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最終話 椿の国の…
11-3(完)
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「蓮様……」
蓮に謝られるなんて、初めてのことだ。昔からどんなひどいイタズラをしても、「ごめん」の一言もなかったのに。雪樹は呆気にとられた。
「国の長である皇帝は、むやみに謝罪してはならぬ」と蓮は育てられたという。
皇帝は過ちを犯さない。故に謝ることはない。
そういった建前も分からないではないが、それでも――雪樹はずっと蓮に詫びて欲しかった。
――だって痛かったし、恥ずかしかったし、怖かった。
実際に謝られてみて、雪樹は心の片隅にくすぶっていたわだかまりが、サッと霧散していくのを感じた。
――もしかしたらこの人は、ずっと言いたかったのかな……。
優しい人だから、きっと。そう思うと、逆に可哀想になってしまう。
「許してあげます! だから、これでもう私たちは対等です!」
傷つけた者、傷ついた者、もうそういった関係は嫌だった。ただ純粋に蓮を好きになりたい。愛していたい。
しかし対等などと、言葉が過ぎただろうか。天下の皇帝陛下に対し、こちらはたかだか一貴族の娘である。身分が違うと、怒られるかもしれない。
だが蓮は嬉しそうに笑っている。
「そうだな。俺たちは、同じところに立っている。――ありがとう」
もうじき夫となる蓮の笑顔は晴れやかだったが、しかし、雪樹は泣きたくなった。
――この人は、自分と同じ場所に来て、寄り添ってくれる人を、ずっとずっと探していたんだ。
だから雪樹を、力づくで引きずり込んだ。
だけど後悔して、消えようとした。
――どこまでもバカで、勝手で、不器用な人。
散々ひどい目に遭って、苦労して。
たったひとりで、寂しいのに。
それなのに、誰も恨まず、耐えて。
――そんなあなただから、ほっとけない。だから、だから――。
良き始まりの日に、涙はふさわしくない。だから雪樹は唇を噛んで、耐えた。
胸が痛く、熱い。
――例え檻の中でも、私たちは絶対に、幸せになってやる!
「行きましょう!」
雪樹は蓮の手を取って勇ましく歩き出すが、晴れの日用に誂えられた踵の高い草履はバランスを取りづらく、あっという間によろめく。そんな花嫁を軽々と引っ張り上げ、蓮はいつもの調子でからかった。
「なにやってるんだ。どんくさい」
「だって~……。この草履、歩きづいらいし! それにこのお着物も、すっごく重たいんですからね!」
「だったら、ゆっくり歩けばいいだろう」
「……はい」
納得した様子の雪樹と、蓮は手を繋ぎ直し、二人は「祝いの間」までの道のりをのんびりと歩いた。
某年某月某日。天気は快晴。
この日、澄花志乃香蓮皇と羽村 雪樹の結婚の儀が、つつがなく執り行われた。
――そのあとの話を、少ししよう。
皇国史上初の皇立学校は、二校とも無事完成した。名だたる講師陣と恵まれた教育環境のもとには、熱意漲る生徒たちが集まり、二校とも国内屈指の名門校へと成長を遂げる。同校は後年に渡り、優れた学者や文化人を輩出し続けることとなった。
この二つの学校の初代校長に就任したのは、時の皇帝であらせられた香蓮陛下だったが、彼はその枠に収まらず、私的にも積極的にあらゆる創作活動の支援、また芸術家たちの育成を行った。そのおかげで以前は金持ちの道楽としか捉えられていなかった「芸術」が、徐々に市井の人々にも理解され、浸透していくこととなった。
心を震わせる何かを創り出し、鑑賞することは、決して贅沢なことでも、特別なことでもない。
世の中が美しいもので満ち溢れ、皆の内面が豊かになればいい。
それが蓮の望む、皇国の姿だった。
