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Episode8 聖遺物を求めて
第43話 ランデスの逆襲
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「私は、陛下の命に背いてでも陛下を守る!!弓兵!全員ランデスに向かって矢を放て!!」
”ヒュンヒュンヒュンヒュン…”
セレスタ王に攻撃命令を制止された隊長が、ランデスに向かって弓による総攻撃を命じた。
”ドン…ドンドンドン…”
恐らく、ワイギヤの将軍から最後の切り札として渡されたのであろう紫の小瓶の中身を飲み干したランデスは、何とも形容しがたいモンスターへと姿を変える途中であったが、隊長の命で放たれた矢がランデスに命中しても、その身体には突き刺さらず、鈍い音と共に地面へ落下していった。
「おぉ………ランデスよ……例え人でなくなったとしても、この私を倒したいというのか…」
「人!?私は人を超える存在、言わば『神』へと進化したのだ!国王セレスタよ。その発言は、神への冒涜ぞ!!」
ランデスの右半身から触手のようなものが伸び、セレスタ王に向かっていく。
”ギィン!”
その攻撃を、セレスタ王はすんでのところで剣で受け止め、弾き返す。
「自らの欲望のために動いたお主が神を名乗るか………片腹痛いわ!」
”ブゥン…”
”ヒュンヒュンヒュンヒュン…”
セレスタ王が剣を振るい合図を送ると、構えていた弓兵たちが斉射を行い、無数の弓がランデスに向かって飛んでいく。
”ドン…ドンドンドン…”
だが、最初の攻撃と同様、ランデスに命中した矢は身体には突き刺さらず、地面へと落下した。
「我が体は最早、鋼鉄と同じ強度となった。セレスタ兵の弱弓など、私には効かぬぞ」
”ブゥゥゥゥゥン!!”
再びランデスが触手を伸ばし、弓兵の一部を薙ぎ払った。
”ギャァァァァ…”
”グヘェ…”
ランデスが放った触手の一振りで、弓兵の約2小隊分が姿を消していた。
「うむむむ………何という力だ………人としてのランデスとは、互角に渡り合える自信はあったが………」
その時だった。
「スピリットドミネーーーーーション!!」
遠くから魔法のようなものが放たれ、ランデスの周囲を紫色の雲が包み込む。
”ブゥン…ブゥン…”
突如発生した紫色の雲を、ランデスは焦ることなく腕を振るって払い除けようとしている。
「陛下!ご無事でございますか?」
国王が声のする方を見ると、アルモの仲間たちがこちらに駆け寄ってくるのが分かった。
「おお。そなたらは…」
「馳せ参じるのが遅れてしまい申し訳ございません…お任せ頂いた敵軍の制圧に手間取ってしまって…」
「シュー殿…良いのだ。して、この紫色の雲も…」
「はい。リーサの索敵で、陛下がピンチであることを察知し、レイスが精神支配(スピリットドミネーション)を放ったのです」
「当初は騎士らしく、剣と剣の対決で奴を成敗しようと思ったのだが…」
「…では、あのモンスターは…」
「ああ。ワイギヤ教の将軍からの薬を飲んだ、ランデスの成れの果てだ」
「グゥウォォォ…小癪(こしゃく)な真似を!神となった私に、このような魔法が通用するとでも思うたか!!」
”ブゥンブゥン…”
再びランデスがレイスの魔法を払い除けようと大きく変形した両腕を振り回す。
が、レイスも次々と精神支配(スピリットドミネーション)を放ち、払われるそばから新しい紫色の雲が現れ、少しずつランデスを犯していく。
そして、その時は突然訪れた。
「クゥ…バ……カ………な……。神となった………私が………このような………者共に………」
”バタン”
”ガクッ”
ついにランデスがレイスの精神支配(スピリットドミネーション)に屈すると、その場に倒れた。
と同時に、魔法を放ち続けたレイスもまた、右膝と両手を地面につき、ハァハァと荒い息づかいをしている。
「レイス!!」
倒れたランデスの周囲をセレスタ兵が取り囲むと同時に、シュー達はレイスの元へと駆け寄った。
「レイス………大丈夫か!?」
「ハァ……ハァ………何とか、な………ランデス……は?」
「レイスの魔法で気絶している。今、セレスタ兵が取り囲んだところだ…」
「…き…気絶した……?そんな……はずは……」
「えっ!?」
「私は……ランデスを気絶させる……ために精神支配(スピリットドミネーション)を…複数回かけた……だが、ランデスを…気絶させるまでには……いたっていない……はずだ…」
「それじゃ、レイスが魔法をかけるのをやめたのは…」
「私の魔力が………尽きたからだ…」
「!!」
”ブウォン!!”
「「「ぎゃぁぁぁ」」」
シュー達がランデスの方に振り返ると、ランデスを取り囲んでいたセレスタ兵全員がその場で宙に浮いている。
ランデスは、レイスの魔法に屈してはいなかったのだ。
”バタ…バタバタバタバタバタ………”
「「「ぐはっ」」」
そして、その兵士たちが次の瞬間には、次々と地面に叩きつけられ、悲痛な叫びを挙げている。
「ぐぅぅぅぅ…許さぬ……許さぬぞ!!」
”ブウォン!!”
そして次の瞬間、ランデスはその触手をセレスタ王へと伸ばしたのだった。
”ヒュンヒュンヒュンヒュン…”
セレスタ王に攻撃命令を制止された隊長が、ランデスに向かって弓による総攻撃を命じた。
”ドン…ドンドンドン…”
恐らく、ワイギヤの将軍から最後の切り札として渡されたのであろう紫の小瓶の中身を飲み干したランデスは、何とも形容しがたいモンスターへと姿を変える途中であったが、隊長の命で放たれた矢がランデスに命中しても、その身体には突き刺さらず、鈍い音と共に地面へ落下していった。
「おぉ………ランデスよ……例え人でなくなったとしても、この私を倒したいというのか…」
「人!?私は人を超える存在、言わば『神』へと進化したのだ!国王セレスタよ。その発言は、神への冒涜ぞ!!」
ランデスの右半身から触手のようなものが伸び、セレスタ王に向かっていく。
”ギィン!”
その攻撃を、セレスタ王はすんでのところで剣で受け止め、弾き返す。
「自らの欲望のために動いたお主が神を名乗るか………片腹痛いわ!」
”ブゥン…”
”ヒュンヒュンヒュンヒュン…”
セレスタ王が剣を振るい合図を送ると、構えていた弓兵たちが斉射を行い、無数の弓がランデスに向かって飛んでいく。
”ドン…ドンドンドン…”
だが、最初の攻撃と同様、ランデスに命中した矢は身体には突き刺さらず、地面へと落下した。
「我が体は最早、鋼鉄と同じ強度となった。セレスタ兵の弱弓など、私には効かぬぞ」
”ブゥゥゥゥゥン!!”
再びランデスが触手を伸ばし、弓兵の一部を薙ぎ払った。
”ギャァァァァ…”
”グヘェ…”
ランデスが放った触手の一振りで、弓兵の約2小隊分が姿を消していた。
「うむむむ………何という力だ………人としてのランデスとは、互角に渡り合える自信はあったが………」
その時だった。
「スピリットドミネーーーーーション!!」
遠くから魔法のようなものが放たれ、ランデスの周囲を紫色の雲が包み込む。
”ブゥン…ブゥン…”
突如発生した紫色の雲を、ランデスは焦ることなく腕を振るって払い除けようとしている。
「陛下!ご無事でございますか?」
国王が声のする方を見ると、アルモの仲間たちがこちらに駆け寄ってくるのが分かった。
「おお。そなたらは…」
「馳せ参じるのが遅れてしまい申し訳ございません…お任せ頂いた敵軍の制圧に手間取ってしまって…」
「シュー殿…良いのだ。して、この紫色の雲も…」
「はい。リーサの索敵で、陛下がピンチであることを察知し、レイスが精神支配(スピリットドミネーション)を放ったのです」
「当初は騎士らしく、剣と剣の対決で奴を成敗しようと思ったのだが…」
「…では、あのモンスターは…」
「ああ。ワイギヤ教の将軍からの薬を飲んだ、ランデスの成れの果てだ」
「グゥウォォォ…小癪(こしゃく)な真似を!神となった私に、このような魔法が通用するとでも思うたか!!」
”ブゥンブゥン…”
再びランデスがレイスの魔法を払い除けようと大きく変形した両腕を振り回す。
が、レイスも次々と精神支配(スピリットドミネーション)を放ち、払われるそばから新しい紫色の雲が現れ、少しずつランデスを犯していく。
そして、その時は突然訪れた。
「クゥ…バ……カ………な……。神となった………私が………このような………者共に………」
”バタン”
”ガクッ”
ついにランデスがレイスの精神支配(スピリットドミネーション)に屈すると、その場に倒れた。
と同時に、魔法を放ち続けたレイスもまた、右膝と両手を地面につき、ハァハァと荒い息づかいをしている。
「レイス!!」
倒れたランデスの周囲をセレスタ兵が取り囲むと同時に、シュー達はレイスの元へと駆け寄った。
「レイス………大丈夫か!?」
「ハァ……ハァ………何とか、な………ランデス……は?」
「レイスの魔法で気絶している。今、セレスタ兵が取り囲んだところだ…」
「…き…気絶した……?そんな……はずは……」
「えっ!?」
「私は……ランデスを気絶させる……ために精神支配(スピリットドミネーション)を…複数回かけた……だが、ランデスを…気絶させるまでには……いたっていない……はずだ…」
「それじゃ、レイスが魔法をかけるのをやめたのは…」
「私の魔力が………尽きたからだ…」
「!!」
”ブウォン!!”
「「「ぎゃぁぁぁ」」」
シュー達がランデスの方に振り返ると、ランデスを取り囲んでいたセレスタ兵全員がその場で宙に浮いている。
ランデスは、レイスの魔法に屈してはいなかったのだ。
”バタ…バタバタバタバタバタ………”
「「「ぐはっ」」」
そして、その兵士たちが次の瞬間には、次々と地面に叩きつけられ、悲痛な叫びを挙げている。
「ぐぅぅぅぅ…許さぬ……許さぬぞ!!」
”ブウォン!!”
そして次の瞬間、ランデスはその触手をセレスタ王へと伸ばしたのだった。
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