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本編
16.4日目/朝
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今日は朝から馬車に乗り込む。四日目にしてようやく気づいたけれど早い時間の方が人気が高いようで、今日の座席はほぼ全てが埋まっていた。ゆったり乗りたい時は昼以降の馬車を選ぶのが正解なんだろう。空席に座るなり瑛士君がこっちを向いた。
「昼過ぎに乗り換えだろ? それまで寝てろよ」
「ありがと。限界が来たら言うね」
初っ端から居眠り中に事故に遭ったお陰でここまでは居眠りなしに乗り切ってきたが、ほぼ完徹の今日はあまり自信がない。どうしても眠くなったら瑛士君を頼るつもりで返事をしたのだが、瑛士君は何故か不満げだった。
「今度は俺の番だろ……昨日は狼狽えてたけど、冷静になったら俺ばっか恥ずかしいんだけど?」
「俺がエイジを頼る番なの?」
「そう。昨日はフィーに助けて貰ったからこれでおあいこな」
こっちの事情を抜きにすれば全然大した事じゃないのに、バツが悪そうに意味分からない事を言う瑛士君。なんか可愛い。ていうかこんなイケメンの癖におあいことか可愛い響きを言っちゃうのも可愛い。可愛いが度を超して逆に真顔でじっと見つめてしまった。
「……昨日の俺、お化けが怖いから一緒に寝てって親に泣き付くガキと変わんねーじゃん。だから早く忘れて欲しい」
うわーなにこの人すごい可愛い。男のプライドってやつだろうか。ちょっと唇尖らせて言う所がまたこっちのツボを的確にぶっ刺してくる。耳赤くなってるし。本当に恥ずかしいんだなぁ。
「それ、初日に馬車の中で号泣した俺に言う?」
「あ、確かにフィーもガキんちょだった」
「そうそう。だからエイジも、俺相手なら別に何頼んだって恥ずかしくないよね」
でしょ? と顔を覗き込んで言うと、瑛士君は眉を下げて苦笑した。うんうん。我ながら中々説得力のあるフォローが出来たんじゃないだろうか。無駄に得意気に腕組みしていたら、瑛士君に頭をぐしゃぐしゃに撫で回されてニヘッと笑いが溢れる。
「俺、フィーのそういう所、ほんと好き」
そしたらポロッとそんな事を言われた。
…………は? 思わず耳を疑う。いや分かる。違う。好きにも色んな好きがあって。だから深い意味とかじゃ全然なくて。そう、ファンサみたいな物だ。ここは俺も普通にサラッと受け流すのが正解で。ちゃんと頭では分かってるのに反応出来ない。
駄目なのに、ぶわわって顔が熱くなった。
「フィー?」
「や、ちょっと、え、待って」
ぎくしゃくした動きで頭に置かれた手を避け、不思議そうに覗き込んで来る瑛士君の視線から俯いて逃げる。これはとてもよろしくない。深く深く息を吸い込んで、吐き出す。よし、大丈夫。
「なぁ……もしかして、ここって男同士の恋愛って普通?」
せっかくの努力をぶち壊す瑛士君の言葉に、ぶはっと盛大に噴き出した。
「は? え? なに? え?」
「いや、フィーの反応見てたら何となく。今のは別に変な意味じゃないぞ? フィーを口説こうとしてる訳じゃ……」
「わ、分かってるよ!」
瑛士君はどうやら俺の動揺を「友人に唐突に口説かれて困惑した」と受け止めたらしい。好意がバレなかった事には安堵しつつも、分かってる事をキッパリ否定されるのは結構辛いものがある。
「こっちでも別に同性同士の恋愛は普通ではないよ。まぁ日本よりは寛容かもしれないけど」
昨日、こちらの濃い部分を垣間見せてしまったせいで、瑛士君も少々敏感になっているようだ。俺はこちらの世界の事情を説明することにした。
