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【182.5話】 リリアとポルキャット
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「ポルキャットさん、ただいま戻りましたよ。良い肉が手に入ったよ」
リリアはポルキャットの所有する馬車屋台の前でロバ車を止めた。大鹿一頭とイノシシを一頭仕留めて戻って来たリリア。助手のオーガのゴンゾーとゴブリンのザブが収穫を下して運ぶ。
「おぉ!夕方まで時間があるのに早いね、助かったよ。今から大急ぎで仕込みだよ」
ポルキャットさんがニコニコと出迎える。ポルキャットの奥さんがリリア達に飲み物を出してくれた。
「お肉の解体なら手伝うよ!父さん仕込みよ!」リリアもドヤ顔している。
ポルキャットに狩りを頼まれたのだ。注文通りに、注文以上の獲物を仕留めてきた。
ポルキャットさん一家は馬車の行商人。昼は革製品、夜は肉料理をサービスにしている。
3カ月ぶりだろうか?ルーダ・コートの街に立ち寄った。リリアが地方の村でポルキャットと知り合ったのは半年以上前だろうか?
半年前、リリアがある村に移動した時の事…
色々あってリリアは大分遅くなって村に到着。宿は取ったがキッチンはすでにしまって食事の提供は終わっているという。人が少ない場所ではよくある事。
「せっかく村に着いたし、部屋で保存食べるよりは… そういえば、一件まだ開いている屋台があったかな?」
リリアは商人のキャンプサイトに出た。
すっかり遅くなったが一件だけ馬車屋台が開いていた。ギリギリセーフ。
「今、店仕舞いをしようとしていたんだよ」と言う店主が肉料理を出してくれた。
それがポルキャットさん。
リリアが最後のお客さんとあってかポルキャットが気さくな性格なのか、リリアは話しかけやすいのか、あるいはその合わせ技か、あるいは全部の要素か、リリアはその日ポルキャットと雑談しながら料理を食べた。
「昼は革製品を売っているが、肉が手に入る事もあってね… ちょっとでもお金になればと思って食事提供も始めたけど… いまいちなんだよ…」ポルキャットが言う。
「… そうなのね… うーん… そうかぁ… うーん…」
リリアは食事をしながらコクコクと頷く。リリアが口に運ぶ料理…
不味くはない、が、特に特徴もない。専門ではないせいか少しくたびれた味がしていなくもない、といったところ。
リリアは貧しい村の出身なのでありがたがって食べるが街中では競争力に欠ける料理。
「わかった、どうせ暇だし、明日はリリアが獲物を獲ってくるよ。そしたら村の料理を教えるから試してみたら?町では使わない部分とかあまり物でも出来る料理なんだよね。お駄賃?いいよ、明日は一食分ただにしてくれたらそれでいいよ」
リリアはボランティアを買って出た。
次の日リリア山に入ると鹿を仕留めて帰って来た。
新鮮なお肉も手に入ったが、脂身だらけで町では使われないような部位をお塩と香草で料理する方法と傷みはじめたお肉を香辛料と野菜で煮込む料理を教えた。
塩と香辛料が強めの田舎料理だが、激しい運動をして村に戻ってくる冒険者には受けが良かったようだ。
その夜、キッチン・ポルキャットは結構繁盛した。
それ以来、どこかの村で顔を合わせるとポルキャットは「リリア!リリア!」と挨拶してくれる。
ポルキャットは昨日からルーダ・コートの街に来ている。バー・ルーダの風にリリアを訪ね、狩りの仕事を依頼していったのだ。早朝から助手を連れて山に入っていたリリア。
オーガのゴンゾーとゴブリンのザブは最近冒険者酒場で紹介された助手。
二人とも田舎から出てきたばっかりでルーダリアの公用語がさっぱりだ。
リリアと三人お互いに何を言っているのかさっぱり理解不能だが、雑用と力仕事をこなしてもらう程度なら十分。
「これまた立派な獲物だな。革製品も取れる。手数料ははずむよ!」ポルキャットはニコニコしている。
「そうね、ゴンゾーとザブも良く働いてくれたらからチップはずんでね。全然何言っているかわかんないけど… 二人とも!ここにこう置くのよ! 違う!ここにこう!ここにこう!!」
リリア達はジェスチャー大会をしている。
「りりあ、わからん、ことばだめ、あほ」
「なんだと!!悪い言葉ばっかり覚えて!あんた達ギルド・スレイヤーズのメンバーでしょ!ギルマスのヤーガーと親しいのよ!言いつけるわよ!」
ポルキャットは騒ぎながら仕事するリリアを微笑ましく眺める。
「二人ともお肉を取るわよ。教えるから手伝って。技術は身を助ける、よ!やったことある?… そっか… 故郷でやったか… ふむ… あ、でもお肉だけじゃないよ、革も取るから考えないと、見てなさいよ、リリアちゃんのお手本よ!」リリア。
「りりあ、へたくそ、くちだけ」
「はぁ?変な言葉ばっかり覚えて! 新しい言葉教えてあげる。リリアは美人、び・じ・ん。勇者リリア美人。胸大きくてスタイル抜群」
「おれ、うそはいわない、だまされない」
「生意気よね!もう今度から雇わないわよ!」
何だか大騒ぎしながら解体作業をしているリリア達。
その夜、ポルキャットが食事を提供しているとリリアがやって来た。見ると友達を連れてきている。
「プルキャットさん、来たわよ。ご自慢の料理を3人前ね。ご馳走になるわよ」ランプの下でリリアがニコニコと立っている。
「来たね、そこに座って待って… いっぱいだね、あそこの共同テーブルに座っていたらいいよ、持って行くぜ」
ポルキャットは見まわしたが我ながらお店は繁盛、席が見当たらない。
「いいわよ、適当に座っているから呼んだら取りに来るよ。ウォーレス、マジョリー、ここのお肉美味しいのよ!たっぷり食べてね」リリアは雑居の中に溶け込んでいった。
「リリアちゃん来たのかい?じゃ、何かサービスでも持って行ってあげないとね」
ポルキャットの妻が声をかけてきたが注文の入る声に消されてポルキャットは返事をする暇もなかった。
日が暮れてちょうど忙しい時間帯の話し。
リリアはポルキャットの所有する馬車屋台の前でロバ車を止めた。大鹿一頭とイノシシを一頭仕留めて戻って来たリリア。助手のオーガのゴンゾーとゴブリンのザブが収穫を下して運ぶ。
「おぉ!夕方まで時間があるのに早いね、助かったよ。今から大急ぎで仕込みだよ」
ポルキャットさんがニコニコと出迎える。ポルキャットの奥さんがリリア達に飲み物を出してくれた。
「お肉の解体なら手伝うよ!父さん仕込みよ!」リリアもドヤ顔している。
ポルキャットに狩りを頼まれたのだ。注文通りに、注文以上の獲物を仕留めてきた。
ポルキャットさん一家は馬車の行商人。昼は革製品、夜は肉料理をサービスにしている。
3カ月ぶりだろうか?ルーダ・コートの街に立ち寄った。リリアが地方の村でポルキャットと知り合ったのは半年以上前だろうか?
半年前、リリアがある村に移動した時の事…
色々あってリリアは大分遅くなって村に到着。宿は取ったがキッチンはすでにしまって食事の提供は終わっているという。人が少ない場所ではよくある事。
「せっかく村に着いたし、部屋で保存食べるよりは… そういえば、一件まだ開いている屋台があったかな?」
リリアは商人のキャンプサイトに出た。
すっかり遅くなったが一件だけ馬車屋台が開いていた。ギリギリセーフ。
「今、店仕舞いをしようとしていたんだよ」と言う店主が肉料理を出してくれた。
それがポルキャットさん。
リリアが最後のお客さんとあってかポルキャットが気さくな性格なのか、リリアは話しかけやすいのか、あるいはその合わせ技か、あるいは全部の要素か、リリアはその日ポルキャットと雑談しながら料理を食べた。
「昼は革製品を売っているが、肉が手に入る事もあってね… ちょっとでもお金になればと思って食事提供も始めたけど… いまいちなんだよ…」ポルキャットが言う。
「… そうなのね… うーん… そうかぁ… うーん…」
リリアは食事をしながらコクコクと頷く。リリアが口に運ぶ料理…
不味くはない、が、特に特徴もない。専門ではないせいか少しくたびれた味がしていなくもない、といったところ。
リリアは貧しい村の出身なのでありがたがって食べるが街中では競争力に欠ける料理。
「わかった、どうせ暇だし、明日はリリアが獲物を獲ってくるよ。そしたら村の料理を教えるから試してみたら?町では使わない部分とかあまり物でも出来る料理なんだよね。お駄賃?いいよ、明日は一食分ただにしてくれたらそれでいいよ」
リリアはボランティアを買って出た。
次の日リリア山に入ると鹿を仕留めて帰って来た。
新鮮なお肉も手に入ったが、脂身だらけで町では使われないような部位をお塩と香草で料理する方法と傷みはじめたお肉を香辛料と野菜で煮込む料理を教えた。
塩と香辛料が強めの田舎料理だが、激しい運動をして村に戻ってくる冒険者には受けが良かったようだ。
その夜、キッチン・ポルキャットは結構繁盛した。
それ以来、どこかの村で顔を合わせるとポルキャットは「リリア!リリア!」と挨拶してくれる。
ポルキャットは昨日からルーダ・コートの街に来ている。バー・ルーダの風にリリアを訪ね、狩りの仕事を依頼していったのだ。早朝から助手を連れて山に入っていたリリア。
オーガのゴンゾーとゴブリンのザブは最近冒険者酒場で紹介された助手。
二人とも田舎から出てきたばっかりでルーダリアの公用語がさっぱりだ。
リリアと三人お互いに何を言っているのかさっぱり理解不能だが、雑用と力仕事をこなしてもらう程度なら十分。
「これまた立派な獲物だな。革製品も取れる。手数料ははずむよ!」ポルキャットはニコニコしている。
「そうね、ゴンゾーとザブも良く働いてくれたらからチップはずんでね。全然何言っているかわかんないけど… 二人とも!ここにこう置くのよ! 違う!ここにこう!ここにこう!!」
リリア達はジェスチャー大会をしている。
「りりあ、わからん、ことばだめ、あほ」
「なんだと!!悪い言葉ばっかり覚えて!あんた達ギルド・スレイヤーズのメンバーでしょ!ギルマスのヤーガーと親しいのよ!言いつけるわよ!」
ポルキャットは騒ぎながら仕事するリリアを微笑ましく眺める。
「二人ともお肉を取るわよ。教えるから手伝って。技術は身を助ける、よ!やったことある?… そっか… 故郷でやったか… ふむ… あ、でもお肉だけじゃないよ、革も取るから考えないと、見てなさいよ、リリアちゃんのお手本よ!」リリア。
「りりあ、へたくそ、くちだけ」
「はぁ?変な言葉ばっかり覚えて! 新しい言葉教えてあげる。リリアは美人、び・じ・ん。勇者リリア美人。胸大きくてスタイル抜群」
「おれ、うそはいわない、だまされない」
「生意気よね!もう今度から雇わないわよ!」
何だか大騒ぎしながら解体作業をしているリリア達。
その夜、ポルキャットが食事を提供しているとリリアがやって来た。見ると友達を連れてきている。
「プルキャットさん、来たわよ。ご自慢の料理を3人前ね。ご馳走になるわよ」ランプの下でリリアがニコニコと立っている。
「来たね、そこに座って待って… いっぱいだね、あそこの共同テーブルに座っていたらいいよ、持って行くぜ」
ポルキャットは見まわしたが我ながらお店は繁盛、席が見当たらない。
「いいわよ、適当に座っているから呼んだら取りに来るよ。ウォーレス、マジョリー、ここのお肉美味しいのよ!たっぷり食べてね」リリアは雑居の中に溶け込んでいった。
「リリアちゃん来たのかい?じゃ、何かサービスでも持って行ってあげないとね」
ポルキャットの妻が声をかけてきたが注文の入る声に消されてポルキャットは返事をする暇もなかった。
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