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束の間の休息
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夕暮れ時。なんだかんだと買い付けに時間がかかり、俺はため息を吐きながら右手にパンパンに詰まった袋、左手に大きな全身鏡を抱えてカエラム達の家へ戻っていた。
「アーノルド! おかえり、師匠来てるぜー!」
「知ってる。良い子にしてたか?」
「んふふ。アーノルド、お父さんみたいなの」
隻腕の子供がよろけもせずに駆けてくるのを受け止める。もうすっかり腕の無いのに慣れてしまった子供は、セリオンに被せられたローブを見て少し躊躇したあと、恐る恐るとその端を握った。
「一昨日から、出かけたっきり帰って来なかったんだけど……長い狩りに出るんなら教えて欲しかったぜ?」
「悪かったよ、土産もある。少し公爵に恩を売ってきただけ」
わしわしと濡羽色の髪を撫でると、欠かさず洗ってるらしいそこは思いの外スルスルと指を通った。俺の方が荒れてるかもしれん。
居間の方で持ってきたらしい干し肉をがみがみ噛んでいるセリオンが苦笑した。
「ふっ……誰が誰に恩って? あんたって人は、本当に隠し事が好きだね?」
「事実だろ? まだ俺は正式に継いでないんだから」
全く、気の早い弟である。本人としては一刻も早く公爵を辞めたい気持ちも大きいのだろう。俺からすれば、セリオンよりよほどルースの方が向いてるからな。セリオンは少し繊細すぎるので。
カエラムは様子の変わった俺たちに顔を上げ、少し不思議そうな顔をしたが、相変わらず仲良しだなと流した。
セリオン(記憶無し)に兄バレしてから様子の変わった俺を受け入れた子供である。対応力が高い。
「うふふ。かくしごと、無くなったみたいで何よりなの。嘘はいけないのね、アーノルド」
「……はいはい。分かったよ」
イルドリの方は、概ね察したのか微笑ましそうにくすくすと声をあげている。すっかり元気になって。
どさりと地面に買い物用の袋を置けば、子供たちがわらわらと寄ってきた。どちらにも大人のような部分があるけれど、どちらもやはり幼い子供である。
「これがお土産? なんか色々入ってるな……?」
「キラキラしててとっても綺麗! あと、ぺらぺらの……これって?」
「ウチャおじさんのとこで見たことあるぜ! ほんってやつだろ? 俺たちは口伝? ってのが主だから、あんまり使ってるやつはいないんだってー」
おお、よく知ってるな。惜しいけど。
袋の中身は美しくきらきらしい宝石たちと、何枚かの羊皮紙が入っていた。宝石たちは純度も高く一般的に見て価値の高いものを見繕ったつもりだ。一つ売るだけで一代築くことができるだろう。全て売れば、小国の一つや二つ買えるかもしれないな。
崖の子供達は皆、口頭で神話や童話を紡いでゆく。彼らの持つ話の数はゆうに千を超えるけれど、その殆どが文献に載っていない。載っているとしても、ここに訪れた探検家の古びた日誌の一章節くらいだろう。
ウチャはそんな状況を憂いており、彼の家にはこの場所で唯一専門書が置いてある。独自の伝手を使って揃えられたそのラインナップは名門校出身の俺やセリオンも感心するほど。カエラムもそこで本を知ったのだろう。
「ウチャの教育の成果か? とはいえ、それは本じゃない。誓約書だ」
「誓約書?」
「そう」
どさりと腰を下ろし、宝石同士が傷つけ合わないように保護魔法をかけていく。子供達はそそっかしいものなので、せっかくもらったものを台無しにしちゃったと泣かれても困る。
「この土地を、お前たちに譲渡するという内容だ。そして今後一切、干渉は不要。同時に侵入防止魔法をかける許可証と、加護魔法の使用許可証ももらってきた。三枚とも大切だから無くすなよ」
「じょ、譲渡? 魔法??」
「じょうとってなーに?」
「ぜーんぶあげるってことだぜ! でも、母さんと父さんならともかく、俺たちに? そんなのみんながなんて言うか……」
崖のみんなは魔法が嫌いだし、と羊皮紙を握りしめるカエラムの目は、少しだけ期待に揺れていた。
ううん、賢い子供だ、と感心する。
子供には少し難しい言葉のニュアンスを正確に捉えたうえに、ここで魔法を使う問題点も把握している。ウチャは何故か魔法に詳しく、カエラムたちは頭が柔らかいので受け入れていたが、未だここに蔓延る魔法蔑視の精神は強い。
そして、その蔑視が全て悪だとも思わない。
精霊術は俺も得意とするところだが、分野としてあまりにも魔法とかけ離れている。原初の魔法と呼ばれているが、デメリットがある点に関して言えばこちらの方が劣化版とすら。
「……その全てに、文句を言わせないのがその紙だ。無くさないように」
なので全員黙らせることにした。
少なくともここで魔法使用が許可されている上、誓約書の破棄は族長が変わろうと不可である。使用人を使って許可証のために署名を集めたが、身寄りをなくす子供二人を守るのに魔法を使うなだなんて言い放つ人間は一人もいなかった。
団結が強いのだ。良くも悪くも。
「あ、ありがとう! アーノルド……」
カエラムが控えめにローブを握る。なんだ、嫌だったか?