スタンダードとしてはやはり異性間の恋愛なのだけれど、同性でも付き合っている人たちは居るし、別にその事で差別されたりはしない。子供が生まれないので家族には歓迎されないかもしれないが、少なくとも他人にどうこう言われる事はないと思う。とはいえ結婚という制度だけはやはり異性間に限られるのだが。
「フィーは? どっち?」
一通り説明を終え、瑛士君に聞かれた時は答えずに逃げたくなったけれど、正直自分でもよく分からないのだ。瑛士君にキュンキュンしても他の人にはトキメキを感じない。格好良いとか可愛いとか思うのも男女で差はないと思う。比較対象がないのだ。
「どっちもなのかな、よく分かんない」
「わーマジか。それ俺もだわ」
俺の煮えきらない答えに同意されてビビる。瑛士君は女の子が好きだろうと咄嗟にツッコミたくなった。だって日本では普通に女の子とばかり付き合っていたから。
驚き過ぎてキョトーンと瑛士君を見つめる俺のバカ面に苦笑して、ちょっと言いにくそうに視線を逸らされた。
「ずっと女が恋愛対象だと思ってたけど、たぶん本当に好きになったのは男。だから中々気付けなくて今さら後悔してる」
「……え、じゃあ向こうに戻って会いたい人って……」
「そう。男……引いた?」
ふるふる、と首を振る。瑛士君に恋してるやつが引く訳ない。引きはしないが、何か……胃が重い。
「こっちの世界は良いよなぁ。周りに同性カップルでも居たら、俺も無駄な時間過ごさなくて済んだのに」
瑛士君の口から同性カップルなんて単語が出る日が来るなんて、誰が想像出来るだろうか。中二、中三で俺が知ってるだけでも瑛士君は女子二人と付き合っていた。学校で一番美人のモデルみたいな先輩と、小さくて顔も可愛いアイドルみたいな後輩だった。瑛士君と並んで歩いてる姿がどちらもすごくお似合いだったのだ。俺はいつも眺めていたから知ってる。
「……どんな人?」
「そうだなぁ。危なっかしくて、でもそこが可愛い」
「……へぇ」
「自分の気持ちに正直な癖して損ばっかりしてて……うわ、惚気けた。こんなの初めて人に言ったわ」
我に返って照れくさそうに頭を掻く瑛士君を、俺はちゃんと見れなかった。腹の中にグルグル渦巻く気持ち悪さを瑛士君には気づかれたくない。
会いたいと望むのは女の子だと思っていた。どこか遠い世界の風景を眺めているような感覚だったのだ。綺麗な王子様と綺麗な姫様。完璧で隙のない理想の姿には手を伸ばそうとする事すら烏滸がましいと俺はどこかで思っていたのだろう。なのに、そこにほんの少しの綻びを見つけて、俺の心に今、妬みという感情が生まれてしまった。
「……エイジも人間なんだね」
「当たり前だろ。何だと思ってたんだよ」
俺ちゃんと笑えているだろうか、あんまり自信がない。
町に着いた。馬車の中で談笑しつつも、うじうじと考えて続けていた俺はそんな自分にいい加減嫌気が差していた。
「飯だ、めしー!」
これはこれ、それはそれ。嫌な事ばかり考えても仕方ないので、そういうのは隅に放置するに限る。予定通り、明日には王都に着く。その後の事は分からないけれど、せっかくの瑛士君との二人旅なのだ。今を楽しまないと損だと思う。
「おー。その前に宿屋なー」
「宿屋の人にオススメの店とか聞こう。たまにはこう……賑やかな店が良いなぁ。酔った客同士がたまに暴れちゃう系の」
「いやそんな店やだよ」
普段の生活は早寝早起きなので、荒っぽい男達のたまり場みたいな酒場にはとんと縁がない。全く知らない夜の世界をちょっと覗いてみたい好奇心は昔からあったのだ。王都に着いてしまえば兄の店でまた早寝早起き生活を強いられてしまう。そうだ、チャンスは今日しか残っていない。
