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宴会
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じうじう、と肉の焼ける音。
ここはウチの庭先だ。
今日は件の宴会当日。
夕刻から始めたバーベキューを中心に駄菓子やジュース、お酒などを山盛りで用意してある。
「おーし。娘っ子ども、新しいの焼けてるぞー」
「わー!」
駄菓子屋の店主であり俺の幼馴染であるレイジが声を上げると、リッコナギサ美津音の三人がバーベキュー台に寄っていく。
「レイにーちゃん、私お肉お肉!」
「リッコ、もっと野菜食べなさいよ」
「ココに住んでると、普段野菜ばっかりなんだもーん」
知らんぷりで肉ばかり盛ってもらう元気娘のリッコに、一見物静かそうなナギサが物申す。
とはいえナギサもさっきから野菜を食べずに貝ばかり食べているのだ。
今回も取ってもらった小ぶりのサザエに箸をつけている。
「逆にミッツンはもっと野菜以外も食べないとな」
そういってレイジが美津音ちゃんに肉を差し出そうとすると、彼女は顔をフルフル。
「野菜……好きだから……」
タマネギとピーマンを希望する美津音ちゃんだった。
三者三葉ではあるが、三人とも女の子なのに案外食欲旺盛だ。若いってすごい。
「おいケースケ、レムネアさん! おまえたちもドンドン食べろよ。ここに居る数少ない若者なんだからな?」
「わかってるって、てかそろそろ代わるぞ? レイジこそもっと食べてくれよ客なんだし」
紙皿に肉を盛られながらも、俺は申し出てみる。
しかしレイジは横に置いたビールを飲みながら肉を摘まんで。
「これでも結構食べさせて貰ってるさ。おまえは焼いてる暇ないだろ、ほらまた新しい客が来たぞ」
庭の入口に見知らぬおじいさんがやってきていた。
俺とレムネアが出て迎えると。
「なんやら宴会をしてるって聞いてなぁ。わしも良いかな、これお酒と地鶏肉」
「もちろんです、どうぞどうぞ!」
「ありがとさん。あんた源蔵じいさんのお孫さんだって? 美人の嫁っ子連れて最近農業を始めたそうじゃないか。なるほどなぁ、こりゃー噂以上だったわ」
横に立つレムネアを見てからの、このやりとりも今日は何回目だろうか。
慣れたもので、俺の横にいるレムネアもにっこり微笑んだ。
「ありがとうございます。楽しんでいって頂けますと幸いです」
「あいよー」
とおじいさんは、美津音ちゃんの祖父である野崎さんを中心とした輪の中に入っていった。
「最初の想定よりもだいぶ人増えてしまいましたねケースケさま」
「そうだな。人が集まってると寄ってくるのは田舎特有の現象かもしれない。知らない人と挨拶ばかりで疲れたりしてないか? レムネア」
「大丈夫ですよ。それに人が横から増えていくのは宴会の華ですからね、むしろ盛況で嬉しいです」
「ならよかった」
苦笑交じりになってしまったのは、俺自身はこんなに参加人数が増えると思っていなかったからだ。
最初にお呼びしたのは8人。
今はそこから5人ほど増えている。どこからか話が拡散しているらしく、皆さんお酒や食べ物を持参でウチに来るのだった。
「田舎はイベントが少ないですから」
そう言って寄ってきたのは黒髪長髪の中学一年、ナギサちゃんだ。
サザエを食べ終えた彼女は今、駄菓子のゼリー棒を口にしていた。そろそろ食後って感じなのかな?
「でも良いんじゃないですか、ケースケお兄さん。人が来るってことは、ここの住民であると認められてきたってことですよ?」
「そ、そうなのかな」
「田舎ってそういうものです。よかったですね、これでお兄さんも立派な田舎の民」
クスクス笑うナギサちゃんの横に、いつの間にかリッコが居る。
ショートカットのリッコは、快活な笑顔でナギサの言葉に続けた。
「ナギサの発案で、私たちが宴会のことを皆に伝えて回ったんだよ! おにーさんがここに馴染めてないって悩んでたみたいだから、って!」
「ちょっ! 私はそんな、別に……!」
プイ、と横を向いてしまうナギサだった。
レムネアがちょっと納得したような顔で微笑んだ。
「そうでしたか、ナギサちゃんが」
ナギサは賢くて気が利く。
まったくこれが中学一年生とか、末恐ろしいな。
俺が彼女と同じ歳だった頃なんて、なんか馬鹿なことしかやってなかったような気がするのに。
褒めて褒めて、と栗毛頭を差し出してくるリッコの頭を撫でながら、俺はナギサにお礼を言った。
「ありがとな、嬉しいよ。頑張って、頼られる住民になりたいものだ」
「はいはい」
「ほんとありがとうございます、頑張りますね!」
「はい! 頑張ってください、レムネアお姉さん」
この反応の違いよ。
俺が苦笑していると、俺と目があった美津音ちゃんがジト目で呟いた。
「ケースケお兄さん、気に……しないで。ナギサちゃんは……素直じゃないから」
そうなんだろうな。
俺が重ねて苦笑してしまうと、ナギサは顔を真っ赤にさせる。
「なに笑ってるのよ! ミッツンも妙なこと言わないで!」
ピューン、と美津音ちゃんが逃げるとナギサもそれを追い掛ける。
リッコも笑いながら二人についていった。
うん、立派に宴会だ。みんな楽しそうにしてくれてて、俺も楽しい。
ウチの庭には今、10人以上の人が集まってくれている。
それぞれに輪を作って酒やバーベキューを楽しみながら談笑していた。
俺とレムネアが輪を回って様子を見に行くと、だいたい俺たちの関係を冷やかされつつも祝福される。
おかしいな。「お世話になった人に恩をお返しする」為の宴会だったはずなのに、なんだか俺とレムネアのお披露目会みたいになってるぞ?
皆が口々に「農業は大変だけど、二人で頑張れば大丈夫だよ」と応援してくれる。
中には初対面なのにクラッカーを持参してきて、俺たち二人に向けて鳴らしてくれた人までいた。
田舎は一度輪に入ってしまえばむしろ周囲が温かいと聞いてはいたけど、本当にそんな感じだな。認めて貰えてるのかな、と思えてちょっと嬉しかった。
「二人とも、お酒は飲まないのかい?」
喉が渇いてジュースを口にしていると、野崎のおじいさんが話しかけてきた。
「あ、はい。俺はもしかしたら宴会のあと、三人娘を家まで送ることになるかもですから」
「本当にケースケ君はしっかりしてるな」
いやぁ、と頭を掻いておく。
これでも主催の一人だからね、責任を取れる状態でありたいというのもあった。
「じゃあレムネアちゃんは? 飲んでも構わないんじゃないかい?」
「私は、えっ?」
「そういやレムネアがお酒を飲んだとこ、俺も見たことないな。飲めないのか?」
「いえ……どちらかと言えば好きですけど」
なぜかちょっと恥ずかしそうに、レムネアは俯いた。
「ほう! イケる口ならば是非とも飲んで貰いたいものじゃが」
「でも……、今日は私が主催者ですし」
「レムネアの地元だと主催は飲まなかったりするのか?」
「いえ。むしろ一番飲まされるのではないかと。私はあまり呼ばれたこともないですから、見ている印象ですが」
なるほど。彼女の世界では主催者は飲まされるんだ。
それなら今日も、しっかりレムネアには飲んで貰わないとな。
だって彼女が主役の宴会なのだから、あちらの世界に準じる形で楽しんで欲しい。
「野崎さん、レムネアに酒を注いでやってくれませんか」
「ほう?」
「ケースケさま……!」
「いいからいいから。今日の後始末は俺に任せて、たまにはハメを外してみろって」
レムネアは俯き加減のままだが、耳をピコピコ動かしている。
あ、これは喜んでそうだ。
お酒、本当は飲みたかったんだな。
「いってこい、レムネア」
「よろしいのですか?」
「良いに決まってるじゃないか」
俺は笑って、彼女を野崎さんに預けた。
酒飲み連中に預けた、と言い換えてもいい。野崎さんは大盛り上がりで。
「そういうことなら。……おーいみんな、レムネアさんに酒を注ぐぞー!」
――おおお!
