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最終章
第21話 ここにわが宝をのこす
しおりを挟む月末の金曜日。放課後、俺たちは大きな荷物を抱えて、森の小道を下っていく。
幽霊小屋は、既に綺麗に片付けて、鍵を閉めてきた。
そう、今日で幽霊小屋生活は終わりだ。
「寮部屋がどんな感じだったか、覚えてるか?」
「陸がすぐ水浸しにしたから、あんま覚えてねーわ」
「なっ、あれは楓も悪かっただろ!」
「あーはいはい。今日はそういうことにしといてあげるー」
「今日は、って…事実は昨日も明日も変わらないぞ!」
最後のこの道は、すごく寂しく感じるだろうなって思っていたけど、陸とこうやって歩いていると、寂しさはだいぶ和らいだ。
きっと、思い出を共有できる陸が、ずっと一緒にいるって思えるからだ。
寮に着くと、小日向さんが待っていてくれた。
「荷物が重くて大変だったね。これが鍵だよ。他の荷物は、部屋の前に置いてあるからね。」
「「ありがとうございます。」」
小日向さんから121号室の鍵を渡される。何故かその鍵は、幽霊小屋の鍵より不思議と軽く感じた。
こうやって、この鍵を小日向さんから受け取るのは二度目。
たった半年前の出来事なのに、なんだかすごく懐かしい。
この半年にいろいろあったからかな…。
「それと、明日だけど…」
小日向さんの声が、微かに弱まった。
「明日」というのは、理事長の説得の日のことだ。
前野先生が理事長と小日向さんのスケジュールを確認して、調整してくれていた。小日向さんに勇気を贈るように、優しく、力強く答えた。
「夕方です。理事長先生には、小日向さんも来るってことは、伝えていません。」
「うん、前野先生から聞いているよ」
これは前野先生の計らいだった。
あくまで二人の問題に、外野が口を出すべきではないと言って、当日は、“偶然”、小日向さんが幽霊小屋まで来る。
そういう段取りになっていた。
「俺たちが理事長先生と話している間に、前野先生が呼びに来てくれますので、…よろしくお願いします。」
「わかったよ。こちらこそ、よろしくね。」
陸と共に小日向さんにお辞儀をして、121号室に向かおうとすると。「あ、ちょっと」と呼び止められた。
「『おたすけ部』の二人、…ありがとう」
ここで感謝されるなんて思っていなくて、どう返していいか分からず狼狽える。
そもそもまだ何もやってないし…。
「小日向さん、まだ終わってません。明日、ちゃんとスッキリできたら、そのお礼は受け取ります。」
「…ああ、そうだね。ふふ」
陸のまっすぐな言葉に、小日向さんは優しく笑った。
改めて小日向さんに挨拶をして、121号室へ向かう。向かうと言っても、目と鼻の先なんだけど。
「なんだかドキドキするな」
「そーなの?俺は今にも火災報知器の音が聞こえるんじゃないかって、ハラハラしてるけど?」
「あれはビックリするよな。火災報知器が鳴った時は、叩いても直らないから気をつけような」
「当たり前だから!なんで叩こうと思ったのか、未だに分からな───いや、陸ならやるか…」
またからかってやろうと意地悪に笑って言ったのに、全く通じなかった。
てか、危険なことしないように、これからはちゃんと見張っておかないと。
ガチャンという音と共にドアが開く。
新生活の期待に胸を膨らませていた、あの日とほとんど変わらない、狭い部屋。
「二段ベッド!楓はどっちがいいんだ?」
あの日と全く変わった、陸への思い。
「俺が上。陸は寝ぼけて落ちると怖いから下」
それと、あの日から少し変わった、俺自身。
「前に階段で滑って、腰打ってたじゃん?」
「あ………わかった」
返事に微妙な間があったな、と陸を見る。勝手に決めたけど、陸は下で寝るの嫌だったのかも。
真新しいカーテンを引き、窓を開ける。肌寒いくらいの風と、秋の虫の声が部屋に入り込んできた。
「上がいーの?」
「いや、そうではなくて」
キャリーケースをベッドの近くに置き、荷解きを始める陸。
特に、何も気にしてる様子はない。テキパキと衣服をタンスにしまいながら、答える。
俺も作業しようとキャリーケースに手をかけた。
「あの頃から、俺は、楓が好きだったのかもしれないなと思って」
………は?
手を止め、陸を見る。
なにその可愛い話。それをこんな軽く言っちゃうわけ?
