19 / 46
第4話 「見る」目
4-2
しおりを挟む
「次の面談まで、あと一時間はあるな。俺は一度、柘榴御所に戻る。地下の図書室にこもっているから、真百合婆に顔を出すよう伝えてくれ」
「かしこまりました」
返事をすると同時に、侍従長はきょとんとつぶらな目をますます丸くした。
「どうした。――ん?」
立ち上がったばかりの蓮もまた、訝しげに眉根を寄せた。
ひらひらとなにか華やかなものが、謁見の間の厳かな空気を揺らしている。――女だ。
小さな背丈と華奢な体に、裾の長い桃色の衣がよく似合っている。まるで妖精のようだ。
蝶が舞うように近づいてくる少女に、男たちはしばし目を奪われた。
やがて我に返った蓮が、裏返った声で怒鳴る。
「雪! おまえ、こんなところに何しにきた! 寵姫を中に入れるとは、衛兵は何をやっている!」
どやしつけられて、兵装の男が入口から顔を出す。人の良さそうなその男は、悪びれずひょいと頭を下げた。
「いや、すみません、陛下。この子があんまり堂々と、陛下に会わせろって言うもんだから、つい……」
警護役の兵士いわく、雪樹の馴れ馴れしい態度があり得なさ過ぎて、逆に通してしまったらしい。
「それにほら、この子が噂の羽村 雪樹様でしょ?」
「ほほう、この方が……」
衛兵は顔を緩め、侍従長もまた興味深げに頷いた。
浮いた話ひとつなかった皇帝が、とある寵姫を溺愛し、毎晩のように後宮にお渡りなさっている。そんな噂を――いや事実だが、皇宮内で知らぬ者はいない。
にやついた家来たちからの、好奇の目に耐えられなくなった蓮は、上座から降り、雪樹の前に立った。
「おまえ、なんで外に出た」
「お許しをくださったじゃないですか」
「ああ、そうだったな……」
数日前、閨の枕話にて、そのような許可をそういえば出した。
嘲るような笑みを浮かべながら、蓮は腕を組んだ。
「へえ。それで、さっそく俺に会いに来たのか」
「そうですとも!」
「そ、そうか……」
からかうつもりだったのに、肯定されても困る。逆襲されたかたちになった蓮は顔を赤らめた。
対して雪樹は、眉を吊り上げている。どう見ても、想い人を慕うばかりに忍んできた……といった健気な風情ではない。
「一体どういうおつもりですか! お断りしたのに! 毎日毎日、このような品を!」
抱え持っていた葛籠の蓋を、雪樹はカパッと勢い良く開ける。その中にはぎっしりと、色とりどりの宝飾品が詰まっていた。
「……………」
「あまりに、しつこ……!」
尚も喚き立てようとする雪樹の口を、憮然とした蓮が大きな手で塞ぐ。
「うぐ……!」
「ああもう、おまえは本当にグダグダうるさい。こっちに来い!」
「やめて! 蓮様はいつもそうやって力づくで……! いつか訴えてやるんだから! 慰謝料ふんだくってやるー!」
「どこに訴えると言うんだ。おまえは忘れているみたいだが、俺はまだ一応この国で一番偉いんだぞ。罰する権限など、誰も持っておらんわ!」
ぎゃあぎゃあと言い合いながら、蓮は雪樹を抱えるようにして謁見の間を出て行った。
二人が騒がしく去って行くと、侍従長と衛兵はお互いの顔を見合い、微笑んだ。
そういえば、香蓮陛下はまだ十八歳の少年なのだ。侍従長も衛兵も、帝位を継ぐ前のやんちゃな子供だった頃の蓮を、懐かしく思い出した。
宮殿から皇帝の住まいである柘榴御所まで、歩いて十分ほどの道のりだ。野良犬のほうがまだおとなしいと思うほどギャンギャン鳴き、バタバタ暴れる雪樹を引きずって、蓮は御所の階段を下った。
柘榴御所のだだっ広い地下は、一種の宝物庫になっている。歴代の皇帝たちが収集した、あるいは献呈された財物が山と積まれているのだ。
金銀宝石、壺に皿、掛軸に絵画。――そして書物。
北側を区切り、書の類のみを集めたそこを、蓮などは「図書室」と呼んでいた。
「わあ……!」
無理矢理引っ張り込まれた雪樹は、だが四方に整然と並んだ書架――そしてそこに隙間なく詰まっている本を見て、目の色を変えた。
この場所に所蔵されている書物の数は、およそ一万冊。建国当初に記された国宝級の稀覯本なども保管されている。
「ここが噂の……! 一度来てみたかったのです!」
本棚の前をチョロチョロ動き回って、雪樹は声を弾ませた。
「なんだ、言えば入れてやったのに」
「小さい頃は蓮様と泥だらけで遊んでたでしょ。御所で働いている人たちがそれを見ていて、『貴重な宝を汚されたら困るから、地下には絶対入ってくれるな』ってキツクキツク言われてたんです」
「そんなことが……」
初耳だったらしく、蓮は苦笑した。その緩んだ顔を引き締め、問いただす。
「それで――おまえは何が不満なんだ」
「だから! こんなものを送りつけられても、迷惑なんです!」
雪樹が葛籠を前へ突き出す。その拍子に葛籠の、たっぷりと詰まった中身が、ガシャガシャと重たい音を立てた。
「いらないなら、捨ててしまえばいいだろう」
「そんな、勿体ない!」
「なら、使えばいい」
「だーかーらあああ! いくらご好意だとしても、多過ぎるんです! この間もいただいたばかりなのに……」
雪樹は片手を上げ、自らの髪をまとめている椿の簪を指した。
「おまえが好きそうなものを選んで、渡したんだがな。とりあえず、全部つけておけばいいじゃないか」
蓮から贈られた品は、髪飾りから耳飾り、ペンダントにブローチ、腕輪に指輪、アンクレットまである。そんなもので、上から下まで飾り立てた日には……。
「とんでもなく悪趣味な成金にしか見えないじゃないですか!」
じゃらじゃらと全身に宝石を纏う自分を想像して、雪樹は思わず叫んだ。
蓮はピンと来ないのか、首を傾げている。
「自分だって質素な格好が好きで、アクセサリーなんて一切つけないし、服だって地味なものしか着ないくせに!」
どうして分かってくれないのかと、雪樹は憤る。
「ともかく、お返しします!」
有無を言わさず葛籠を押しつけると、蓮は渋々といった風に葛籠を受け取った。
――それにしても男の人って、そんなにも女を着飾らせたいものなの?
雪樹の学友にだって、異性からの貢ぎものを自慢する女子はいたものだ。やれこんなに高いものを、あるいはこんなにたくさんもらった、だの……。
その友人が言うには、「男は女が自分の贈りものを使っているのを見て、征服欲を満たすのよ」とのことだったが。
蓮がそういった愚かな男たちと同じような俗物だったとは、意外でもあり、がっかりでもある。
「かしこまりました」
返事をすると同時に、侍従長はきょとんとつぶらな目をますます丸くした。
「どうした。――ん?」
立ち上がったばかりの蓮もまた、訝しげに眉根を寄せた。
ひらひらとなにか華やかなものが、謁見の間の厳かな空気を揺らしている。――女だ。
小さな背丈と華奢な体に、裾の長い桃色の衣がよく似合っている。まるで妖精のようだ。
蝶が舞うように近づいてくる少女に、男たちはしばし目を奪われた。
やがて我に返った蓮が、裏返った声で怒鳴る。
「雪! おまえ、こんなところに何しにきた! 寵姫を中に入れるとは、衛兵は何をやっている!」
どやしつけられて、兵装の男が入口から顔を出す。人の良さそうなその男は、悪びれずひょいと頭を下げた。
「いや、すみません、陛下。この子があんまり堂々と、陛下に会わせろって言うもんだから、つい……」
警護役の兵士いわく、雪樹の馴れ馴れしい態度があり得なさ過ぎて、逆に通してしまったらしい。
「それにほら、この子が噂の羽村 雪樹様でしょ?」
「ほほう、この方が……」
衛兵は顔を緩め、侍従長もまた興味深げに頷いた。
浮いた話ひとつなかった皇帝が、とある寵姫を溺愛し、毎晩のように後宮にお渡りなさっている。そんな噂を――いや事実だが、皇宮内で知らぬ者はいない。
にやついた家来たちからの、好奇の目に耐えられなくなった蓮は、上座から降り、雪樹の前に立った。
「おまえ、なんで外に出た」
「お許しをくださったじゃないですか」
「ああ、そうだったな……」
数日前、閨の枕話にて、そのような許可をそういえば出した。
嘲るような笑みを浮かべながら、蓮は腕を組んだ。
「へえ。それで、さっそく俺に会いに来たのか」
「そうですとも!」
「そ、そうか……」
からかうつもりだったのに、肯定されても困る。逆襲されたかたちになった蓮は顔を赤らめた。
対して雪樹は、眉を吊り上げている。どう見ても、想い人を慕うばかりに忍んできた……といった健気な風情ではない。
「一体どういうおつもりですか! お断りしたのに! 毎日毎日、このような品を!」
抱え持っていた葛籠の蓋を、雪樹はカパッと勢い良く開ける。その中にはぎっしりと、色とりどりの宝飾品が詰まっていた。
「……………」
「あまりに、しつこ……!」
尚も喚き立てようとする雪樹の口を、憮然とした蓮が大きな手で塞ぐ。
「うぐ……!」
「ああもう、おまえは本当にグダグダうるさい。こっちに来い!」
「やめて! 蓮様はいつもそうやって力づくで……! いつか訴えてやるんだから! 慰謝料ふんだくってやるー!」
「どこに訴えると言うんだ。おまえは忘れているみたいだが、俺はまだ一応この国で一番偉いんだぞ。罰する権限など、誰も持っておらんわ!」
ぎゃあぎゃあと言い合いながら、蓮は雪樹を抱えるようにして謁見の間を出て行った。
二人が騒がしく去って行くと、侍従長と衛兵はお互いの顔を見合い、微笑んだ。
そういえば、香蓮陛下はまだ十八歳の少年なのだ。侍従長も衛兵も、帝位を継ぐ前のやんちゃな子供だった頃の蓮を、懐かしく思い出した。
宮殿から皇帝の住まいである柘榴御所まで、歩いて十分ほどの道のりだ。野良犬のほうがまだおとなしいと思うほどギャンギャン鳴き、バタバタ暴れる雪樹を引きずって、蓮は御所の階段を下った。
柘榴御所のだだっ広い地下は、一種の宝物庫になっている。歴代の皇帝たちが収集した、あるいは献呈された財物が山と積まれているのだ。
金銀宝石、壺に皿、掛軸に絵画。――そして書物。
北側を区切り、書の類のみを集めたそこを、蓮などは「図書室」と呼んでいた。
「わあ……!」
無理矢理引っ張り込まれた雪樹は、だが四方に整然と並んだ書架――そしてそこに隙間なく詰まっている本を見て、目の色を変えた。
この場所に所蔵されている書物の数は、およそ一万冊。建国当初に記された国宝級の稀覯本なども保管されている。
「ここが噂の……! 一度来てみたかったのです!」
本棚の前をチョロチョロ動き回って、雪樹は声を弾ませた。
「なんだ、言えば入れてやったのに」
「小さい頃は蓮様と泥だらけで遊んでたでしょ。御所で働いている人たちがそれを見ていて、『貴重な宝を汚されたら困るから、地下には絶対入ってくれるな』ってキツクキツク言われてたんです」
「そんなことが……」
初耳だったらしく、蓮は苦笑した。その緩んだ顔を引き締め、問いただす。
「それで――おまえは何が不満なんだ」
「だから! こんなものを送りつけられても、迷惑なんです!」
雪樹が葛籠を前へ突き出す。その拍子に葛籠の、たっぷりと詰まった中身が、ガシャガシャと重たい音を立てた。
「いらないなら、捨ててしまえばいいだろう」
「そんな、勿体ない!」
「なら、使えばいい」
「だーかーらあああ! いくらご好意だとしても、多過ぎるんです! この間もいただいたばかりなのに……」
雪樹は片手を上げ、自らの髪をまとめている椿の簪を指した。
「おまえが好きそうなものを選んで、渡したんだがな。とりあえず、全部つけておけばいいじゃないか」
蓮から贈られた品は、髪飾りから耳飾り、ペンダントにブローチ、腕輪に指輪、アンクレットまである。そんなもので、上から下まで飾り立てた日には……。
「とんでもなく悪趣味な成金にしか見えないじゃないですか!」
じゃらじゃらと全身に宝石を纏う自分を想像して、雪樹は思わず叫んだ。
蓮はピンと来ないのか、首を傾げている。
「自分だって質素な格好が好きで、アクセサリーなんて一切つけないし、服だって地味なものしか着ないくせに!」
どうして分かってくれないのかと、雪樹は憤る。
「ともかく、お返しします!」
有無を言わさず葛籠を押しつけると、蓮は渋々といった風に葛籠を受け取った。
――それにしても男の人って、そんなにも女を着飾らせたいものなの?
雪樹の学友にだって、異性からの貢ぎものを自慢する女子はいたものだ。やれこんなに高いものを、あるいはこんなにたくさんもらった、だの……。
その友人が言うには、「男は女が自分の贈りものを使っているのを見て、征服欲を満たすのよ」とのことだったが。
蓮がそういった愚かな男たちと同じような俗物だったとは、意外でもあり、がっかりでもある。
22
あなたにおすすめの小説
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
先生
藤谷 郁
恋愛
薫は28歳の会社員。
町の絵画教室で、穏やかで優しい先生と出会い、恋をした。
ひとまわりも年上の島先生。独身で、恋人もいないと噂されている。
だけど薫は恋愛初心者。
どうすればいいのかわからなくて……
※他サイトに掲載した過去作品を転載(全年齢向けに改稿)
同窓会~あの日の恋をもう一度~
小田恒子
恋愛
短大を卒業して地元の税理事務所に勤める25歳の西田結衣。
結衣はある事がきっかけで、中学時代の友人と連絡を絶っていた。
そんなある日、唯一連絡を取り合っている由美から、卒業十周年記念の同窓会があると連絡があり、全員強制参加を言い渡される。
指定された日に会場である中学校へ行くと…。
*作品途中で過去の回想が入りますので現在→中学時代等、時系列がバラバラになります。
今回の作品には章にいつの話かは記載しておりません。
ご理解の程宜しくお願いします。
表紙絵は以前、まるぶち銀河様に描いて頂いたものです。
(エブリスタで以前公開していた作品の表紙絵として頂いた物を使わせて頂いております)
こちらの絵の著作権はまるぶち銀河様にある為、無断転載は固くお断りします。
*この作品は大山あかね名義で公開していた物です。
連載開始日 2019/10/15
本編完結日 2019/10/31
番外編完結日 2019/11/04
ベリーズカフェでも同時公開
その後 公開日2020/06/04
完結日 2020/06/15
*ベリーズカフェはR18仕様ではありません。
作品の無断転載はご遠慮ください。
課長と私のほのぼの婚
藤谷 郁
恋愛
冬美が結婚したのは十も離れた年上男性。
舘林陽一35歳。
仕事はできるが、ちょっと変わった人と噂される彼は他部署の課長さん。
ひょんなことから交際が始まり、5か月後の秋、気がつけば夫婦になっていた。
※他サイトにも投稿。
※一部写真は写真ACさまよりお借りしています。
閉じたまぶたの裏側で
櫻井音衣
恋愛
河合 芙佳(かわい ふうか・28歳)は
元恋人で上司の
橋本 勲(はしもと いさお・31歳)と
不毛な関係を3年も続けている。
元はと言えば、
芙佳が出向している半年の間に
勲が専務の娘の七海(ななみ・27歳)と
結婚していたのが発端だった。
高校時代の同級生で仲の良い同期の
山岸 應汰(やまぎし おうた・28歳)が、
そんな芙佳の恋愛事情を知った途端に
男友達のふりはやめると詰め寄って…。
どんなに好きでも先のない不毛な関係と、
自分だけを愛してくれる男友達との
同じ未来を望める関係。
芙佳はどちらを選ぶのか?
“私にだって
幸せを求める権利くらいはあるはずだ”
遠回りな恋〜私の恋心を弄ぶ悪い男〜
小田恒子
恋愛
瀬川真冬は、高校時代の同級生である一ノ瀬玲央が好きだった。
でも玲央の彼女となる女の子は、いつだって真冬の友人で、真冬は選ばれない。
就活で内定を決めた本命の会社を蹴って、最終的には玲央の父が経営する会社へ就職をする。
そこには玲央がいる。
それなのに、私は玲央に選ばれない……
そんなある日、玲央の出張に付き合うことになり、二人の恋が動き出す。
瀬川真冬 25歳
一ノ瀬玲央 25歳
ベリーズカフェからの作品転載分を若干修正しております。
表紙は簡単表紙メーカーにて作成。
アルファポリス公開日 2024/10/21
作品の無断転載はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる