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あとがき
作中にはほとんど出てこない設定などあれこれ
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あとがきというか出しようがなくなった設定とかの話
【作中世界の背景】
作中でも一度触れましたが、レーネたちの暮らす大陸に元々人はいませんでした。
ただしこれは「レーネたちが人と認識している種族」という意味での人の話で、先住民はいました。ちょっとだけ色素は薄い感じなんですけど、実のところ、今大陸で繁栄している人とほぼ変わらない種族です。彼らは今の人より遥かに高いレベルで魔法を使いこなしていました。
ややこしいので、先住民→魔人族、あとから来た人→人族と呼称します。
人族は魔法を使えない種族で、魔人族が魔法を使っているのを見て恐怖しました。自分たちに理解できない不思議なチカラで不思議な現象が起きるので、怖いでしょうね。
そういうわけで、人族は自分たちとほとんど変わらない見た目をしているにも関わらず、魔人族と争うようになりました。魔物と戦ったり魔人族と戦ったり大変ですね。
もちろん魔人族のほうが強いんですが、人族のほうが繁殖力が高かったのと、人族と魔人族が交雑してしまったので、人族にも魔法が使える人たちが出てきました。これが今の人族に魔法を使える人がいる理由です。
そうやって人族がどんどん勢力範囲を広げ、魔人族は追いやられていきました。彼らの生き残りは、人族に見つからないように自分たちの暮らす場所を隠したり、人族に紛れて生活することで身を守ったりすることにしました。
しかしながら、この歴史は人族の支配階級にとっていささか体裁が悪いんですよね。
有り体に言えば、先住民と性交して魔法使える子ども増やして相手の力を自分のものにした上で、ついには駆逐することに成功しました、という歴史なので。
そのため大陸のどの国の歴史でも、元々魔人族なんていなかった、という扱いになりました。
【今の魔術師たち】
上記の歴史を踏まえた上で
レーネは細々と生き残っていた魔人族の村の生まれです。本人はそういうことを理解する前に村が滅んだので、自分は人族だと思っています。
プルーメは人族に紛れて生活することを選んだ魔人族の子孫です。途中で人族とも交わっているので力は弱まっていますが、かなり魔人族の血が濃いほうです。魔人族の歴史についても知っていますが、別に昔の話だし僕に関係ないでしょ、的な感覚なので恨みつらみはないタイプです。
サンサも人族に紛れて生き延びた魔人族の子孫です。プルーメよりだいぶ力は弱まっています。
リィロン、セシルは遥か昔に魔人族と交わった、くらいの人族の子孫なんですが、先祖返りのような形で魔法が使えています。
リオヴァスは人族の支配階級の子孫ですが、実は魔人族の血も引いています。しかもプルーメより魔力が高いです。たぶんリオヴァスも先祖返り的な何か。プルーメに教えられて、魔人族とその歴史についても知っています。
【この世界でのDom/Subの解釈】
この世界でのDom/Subについては、魔人族の性質の名残です。
Domはもちろん支配階級、魔王と呼ばれた人や、誰かを従えて先頭に立つ人たちが備えていた性質でした。なお魔王といっても、世界征服してやるぞ、みたいな欲望を持っていたわけではなく、人族にとっての邪なる力を操る者どもの王、みたいな呼称です。
Subは被支配階級、というわけではなく、Domを積極的にサポートし支える人たちが持っていた性質でした。宰相とか侍従とか。
ただしSubが苦言を呈する必要があるときももちろん発生するので、そういうときに、言いにくいことをよく言ってくれた、と労えるのがいい支配階級、みたいな文化があって、それが今のCommandに従ったら褒める、みたいなものに繋がっていった、と考えています。
なのでDomかSubのダイナミクスを持っている人は、例え魔法が使えなくても、祖先のどこかに魔人族の血が混ざっています。
【リオヴァスがレーネを叙爵した理由】
リオヴァスはレーネが純血の魔人族、ということを知っているので、自分の支配下に置くことをずっと考えていました。純血の魔人族だと、やはり魔力が桁違いなので、敵に回ったら怖いし、味方だったらとても心強いわけです。
レーネに王都に戻ってくるよう促す鳥を送っていたのもリオヴァスです。プルーメは鳥が使えません。
なのでヴァリエ家のお家騒動は都合が良く、領地を与えて土地に結びつけておこうとしました。また、ティノールト自身もレーネを留め置くのに便利ですね。ティノールトは忠誠心が強いほうなので、リオヴァスの意に反することはほぼしません。Subの性質からもあまり逆らうことはないと思います。
【作中世界の背景】
作中でも一度触れましたが、レーネたちの暮らす大陸に元々人はいませんでした。
ただしこれは「レーネたちが人と認識している種族」という意味での人の話で、先住民はいました。ちょっとだけ色素は薄い感じなんですけど、実のところ、今大陸で繁栄している人とほぼ変わらない種族です。彼らは今の人より遥かに高いレベルで魔法を使いこなしていました。
ややこしいので、先住民→魔人族、あとから来た人→人族と呼称します。
人族は魔法を使えない種族で、魔人族が魔法を使っているのを見て恐怖しました。自分たちに理解できない不思議なチカラで不思議な現象が起きるので、怖いでしょうね。