首を傾げて背中を丸めてやると、甘えるように膝に乗ってきた。
イルドリの前で珍しいな、と受け入れれば、とうのイルドリも小さな体を丸めて膝に乗る。ぎゅうぎゅうである。
「どうした」
「アーノルド、どこかに行っちゃうの?」
「こら、イルドリ」
「なんで? お兄ちゃんもずっと気にしてたの」
暖かい二つの体温が、離すまいと重しのように俺にのしかかる。カエラムが顔を伏せたまま何も言わないのに対し、イルドリがチラリと顔を上げ、悲しげに眉を下げた。
「おとといから、おかしいの。土地に水が増えて、みんな仲良しになって、いやな力も近付いてたけど、消えちゃったの。アーノルドがお家に来た時みたいに、いろんなことが一気に解決して……」
「代わりに、俺がいなくなるんじゃないかって?」
「うん」
じわ、と、胸が温かくなった。体が温まっているからだろうか。少なくとも、子供達が愛おしかった。柔らかく、愛おしく、慈愛とはこんな感覚なのだろうか?
母さんも、俺にこんな愛を持ったことがあったのだろうか?
「……まぁ、事実。俺は居なくなる。ここに住む事はもう出来ない。でも大丈夫だ、この宝石は高級なもので、売ったら」
「いらない!!」
初めて聞くカエラムの大声だった。袋を漁ろうとした手が止まる。後ろから、あーあ、と聞こえてきた。
「あんた、その言い方は無いんじゃないの」
「……すまない。カエラム」
がば、と顔を上げる子供の顔は真っ赤で、目端には涙が溜まっていた。
子供は悔しそうに苦しそうに眉根を寄せて、もう一度いらない、と怒鳴る。兄の怒鳴り声に肩を揺らしたイルドリの頭を撫でると、カエラムは目を見開いて、それでも唇を噛んで再度俺を睨みつける。
「アーノルドがいなくなるならっ、オレ、誓約書なんかいらない!! 綺麗な宝石も、美味しいご飯も、いらない!! 貧しくなっても、何にも食べれない日があったって、寒くって凍えそうになったっていい!!」
「カエラム……」
「何にもいらないから……!」
耐えきれなかったみたいにポロリと涙が溢れて、それが輝く宝石のどれよりも綺麗に見えて困り果ててしまった。いつもこう言う時に泣いて嫌がるイルドリが、一つも泣かずに兄の背中をさすっているのがどうしてか印象的。
いつもはカエラムが我慢して、イルドリに我儘を言わせてあげているのだ。お兄ちゃんだから。
わんわんと泣き始めたカエラムがぎゅうっと強く抱きついてきて、イルドリが膝から降りようとしたのでどちらも抱きしめる。子供の体温は熱かった。泣いているから、もっとあったかくなっているんだろう。
少ししたらイルドリもぐすんと鼻を鳴らして肩に顔を擦り付ける。熱くなった小さな体をさすってやった。
「………………うん。それでね」
感動の抱擁をしていたあたりで、湿っぽい空気に耐えかねたのかセリオンが額を抑えてため息を吐いた。
「まぁその、水を刺すのもどうかなと思ってたから、黙ってたんだけどさ」
「ししょー……?」
「ぼく達もまさか、身寄りのない子供二人放置して保護者連れ去るほど心が無いわけでもなくて……」
非人道的だ、ありえない、と言い募る。フィレンツェの中でもまともな感性を持っている弟は、可哀想な子供達と嘘つきな兄のため、実のところかなり無理を通してくれたのだ。
「アーノルド! おかえり、師匠来てるぜー!」
「知ってる。良い子にしてたか?」
「んふふ。アーノルド、お父さんみたいなの」
隻腕の子供がよろけもせずに駆けてくるのを受け止める。もうすっかり腕の無いのに慣れてしまった子供は、セリオンに被せられたローブを見て少し躊躇したあと、恐る恐るとその端を握った。
「一昨日から、出かけたっきり帰って来なかったんだけど……長い狩りに出るんなら教えて欲しかったぜ?」
「悪かったよ、土産もある。少し公爵に恩を売ってきただけ」
わしわしと濡羽色の髪を撫でると、欠かさず洗ってるらしいそこは思いの外スルスルと指を通った。俺の方が荒れてるかもしれん。
居間の方で持ってきたらしい干し肉をがみがみ噛んでいるセリオンが苦笑した。
「ふっ……誰が誰に恩って? あんたって人は、本当に隠し事が好きだね?」
「事実だろ? まだ俺は正式に継いでないんだから」
全く、気の早い弟である。本人としては一刻も早く公爵を辞めたい気持ちも大きいのだろう。俺からすれば、セリオンよりよほどルースの方が向いてるからな。セリオンは少し繊細すぎるので。
カエラムは様子の変わった俺たちに顔を上げ、少し不思議そうな顔をしたが、相変わらず仲良しだなと流した。
セリオン(記憶無し)に兄バレしてから様子の変わった俺を受け入れた子供である。対応力が高い。
「うふふ。かくしごと、無くなったみたいで何よりなの。嘘はいけないのね、アーノルド」
「……はいはい。分かったよ」
イルドリの方は、概ね察したのか微笑ましそうにくすくすと声をあげている。すっかり元気になって。
どさりと地面に買い物用の袋を置けば、子供たちがわらわらと寄ってきた。どちらにも大人のような部分があるけれど、どちらもやはり幼い子供である。
「これがお土産? なんか色々入ってるな……?」
「キラキラしててとっても綺麗! あと、ぺらぺらの……これって?」
「ウチャおじさんのとこで見たことあるぜ! ほんってやつだろ? 俺たちは口伝? ってのが主だから、あんまり使ってるやつはいないんだってー」
おお、よく知ってるな。惜しいけど。
袋の中身は美しくきらきらしい宝石たちと、何枚かの羊皮紙が入っていた。宝石たちは純度も高く一般的に見て価値の高いものを見繕ったつもりだ。一つ売るだけで一代築くことができるだろう。全て売れば、小国の一つや二つ買えるかもしれないな。
崖の子供達は皆、口頭で神話や童話を紡いでゆく。彼らの持つ話の数はゆうに千を超えるけれど、その殆どが文献に載っていない。載っているとしても、ここに訪れた探検家の古びた日誌の一章節くらいだろう。
ウチャはそんな状況を憂いており、彼の家にはこの場所で唯一専門書が置いてある。独自の伝手を使って揃えられたそのラインナップは名門校出身の俺やセリオンも感心するほど。カエラムもそこで本を知ったのだろう。
「ウチャの教育の成果か? とはいえ、それは本じゃない。誓約書だ」
「誓約書?」
「そう」
どさりと腰を下ろし、宝石同士が傷つけ合わないように保護魔法をかけていく。子供達はそそっかしいものなので、せっかくもらったものを台無しにしちゃったと泣かれても困る。
「この土地を、お前たちに譲渡するという内容だ。そして今後一切、干渉は不要。同時に侵入防止魔法をかける許可証と、加護魔法の使用許可証ももらってきた。三枚とも大切だから無くすなよ」
「じょ、譲渡? 魔法??」
「じょうとってなーに?」
「ぜーんぶあげるってことだぜ! でも、母さんと父さんならともかく、俺たちに? そんなのみんながなんて言うか……」
崖のみんなは魔法が嫌いだし、と羊皮紙を握りしめるカエラムの目は、少しだけ期待に揺れていた。
ううん、賢い子供だ、と感心する。
子供には少し難しい言葉のニュアンスを正確に捉えたうえに、ここで魔法を使う問題点も把握している。ウチャは何故か魔法に詳しく、カエラムたちは頭が柔らかいので受け入れていたが、未だここに蔓延る魔法蔑視の精神は強い。
そして、その蔑視が全て悪だとも思わない。
精霊術は俺も得意とするところだが、分野としてあまりにも魔法とかけ離れている。原初の魔法と呼ばれているが、デメリットがある点に関して言えばこちらの方が劣化版とすら。
「……その全てに、文句を言わせないのがその紙だ。無くさないように」
なので全員黙らせることにした。
少なくともここで魔法使用が許可されている上、誓約書の破棄は族長が変わろうと不可である。使用人を使って許可証のために署名を集めたが、身寄りをなくす子供二人を守るのに魔法を使うなだなんて言い放つ人間は一人もいなかった。
団結が強いのだ。良くも悪くも。
「あ、ありがとう! アーノルド……」
カエラムが控えめにローブを握る。なんだ、嫌だったか?
首を傾げて背中を丸めてやると、甘えるように膝に乗ってきた。
イルドリの前で珍しいな、と受け入れれば、とうのイルドリも小さな体を丸めて膝に乗る。ぎゅうぎゅうである。
「どうした」
「アーノルド、どこかに行っちゃうの?」
「こら、イルドリ」
「なんで? お兄ちゃんもずっと気にしてたの」
暖かい二つの体温が、離すまいと重しのように俺にのしかかる。カエラムが顔を伏せたまま何も言わないのに対し、イルドリがチラリと顔を上げ、悲しげに眉を下げた。
「おとといから、おかしいの。土地に水が増えて、みんな仲良しになって、いやな力も近付いてたけど、消えちゃったの。アーノルドがお家に来た時みたいに、いろんなことが一気に解決して……」
「代わりに、俺がいなくなるんじゃないかって?」
「うん」
じわ、と、胸が温かくなった。体が温まっているからだろうか。少なくとも、子供達が愛おしかった。柔らかく、愛おしく、慈愛とはこんな感覚なのだろうか?
母さんも、俺にこんな愛を持ったことがあったのだろうか?
「……まぁ、事実。俺は居なくなる。ここに住む事はもう出来ない。でも大丈夫だ、この宝石は高級なもので、売ったら」
「いらない!!」
初めて聞くカエラムの大声だった。袋を漁ろうとした手が止まる。後ろから、あーあ、と聞こえてきた。
「あんた、その言い方は無いんじゃないの」
「……すまない。カエラム」
がば、と顔を上げる子供の顔は真っ赤で、目端には涙が溜まっていた。
子供は悔しそうに苦しそうに眉根を寄せて、もう一度いらない、と怒鳴る。兄の怒鳴り声に肩を揺らしたイルドリの頭を撫でると、カエラムは目を見開いて、それでも唇を噛んで再度俺を睨みつける。
「アーノルドがいなくなるならっ、オレ、誓約書なんかいらない!! 綺麗な宝石も、美味しいご飯も、いらない!! 貧しくなっても、何にも食べれない日があったって、寒くって凍えそうになったっていい!!」
「カエラム……」
「何にもいらないから……!」
耐えきれなかったみたいにポロリと涙が溢れて、それが輝く宝石のどれよりも綺麗に見えて困り果ててしまった。いつもこう言う時に泣いて嫌がるイルドリが、一つも泣かずに兄の背中をさすっているのがどうしてか印象的。
いつもはカエラムが我慢して、イルドリに我儘を言わせてあげているのだ。お兄ちゃんだから。
わんわんと泣き始めたカエラムがぎゅうっと強く抱きついてきて、イルドリが膝から降りようとしたのでどちらも抱きしめる。子供の体温は熱かった。泣いているから、もっとあったかくなっているんだろう。
少ししたらイルドリもぐすんと鼻を鳴らして肩に顔を擦り付ける。熱くなった小さな体をさすってやった。
「………………うん。それでね」
感動の抱擁をしていたあたりで、湿っぽい空気に耐えかねたのかセリオンが額を抑えてため息を吐いた。
「まぁその、水を刺すのもどうかなと思ってたから、黙ってたんだけどさ」
「ししょー……?」
「ぼく達もまさか、身寄りのない子供二人放置して保護者連れ去るほど心が無いわけでもなくて……」
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