と庭先が謎の盛り上がりを見せたのだった。
ここはウチの庭先だ。
今日は件の宴会当日。
夕刻から始めたバーベキューを中心に駄菓子やジュース、お酒などを山盛りで用意してある。
「おーし。娘っ子ども、新しいの焼けてるぞー」
「わー!」
駄菓子屋の店主であり俺の幼馴染であるレイジが声を上げると、リッコナギサ美津音の三人がバーベキュー台に寄っていく。
「レイにーちゃん、私お肉お肉!」
「リッコ、もっと野菜食べなさいよ」
「ココに住んでると、普段野菜ばっかりなんだもーん」
知らんぷりで肉ばかり盛ってもらう元気娘のリッコに、一見物静かそうなナギサが物申す。
とはいえナギサもさっきから野菜を食べずに貝ばかり食べているのだ。
今回も取ってもらった小ぶりのサザエに箸をつけている。
「逆にミッツンはもっと野菜以外も食べないとな」
そういってレイジが美津音ちゃんに肉を差し出そうとすると、彼女は顔をフルフル。
「野菜……好きだから……」
タマネギとピーマンを希望する美津音ちゃんだった。
三者三葉ではあるが、三人とも女の子なのに案外食欲旺盛だ。若いってすごい。
「おいケースケ、レムネアさん! おまえたちもドンドン食べろよ。ここに居る数少ない若者なんだからな?」
「わかってるって、てかそろそろ代わるぞ? レイジこそもっと食べてくれよ客なんだし」
紙皿に肉を盛られながらも、俺は申し出てみる。
しかしレイジは横に置いたビールを飲みながら肉を摘まんで。
「これでも結構食べさせて貰ってるさ。おまえは焼いてる暇ないだろ、ほらまた新しい客が来たぞ」
庭の入口に見知らぬおじいさんがやってきていた。
俺とレムネアが出て迎えると。
「なんやら宴会をしてるって聞いてなぁ。わしも良いかな、これお酒と地鶏肉」
「もちろんです、どうぞどうぞ!」
「ありがとさん。あんた源蔵じいさんのお孫さんだって? 美人の嫁っ子連れて最近農業を始めたそうじゃないか。なるほどなぁ、こりゃー噂以上だったわ」
横に立つレムネアを見てからの、このやりとりも今日は何回目だろうか。
慣れたもので、俺の横にいるレムネアもにっこり微笑んだ。
「ありがとうございます。楽しんでいって頂けますと幸いです」
「あいよー」
とおじいさんは、美津音ちゃんの祖父である野崎さんを中心とした輪の中に入っていった。
「最初の想定よりもだいぶ人増えてしまいましたねケースケさま」
「そうだな。人が集まってると寄ってくるのは田舎特有の現象かもしれない。知らない人と挨拶ばかりで疲れたりしてないか? レムネア」
「大丈夫ですよ。それに人が横から増えていくのは宴会の華ですからね、むしろ盛況で嬉しいです」
「ならよかった」
苦笑交じりになってしまったのは、俺自身はこんなに参加人数が増えると思っていなかったからだ。
最初にお呼びしたのは8人。
今はそこから5人ほど増えている。どこからか話が拡散しているらしく、皆さんお酒や食べ物を持参でウチに来るのだった。
「田舎はイベントが少ないですから」
そう言って寄ってきたのは黒髪長髪の中学一年、ナギサちゃんだ。
サザエを食べ終えた彼女は今、駄菓子のゼリー棒を口にしていた。そろそろ食後って感じなのかな?
「でも良いんじゃないですか、ケースケお兄さん。人が来るってことは、ここの住民であると認められてきたってことですよ?」
「そ、そうなのかな」
「田舎ってそういうものです。よかったですね、これでお兄さんも立派な田舎の民」
クスクス笑うナギサちゃんの横に、いつの間にかリッコが居る。
ショートカットのリッコは、快活な笑顔でナギサの言葉に続けた。
「ナギサの発案で、私たちが宴会のことを皆に伝えて回ったんだよ! おにーさんがここに馴染めてないって悩んでたみたいだから、って!」
「ちょっ! 私はそんな、別に……!」
プイ、と横を向いてしまうナギサだった。
レムネアがちょっと納得したような顔で微笑んだ。
「そうでしたか、ナギサちゃんが」
ナギサは賢くて気が利く。
まったくこれが中学一年生とか、末恐ろしいな。
俺が彼女と同じ歳だった頃なんて、なんか馬鹿なことしかやってなかったような気がするのに。
褒めて褒めて、と栗毛頭を差し出してくるリッコの頭を撫でながら、俺はナギサにお礼を言った。
「ありがとな、嬉しいよ。頑張って、頼られる住民になりたいものだ」
「はいはい」
「ほんとありがとうございます、頑張りますね!」
「はい! 頑張ってください、レムネアお姉さん」
この反応の違いよ。
俺が苦笑していると、俺と目があった美津音ちゃんがジト目で呟いた。
「ケースケお兄さん、気に……しないで。ナギサちゃんは……素直じゃないから」
そうなんだろうな。
俺が重ねて苦笑してしまうと、ナギサは顔を真っ赤にさせる。
「なに笑ってるのよ! ミッツンも妙なこと言わないで!」
ピューン、と美津音ちゃんが逃げるとナギサもそれを追い掛ける。
リッコも笑いながら二人についていった。
うん、立派に宴会だ。みんな楽しそうにしてくれてて、俺も楽しい。
ウチの庭には今、10人以上の人が集まってくれている。
それぞれに輪を作って酒やバーベキューを楽しみながら談笑していた。
俺とレムネアが輪を回って様子を見に行くと、だいたい俺たちの関係を冷やかされつつも祝福される。
おかしいな。「お世話になった人に恩をお返しする」為の宴会だったはずなのに、なんだか俺とレムネアのお披露目会みたいになってるぞ?
皆が口々に「農業は大変だけど、二人で頑張れば大丈夫だよ」と応援してくれる。
中には初対面なのにクラッカーを持参してきて、俺たち二人に向けて鳴らしてくれた人までいた。
田舎は一度輪に入ってしまえばむしろ周囲が温かいと聞いてはいたけど、本当にそんな感じだな。認めて貰えてるのかな、と思えてちょっと嬉しかった。
「二人とも、お酒は飲まないのかい?」
喉が渇いてジュースを口にしていると、野崎のおじいさんが話しかけてきた。
「あ、はい。俺はもしかしたら宴会のあと、三人娘を家まで送ることになるかもですから」
「本当にケースケ君はしっかりしてるな」
いやぁ、と頭を掻いておく。
これでも主催の一人だからね、責任を取れる状態でありたいというのもあった。
「じゃあレムネアちゃんは? 飲んでも構わないんじゃないかい?」
「私は、えっ?」
「そういやレムネアがお酒を飲んだとこ、俺も見たことないな。飲めないのか?」
「いえ……どちらかと言えば好きですけど」
なぜかちょっと恥ずかしそうに、レムネアは俯いた。
「ほう! イケる口ならば是非とも飲んで貰いたいものじゃが」
「でも……、今日は私が主催者ですし」
「レムネアの地元だと主催は飲まなかったりするのか?」
「いえ。むしろ一番飲まされるのではないかと。私はあまり呼ばれたこともないですから、見ている印象ですが」
なるほど。彼女の世界では主催者は飲まされるんだ。
それなら今日も、しっかりレムネアには飲んで貰わないとな。
だって彼女が主役の宴会なのだから、あちらの世界に準じる形で楽しんで欲しい。
「野崎さん、レムネアに酒を注いでやってくれませんか」
「ほう?」
「ケースケさま……!」
「いいからいいから。今日の後始末は俺に任せて、たまにはハメを外してみろって」
レムネアは俯き加減のままだが、耳をピコピコ動かしている。
あ、これは喜んでそうだ。
お酒、本当は飲みたかったんだな。
「いってこい、レムネア」
「よろしいのですか?」
「良いに決まってるじゃないか」
俺は笑って、彼女を野崎さんに預けた。
酒飲み連中に預けた、と言い換えてもいい。野崎さんは大盛り上がりで。
「そういうことなら。……おーいみんな、レムネアさんに酒を注ぐぞー!」
――おおお!
と庭先が謎の盛り上がりを見せたのだった。
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