香蓮陛下は私財を投げ打ち、これらの活動を行ったが、なぜか晩年の彼の資産は元の倍に増えていたという。
この不思議な現象は、皇立高等学問所・経済経営学部の初代卒業生であった彼の妻、雪樹が、極秘裏にいくつもの会社を経営していたという噂と、何か関係があるのかもしれない。
さて、蓮の努力は実を結び、この時代、霧椿皇国の文化や芸術は急速に発展、習熟期を迎えた。その結果生み出された多くの作品群は、交易において高値で取り引きされるようになった。
資源もほどほどにしか湧いておらず、これといった特産物もないこの国にとって、蓮の育てたそれらは以降貴重な輸出品として、莫大な富をもたらすことになる。
また、独自の進化を遂げ、他の追随を許さない品質と感性を兼ね備えた霧椿皇国のアート全般は、現在でも世界のカルチャーの牽引役だ。
ところで蓮は、エロ、グロ、ナンセンスといった、あまり一般ウケのよろしくない作品についても、「欲望や悪意といった人間の負の部分を、余すことなく描いた傑作」として厚く保護した。
そして――彼の目は、やはり肥えていたというべきか。
皆が眉をひそめたそれらの絵画、小説、演劇、そしてその作者たちは、時代が変わってから高く評価されることになる。
これらのことは伝説となり、香蓮陛下は後世の人々に親しみを込めて、「HENTAI皇帝」と称されたのだった……。
宮で働く人々は、蓮の出生について黙して語らず、忠義を貫いた。秘密は、永遠に守られたのである。
後宮は廃止され、多くの寵姫は家族のもとへ帰った。帰る家のない者は皇宮に残ったが、そもそも美姫揃いの彼女たちはほどほどの玉の輿に恵まれ、皆、ほどほどに良き人生を送ったようだ。
ところで姫たちの中にあって異彩を放った鈴蘭嬢は、のちに設立された皇立体育大学の主任講師に抜擢され、優れたアスリートを多数育て上げた。彼らの誇示する強靭な肉体は人々の関心を引き、スポーツは一過性の流行ではない「習慣」として普及し、皇国民の心身の健康に大いに貢献することとなった。筋肉は全てを解決するのだ!
雪樹の三人の侍女、あやめ、桃、杏たちは皇宮に留まった。その間順繰りに、結婚や出産を経験した彼女たちは、終生雪樹の良き友人たちであった。
女医・清田 真百合は、もっと女性たちに自分自身の体について知ってもらおうと、皇国中を精力的に説いて回った。その甲斐あって、望まぬ妊娠は減り、安全な出産環境も整えられるようになり、幸せになった女性は多いという。
珀桜皇太后も元気に、己の不幸に酔い続けたようだ。彼女の半生を、だいぶ美化して描いた芝居が上演され、大ヒットしたことも有名である。その件については、不敬であると非難する者も多いが、当の皇太后はまんざらではない様子だったという。
羽村 芭蕉は娘が嫁いだのちも、議会制民主主義の確立に尽力したが、その十年後、健康上の理由で政界を去った。彼のあとは息子たちが継いだが、最高議会は急激に求心力を失い、時を置かず解散した。以後は同じような団体がいくつも作られ、分裂や合併を繰り返した。
皇国の政治は、三歩進んで二歩下がっているような状態である。
それでも戦の火の消えた平和な世で、民衆もまあまあ豊かであるから、なんとかなっているようだ。
霧椿皇国の民に、「偉大な政治家の名を上げよ」と問うても戸惑うだろうが、「偉大な皇帝の御名を述べよ」と尋ねれば、香蓮陛下の名を上げる者は多いだろう。
自らの存在価値について、青年期に大いに悩んだ蓮は、その功績をもって、人々の心に名を残したのである。
異国の暦では二○二五年に当たる今日(こんにち)、香蓮陛下は雪樹と同じ墓の下で眠っている。
四人の子をもうけ、老いても尚睦まじかった妻の手を握り、蓮は今も皇国の人々の幸せを祈っているはずだ。
――これは、かつて椿の国にあった後宮と、皇帝夫婦のはなしである。
~ 終 ~
蓮に謝られるなんて、初めてのことだ。昔からどんなひどいイタズラをしても、「ごめん」の一言もなかったのに。雪樹は呆気にとられた。
「国の長である皇帝は、むやみに謝罪してはならぬ」と蓮は育てられたという。
皇帝は過ちを犯さない。故に謝ることはない。
そういった建前も分からないではないが、それでも――雪樹はずっと蓮に詫びて欲しかった。
――だって痛かったし、恥ずかしかったし、怖かった。
実際に謝られてみて、雪樹は心の片隅にくすぶっていたわだかまりが、サッと霧散していくのを感じた。
――もしかしたらこの人は、ずっと言いたかったのかな……。
優しい人だから、きっと。そう思うと、逆に可哀想になってしまう。
「許してあげます! だから、これでもう私たちは対等です!」
傷つけた者、傷ついた者、もうそういった関係は嫌だった。ただ純粋に蓮を好きになりたい。愛していたい。
しかし対等などと、言葉が過ぎただろうか。天下の皇帝陛下に対し、こちらはたかだか一貴族の娘である。身分が違うと、怒られるかもしれない。
だが蓮は嬉しそうに笑っている。
「そうだな。俺たちは、同じところに立っている。――ありがとう」
もうじき夫となる蓮の笑顔は晴れやかだったが、しかし、雪樹は泣きたくなった。
――この人は、自分と同じ場所に来て、寄り添ってくれる人を、ずっとずっと探していたんだ。
だから雪樹を、力づくで引きずり込んだ。
だけど後悔して、消えようとした。
――どこまでもバカで、勝手で、不器用な人。
散々ひどい目に遭って、苦労して。
たったひとりで、寂しいのに。
それなのに、誰も恨まず、耐えて。
――そんなあなただから、ほっとけない。だから、だから――。
良き始まりの日に、涙はふさわしくない。だから雪樹は唇を噛んで、耐えた。
胸が痛く、熱い。
――例え檻の中でも、私たちは絶対に、幸せになってやる!
「行きましょう!」
雪樹は蓮の手を取って勇ましく歩き出すが、晴れの日用に誂えられた踵の高い草履はバランスを取りづらく、あっという間によろめく。そんな花嫁を軽々と引っ張り上げ、蓮はいつもの調子でからかった。
「なにやってるんだ。どんくさい」
「だって~……。この草履、歩きづいらいし! それにこのお着物も、すっごく重たいんですからね!」
「だったら、ゆっくり歩けばいいだろう」
「……はい」
納得した様子の雪樹と、蓮は手を繋ぎ直し、二人は「祝いの間」までの道のりをのんびりと歩いた。
某年某月某日。天気は快晴。
この日、澄花志乃香蓮皇と羽村 雪樹の結婚の儀が、つつがなく執り行われた。
――そのあとの話を、少ししよう。
皇国史上初の皇立学校は、二校とも無事完成した。名だたる講師陣と恵まれた教育環境のもとには、熱意漲る生徒たちが集まり、二校とも国内屈指の名門校へと成長を遂げる。同校は後年に渡り、優れた学者や文化人を輩出し続けることとなった。
この二つの学校の初代校長に就任したのは、時の皇帝であらせられた香蓮陛下だったが、彼はその枠に収まらず、私的にも積極的にあらゆる創作活動の支援、また芸術家たちの育成を行った。そのおかげで以前は金持ちの道楽としか捉えられていなかった「芸術」が、徐々に市井の人々にも理解され、浸透していくこととなった。
心を震わせる何かを創り出し、鑑賞することは、決して贅沢なことでも、特別なことでもない。
世の中が美しいもので満ち溢れ、皆の内面が豊かになればいい。
それが蓮の望む、皇国の姿だった。
香蓮陛下は私財を投げ打ち、これらの活動を行ったが、なぜか晩年の彼の資産は元の倍に増えていたという。
この不思議な現象は、皇立高等学問所・経済経営学部の初代卒業生であった彼の妻、雪樹が、極秘裏にいくつもの会社を経営していたという噂と、何か関係があるのかもしれない。
さて、蓮の努力は実を結び、この時代、霧椿皇国の文化や芸術は急速に発展、習熟期を迎えた。その結果生み出された多くの作品群は、交易において高値で取り引きされるようになった。
資源もほどほどにしか湧いておらず、これといった特産物もないこの国にとって、蓮の育てたそれらは以降貴重な輸出品として、莫大な富をもたらすことになる。
また、独自の進化を遂げ、他の追随を許さない品質と感性を兼ね備えた霧椿皇国のアート全般は、現在でも世界のカルチャーの牽引役だ。
ところで蓮は、エロ、グロ、ナンセンスといった、あまり一般ウケのよろしくない作品についても、「欲望や悪意といった人間の負の部分を、余すことなく描いた傑作」として厚く保護した。
そして――彼の目は、やはり肥えていたというべきか。
皆が眉をひそめたそれらの絵画、小説、演劇、そしてその作者たちは、時代が変わってから高く評価されることになる。
これらのことは伝説となり、香蓮陛下は後世の人々に親しみを込めて、「HENTAI皇帝」と称されたのだった……。
宮で働く人々は、蓮の出生について黙して語らず、忠義を貫いた。秘密は、永遠に守られたのである。
後宮は廃止され、多くの寵姫は家族のもとへ帰った。帰る家のない者は皇宮に残ったが、そもそも美姫揃いの彼女たちはほどほどの玉の輿に恵まれ、皆、ほどほどに良き人生を送ったようだ。
ところで姫たちの中にあって異彩を放った鈴蘭嬢は、のちに設立された皇立体育大学の主任講師に抜擢され、優れたアスリートを多数育て上げた。彼らの誇示する強靭な肉体は人々の関心を引き、スポーツは一過性の流行ではない「習慣」として普及し、皇国民の心身の健康に大いに貢献することとなった。筋肉は全てを解決するのだ!
雪樹の三人の侍女、あやめ、桃、杏たちは皇宮に留まった。その間順繰りに、結婚や出産を経験した彼女たちは、終生雪樹の良き友人たちであった。
女医・清田 真百合は、もっと女性たちに自分自身の体について知ってもらおうと、皇国中を精力的に説いて回った。その甲斐あって、望まぬ妊娠は減り、安全な出産環境も整えられるようになり、幸せになった女性は多いという。
珀桜皇太后も元気に、己の不幸に酔い続けたようだ。彼女の半生を、だいぶ美化して描いた芝居が上演され、大ヒットしたことも有名である。その件については、不敬であると非難する者も多いが、当の皇太后はまんざらではない様子だったという。
羽村 芭蕉は娘が嫁いだのちも、議会制民主主義の確立に尽力したが、その十年後、健康上の理由で政界を去った。彼のあとは息子たちが継いだが、最高議会は急激に求心力を失い、時を置かず解散した。以後は同じような団体がいくつも作られ、分裂や合併を繰り返した。
皇国の政治は、三歩進んで二歩下がっているような状態である。
それでも戦の火の消えた平和な世で、民衆もまあまあ豊かであるから、なんとかなっているようだ。
霧椿皇国の民に、「偉大な政治家の名を上げよ」と問うても戸惑うだろうが、「偉大な皇帝の御名を述べよ」と尋ねれば、香蓮陛下の名を上げる者は多いだろう。
自らの存在価値について、青年期に大いに悩んだ蓮は、その功績をもって、人々の心に名を残したのである。
異国の暦では二○二五年に当たる今日(こんにち)、香蓮陛下は雪樹と同じ墓の下で眠っている。
四人の子をもうけ、老いても尚睦まじかった妻の手を握り、蓮は今も皇国の人々の幸せを祈っているはずだ。
――これは、かつて椿の国にあった後宮と、皇帝夫婦のはなしである。
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