己で守りなさいとジオルドの好意らしい。主君を危機に陥れたペナルティだそうだ。これから挽回すればいいのではと優しい一言付きで。

母さんは彼女らの生殺与奪はじいちゃんだからと何処吹く風だった。貴族ってシビヤだね‥…俺の方から嘆願するよ、心配しないで。

はぁ、貴族に失敗が許されないのは分かるけど、実際目の当たりにすると肝が冷えるわ。下手な指示出せないじゃん。部下の命与ってんだよね、忘れちゃいけなない心に刻もう。

既に解術済の彼女は我が家の手の者から事情聴取されてしまう。ちょっと凹んでいるようだからお手柔らかにね。女の子虐めちゃダメだよ。


工業地区は貴族街から離れた場所に存在する。日中は賑やかな界隈だがこの時刻、早朝は人の出入りはない。逆に今動くと目立ちそう。昼前まではここで待機してその後、富裕層が居並ぶ居住区に移動。夜まではここだ。

この間、解術は続けられて終わった子から事情聴取。まだまだ俺達と合流は出来ない。義兄も彼女達の雇用に関係するから義兄にも伝達されている。でも彼奴、牢屋じゃね? って聞いたら母さんとジオルドがニヤついた。ちょっ、あんたら何か知ってんの!?


俺達とジオルドが行動を共にしているのがバレると色々不味いので富裕層の居住地区で一旦お別れだ。後で合流するのは決定事項らしい。


ダルさんは工業地区の隠れ家で引き続き作業をして貰う。いいの? 悪いね。ここで護衛の数が減るじゃん。懸念を口にするともう既に補充の手筈は整っているから心配しないでと母さんに言われた。

は、はや‥‥。 俺、何もしない方がいいかも…‥。


母さんの言葉通り補充の護衛は昼前に到着した。

平民の出で立ちの3人が現れたが何というか平民っぽくない。貴族然としている。うち一人は‥…え~と顔を隠したいの? フードを深く被り口元も布で隠している。えぇ~逆に目立ちそうだがそっとしておこう。関わらないのが良い気がする。

相変わらず母さんとジオルドはニヤついたままだ。もう何なのこの人達。



母さん達は尋問担当と護衛をこの3人に託す気でいる。それから彼等から何か書類を受け取っていた。何だろう? 俺が興味津々で近付くとサッと結界と遮音の魔法陣を展開させたよ補充護衛が。


え? 彼等も魔力持ち?


母さん達の話が終わるまで魔法陣についてはお預けだ。

ソワソワしちゃう。

漸く話が終わった母さんに彼等も帝国貴族なのかと聞いたら、違うと良い笑顔で返答された。しかも彼等は魔力を持っていないって。

えっ? どうゆうこと?


母さん、楽しそうに携帯用の魔法陣を描いた魔紙と軽量化された魔術展開用の魔術具があれば少量の魔力でも殆ど魔力の無い人でも魔法陣は発動できる代物だと教えてくれた。帝国産の最新型らしいこれに俺の心は鷲掴みされた。全意識がソレに釘付けされた。

「ねぇティ。面白いでしょう。帝国で学んで来なさいな。もう彼方に向かっても大丈夫よ。お父様、お母様がね貴女を待ち侘びているらしくて。催促が酷いのよ」

笑顔だが目が全く笑っていない母さんを見てこれは何かあったなと判断した。俺が探るような目で見ても母さんは笑身を崩さずしらを切る気だ。

母さん的には帝国に行かせたさが伝わってくる。何があったんだ。


これ、本当に俺の身がヤバいってこと?

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