45 / 69
溺愛タイプ
しおりを挟む
飲んで食べてのドンチャン騒ぎ。
大勢の人間を呼んで夜が更けても盛り上がる光景にハロルドは萎縮するばかりでついていけていない。
「そうだそうだ! ハロルド、コイツの子供の頃の写真見るか? 子供の頃って言い方もおかしいな。チビの頃の写真見るか?」
「あ、見たいです!」
「笑っちまうぐらいなんも変わってねぇぞ! おーい、写真持ってきてくれ!」
もともと見せるつもりだったのか、すぐに大量の写真が運ばれてきた。
「どんだけ……」
「何かあればすぐに写真屋を呼んでおったからな。五年前にはカメラを買っておった」
見るだけで何時間かかるんだと怖くなるほどの写真が次から次に運ばれてくる。
でもこれがダイゴロウの愛情なんだと思うと微笑ましくもなる。
「見ないのか?」
「飽きるほど見た。酔うと必ず写真を見て昔話をするのじゃ。巻き込まれとうない。あとは勝手にやってくりゃれ」
もう日付が変わっている。寝ると大きな欠伸をしながら手を揺らすユズリハの袖を掴んだハロルドが首を振って訴えた。
「置いていくな」
あの酔っ払い集団の中に入って盛り上がれるはずがない。一人にするなと訴えるハロルドにユズリハが見せたのは意地悪なニヤつき。
「寂しいから一人にするなと言ってくれれば一緒にいてやるのじゃがのう?」
「お前な……」
「んー? どうした? わらわはもう眠い。部屋に戻って寝たいのじゃ」
「ユズリハ、性悪なこと言ってねぇでお前も来い」
舌打ちでもしそうな勢いで顔を歪めたユズリハが「旦那様が酔っ払いのそなたらの中に一人で入りとうないらしいのでな、わらわも渋々お供するか」とわざわざ大声で告げたことに慌てながらあとを追いかけてユズリハの隣に座る。
「ほれ、これなんかウォルターが初めてうちで写真を撮ったときのやつだ」
「うわー! お祖父様が若い!」
「懐かしいのう。わらわは警戒しておった」
「大人顔負けの険しい表情だな」
眉を寄せて不機嫌そうに写真に映るユズリハだろう少女の表情に愛らしさはない。今も眉を寄せるとこういう表情をする。
「これがモミジさんか?」
「うむ、母上じゃ。美人であろう」
ダイゴロウの隣で優しく微笑む美しい黒髪美人。
背が低く、ダイゴロウと並ぶと大人と子供のようだが、笑顔がユズリハとよく似ている。
「名前教えたのか?」
「当然じゃろう」
そうか、と微笑むダイゴロウはユズリハがそこまで心を許しているのならと心底安心した。
亡くなった母親のことを語りたがらなかった娘が母親が亡くなったことだけではなく名前まで教えたのだから、間違いなく幸せなのだと確信する。
「これじゃこれじゃ! 姉上の結婚式の写真!」
嬉しそうに二枚の写真を取ってハロルドの前に持ち上げて見せる。
「こっちが結婚式の前日で、こっちが当日。どうじゃ、美人であろう。姉上は母上の遺伝子を全て受け継いだ和の国一の美人なのじゃ。結婚の申込が毎日山のように届くぐらい人気でな」
自慢げに語るユズリハの勢いは朝まで続きそうなほどで、どれだけ姉を慕っているのかが伝わってくる。ダイゴロウもリンタロウも「あれはすごかったな」と笑顔で語り、出席者たちも「驚くほど美人だったなー」と絶賛する中、ハロルドだけが不思議そうな顔で二枚の写真を交互に見つめる。
「惚れるなよ、ハロルド。ボタンはもう人妻だ」
あまりにもマジマジと見ているせいか、ウォルターが笑いながらハロルドの肩を叩くも「そうじゃなくて」と返される。
「ユズリハのほうが美人じゃないですか?」
大賑わいだった室内が水を打ったように静寂が広がる。
誰も笑いはしない。それはありえないとしても笑うことはダイゴロウが許さない。
「え……?」
なぜ黙るんだと戸惑っているのはハロルドだけで、周りはただ驚きに目を瞬かせる。
だが、リンタロウとダイゴロウ、そしてウォルターだけは理由が違った。
「はーっはっはっはっはっはっはっ!!」
堰を切ったように笑い始めたダイゴロウに続いてリンタロウとウォルターも大笑いする。
余計に混乱するハロルドがユズリハを見ると恨みがましげに睨まれていた。
「お前様の目が腐っておるせいで笑われたではないか」