「ここにゆげまるさんを置いていいか?」
いやいや、それはいいけど。
ゆげまるティッシュケースをタンスの上に飾る陸の、隣まで移動する。
「あの頃って?陸、いつから俺のこと好きだったの?」
「いつ…って、それは分からないが…。俺は、まどかちゃんと祐希人に教えてもらうまで、『好き』がどんなものなのか知らなかったからな」
「は?」
「え?」
「待って、待って。…伊吹に何を教わったって?」
変な焦りから、陸の腕を掴む。
作業の手を止められた陸は、俺の顔を見た。凛とした黒い瞳が俺を見つめる。
「…伊吹に、変なことされたり、言われたり、してない…?」
「変なことって何だ?」
あの腹黒セクハラ王子のことだ。俺のいないところで陸にベタベタ触ってる可能性だってある。
クソ、可能性を考えただけなのにムカついてきた。
「思い当たらないが…、あ、そうだ。楓に伝言を頼まれていたんだ」
「伝言?」
「確か…、『他人のものに興味がない』『安心してほしい』…そんなことを言っていたな。」
「…」
「楓?」
「………うっっっざっ!!」
陸の腕を放し、誰もいない壁に向かって吐き出す。
本当、かわいくない後輩。負け惜しみの一つでも言ってみろっての。てゆーか、そもそも陸にちょっかい出すなって。
「あ、楓、そろそろ夕食の時間だ」
陸の声に、心の中の伊吹への悪態を止める。
ドアの外からは、食堂に向かう生徒たちの賑やかな声が聞こえて来た。
「ほんとだ。俺たちも行こっか。あー、食堂近くなって超便利~」
「そうだな。俺は、楓のご飯が食べられなくなるのが残念だが」
部屋のドアを開けたところで、陸の言葉に振り返る。
嬉しいこと、言ってくれるじゃん。
「たったの3年間じゃん。その後は、毎日食べることになるから」
陸の鼻先を指で軽くつつく。
「楽しみにしといて。な?」
「ああ、そうだな」
澄んだ瞳が俺を見上げ、照れたように笑った。
「さて、明日に備えて、今日はちゃんと食べて、たっぷり寝なきゃねー」
「そうだな!今日のメニューは何だろうな」
食欲をそそる匂いに誘われ、俺たちは部屋を後にした。
土曜日の夕方。
俺と陸は、昨日離れたばかりの幽霊小屋に来ていた。
理事長との約束の時間まであと少し。
「陸、緊張してる?」
「楓こそ」
「…まーね」
お互い、表情はちょっと硬い。
説得が上手くいく保証はない。それに、そもそも、理事長に自分の意見を言うっていうのが緊張する。
時間が長く感じる。
「鍵、ちゃんと持ってるか?」
「持ってる」
コンコン。
会話の途中で聞こえたノック音に、心臓が跳ね、陸と顔を見合わせる。
二人でドアに駆け寄った。
「やあ。『おたすけ部』の二人」
「理事長先生、こんにちは。」
「理事長先生、わざわざ来てもらってすみません。」
ドアを開くと、理事長と、前野先生の姿。
「構わないよ。前野くんには、ちょっと借りがあってね。頼まれたら断れないんだ」
嫌味っぽさは一切なく、ユーモアたっぷりな言い方をする。
濃いブラウンのスーツを上品に着こなした理事長が、長い脚で幽霊小屋の敷居を跨いだ。
「お邪魔するよ」
勝手知ったるといった様子で部屋の中を進む。
陸がダイニングの椅子を引くと、「ありがとう」と優しく微笑んで腰掛けた。
「それで、私に何か直訴があるとか」
4人で席につくなり、理事長がいきなり本題にとりかかる。
余裕のある口ぶりと、柔らかい笑顔。それなのに圧力を感じる。わざとなのか、それともこの人にとっての自然なのか。そのプレッシャーに圧倒される。
「この小屋の、取り壊しについてです」
凛とした陸の声が響く。
視線は真っ直ぐ、理事長を見つめている。
理事長はゆっくり頷き、続きを促す。
「僕たちは、半年間、ここを使わせてもらって、とても有意義な時間を過ごしました。修繕が必要な箇所は直しましたし、掃除や雑草の手入れもして、生活ができる場所として整えてきました。だから、」
「それが、取り壊し反対の理由かね?」
グレーの瞳が、鋭く陸を刺す。
陸は怯まず、理事長の目を見つめ返している。
「…前野先生、すみません。理事長と三人だけで話したいです。いいですか?」
俺が切り出すと、前野先生は、理事長を伺うように見た。
「構わないよ」
理事長がそう言うと、前野先生は「では」と、一礼して、それから力強い目で俺たちを見ると「頼むぞ」と言うように頷いた。
