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監禁! 最後の文化祭
30.副生徒会長は〇〇がお好き
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呑気に手を振る田中宗介と分かれ、遼太郎は暫く道なりに進む。
誰もいない一年生の教室、渡り廊下、図書室前、あてどなく足を動かし──目的があるように見せかけながら──ひとつの、誰も使っていない空き教室へ入る。
「~~~~~ッッッッ!!!!」
──そして、徐に崩れ落ち。
古い板張りの教室にガッ、と膝を強かに打ちつけた。
(緊張した……!!!!)
ここ最近、宗介が後生大事に持っている薄緑の手紙。純粋な感情を綴ったそれ。
執筆者は何を隠そう王道学園生徒会副会長、刑部遼太郎その人だったのだ。
「どうして……どうして私は園芸委員ではないのでしょう……」
そうしていつもの嘆きを吐き出す。この高校には数多の空き教室があり、遼太郎のいる場所も、理由も目的もなく存在している場所の一つだ。
いくつかの机や椅子と共に埃の積もったここは、滅多に人が来ることもない。だからこそこうして本性と呼べるものをさらけ出せるのだが。
「はぁ……」
さてこの刑部遼太郎。銀縁眼鏡に怜悧な眼差し、冷たいと感じるほど美しい見た目から傾国の美人、抱きたい男ランキング一位の称号を掻っ攫っているが。
「せっかく気にしていただいたというのに、私の馬鹿……!! どうして素直に見ててくれて嬉しいの一言も言えないんですか!」
心に乙女を宿している、俗に言う乙女系男子というものであった。
両頬をぱちりと挟み、ぶんぶんと首を振る。思い返すのは先ほど別れた園芸委員会委員長、田中宗介の存在。
気まぐれな態度と堅実な実力、当たり前に危険な場所に飛び込む危うさ。色気のある甘く掠れた声と快活だがどこかに陰を帯びた端正な顔立ち。
アンバランスな魅力に惹かれ、ファンになる人間は存外多い。
さらにあの観察眼。鳶色の瞳から優しくじっと見つめられ、悩みを当てられあっさりと解決される。ここ最近の人助けは着実に彼の人望を増やしていた。現在のこの高校の三大派閥の一つに入るだろう。
(思い返せば、彼との出会いも長いもの)
──かつて、遼太郎が一年生だった頃の夏、旧校舎で写生大会の際、田中宗介という男を知った。
元々名前自体は知っていた。Cクラスきっての問題児、水瀬ひろしといつも行動を共にしている成金の子供。彼はもともと異様な人気があり、早速親衛隊なんかが作られていた。
茹だるような暑さの中、全クラス混合であると聞かされ整備が面倒になるな、と心の中でため息を吐いていたくらいだ。
「しかし、この暑さで写生大会とは。この高校は本当にルールに沿わないですね」
「慣れていくしかないさ。不思議の国のアリスみたいなものだ、お前は好きだろう?」
「ええ、まぁ……ファンタジーはファンタジーですよ」
「考え方次第ということだ」
基本的に兄貴分である真道は、遼太郎の趣味を肯定的に見てくれている。同じ年だが気持ち的には末っ子である瑛一や年下の椿や桜、天然の浩太郎には知られたくない顔だった。
そんな真道と話しつつ、顔を動かす。ひとまず写生大会ということなので、何かを書き写さなければならない。
「あ……」
「ん。何か見つけたのか?」
そうして視界の端に、噂に聞いた金色が見つかったのだ。明らかに染めている鮮やかな髪に、無遠慮につけられたピン。あの頃はまだ少しいたいけで線が細かった。
何かを真剣に見つめる横顔。元来端正な顔立ちをしているからか、その眼差しが澄み切っているようにすら感じた。
「あれは……Cクラスの。こうして見れば、騙される人間が増えるのも頷けるな」
「そうですね……」
いつもへらりと薄笑いを浮かべた顔は、誰も見ていないからか口を噤んでおり、形のいい唇を少しむっと曲げていた。
少し意外だ。
遼太郎すら適当に済ませようとした、誰も真剣に取り組まないような授業で、田中宗介は一人輪から外れて何かを真剣に書き写していたから。
他の人は皆新しくできた友人と話したり意中の相手に自分をアピールしたりと忙しい中、黙々と手を動かす姿。模範的な生徒のようだ。
「あの男にそういうのは癪だが、感心だな。ああいう生徒が増えれば俺たちが気を揉む必要がないのだが」
「風紀委員でしたか。よく似合っていると思いますよ」
「……そうか。瑛一もそうして喜んでいた。お前達は昔から怒られるのが妙に好きだったからな」
真道がそう言って溜息をつくのを、遼太郎は曖昧に笑って誤魔化す。正確に言えば、真道が慌てて追いかけて叱ってくるのが楽しかっただけだ。
それ以外の時間といえば大人と何やら難しい話をしたり真面目に色んな稽古に打ち込んだりと、ちっともこちらを構ってくれなかったので。
何はともあれ一旦そこで田中宗介のことは忘れ、ひとまず気合を入れ直して花を書き移した。
しかしこの、理知的で怜悧なキャラクター性の求められる自分が書き移した素朴な名も知らぬ花を人に見せる勇気がなく。
「わぁ! 刑部様、それ旧校舎全体ですか?」
「さすが刑部様、お上手です……!」
結局、無難なものを提出した。きゃあきゃあと盛り上がる同じ年のはずの生徒達に笑顔を見せておく。
彼らのように小柄で、愛らしいものが似合っていて、花を描いても女男と嘲られない世界であれば良かったと思いながら。
早くに提出してしまった為か暇になり、絵の指導を望む生徒を笑顔でかわしながらまた旧校舎の裏手へと向かう。裏山に近いそこは草木に溢れ虫が多く、生徒が近寄ってこない。田中宗介もまた喧騒を嫌ったのだろうか。
「……あ」
しかして彼はそこにいた。
どこか予感はあったのかもしれない。ぬるい風に金髪が揺れて、草木の騒めく音と自分の呼吸以外に、微かに鉛筆をガリガリと動かす音が届く。
何度も描いて、消して、書いては消して。一体何にそう手こずっているのか。暑さに火照り、茹った頭に理性のストッパーは効かず、つい足を踏み込んでしまう。
一歩近付く。気が付かない。
二歩近付く。振り返らない。
三歩近づく。手を止めない。
真後ろに立っても、彼は気がついた様子もなかった。フラットに呼吸をして、ちびた鉛筆と黒くなった手を動かして絵を描いていた。
(わ……)
息ができなくなったのは、遼太郎の方だった。
身を隠すように密やかに咲く桔梗。それを彼のスケッチブックには正確に写し取られていた。
いや、正確かと聞かれればそうではない。平たくいえば、実験に慣れている人間の描き取り方。
影をつけず、迷いのない線で、桔梗という花を紙の上に書き記す。大量のモチーフがある中で、一心不乱にこの小さな花を一つだけ。
(綺麗だ)
その横顔も、選んだ花も。大きな体が縮こまった姿を可愛らしいと思った。ぬるい風に金色の髪が微かに揺れて、ひよひよと動く髪がまた可愛くて。
平たくいえばブッ刺さったのである。輪から離れて一人で絵を描く姿と、その迷いのない線で写し取られた絵が。
クラファンを間接的に進め合法的に彼の作った冊子を手に入れ、園芸委員会以外基本立ち入りのできない旧校舎に変わって整備された花壇を毎日眺め、気がつけば生活に入ってきていた。
その冊子を落としてしまって探していたところ、どんな確率なのか本人に拾われて。たまらず送った手紙の入った封筒も書き込みも大切に撫でられているのを見るとひっくり返りそうになってしまう。
「放課後の図書室で勉強していたり、早朝から毎日畑に行ったり、勤勉で人の良いところもまた魅力……」
まぁ要するに、推しである。元々可愛いものに弱く浅く深くハマる傾向のある遼太郎であるので、この三年間、すっかり沼にハマっていた。
恋ではない、と思う。栄一が付き合っていると告げたときも、胸に過ったのは少しの寂しさと信頼であったので。
「いやでも、距離が近すぎませんか!?」
あんなのは誰でもガチ恋になってしまう。
可愛い弟分と格好いい兄貴分はともかく、立場的にはどうにでもなるような相手なのに距離が近い。厄介オタがまた増えそうである。その点自分は弁えているけれど。
「しかし、田中宗介は愛らしく勤勉ですし……どれほど彼が栄一を好きでも、ダメ人間好きには望みもないでしょう。いや田中宗介を選ばない瑛一もちょっとどうかとは思いますが」
そして普通に盲目であったので、遼太郎は知らなかった。
体格のいい金髪のイケメンは可愛い部類に一切入らないこと。
カスの勝ち方が好きで親友に赤ちゃんのモノマネをして見せる男は──俗に言うダメ人間であるということを。
わからない程度には、まぁ、天下の副会長の眼鏡は曇っていたということである。
何しろ彼は、可愛いものが大好きなので。
誰もいない一年生の教室、渡り廊下、図書室前、あてどなく足を動かし──目的があるように見せかけながら──ひとつの、誰も使っていない空き教室へ入る。
「~~~~~ッッッッ!!!!」
──そして、徐に崩れ落ち。
古い板張りの教室にガッ、と膝を強かに打ちつけた。
(緊張した……!!!!)
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そうしていつもの嘆きを吐き出す。この高校には数多の空き教室があり、遼太郎のいる場所も、理由も目的もなく存在している場所の一つだ。
いくつかの机や椅子と共に埃の積もったここは、滅多に人が来ることもない。だからこそこうして本性と呼べるものをさらけ出せるのだが。
「はぁ……」
さてこの刑部遼太郎。銀縁眼鏡に怜悧な眼差し、冷たいと感じるほど美しい見た目から傾国の美人、抱きたい男ランキング一位の称号を掻っ攫っているが。
「せっかく気にしていただいたというのに、私の馬鹿……!! どうして素直に見ててくれて嬉しいの一言も言えないんですか!」
心に乙女を宿している、俗に言う乙女系男子というものであった。
両頬をぱちりと挟み、ぶんぶんと首を振る。思い返すのは先ほど別れた園芸委員会委員長、田中宗介の存在。
気まぐれな態度と堅実な実力、当たり前に危険な場所に飛び込む危うさ。色気のある甘く掠れた声と快活だがどこかに陰を帯びた端正な顔立ち。
アンバランスな魅力に惹かれ、ファンになる人間は存外多い。
さらにあの観察眼。鳶色の瞳から優しくじっと見つめられ、悩みを当てられあっさりと解決される。ここ最近の人助けは着実に彼の人望を増やしていた。現在のこの高校の三大派閥の一つに入るだろう。
(思い返せば、彼との出会いも長いもの)
──かつて、遼太郎が一年生だった頃の夏、旧校舎で写生大会の際、田中宗介という男を知った。
元々名前自体は知っていた。Cクラスきっての問題児、水瀬ひろしといつも行動を共にしている成金の子供。彼はもともと異様な人気があり、早速親衛隊なんかが作られていた。
茹だるような暑さの中、全クラス混合であると聞かされ整備が面倒になるな、と心の中でため息を吐いていたくらいだ。
「しかし、この暑さで写生大会とは。この高校は本当にルールに沿わないですね」
「慣れていくしかないさ。不思議の国のアリスみたいなものだ、お前は好きだろう?」
「ええ、まぁ……ファンタジーはファンタジーですよ」
「考え方次第ということだ」
基本的に兄貴分である真道は、遼太郎の趣味を肯定的に見てくれている。同じ年だが気持ち的には末っ子である瑛一や年下の椿や桜、天然の浩太郎には知られたくない顔だった。
そんな真道と話しつつ、顔を動かす。ひとまず写生大会ということなので、何かを書き写さなければならない。
「あ……」
「ん。何か見つけたのか?」
そうして視界の端に、噂に聞いた金色が見つかったのだ。明らかに染めている鮮やかな髪に、無遠慮につけられたピン。あの頃はまだ少しいたいけで線が細かった。
何かを真剣に見つめる横顔。元来端正な顔立ちをしているからか、その眼差しが澄み切っているようにすら感じた。
「あれは……Cクラスの。こうして見れば、騙される人間が増えるのも頷けるな」
「そうですね……」
いつもへらりと薄笑いを浮かべた顔は、誰も見ていないからか口を噤んでおり、形のいい唇を少しむっと曲げていた。
少し意外だ。
遼太郎すら適当に済ませようとした、誰も真剣に取り組まないような授業で、田中宗介は一人輪から外れて何かを真剣に書き写していたから。
他の人は皆新しくできた友人と話したり意中の相手に自分をアピールしたりと忙しい中、黙々と手を動かす姿。模範的な生徒のようだ。
「あの男にそういうのは癪だが、感心だな。ああいう生徒が増えれば俺たちが気を揉む必要がないのだが」
「風紀委員でしたか。よく似合っていると思いますよ」
「……そうか。瑛一もそうして喜んでいた。お前達は昔から怒られるのが妙に好きだったからな」
真道がそう言って溜息をつくのを、遼太郎は曖昧に笑って誤魔化す。正確に言えば、真道が慌てて追いかけて叱ってくるのが楽しかっただけだ。
それ以外の時間といえば大人と何やら難しい話をしたり真面目に色んな稽古に打ち込んだりと、ちっともこちらを構ってくれなかったので。
何はともあれ一旦そこで田中宗介のことは忘れ、ひとまず気合を入れ直して花を書き移した。
しかしこの、理知的で怜悧なキャラクター性の求められる自分が書き移した素朴な名も知らぬ花を人に見せる勇気がなく。
「わぁ! 刑部様、それ旧校舎全体ですか?」
「さすが刑部様、お上手です……!」
結局、無難なものを提出した。きゃあきゃあと盛り上がる同じ年のはずの生徒達に笑顔を見せておく。
彼らのように小柄で、愛らしいものが似合っていて、花を描いても女男と嘲られない世界であれば良かったと思いながら。
早くに提出してしまった為か暇になり、絵の指導を望む生徒を笑顔でかわしながらまた旧校舎の裏手へと向かう。裏山に近いそこは草木に溢れ虫が多く、生徒が近寄ってこない。田中宗介もまた喧騒を嫌ったのだろうか。
「……あ」
しかして彼はそこにいた。
どこか予感はあったのかもしれない。ぬるい風に金髪が揺れて、草木の騒めく音と自分の呼吸以外に、微かに鉛筆をガリガリと動かす音が届く。
何度も描いて、消して、書いては消して。一体何にそう手こずっているのか。暑さに火照り、茹った頭に理性のストッパーは効かず、つい足を踏み込んでしまう。
一歩近付く。気が付かない。
二歩近付く。振り返らない。
三歩近づく。手を止めない。
真後ろに立っても、彼は気がついた様子もなかった。フラットに呼吸をして、ちびた鉛筆と黒くなった手を動かして絵を描いていた。
(わ……)
息ができなくなったのは、遼太郎の方だった。
身を隠すように密やかに咲く桔梗。それを彼のスケッチブックには正確に写し取られていた。
いや、正確かと聞かれればそうではない。平たくいえば、実験に慣れている人間の描き取り方。
影をつけず、迷いのない線で、桔梗という花を紙の上に書き記す。大量のモチーフがある中で、一心不乱にこの小さな花を一つだけ。
(綺麗だ)
その横顔も、選んだ花も。大きな体が縮こまった姿を可愛らしいと思った。ぬるい風に金色の髪が微かに揺れて、ひよひよと動く髪がまた可愛くて。
平たくいえばブッ刺さったのである。輪から離れて一人で絵を描く姿と、その迷いのない線で写し取られた絵が。
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その冊子を落としてしまって探していたところ、どんな確率なのか本人に拾われて。たまらず送った手紙の入った封筒も書き込みも大切に撫でられているのを見るとひっくり返りそうになってしまう。
「放課後の図書室で勉強していたり、早朝から毎日畑に行ったり、勤勉で人の良いところもまた魅力……」
まぁ要するに、推しである。元々可愛いものに弱く浅く深くハマる傾向のある遼太郎であるので、この三年間、すっかり沼にハマっていた。
恋ではない、と思う。栄一が付き合っていると告げたときも、胸に過ったのは少しの寂しさと信頼であったので。
「いやでも、距離が近すぎませんか!?」
あんなのは誰でもガチ恋になってしまう。
可愛い弟分と格好いい兄貴分はともかく、立場的にはどうにでもなるような相手なのに距離が近い。厄介オタがまた増えそうである。その点自分は弁えているけれど。
「しかし、田中宗介は愛らしく勤勉ですし……どれほど彼が栄一を好きでも、ダメ人間好きには望みもないでしょう。いや田中宗介を選ばない瑛一もちょっとどうかとは思いますが」
そして普通に盲目であったので、遼太郎は知らなかった。
体格のいい金髪のイケメンは可愛い部類に一切入らないこと。
カスの勝ち方が好きで親友に赤ちゃんのモノマネをして見せる男は──俗に言うダメ人間であるということを。
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