眉を寄せるユズリハは写真から出てきたのではないかと思うほど小さい頃と同じ顔をしている。
悪いと謝ろうとしたハロルドだが、シキがユズリハの横髪を持ち上げたことで口を閉じた。
耳が赤い。
「何をする!」
「お前さんはもう少し素直になったほうがいいぜ」
「やかましいわ!」
手を払うとユズリハが距離を取るためハロルドが詰める。その光景にダイゴロウの笑いが更に大きくなる。
「そうかそうか! お前にはそう見えるか! そいつはいい! 最高だな!」
ダイゴロウやリンタロウに気を遣っていれば笑顔で話を合わせただろう。「これだけの美人さんですから」と言うぐらいはする。しかし、ハロルドが言ったのは「ユズリハのほうが」だった。皆が揃って美人だという姉のどこが美人なのかわからないと言いたげな様子を見せれば怒られる可能性もあったのにハロルドはそんなことは考えもしなかった。
三人が笑ったのはハロルドがあまりにも不思議そうな顔でそう言うからで、怒ろうなどとは微塵も思わなかった。
むしろそれこそ正解の答えだと大笑いしたのだ。
「お前様は恥ずかしい奴じゃのう」
一緒になって笑うユズリハは自慢したいほど嬉しいことだが、恥ずかしいことでもある。
和の国の人間は妻を美人だと言うことはない。他人に褒められるとなぜか貶すのが美徳となっている。
それが理解できないハロルドにとっては妻を褒めただけのこと。なぜ周りが大笑いするのかわからず、馬鹿にされている気分にさえなった。
「何かおかしいですか?」
声に出ていたのだろう、ダイゴロウが笑いを微笑みに変えてかぶりを振る。
「嬉しいんだ」
「嬉しい?」
なぜだと表情で訴えるハロルドを見てから写真に視線を落とす。
「この国じゃ、ユズリハよりボタンが美人と言われる。どっちも俺とモミジの娘だからそう変わらんとは思うが、ボタンのほうが美人だと言われることが多かった。だから少し心配だったんだ。お前がボタンの写真を見て姉が妻なら良かったと思う日が来るんじゃないかと思ってたからな。それなのにお前はユズリハのほうが美人だと言った」
本当は涙が出るほど嬉しい言葉だった。だが、娘が泣いていないのに親が泣くのはおかしいと笑いに変えて誤魔化していた。
「ありがとう」
「お礼を言われるようなことでは……」
説明を受けてもハロルドはやはり不可解だった。
姉が美人だからなんだというのか。妻を愛している夫なら妻の姉が美人だろうと関係ないはず。
ダイゴロウはウォルターから危惧すべきことを聞いていただけにそう思うのも仕方ないとハロルドも頭ではわかっているが、どうにも素直に「いえいえ」と笑うことはできなかった。
そのお礼はユズリハに失礼なのではないかと思ったのだ。
「僕は国が違うので皆さんとは考え方が違うせいだと思いますが……姉のほうが美人だ、とかそういう話は本人がいる前では絶対に言わないほうがいいと思いますよ。本人たちは誰の気分も害さないように笑顔でいるでしょうけど、比べられて傷つかない人間はいないし、褒められた姉だって妹が美人じゃないって言われるようなことは好ましくなかったと思います」
あと何回この国に足を運ぶかはわからない。これが最初で最後かもしれないし、数回あるかもしれない。それでもハロルドは言っておきたかった。
ユズリハはどんなときでも笑うようにしているから傷ついていたとしてもそれを誰かに伝えようとはしない。
ハロルドの言葉が嬉しかったのだとしてもユズリハがいる前で姉だけを褒めるのはおかしいのではないか。ユズリハの優秀な部分だって褒めるべきなのではないかと思ってしまったのだ。
生意気だと思われただろう。それでもボタンだけを褒めることが気に入らなかった。
「お前様の妻になれて幸せじゃ」
唐突に告げたユズリハの表情があまりにも幸せそうで、ハロルドは皆がいる前でも関係なくキスをした。ユズリハによって一瞬で離れてしまったが、人前でキスをする習慣がない和の国の人間は目を見開いて驚いている。
「や、やめぬか」
強く拒みはしない。照れているだけ。
嬉しいのだろうとシキにはわかる。
家族は差別なく大切に育ててくれた。でも、ハロルドは特別扱いしてくれる。自分のことではないのに怒ってくれる。
