36 / 67
36、新しいお客様
しおりを挟む
この頃、固定のお客様ばかりだと思っていたら、今日は新しいお客様の予約が入っていた。
コンコン
「はーい。」
ドアを開けるとそこには頭にクルクルとした角が生えたデカイお客様がいた。格好いいとかより色気があるって感じ。角あるし羊獣人さん?でも羊って感じしない。獣耳ない。あれ?なんの種族?
「うむ、我は、フォルス帝国の魔王いや魔人ラーゼンドルクだ。」
「かえでと申します。本日は、よろしくお願いします」
えっ、魔王って言った?魔人って言い直したよな。魔人って存在したんだ。帝国ってことはお隣のお隣の国だ。そんな遠くからなんて珍しい。それに、かなり上から目線だし、やっぱり魔王様だな。
「お飲み物は、何がお好きですか?」
魔王の好みなんてわからん。とりあえず聞くが一番だな。それにしても、その角は悪魔ってことなのか?悪魔っ大丈夫なのか?異世界過ぎて対応に困るな。
「赤ワイン」
「ご用意しますね」
うん。なんか赤ワインって感じ。こういうタイプってどうしたら良いんだろか?魔王だから上から目線だしな。うーん、純粋タイプ?小悪魔?ないかぁ、尊敬目線?いっそのことタメ口してみる?
「ラーゼンドルク様は、悪魔なんですか?」
「そうだ」
「初めて見ました」
「そうか」
話が続かない。すべて一言で帰ってくるぞ。困った。もう面倒だなあ。タメ口でいってみるか。でも、とりあえず許可もらうかな。怖いし。
「あのー、タメ口でもいいですか?あと名前長いので、ラーゼン様でいいですか?」
「タメ口とは?」
「お友達みたいに気軽に話す感じです」
「あぁ、いいぞ。ラーゼンで大丈夫だ」
「良かった。じぁ、タメ口で。俺さぁ、異世界人だから、魔人?悪魔とかも初めてなんだよな。悪魔って何が出来るの?あと、魔王様なの?」
タメ口許可でた。案外話の分かるやつかも。
「あぁ、魔王だ。バレたら仕方ない。悪魔は、色んなことが出来る。まぁ、一言で言えない」
「そっかぁ、あと、何で俺を買いにきたの?魔王なら、拐ったりとか好き勝手出来るだろ?」
「クククっ、かえでは面白いやつだな。我にこんなことを言ったり聞くやつはいない。魔王だからと言って、好き勝手したら国が滅びるだろ。だからそんなことはしない」
そうなんだ。もっと悪魔とか魔王って悪いやつだと思っていた。じゃあ、ここには息抜きしにきたのか?
「そっか、じゃあ、ここではゆっくりしてよ。魔王とか忘れて一個人のラーゼン様でいたら?」
「そうだな。そうする。なぁ、かえで、人間ってみんなこんな感じなのか?我が聞いた話では悪魔を見ただけで逃げだしたり気絶する弱い種族だと」
「そういう人間もいるだろうな。でも俺は、違うみたいだな」
へぇー、魔人側には人間ってそんな感じなんだな。
「かえでは、何回も通わないと最後まで頂けないんだよな」
「うっ、うん。俺は、最後まで頂いて欲しくないんだよな。アナルセックスしたくない。怖いし」
「ふっ、大丈夫だ。かえでは、良いスキル持っている。絶対に気持ちいいぞ。我も楽しみだ」
えっ、スキルなんで知ってるの?俺のスキルは男娼館でも受け入れ柔軟以外は、極秘情報なんだけど。
「魔眼がある。受け入れ柔軟があって、愛液分泌もあって感度良好もあるなんて、絶対にかえでも気持ちいいから心配するな」
魔眼かぁ、なんかゲームの世界だ。スゲー。って感心している場合ではない。
「言わないでね」
「言わんさ。かえでがこれ以上人気になるとセックスする順番がなかなか来ないからな」
えっ、そんな理由でかよ。やっぱりセックスしたいんだな。他のお客様は、水揚げしたいって言って、バージンを狙っているけど、ラーゼン様はいいのかな?
「そうなんだ」
「かえで、我は楽しかった。また来るぞ。早くセックスしような」
「セックスはなるべくしたくないからやだよ。でも、また来てね。色々話せて楽しかった」
「うむ。我も良い時間を過ごせた」
魔王様、満足できたみたいで良かった、良かった。
コンコン
「はーい。」
ドアを開けるとそこには頭にクルクルとした角が生えたデカイお客様がいた。格好いいとかより色気があるって感じ。角あるし羊獣人さん?でも羊って感じしない。獣耳ない。あれ?なんの種族?
「うむ、我は、フォルス帝国の魔王いや魔人ラーゼンドルクだ。」
「かえでと申します。本日は、よろしくお願いします」
えっ、魔王って言った?魔人って言い直したよな。魔人って存在したんだ。帝国ってことはお隣のお隣の国だ。そんな遠くからなんて珍しい。それに、かなり上から目線だし、やっぱり魔王様だな。
「お飲み物は、何がお好きですか?」
魔王の好みなんてわからん。とりあえず聞くが一番だな。それにしても、その角は悪魔ってことなのか?悪魔っ大丈夫なのか?異世界過ぎて対応に困るな。
「赤ワイン」
「ご用意しますね」
うん。なんか赤ワインって感じ。こういうタイプってどうしたら良いんだろか?魔王だから上から目線だしな。うーん、純粋タイプ?小悪魔?ないかぁ、尊敬目線?いっそのことタメ口してみる?
「ラーゼンドルク様は、悪魔なんですか?」
「そうだ」
「初めて見ました」
「そうか」
話が続かない。すべて一言で帰ってくるぞ。困った。もう面倒だなあ。タメ口でいってみるか。でも、とりあえず許可もらうかな。怖いし。
「あのー、タメ口でもいいですか?あと名前長いので、ラーゼン様でいいですか?」
「タメ口とは?」
「お友達みたいに気軽に話す感じです」
「あぁ、いいぞ。ラーゼンで大丈夫だ」
「良かった。じぁ、タメ口で。俺さぁ、異世界人だから、魔人?悪魔とかも初めてなんだよな。悪魔って何が出来るの?あと、魔王様なの?」
タメ口許可でた。案外話の分かるやつかも。
「あぁ、魔王だ。バレたら仕方ない。悪魔は、色んなことが出来る。まぁ、一言で言えない」
「そっかぁ、あと、何で俺を買いにきたの?魔王なら、拐ったりとか好き勝手出来るだろ?」
「クククっ、かえでは面白いやつだな。我にこんなことを言ったり聞くやつはいない。魔王だからと言って、好き勝手したら国が滅びるだろ。だからそんなことはしない」
そうなんだ。もっと悪魔とか魔王って悪いやつだと思っていた。じゃあ、ここには息抜きしにきたのか?
「そっか、じゃあ、ここではゆっくりしてよ。魔王とか忘れて一個人のラーゼン様でいたら?」
「そうだな。そうする。なぁ、かえで、人間ってみんなこんな感じなのか?我が聞いた話では悪魔を見ただけで逃げだしたり気絶する弱い種族だと」
「そういう人間もいるだろうな。でも俺は、違うみたいだな」
へぇー、魔人側には人間ってそんな感じなんだな。
「かえでは、何回も通わないと最後まで頂けないんだよな」
「うっ、うん。俺は、最後まで頂いて欲しくないんだよな。アナルセックスしたくない。怖いし」
「ふっ、大丈夫だ。かえでは、良いスキル持っている。絶対に気持ちいいぞ。我も楽しみだ」
えっ、スキルなんで知ってるの?俺のスキルは男娼館でも受け入れ柔軟以外は、極秘情報なんだけど。
「魔眼がある。受け入れ柔軟があって、愛液分泌もあって感度良好もあるなんて、絶対にかえでも気持ちいいから心配するな」
魔眼かぁ、なんかゲームの世界だ。スゲー。って感心している場合ではない。
「言わないでね」
「言わんさ。かえでがこれ以上人気になるとセックスする順番がなかなか来ないからな」
えっ、そんな理由でかよ。やっぱりセックスしたいんだな。他のお客様は、水揚げしたいって言って、バージンを狙っているけど、ラーゼン様はいいのかな?
「そうなんだ」
「かえで、我は楽しかった。また来るぞ。早くセックスしような」
「セックスはなるべくしたくないからやだよ。でも、また来てね。色々話せて楽しかった」
「うむ。我も良い時間を過ごせた」
魔王様、満足できたみたいで良かった、良かった。
74
あなたにおすすめの小説
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
小っちゃくたって猛禽類!〜消えてしまえと言われたので家を出ます。父上母上兄上それから婚約者様ごめんなさい〜
れると
BL
【第3部完結!】
第4部誠意執筆中。平日なるべく毎日更新を目標にしてますが、戦闘シーンとか魔物シーンとかかなり四苦八苦してますのでぶっちゃけ不定期更新です!いつも読みに来てくださってありがとうございます!いいね、エール励みになります!
↓↓あらすじ(?)
僕はツミという種族の立派な猛禽類だ!世界一小さくたって猛禽類なんだ!
僕にあの婚約者は勿体ないって?消えてしまえだって?いいよ、消えてあげる。だって僕の夢は冒険者なんだから!
家には兄上が居るから跡継ぎは問題ないし、母様のお腹の中には双子の赤ちゃんだって居るんだ。僕が居なくなっても問題無いはず、きっと大丈夫。
1人でだって立派に冒険者やってみせる!
父上、母上、兄上、これから産まれてくる弟達、それから婚約者様。勝手に居なくなる僕をお許し下さい。僕は家に帰るつもりはございません。
立派な冒険者になってみせます!
第1部 完結!兄や婚約者から見たエイル
第2部エイルが冒険者になるまで①
第3部エイルが冒険者になるまで②
第4部エイル、旅をする!
第5部隠れタイトル パンイチで戦う元子爵令息(までいけるかな?)
・
・
・
の予定です。
不定期更新になります、すみません。
家庭の都合上で土日祝日は更新できません。
※BLシーンは物語の大分後です。タイトル後に※を付ける予定です。
転生した新人獣医師オメガは獣人国王に愛される
こたま
BL
北の大地で牧場主の次男として産まれた陽翔。生き物がいる日常が当たり前の環境で育ち動物好きだ。兄が牧場を継ぐため自分は獣医師になろう。学業が実り獣医になったばかりのある日、厩舎に突然光が差し嵐が訪れた。気付くとそこは獣人王国。普段美形人型で獣型に変身出来るライオン獣人王アルファ×異世界転移してオメガになった美人日本人獣医師のハッピーエンドオメガバースです。
性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000の勇者が攻めてきた!
モト
BL
異世界転生したら弱い悪魔になっていました。でも、異世界転生あるあるのスキル表を見る事が出来た俺は、自分にはとんでもない天性資質が備わっている事を知る。
その天性資質を使って、エルフちゃんと結婚したい。その為に旅に出て、強い魔物を退治していくうちに何故か魔王になってしまった。
魔王城で仕方なく引きこもり生活を送っていると、ある日勇者が攻めてきた。
その勇者のスキルは……え!? 性技Lv.99、努力Lv.10000、執着Lv.10000、愛情Max~~!?!?!?!?!?!
ムーンライトノベルズにも投稿しておりすがアルファ版のほうが長編になります。
【Amazonベストセラー入りしました】僕の処刑はいつですか?欲しがり義弟に王位を追われ身代わりの花嫁になったら溺愛王が待っていました。
美咲アリス
BL
「国王陛下!僕は偽者の花嫁です!どうぞ、どうぞ僕を、処刑してください!!」「とりあえず、落ち着こうか?(笑)」意地悪な義母の策略で義弟の代わりに辺境国へ嫁いだオメガ王子のフウル。正直な性格のせいで嘘をつくことができずに命を捨てる覚悟で夫となる国王に真実を告げる。だが美貌の国王リオ・ナバはなぜかにっこりと微笑んだ。そしてフウルを甘々にもてなしてくれる。「きっとこれは処刑前の罠?」不幸生活が身についたフウルはビクビクしながら城で暮らすが、実は国王にはある考えがあって⋯⋯?(Amazonベストセラー入りしました。1位。1/24,2024)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる