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第4話 「見る」目
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蓮は突き返された葛籠を近くの机に置き、つぶやいた。
「昔話にあったな。大きな葛籠と小さな葛籠。しかし実は大きなほうには化けものが、小さなほうには財宝が詰まっている。正直者の爺さんは遠慮して小さな葛籠を受け取り、めでたしめでたしだったわけだが……。おまえは小さな葛籠すら受け取らない」
「それならいっそ大きな葛籠が欲しいですよ。宝石なんかより、お化けのほうが面白そう」
「…………………」
蓮は黙ってしまった。呆れられてしまっただろうか。
しかし贈りものなんて下手に受け取ってしまったら、彼にされた数々のひどいことを許してやったようではないか。
――それはヤダ!
そうは思うが、蓮のことを憎みきれないのも事実だ。だいたい心底嫌いになっていれば軽口なんて叩けないし、同じ部屋で同じ空気を吸うことすら拒否したくなるはずだろう。
――そんな気持ちにはなっていないし、これからもならないと思う……。
なぜだろう。かつては気心が知れた幼馴染だったからだろうか。
蓮と雪樹が詰めているこの地下室は、地中部分と外壁の間にあえて隙間を設けてある。そこから窓を通して自然光を取り入れており、だから幾分か明るい。わずかにもたらされる陽光に照らされた蓮は、知らない誰かのように見えた。
――男の人、だ。
蓮はいつも雪樹にいやらしいことをする。それなのに優しい。強引だが、甘やかす。
怖いようで、もっと側にいたいような……。
――ううん、これはきっと何かの間違いだ。
本棚の前に立つ蓮の、その大きな背中につい見惚れてしまって、雪樹は自身を叱咤した。
そう、錯覚なのだ。
皇宮で話をしてくれるのは、医師の清田 真百合と三人の侍女たち。そして蓮だけ。
家族や友人と引き離された孤独な環境が、蓮の悪行を許容させようとしている。
憎み続けるより、許してしまったほうが楽だから――。
確かこういう心理状態には、名前がついていたはずだ。異国の地名がついた、すとっくほるむ……なんとか。
――なんていったっけ……?
せっかくこんなにもたくさんの資料に囲まれているのだ。詳しく調べてやろうと、雪樹は棚にみっちり収められている本の背表紙を、目で追い始めた。
「ここは普段、開放されているのですか? 私が通っても構いませんか?」
「ああ。暇なら、いつでも来ればいい」
「ありがとうございます。そうさせていただきます」
嬉しさのあまり、踊るように雪樹はぐるりと本を見回した。
入所予定だった霧椿西方高等学問所も、もうじき始まるはずだ。いつから通えるようになるか分からないが、授業にすぐ追いつけるように自習しておきたい。
――そうだ、絶対に諦めない。
「おまえは昔から本が好きだったな」
本棚から数冊を引き抜くと、蓮は閲覧用の椅子を引き、座った。彼が選んだ本は、タイトルを見るに、どうやら異国について書かれたもののようだ。
「私に本を読む楽しさを教えてくださったのは、蓮様ですよ」
結局、勉学とは無関係の、だいぶ前にベストセラーとなったミステリを選んで、雪樹は蓮の前に座った。トリックが画期的なその本は、雪樹が以前、蓮にオススメしたものだ。
――推理モノは、古くても味があっていいもんね……。
あくまでも皇帝一家の持ちものだから積極的に刷新されるわけがなく、だからこの図書室のラインナップは古典には強くとも流行には疎い。だから囚われの身になる前の雪樹は蓮のために、売り出されたばかりの本をせっせと運んでやったものだ。
読書に夢中になっている雪樹をちらりと見て、蓮はつぶやいた。
「密室とか時刻表がどうとか、俺には良さが分からん。おまえとは読みものの趣味が全く合わなかったな」
「いや、蓮様の好みが特殊なんですよ……」
幼い頃、文字を覚えたての蓮は、兄貴風を吹かせて、本をよく読み聞かせてくれたものだ。
彼が好んでいたのは子供らしいお伽話だったり、勇ましい軍記ものだったり。そして成長するにつれ、その読書の幅は恐ろしいほどの広がりを見せ……現在は男女の性愛を赤裸々に描く、いわゆる官能小説にうつつを抜かしているようである。
――あれ……?
雪樹は少し離れた一角にある、大きな本棚に気づいた。ほかのものとは違い、扉がついている。しかもきっちり閉められた前には、大仰な錠が掛かっていた。
「蓮様。あれにも本が入っているんですか?」
雪樹が扉つきの棚を指差すと、蓮はほんのわずかに眉をひそめた。
「ああ……」
「えっと……」
中身が気になる。そんな雪樹の気持ちを察したのか、蓮は読んでいた本から顔を上げると、ニヤリと口角を上げた。
「あそこにはな、奇書を入れている」
「きしょ……!」
ゴクリと雪樹は喉を鳴らした。
「い、いったいどんな貴重なご本が……?」
「ああ、それはもう残酷であったり、異常であったり。目にしているのは文字なのに、吐き気にえずく。常人ならば読んだのを後悔するほどの物語が詰まっているのだ」
「……………」
期待していた内容とあまりに違う……。雪樹は苦虫を噛み潰したような顔になった。
蓮は近くの棚からおもむろに本を取り出し、広げた。そこには一糸まとわぬ男女が、淫らにまぐわう図が……。
「これくらいの初級者編で動じないようになったら、見せてやろう」
大きな口を開き、悪魔のように笑いながら、蓮は得意げにいかがわしい紙面を見せつけてくる。雪樹は慌てて後ろを向いた。
「はっ、破廉恥です! ていうか、これで初級者!?」
「見ろ、この格好。これはもう組み体操だな。快楽と苦痛は紙一重とは、よく言ったものだ」
蓮は平然とページをめくり、そこに描かれた男女の営みをじっくり眺め回している。
「ああ、そうだ。この間、異国から取り寄せた小説もなかなか良かったぞ。糞尿を飲食し、性的興奮を得る男の話なんだが、心理描写が非常に細かく、実に興味深かった。あっちの棚に置いてあるから、読んでいいぞ」
「読みません! 蓮様のお話を聞いているだけで、気持ちが悪くなってきました……。そういう本こそ、あの鍵つきの棚に入れるべきなのでは!?」
もっともな雪樹の指摘に、蓮はしらっと澄まして答えた。
「いや、それも初級者編だから」
「初級なの!?」
それにしても、世の中には様々な性癖があるものだ……。
蓮が春画本を棚にしまうのを見計らってから、雪樹は姿勢を正し、彼に向き直った。
「蓮様が私に夜な夜なひどいことをするのって、そういう本の影響じゃありませんか? 二次元と三次元の区別がつかなくなってるっていうか」
「おまえは、どこぞのインチキ評論家か」
「いたっ」
雪樹の脳天に軽く手刀を入れると、蓮は椅子に座り直し、肘をついた。
「昔話にあったな。大きな葛籠と小さな葛籠。しかし実は大きなほうには化けものが、小さなほうには財宝が詰まっている。正直者の爺さんは遠慮して小さな葛籠を受け取り、めでたしめでたしだったわけだが……。おまえは小さな葛籠すら受け取らない」
「それならいっそ大きな葛籠が欲しいですよ。宝石なんかより、お化けのほうが面白そう」
「…………………」
蓮は黙ってしまった。呆れられてしまっただろうか。
しかし贈りものなんて下手に受け取ってしまったら、彼にされた数々のひどいことを許してやったようではないか。
――それはヤダ!
そうは思うが、蓮のことを憎みきれないのも事実だ。だいたい心底嫌いになっていれば軽口なんて叩けないし、同じ部屋で同じ空気を吸うことすら拒否したくなるはずだろう。
――そんな気持ちにはなっていないし、これからもならないと思う……。
なぜだろう。かつては気心が知れた幼馴染だったからだろうか。
蓮と雪樹が詰めているこの地下室は、地中部分と外壁の間にあえて隙間を設けてある。そこから窓を通して自然光を取り入れており、だから幾分か明るい。わずかにもたらされる陽光に照らされた蓮は、知らない誰かのように見えた。
――男の人、だ。
蓮はいつも雪樹にいやらしいことをする。それなのに優しい。強引だが、甘やかす。
怖いようで、もっと側にいたいような……。
――ううん、これはきっと何かの間違いだ。
本棚の前に立つ蓮の、その大きな背中につい見惚れてしまって、雪樹は自身を叱咤した。
そう、錯覚なのだ。
皇宮で話をしてくれるのは、医師の清田 真百合と三人の侍女たち。そして蓮だけ。
家族や友人と引き離された孤独な環境が、蓮の悪行を許容させようとしている。
憎み続けるより、許してしまったほうが楽だから――。
確かこういう心理状態には、名前がついていたはずだ。異国の地名がついた、すとっくほるむ……なんとか。
――なんていったっけ……?