前野先生が小屋を出て、足音が遠かったところで、俺は、机の上に一枚の写真を出した。
額縁に鍵と一緒に入っていた、折られた写真。
「理事長、この写真、ご存知ですか?」
「なんだい?今度は取り調べごっこかな?」
理事長は冗談めかして言うけど、俺を見る目はやや怪訝な様子。
そのセピアカラーの写真に視線を落とすと、わずかに眉を上げた。
「…叔父さん…?でもこの女性は叔母さんでは…」
「似ていますか?この写真、おそらくですが、この学校の創設者夫婦の写真です」
キョトンとした顔で俺を見る。
「理事長先生、裏を、見てください。」
陸に促されるまま理事長が長い指で写真を裏返す。
そこに書かれているのは、「ここにわが宝をのこす」というメッセージ。
しばらくその文字を眺めた理事長は、小さく笑った。
「これが何だというんだね?君たちが作ったのかい?」
「違います。理事長先生は、この町の昔話を知っていますか?理事長のご先祖に当たる人が、この町に流れ着いて、宝を残したという」
「もちろん知っているよ。だがね、宝なんてものは嘘っぱちだ。私も母や叔父から、何も無かったと聞いているからね」
ふぅ、と鼻から息を吐き出し、足を組む。
「嘘では、ありません」
陸がキッパリと言い放った。
「その写真とメッセージは、本物です」
室内に沈黙が落ちる。
今の陸の表情を見て、嘘だと思える人がいるだろうか。そのくらい、目は澄みきっていて、姿勢は真っ直ぐだ。
余裕たっぷりな態度を見せていた理事長も、少し居心地悪そうに眉を顰め、足を組み替えた。
「理事長先生、その『宝』は、ここにあります」
俺がそう言って席を立つと、陸も続いた。
理事長の目がわずかに見開かれる。
「一緒に、来てもらえませんか?」
「…わかった、行ってみよう」
俺たちを見上げた理事長は、静かに息を呑み、了承した。
理事長を連れ立って、幽霊小屋の奥の蔵へ入る。
「ここは納屋として使っているところだろう?こんなところにあれば、すぐ気付くと思うがね」
理事長は、埃っぽく薄暗い蔵の中を見渡す。ゆったりした口調はそのままに、でも先ほどから口数は増えていて、内心落ち着かない様子が感じ取れた。
「こっちです」
暗くて狭い蔵の中を、懐中電灯で照らしながら案内する。
鏡のない鏡台の前まで来ると、下の敷物をめくる。砂埃が舞う。
そこにあるのは、あの夜、陸と見つけた、四角い枠。二つの鍵穴。
これが、───地下倉庫への、入り口。
「これは…」
理事長の言葉は続かず、ただその扉に目が釘付けになっている。
陸と俺は、一つずつ持っていたスケルトンキーを鍵穴に差し込み、顔を見合わせた。小さく頷く。息を合わせ、その鍵を同時に回した。
カチャン。
錠の外れる音に、理事長が半歩後退りした。
二人がかりで重い扉を持ち上げると、ギィ…と蝶番が軋む音が響く。扉の奥には石でできた階段が覗き、埃っぽい匂いと、冷えた空気が上がってくる。
「階段は狭いですけど、中は上より広いです。どうぞ」
「…」
先に小さな扉を潜った陸が、手を差し出す。理事長は一言も喋らず、でも、ゆっくりと四角い穴に近付いた。
俺たちの他に、革靴が石の階段を踏む音。手すりのない壁付けの階段を、懐中電灯の灯りだけを頼りに降りていく。
最後の一段を降りると、靴がコンクリートの上の細かい砂粒を擦った。
「見てください。これが、『宝』です」
陸が小さな灯りで照らした先には、煌びやかな金銀財宝は一つとてなかった。
そこにあったのは、薄汚れた布や紙の束、がらくたに見える数々の品。
「かなり古いものだね…?」
理事長が手に取って確認する。
ボロボロの子供の着物、女性物の櫛。色褪せた写真や、劣化してインクが滲んだ手紙の束。傷だらけの木製のおもちゃ、鼻緒の切れた下駄。
どれも古びていて、一文の価値もつきそうにない。
残された宝。それは──、
「これのどこが宝だと言うんだい?」
「これは、あの写真の人にとっての『宝』です」
「間違いなく、『大切なもの』です」
思い出だった。
「あの昔話によると、学校の創設者さんがここに来たのは、100年近く昔のことですよね。それが本当なら、きっと、戦争の混乱の中で、家族と、その思い出を守りたくて、ここに大切なものを隠したんじゃないかって、陸と話したんです。」
「そうか…。彼にとって、何より大事な『宝』は、『家族との思い出』だった…ということかね?」
「はい」
俺の言葉を受け取って、理事長が口を開く。綺麗に束ねられ、麻紐で括られた手紙の束を優しく撫でた。
「この宝を残した人は、愛した記憶を、残す選択をしました。」
陸の声に理事長が振り返る。
「誰かを愛せるって、本当に尊くて素敵なことです。僕は、あの小屋で過ごす中で、それを知りました。」
そう言って、優しい目で、俺を見る。
「…そんな思いを消すのは、悲しいし、余計辛いと、思います。」
再び理事長に視線を合わせて、懸命に言葉を紡ぐ。
「だから…、こうやって、しまっておいたらどうかと思うんです。それで、必要になった時に、見返すんです。」
理事長が視線を落とした。
俺はポケットからスケルトンキーを取り出して、理事長に差し出した。
「この鍵は、理事長にお返しします」
陸も、同じように持っていたスケルトンキーを理事長の元に持ち寄る。
「俺は、あの小屋で、自分の心に素直になることを学びました。…自分の心の声を聞くって、簡単そうだけど、俺にとってはすごく難しかったです」
理事長はグレーの瞳で俺を見下ろす。
「だって、心の声ってすごく小さいし、しかもそれを聞き入れて言葉や行動に出すのは、もっと勇気がいる。弱い部分も全部まとめて、自分を認めないといけないから」
その目には優しさも厳しさもなく、しかし少年のような心細さが見えた気がした。
「理事長先生も、自分の本当の心の声、聞いてみてあげて欲しいです。本当に消したいんですか?あの小屋も、昔の思い出や記憶も」
地上の方へ視線を移した理事長が、下唇をグッと噛んだ。
「この小屋を取り壊すことで、全て消すことなんてできない。いつかきっと、心に空いた穴に気づいてしまうと思います」
「だから、理事長先生、どうかもう一度、考えてみてほしいです。お願いします」
陸に合わせて、俺も「お願いします」と頭を下げた。
「……まさか生徒から説教されてしまうとはね、ハハ」
弱々しい声でそう言うと、俺たちから鍵を受け取る。
理事長の手は、冷たくて少し震えていた。差し出された手に、鈍く光る黄土色の鍵を乗せる。それだけの反動で、理事長の手は微かに沈み、実際以上の重みを感じているようだった。
2本の鍵は、理事長の手の中でリンと鳴いた。
蔵から出て、幽霊小屋に戻ると、ドアの前で小日向さんが待っていた。
「あ…、」
理事長が小さく声を上げ、立ち止まる。
小日向さんは、微笑んで、理事長にお辞儀をした。
黙ったまま小日向さんを見つめる理事長。理事長の後ろにいた俺たちには、その表情は見えない。
「エリアス理事長、いや、リア。少し、中で話をしないかい?」
「……」
小日向さんの呼びかけに黙ったまま立ち尽くす。
小日向さんはそんな様子を温かく見つめて、語り続ける。
「リア。リアと過ごした時間は、僕にとっても、とても美しくて、温かい時間だった。」
小日向さんが、そっと、理事長へ近付く。
「あの日、君の思いを知って、避けるような真似をして申し訳なかった。ただ、僕も君も、もう他に、もっと大事にしたいものがある。そうだろう?」
その投げかけに、きっと理事長は顔を歪めている。憎しみや悔しさのせいではなくて、願いと現実のギャップの切なさのせいだ。
「でもね、あの時の時間があったから、今の僕がある。誰かを大切にできる、僕が。君のおかげだよ、エリアス、ありがとう。」
理事長の肩が震える。
小日向さんは、理事長の前に歩み寄り、理事長の目元にハンカチを当てた。涙を拭っているようだ。
物悲しい、秋の冷たい風が吹く。
俺と陸は、2人の邪魔にならないよう、そっと、寮に戻った。
枯葉の落ちる、森の小道を陸と下る。
遠くでドアの閉まる音。
きっと、小日向さんと理事長が、幽霊小屋の中に入ったんだろう。
「はー、緊張した~」
「そうだな。理事長先生のオーラ、前野先生とは違う迫力があるな」
「だよね。美形だからかな?」
ザク、ザクと水分の抜けた葉を踏む音が、耳に心地よかった。
「…できることは、した、よね?」
「した。そう思う」
「よーし、じゃ、飯食いにいこーぜ」
「ああ!行こう」
踏み出した拍子に、足元の細い小枝がパキッと鳴る。
薪の爆ぜる音に似たそれは、小気味よく耳に届いた。
寮に向かって走り出した俺たちの背後では、幽霊小屋から、一筋の煙が、静かな秋の空に上がっていった。
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