「宿屋が勧める所ならそんな酷くはないでしょ。一回だけ行ってみよ? 今日だけ!」
「チラっと覗いてみて、客層があんまり酷かったら帰るぞ」
仕方なさそうに出される瑛士君の妥協案に、うんうん頷く。そうして俺達は旅の思い出に、大人の社会見学に行くことになった。
「昼過ぎに乗り換えだろ? それまで寝てろよ」
「ありがと。限界が来たら言うね」
初っ端から居眠り中に事故に遭ったお陰でここまでは居眠りなしに乗り切ってきたが、ほぼ完徹の今日はあまり自信がない。どうしても眠くなったら瑛士君を頼るつもりで返事をしたのだが、瑛士君は何故か不満げだった。
「今度は俺の番だろ……昨日は狼狽えてたけど、冷静になったら俺ばっか恥ずかしいんだけど?」
「俺がエイジを頼る番なの?」
「そう。昨日はフィーに助けて貰ったからこれでおあいこな」
こっちの事情を抜きにすれば全然大した事じゃないのに、バツが悪そうに意味分からない事を言う瑛士君。なんか可愛い。ていうかこんなイケメンの癖におあいことか可愛い響きを言っちゃうのも可愛い。可愛いが度を超して逆に真顔でじっと見つめてしまった。
「……昨日の俺、お化けが怖いから一緒に寝てって親に泣き付くガキと変わんねーじゃん。だから早く忘れて欲しい」
うわーなにこの人すごい可愛い。男のプライドってやつだろうか。ちょっと唇尖らせて言う所がまたこっちのツボを的確にぶっ刺してくる。耳赤くなってるし。本当に恥ずかしいんだなぁ。
「それ、初日に馬車の中で号泣した俺に言う?」
「あ、確かにフィーもガキんちょだった」
「そうそう。だからエイジも、俺相手なら別に何頼んだって恥ずかしくないよね」
でしょ? と顔を覗き込んで言うと、瑛士君は眉を下げて苦笑した。うんうん。我ながら中々説得力のあるフォローが出来たんじゃないだろうか。無駄に得意気に腕組みしていたら、瑛士君に頭をぐしゃぐしゃに撫で回されてニヘッと笑いが溢れる。
「俺、フィーのそういう所、ほんと好き」
そしたらポロッとそんな事を言われた。
…………は? 思わず耳を疑う。いや分かる。違う。好きにも色んな好きがあって。だから深い意味とかじゃ全然なくて。そう、ファンサみたいな物だ。ここは俺も普通にサラッと受け流すのが正解で。ちゃんと頭では分かってるのに反応出来ない。
駄目なのに、ぶわわって顔が熱くなった。
「フィー?」
「や、ちょっと、え、待って」
ぎくしゃくした動きで頭に置かれた手を避け、不思議そうに覗き込んで来る瑛士君の視線から俯いて逃げる。これはとてもよろしくない。深く深く息を吸い込んで、吐き出す。よし、大丈夫。
「なぁ……もしかして、ここって男同士の恋愛って普通?」
せっかくの努力をぶち壊す瑛士君の言葉に、ぶはっと盛大に噴き出した。
「は? え? なに? え?」
「いや、フィーの反応見てたら何となく。今のは別に変な意味じゃないぞ? フィーを口説こうとしてる訳じゃ……」
「わ、分かってるよ!」
瑛士君はどうやら俺の動揺を「友人に唐突に口説かれて困惑した」と受け止めたらしい。好意がバレなかった事には安堵しつつも、分かってる事をキッパリ否定されるのは結構辛いものがある。
「こっちでも別に同性同士の恋愛は普通ではないよ。まぁ日本よりは寛容かもしれないけど」
昨日、こちらの濃い部分を垣間見せてしまったせいで、瑛士君も少々敏感になっているようだ。俺はこちらの世界の事情を説明することにした。
スタンダードとしてはやはり異性間の恋愛なのだけれど、同性でも付き合っている人たちは居るし、別にその事で差別されたりはしない。子供が生まれないので家族には歓迎されないかもしれないが、少なくとも他人にどうこう言われる事はないと思う。とはいえ結婚という制度だけはやはり異性間に限られるのだが。
「フィーは? どっち?」
一通り説明を終え、瑛士君に聞かれた時は答えずに逃げたくなったけれど、正直自分でもよく分からないのだ。瑛士君にキュンキュンしても他の人にはトキメキを感じない。格好良いとか可愛いとか思うのも男女で差はないと思う。比較対象がないのだ。
「どっちもなのかな、よく分かんない」
「わーマジか。それ俺もだわ」
俺の煮えきらない答えに同意されてビビる。瑛士君は女の子が好きだろうと咄嗟にツッコミたくなった。だって日本では普通に女の子とばかり付き合っていたから。
驚き過ぎてキョトーンと瑛士君を見つめる俺のバカ面に苦笑して、ちょっと言いにくそうに視線を逸らされた。
「ずっと女が恋愛対象だと思ってたけど、たぶん本当に好きになったのは男。だから中々気付けなくて今さら後悔してる」
「……え、じゃあ向こうに戻って会いたい人って……」
「そう。男……引いた?」
ふるふる、と首を振る。瑛士君に恋してるやつが引く訳ない。引きはしないが、何か……胃が重い。
「こっちの世界は良いよなぁ。周りに同性カップルでも居たら、俺も無駄な時間過ごさなくて済んだのに」
瑛士君の口から同性カップルなんて単語が出る日が来るなんて、誰が想像出来るだろうか。中二、中三で俺が知ってるだけでも瑛士君は女子二人と付き合っていた。学校で一番美人のモデルみたいな先輩と、小さくて顔も可愛いアイドルみたいな後輩だった。瑛士君と並んで歩いてる姿がどちらもすごくお似合いだったのだ。俺はいつも眺めていたから知ってる。
「……どんな人?」
「そうだなぁ。危なっかしくて、でもそこが可愛い」
「……へぇ」
「自分の気持ちに正直な癖して損ばっかりしてて……うわ、惚気けた。こんなの初めて人に言ったわ」
我に返って照れくさそうに頭を掻く瑛士君を、俺はちゃんと見れなかった。腹の中にグルグル渦巻く気持ち悪さを瑛士君には気づかれたくない。
会いたいと望むのは女の子だと思っていた。どこか遠い世界の風景を眺めているような感覚だったのだ。綺麗な王子様と綺麗な姫様。完璧で隙のない理想の姿には手を伸ばそうとする事すら烏滸がましいと俺はどこかで思っていたのだろう。なのに、そこにほんの少しの綻びを見つけて、俺の心に今、妬みという感情が生まれてしまった。
「……エイジも人間なんだね」
「当たり前だろ。何だと思ってたんだよ」
俺ちゃんと笑えているだろうか、あんまり自信がない。
町に着いた。馬車の中で談笑しつつも、うじうじと考えて続けていた俺はそんな自分にいい加減嫌気が差していた。
「飯だ、めしー!」
これはこれ、それはそれ。嫌な事ばかり考えても仕方ないので、そういうのは隅に放置するに限る。予定通り、明日には王都に着く。その後の事は分からないけれど、せっかくの瑛士君との二人旅なのだ。今を楽しまないと損だと思う。
「おー。その前に宿屋なー」
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「いやそんな店やだよ」
普段の生活は早寝早起きなので、荒っぽい男達のたまり場みたいな酒場にはとんと縁がない。全く知らない夜の世界をちょっと覗いてみたい好奇心は昔からあったのだ。王都に着いてしまえば兄の店でまた早寝早起き生活を強いられてしまう。そうだ、チャンスは今日しか残っていない。
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