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19章 神の威
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「シェリー。その姿、どうしたんだ?何があったんだ?」
そう言っているオルクスをシェリーは視る。レベル98かレベル90の壁は超えたようだが、100には届かなかったようだ。
「シェリー!」
シェリーの体が浮き、グレイに抱えられていた。グレイも視てみるとレベル85か多分一番レベルが上がったのはグレイだろう。
「ご主人様。お待たせしてしまって申し訳ありません。」
スーウェンはシェリーの手を取りくちびるを落とす。スーウェンも視てみると
「レベル100ですか。」
オルクスよりもスーウェンの方がレベルが上がっていた。やはり魔導師の全体攻撃を持っている強みか。
「ええ、レベル100までいくことができました。しかし、ご主人様、そのお姿はどうされたのですか?」
「やはりその姿が一番いい。」
スーウェンが話ていると今度はリオンに抱きかかえられていた。
「この前は一瞬しか垣間見ることしかできなかったが、番が側にいるというのは、これ程満たされるものなのだな。」
シェリーにそう言いて微笑んでくるリオンを視るとレベル107だった。やはりレベル100を超えると上がりにくくなるようだ。
「ラースのはモテモテだな。サインをしておいたから、そこの受付で手続きをしてくれ。」
リュエルの声がしたかと思うとバタンと扉が閉まる音が響く。そして、先程まで顔を赤らめ固まっていた受付の女性がサインのされた依頼書を手に持ち
「支払いはどういたしますか?振り込みでよろしいでしょうか。」
と、普通の対応をしてきた。
全くもって普通の対応だ。リオンに降ろすようにいい、受付の前まで行く。
「振り込みで」
先程は近づいただけで受付の女性は顔を赤らめていたのに、シェリーの言葉を聞いてパネルを操作して、依頼書に示された金額を入力している。
「間違いが無ければサインをいただけますか?」
シェリーは金額を確認して、依頼書に受け取りのサインをした。
おかしい。先程とは全く対応が違う。何だこれは?シェリーは自分のステータスに表示されている称号を確認する。
『愛される黒の聖女』
愛される・・・あいされる・・・
シェリーはその言葉の意味に気がついてしまい、膝から崩れ落ちてしまった。
何から愛されるか。
ツガイ達から愛されるか。それ以外から愛されるか。
「シェリー。5人いないと駄目みたいだね。」
カイルも祝福の意味に気がついたようで、項垂れているシェリーを抱きかかえて歩き出す。
「最悪。」
シェリーはツガイが5人揃ったことで、何かの歯車が動き出したように思えてしまった。
「え?マジで?」
グレイからそんな感想が漏れた。カイルがシェリーの身に起こったことを説明している。
冒険者ギルドの2階の休憩所の一角をシェリーとそのツガイ5人で占領していた。
「私達がいないと他の人から好意を抱かれるですか。それは駄目ですよね。」
スーウェンはこんなありえないような話を信じたようだ。
「もう、こんなに離れることはないから大丈夫だろ?」
オルクスはシェリーから離れることは無いと言っているが、そのシェリーの目は腐った魚の目をしている。
腐った魚の目をしてるシェリーはリオンの膝の上に座らされ、リオンから黒髪を撫でられていた。
「私は絶対に離れないからな。置いて行くのは駄目だぞ。」
リオンはニコニコとシェリーに話し掛けているが、シェリーが反応する様子はない。
「これからのことだけど」
カイルがシェリーの手をニギニギしながら話しだした。
「オリビアさんを連れて一旦メイルーンに戻ってから、ここに行こうと思う。」
カイルはそう言って一枚のメモ用紙をテーブルの上に置いた。そこには『ドルロール遺跡』と書かれていた。シェリーはその文字を見て、オリバーがカイルに渡したのだろうと推測したが、関係のないウエール様の啓示をそこまでして叶えなければならないのかと内心憤る。
「ドルロール遺跡?何か聞いたことあるような。ないような。」
オルクスが首を捻って何かを思い出そうとしている。
「ラース公国最大のダンジョンだ。」
それに、グレイが答えた。一度、シェリーに行くように勧められたダンジョンだ。
「なぜです?ここのダンジョンである必要があるのですか?」
スーウェンがカイルに尋ねる。
「オリバーさんが神からの啓示を受けたと言って渡された。これは俺たちに対して出された啓示だと。そして、ここに行けば足りないものが得られると。」
「神から?何の神だ?それに何が足りないというのだ?」
カイルの言葉に疑問を持ったリオンが未だにシェリーの髪を撫でながら聞いてきた。しかし、カイルは詳しいことは聞いていない。メモ用紙を渡したオリバーは珈琲を持って地下の研究室に戻ってしまったからだ。
「シェリーは聞いているんだよね。」
カイルに尋ねられたシェリーはため息を吐き。
「はぁ。ウエール様からの啓示です。」
「「「「「誰?」」」」」
尋ねられたから神の名を告げたのに誰もその名を知らなかった。ウエール様がお気に入りと言っていたリオンでさえ知らなかった。
そう言っているオルクスをシェリーは視る。レベル98かレベル90の壁は超えたようだが、100には届かなかったようだ。
「シェリー!」
シェリーの体が浮き、グレイに抱えられていた。グレイも視てみるとレベル85か多分一番レベルが上がったのはグレイだろう。
「ご主人様。お待たせしてしまって申し訳ありません。」
スーウェンはシェリーの手を取りくちびるを落とす。スーウェンも視てみると
「レベル100ですか。」
オルクスよりもスーウェンの方がレベルが上がっていた。やはり魔導師の全体攻撃を持っている強みか。
「ええ、レベル100までいくことができました。しかし、ご主人様、そのお姿はどうされたのですか?」
「やはりその姿が一番いい。」
スーウェンが話ていると今度はリオンに抱きかかえられていた。
「この前は一瞬しか垣間見ることしかできなかったが、番が側にいるというのは、これ程満たされるものなのだな。」
シェリーにそう言いて微笑んでくるリオンを視るとレベル107だった。やはりレベル100を超えると上がりにくくなるようだ。
「ラースのはモテモテだな。サインをしておいたから、そこの受付で手続きをしてくれ。」
リュエルの声がしたかと思うとバタンと扉が閉まる音が響く。そして、先程まで顔を赤らめ固まっていた受付の女性がサインのされた依頼書を手に持ち
「支払いはどういたしますか?振り込みでよろしいでしょうか。」
と、普通の対応をしてきた。
全くもって普通の対応だ。リオンに降ろすようにいい、受付の前まで行く。
「振り込みで」
先程は近づいただけで受付の女性は顔を赤らめていたのに、シェリーの言葉を聞いてパネルを操作して、依頼書に示された金額を入力している。
「間違いが無ければサインをいただけますか?」
シェリーは金額を確認して、依頼書に受け取りのサインをした。
おかしい。先程とは全く対応が違う。何だこれは?シェリーは自分のステータスに表示されている称号を確認する。
『愛される黒の聖女』
愛される・・・あいされる・・・
シェリーはその言葉の意味に気がついてしまい、膝から崩れ落ちてしまった。
何から愛されるか。
ツガイ達から愛されるか。それ以外から愛されるか。
「シェリー。5人いないと駄目みたいだね。」
カイルも祝福の意味に気がついたようで、項垂れているシェリーを抱きかかえて歩き出す。
「最悪。」
シェリーはツガイが5人揃ったことで、何かの歯車が動き出したように思えてしまった。
「え?マジで?」
グレイからそんな感想が漏れた。カイルがシェリーの身に起こったことを説明している。
冒険者ギルドの2階の休憩所の一角をシェリーとそのツガイ5人で占領していた。
「私達がいないと他の人から好意を抱かれるですか。それは駄目ですよね。」
スーウェンはこんなありえないような話を信じたようだ。
「もう、こんなに離れることはないから大丈夫だろ?」
オルクスはシェリーから離れることは無いと言っているが、そのシェリーの目は腐った魚の目をしている。
腐った魚の目をしてるシェリーはリオンの膝の上に座らされ、リオンから黒髪を撫でられていた。
「私は絶対に離れないからな。置いて行くのは駄目だぞ。」
リオンはニコニコとシェリーに話し掛けているが、シェリーが反応する様子はない。
「これからのことだけど」
カイルがシェリーの手をニギニギしながら話しだした。
「オリビアさんを連れて一旦メイルーンに戻ってから、ここに行こうと思う。」
カイルはそう言って一枚のメモ用紙をテーブルの上に置いた。そこには『ドルロール遺跡』と書かれていた。シェリーはその文字を見て、オリバーがカイルに渡したのだろうと推測したが、関係のないウエール様の啓示をそこまでして叶えなければならないのかと内心憤る。
「ドルロール遺跡?何か聞いたことあるような。ないような。」
オルクスが首を捻って何かを思い出そうとしている。
「ラース公国最大のダンジョンだ。」
それに、グレイが答えた。一度、シェリーに行くように勧められたダンジョンだ。
「なぜです?ここのダンジョンである必要があるのですか?」
スーウェンがカイルに尋ねる。
「オリバーさんが神からの啓示を受けたと言って渡された。これは俺たちに対して出された啓示だと。そして、ここに行けば足りないものが得られると。」
「神から?何の神だ?それに何が足りないというのだ?」
カイルの言葉に疑問を持ったリオンが未だにシェリーの髪を撫でながら聞いてきた。しかし、カイルは詳しいことは聞いていない。メモ用紙を渡したオリバーは珈琲を持って地下の研究室に戻ってしまったからだ。
「シェリーは聞いているんだよね。」
カイルに尋ねられたシェリーはため息を吐き。
「はぁ。ウエール様からの啓示です。」
「「「「「誰?」」」」」
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