胸が甘く締め付けられるほどの嬉しさに微笑むユズリハに皆が微笑んでいた。
大勢の人間を呼んで夜が更けても盛り上がる光景にハロルドは萎縮するばかりでついていけていない。
「そうだそうだ! ハロルド、コイツの子供の頃の写真見るか? 子供の頃って言い方もおかしいな。チビの頃の写真見るか?」
「あ、見たいです!」
「笑っちまうぐらいなんも変わってねぇぞ! おーい、写真持ってきてくれ!」
もともと見せるつもりだったのか、すぐに大量の写真が運ばれてきた。
「どんだけ……」
「何かあればすぐに写真屋を呼んでおったからな。五年前にはカメラを買っておった」
見るだけで何時間かかるんだと怖くなるほどの写真が次から次に運ばれてくる。
でもこれがダイゴロウの愛情なんだと思うと微笑ましくもなる。
「見ないのか?」
「飽きるほど見た。酔うと必ず写真を見て昔話をするのじゃ。巻き込まれとうない。あとは勝手にやってくりゃれ」
もう日付が変わっている。寝ると大きな欠伸をしながら手を揺らすユズリハの袖を掴んだハロルドが首を振って訴えた。
「置いていくな」
あの酔っ払い集団の中に入って盛り上がれるはずがない。一人にするなと訴えるハロルドにユズリハが見せたのは意地悪なニヤつき。
「寂しいから一人にするなと言ってくれれば一緒にいてやるのじゃがのう?」
「お前な……」
「んー? どうした? わらわはもう眠い。部屋に戻って寝たいのじゃ」
「ユズリハ、性悪なこと言ってねぇでお前も来い」
舌打ちでもしそうな勢いで顔を歪めたユズリハが「旦那様が酔っ払いのそなたらの中に一人で入りとうないらしいのでな、わらわも渋々お供するか」とわざわざ大声で告げたことに慌てながらあとを追いかけてユズリハの隣に座る。
「ほれ、これなんかウォルターが初めてうちで写真を撮ったときのやつだ」
「うわー! お祖父様が若い!」
「懐かしいのう。わらわは警戒しておった」
「大人顔負けの険しい表情だな」
眉を寄せて不機嫌そうに写真に映るユズリハだろう少女の表情に愛らしさはない。今も眉を寄せるとこういう表情をする。
「これがモミジさんか?」
「うむ、母上じゃ。美人であろう」
ダイゴロウの隣で優しく微笑む美しい黒髪美人。
背が低く、ダイゴロウと並ぶと大人と子供のようだが、笑顔がユズリハとよく似ている。
「名前教えたのか?」
「当然じゃろう」
そうか、と微笑むダイゴロウはユズリハがそこまで心を許しているのならと心底安心した。
亡くなった母親のことを語りたがらなかった娘が母親が亡くなったことだけではなく名前まで教えたのだから、間違いなく幸せなのだと確信する。
「これじゃこれじゃ! 姉上の結婚式の写真!」
嬉しそうに二枚の写真を取ってハロルドの前に持ち上げて見せる。
「こっちが結婚式の前日で、こっちが当日。どうじゃ、美人であろう。姉上は母上の遺伝子を全て受け継いだ和の国一の美人なのじゃ。結婚の申込が毎日山のように届くぐらい人気でな」
自慢げに語るユズリハの勢いは朝まで続きそうなほどで、どれだけ姉を慕っているのかが伝わってくる。ダイゴロウもリンタロウも「あれはすごかったな」と笑顔で語り、出席者たちも「驚くほど美人だったなー」と絶賛する中、ハロルドだけが不思議そうな顔で二枚の写真を交互に見つめる。
「惚れるなよ、ハロルド。ボタンはもう人妻だ」
あまりにもマジマジと見ているせいか、ウォルターが笑いながらハロルドの肩を叩くも「そうじゃなくて」と返される。
「ユズリハのほうが美人じゃないですか?」
大賑わいだった室内が水を打ったように静寂が広がる。
誰も笑いはしない。それはありえないとしても笑うことはダイゴロウが許さない。
「え……?」
なぜ黙るんだと戸惑っているのはハロルドだけで、周りはただ驚きに目を瞬かせる。
だが、リンタロウとダイゴロウ、そしてウォルターだけは理由が違った。
「はーっはっはっはっはっはっはっ!!」
堰を切ったように笑い始めたダイゴロウに続いてリンタロウとウォルターも大笑いする。
余計に混乱するハロルドがユズリハを見ると恨みがましげに睨まれていた。
「お前様の目が腐っておるせいで笑われたではないか」
眉を寄せるユズリハは写真から出てきたのではないかと思うほど小さい頃と同じ顔をしている。
悪いと謝ろうとしたハロルドだが、シキがユズリハの横髪を持ち上げたことで口を閉じた。
耳が赤い。
「何をする!」
「お前さんはもう少し素直になったほうがいいぜ」
「やかましいわ!」
手を払うとユズリハが距離を取るためハロルドが詰める。その光景にダイゴロウの笑いが更に大きくなる。
「そうかそうか! お前にはそう見えるか! そいつはいい! 最高だな!」
ダイゴロウやリンタロウに気を遣っていれば笑顔で話を合わせただろう。「これだけの美人さんですから」と言うぐらいはする。しかし、ハロルドが言ったのは「ユズリハのほうが」だった。皆が揃って美人だという姉のどこが美人なのかわからないと言いたげな様子を見せれば怒られる可能性もあったのにハロルドはそんなことは考えもしなかった。
三人が笑ったのはハロルドがあまりにも不思議そうな顔でそう言うからで、怒ろうなどとは微塵も思わなかった。
むしろそれこそ正解の答えだと大笑いしたのだ。
「お前様は恥ずかしい奴じゃのう」
一緒になって笑うユズリハは自慢したいほど嬉しいことだが、恥ずかしいことでもある。
和の国の人間は妻を美人だと言うことはない。他人に褒められるとなぜか貶すのが美徳となっている。
それが理解できないハロルドにとっては妻を褒めただけのこと。なぜ周りが大笑いするのかわからず、馬鹿にされている気分にさえなった。
「何かおかしいですか?」
声に出ていたのだろう、ダイゴロウが笑いを微笑みに変えてかぶりを振る。
「嬉しいんだ」
「嬉しい?」
なぜだと表情で訴えるハロルドを見てから写真に視線を落とす。
「この国じゃ、ユズリハよりボタンが美人と言われる。どっちも俺とモミジの娘だからそう変わらんとは思うが、ボタンのほうが美人だと言われることが多かった。だから少し心配だったんだ。お前がボタンの写真を見て姉が妻なら良かったと思う日が来るんじゃないかと思ってたからな。それなのにお前はユズリハのほうが美人だと言った」
本当は涙が出るほど嬉しい言葉だった。だが、娘が泣いていないのに親が泣くのはおかしいと笑いに変えて誤魔化していた。
「ありがとう」
「お礼を言われるようなことでは……」
説明を受けてもハロルドはやはり不可解だった。
姉が美人だからなんだというのか。妻を愛している夫なら妻の姉が美人だろうと関係ないはず。
ダイゴロウはウォルターから危惧すべきことを聞いていただけにそう思うのも仕方ないとハロルドも頭ではわかっているが、どうにも素直に「いえいえ」と笑うことはできなかった。
そのお礼はユズリハに失礼なのではないかと思ったのだ。
「僕は国が違うので皆さんとは考え方が違うせいだと思いますが……姉のほうが美人だ、とかそういう話は本人がいる前では絶対に言わないほうがいいと思いますよ。本人たちは誰の気分も害さないように笑顔でいるでしょうけど、比べられて傷つかない人間はいないし、褒められた姉だって妹が美人じゃないって言われるようなことは好ましくなかったと思います」
あと何回この国に足を運ぶかはわからない。これが最初で最後かもしれないし、数回あるかもしれない。それでもハロルドは言っておきたかった。
ユズリハはどんなときでも笑うようにしているから傷ついていたとしてもそれを誰かに伝えようとはしない。
ハロルドの言葉が嬉しかったのだとしてもユズリハがいる前で姉だけを褒めるのはおかしいのではないか。ユズリハの優秀な部分だって褒めるべきなのではないかと思ってしまったのだ。
生意気だと思われただろう。それでもボタンだけを褒めることが気に入らなかった。
「お前様の妻になれて幸せじゃ」
唐突に告げたユズリハの表情があまりにも幸せそうで、ハロルドは皆がいる前でも関係なくキスをした。ユズリハによって一瞬で離れてしまったが、人前でキスをする習慣がない和の国の人間は目を見開いて驚いている。
「や、やめぬか」
強く拒みはしない。照れているだけ。
嬉しいのだろうとシキにはわかる。
家族は差別なく大切に育ててくれた。でも、ハロルドは特別扱いしてくれる。自分のことではないのに怒ってくれる。