そういうわけで、人族は自分たちとほとんど変わらない見た目をしているにも関わらず、魔人族と争うようになりました。魔物と戦ったり魔人族と戦ったり大変ですね。
もちろん魔人族のほうが強いんですが、人族のほうが繁殖力が高かったのと、人族と魔人族が交雑してしまったので、人族にも魔法が使える人たちが出てきました。これが今の人族に魔法を使える人がいる理由です。
そうやって人族がどんどん勢力範囲を広げ、魔人族は追いやられていきました。彼らの生き残りは、人族に見つからないように自分たちの暮らす場所を隠したり、人族に紛れて生活することで身を守ったりすることにしました。
しかしながら、この歴史は人族の支配階級にとっていささか体裁が悪いんですよね。
有り体に言えば、先住民と性交して魔法使える子ども増やして相手の力を自分のものにした上で、ついには駆逐することに成功しました、という歴史なので。
そのため大陸のどの国の歴史でも、元々魔人族なんていなかった、という扱いになりました。
【今の魔術師たち】
上記の歴史を踏まえた上で
レーネは細々と生き残っていた魔人族の村の生まれです。本人はそういうことを理解する前に村が滅んだので、自分は人族だと思っています。
プルーメは人族に紛れて生活することを選んだ魔人族の子孫です。途中で人族とも交わっているので力は弱まっていますが、かなり魔人族の血が濃いほうです。魔人族の歴史についても知っていますが、別に昔の話だし僕に関係ないでしょ、的な感覚なので恨みつらみはないタイプです。
サンサも人族に紛れて生き延びた魔人族の子孫です。プルーメよりだいぶ力は弱まっています。
リィロン、セシルは遥か昔に魔人族と交わった、くらいの人族の子孫なんですが、先祖返りのような形で魔法が使えています。
リオヴァスは人族の支配階級の子孫ですが、実は魔人族の血も引いています。しかもプルーメより魔力が高いです。たぶんリオヴァスも先祖返り的な何か。プルーメに教えられて、魔人族とその歴史についても知っています。
【この世界でのDom/Subの解釈】
この世界でのDom/Subについては、魔人族の性質の名残です。
Domはもちろん支配階級、魔王と呼ばれた人や、誰かを従えて先頭に立つ人たちが備えていた性質でした。なお魔王といっても、世界征服してやるぞ、みたいな欲望を持っていたわけではなく、人族にとっての邪なる力を操る者どもの王、みたいな呼称です。
Subは被支配階級、というわけではなく、Domを積極的にサポートし支える人たちが持っていた性質でした。宰相とか侍従とか。
ただしSubが苦言を呈する必要があるときももちろん発生するので、そういうときに、言いにくいことをよく言ってくれた、と労えるのがいい支配階級、みたいな文化があって、それが今のCommandに従ったら褒める、みたいなものに繋がっていった、と考えています。
なのでDomかSubのダイナミクスを持っている人は、例え魔法が使えなくても、祖先のどこかに魔人族の血が混ざっています。
【リオヴァスがレーネを叙爵した理由】
リオヴァスはレーネが純血の魔人族、ということを知っているので、自分の支配下に置くことをずっと考えていました。純血の魔人族だと、やはり魔力が桁違いなので、敵に回ったら怖いし、味方だったらとても心強いわけです。
レーネに王都に戻ってくるよう促す鳥を送っていたのもリオヴァスです。プルーメは鳥が使えません。
なのでヴァリエ家のお家騒動は都合が良く、領地を与えて土地に結びつけておこうとしました。また、ティノールト自身もレーネを留め置くのに便利ですね。ティノールトは忠誠心が強いほうなので、リオヴァスの意に反することはほぼしません。Subの性質からもあまり逆らうことはないと思います。
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完結まで投稿して下さってありがとうございました。
ひら様
読んでくださってありがとうございました🫶😭
感想を書くのってとてもハードル高いと思うので、お伝えいただけて本当に嬉しいです…ありがとうございます🤝💕
実力はあるのにぽやぽやしていたり、一途に相手を思っていたり、お気に入りポイントを見つけていただけたのも嬉しい…☺️嬉しいしか言えてなくてすみません…🥹
こちらこそ最後までお付き合いくださってありがとうございました🙏💕
夜曲様
は、早い…! あっという間の読了ありがとうございました…!
完結のお祝いもありがとうございます🫶
私も下剋上BLが大変好きでして…年上とか師匠とかはだいたい受けにいてほしい…☺️💕 そんなわけで最終的な身分はレーネのほうが高くなりました。
ただDom/SubだとDomのほうが力関係としては強くなるのかなぁと思っているので、ティノールトのほうが地位が高くないとバランスが取れないのでは? という…難しいですね🤔
ディフェンスとスペースもひと工夫必要だったので、好意的に受け取っていただけてありがたい限り…🥰
こちらこそ最後まで読んでくださってありがとうございました☺️ 楽しんでいただけたようで本当によかったです! ありがとうございました🫶
夜曲様
読んでくださってありがとうございます🥹
普通のDom/Subとだいぶ雰囲気が違うと思うので…楽しんでいただけているようで安心しました…!
Subとはいえ、ティノールトも騎士なので…そういう一面もあるだろうなと思って書いた部分を気に入っていただけて嬉しいです☺️
引き続き後半も楽しんでいただけたら幸いです〜🫶