せっかくこんなにもたくさんの資料に囲まれているのだ。詳しく調べてやろうと、雪樹は棚にみっちり収められている本の背表紙を、目で追い始めた。
「ここは普段、開放されているのですか? 私が通っても構いませんか?」
「ああ。暇なら、いつでも来ればいい」
「ありがとうございます。そうさせていただきます」
嬉しさのあまり、踊るように雪樹はぐるりと本を見回した。
入所予定だった霧椿西方高等学問所も、もうじき始まるはずだ。いつから通えるようになるか分からないが、授業にすぐ追いつけるように自習しておきたい。
――そうだ、絶対に諦めない。
「おまえは昔から本が好きだったな」
本棚から数冊を引き抜くと、蓮は閲覧用の椅子を引き、座った。彼が選んだ本は、タイトルを見るに、どうやら異国について書かれたもののようだ。
「私に本を読む楽しさを教えてくださったのは、蓮様ですよ」
結局、勉学とは無関係の、だいぶ前にベストセラーとなったミステリを選んで、雪樹は蓮の前に座った。トリックが画期的なその本は、雪樹が以前、蓮にオススメしたものだ。
――推理モノは、古くても味があっていいもんね……。
あくまでも皇帝一家の持ちものだから積極的に刷新されるわけがなく、だからこの図書室のラインナップは古典には強くとも流行には疎い。だから囚われの身になる前の雪樹は蓮のために、売り出されたばかりの本をせっせと運んでやったものだ。
読書に夢中になっている雪樹をちらりと見て、蓮はつぶやいた。
「密室とか時刻表がどうとか、俺には良さが分からん。おまえとは読みものの趣味が全く合わなかったな」
「いや、蓮様の好みが特殊なんですよ……」
幼い頃、文字を覚えたての蓮は、兄貴風を吹かせて、本をよく読み聞かせてくれたものだ。
彼が好んでいたのは子供らしいお伽話だったり、勇ましい軍記ものだったり。そして成長するにつれ、その読書の幅は恐ろしいほどの広がりを見せ……現在は男女の性愛を赤裸々に描く、いわゆる官能小説にうつつを抜かしているようである。
――あれ……?
雪樹は少し離れた一角にある、大きな本棚に気づいた。ほかのものとは違い、扉がついている。しかもきっちり閉められた前には、大仰な錠が掛かっていた。
「蓮様。あれにも本が入っているんですか?」
雪樹が扉つきの棚を指差すと、蓮はほんのわずかに眉をひそめた。
「ああ……」
「えっと……」
中身が気になる。そんな雪樹の気持ちを察したのか、蓮は読んでいた本から顔を上げると、ニヤリと口角を上げた。
「あそこにはな、奇書を入れている」
「きしょ……!」
ゴクリと雪樹は喉を鳴らした。
「い、いったいどんな貴重なご本が……?」
「ああ、それはもう残酷であったり、異常であったり。目にしているのは文字なのに、吐き気にえずく。常人ならば読んだのを後悔するほどの物語が詰まっているのだ」
「……………」
期待していた内容とあまりに違う……。雪樹は苦虫を噛み潰したような顔になった。
蓮は近くの棚からおもむろに本を取り出し、広げた。そこには一糸まとわぬ男女が、淫らにまぐわう図が……。
「これくらいの初級者編で動じないようになったら、見せてやろう」
大きな口を開き、悪魔のように笑いながら、蓮は得意げにいかがわしい紙面を見せつけてくる。雪樹は慌てて後ろを向いた。
「はっ、破廉恥です! ていうか、これで初級者!?」
「見ろ、この格好。これはもう組み体操だな。快楽と苦痛は紙一重とは、よく言ったものだ」
蓮は平然とページをめくり、そこに描かれた男女の営みをじっくり眺め回している。
「ああ、そうだ。この間、異国から取り寄せた小説もなかなか良かったぞ。糞尿を飲食し、性的興奮を得る男の話なんだが、心理描写が非常に細かく、実に興味深かった。あっちの棚に置いてあるから、読んでいいぞ」
「読みません! 蓮様のお話を聞いているだけで、気持ちが悪くなってきました……。そういう本こそ、あの鍵つきの棚に入れるべきなのでは!?」
もっともな雪樹の指摘に、蓮はしらっと澄まして答えた。
「いや、それも初級者編だから」
「初級なの!?」
それにしても、世の中には様々な性癖があるものだ……。
蓮が春画本を棚にしまうのを見計らってから、雪樹は姿勢を正し、彼に向き直った。
「蓮様が私に夜な夜なひどいことをするのって、そういう本の影響じゃありませんか? 二次元と三次元の区別がつかなくなってるっていうか」
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連載開始日 2019/10/15
本編完結日 2019/10/31
番外編完結日 2019/11/04
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その後 公開日2020/06/04
完結日 2020/06/15
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作品の無断転載はご遠慮ください。
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