胸が甘く締め付けられるほどの嬉しさに微笑むユズリハに皆が微笑んでいた。
21
あなたにおすすめの小説
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
侯爵夫人のハズですが、完全に無視されています
猫枕
恋愛
伯爵令嬢のシンディーは学園を卒業と同時にキャッシュ侯爵家に嫁がされた。
しかし婚姻から4年、旦那様に会ったのは一度きり、大きなお屋敷の端っこにある離れに住むように言われ、勝手な外出も禁じられている。
本宅にはシンディーの偽物が奥様と呼ばれて暮らしているらしい。
盛大な結婚式が行われたというがシンディーは出席していないし、今年3才になる息子がいるというが、もちろん産んだ覚えもない。
拝啓、愛しの侯爵様~行き遅れ令嬢ですが、運命の人は案外近くにいたようです~
藤原ライラ
恋愛
心を奪われた手紙の先には、運命の人が待っていた――
子爵令嬢のキャロラインは、両親を早くに亡くし、年の離れた弟の面倒を見ているうちにすっかり婚期を逃しつつあった。夜会でも誰からも相手にされない彼女は、新しい出会いを求めて文通を始めることに。届いた美しい字で洗練された内容の手紙に、相手はきっとうんと年上の素敵なおじ様のはずだとキャロラインは予想する。
彼とのやり取りにときめく毎日だがそれに難癖をつける者がいた。幼馴染で侯爵家の嫡男、クリストファーである。
「理想の相手なんかに巡り合えるわけないだろう。現実を見た方がいい」
四つ年下の彼はいつも辛辣で彼女には冷たい。
そんな時キャロラインは、夜会で想像した文通相手とそっくりな人物に出会ってしまう……。
文通相手の正体は一体誰なのか。そしてキャロラインの恋の行方は!?
じれじれ両片思いです。
※他サイトでも掲載しています。
イラスト:ひろ様(https://xfolio.jp/portfolio/hiro_foxtail)
悪役令嬢と誤解され冷遇されていたのに、目覚めたら夫が豹変して求愛してくるのですが?
いりん
恋愛
初恋の人と結婚できたーー
これから幸せに2人で暮らしていける…そう思ったのに。
「私は夫としての務めを果たすつもりはない。」
「君を好きになることはない。必要以上に話し掛けないでくれ」
冷たく拒絶され、離婚届けを取り寄せた。
あと2週間で届くーーそうしたら、解放してあげよう。
ショックで熱をだし寝込むこと1週間。
目覚めると夫がなぜか豹変していて…!?
「君から話し掛けてくれないのか?」
「もう君が隣にいないのは考えられない」
無口不器用夫×優しい鈍感妻
すれ違いから始まる両片思いストーリー
妖狐の嫁入り
山田あとり
恋愛
「――おまえを祓うなどできない。あきらめて、俺と生きてくれ」
稲荷神社の娘・遥香(はるか)は、妖狐の血をひくために狐憑きとさげすまれ、ひっそり生きてきた。
ある日、村八分となっている遥香を探して来たのは怨霊や魔物を祓う軍人・彰良(あきら)。
彼は陰陽師の名門・芳川家の男だった。
帝国陸軍で共に任務にあたることになった二人だったが、実は彰良にもある秘密が――。
自己評価は低いが芯に強さを秘める女が、理解者を得て才能を開花させる!
&
苦しみを抱え屈折した男が、真っ直ぐな優しさに触れ愛を知る!
明治中期風の横浜と帝都を駆ける、あやかし異能ロマンス譚です。
可愛い妖怪・豆腐小僧も戦うよ!
※この作品は、カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
【完結】王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく
たまこ
恋愛
10年の間、王子妃教育を受けてきた公爵令嬢シャーロットは、政治的な背景から王子妃候補をクビになってしまう。
多額の慰謝料を貰ったものの、婚約者を見つけることは絶望的な状況であり、シャーロットは結婚は諦めて公爵家の仕事に打ち込む。
もう会えないであろう初恋の相手のことだけを想って、生涯を終えるのだと覚悟していたのだが…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる