【草】限定の錬金術師は辺境の地で【薬屋】をしながらスローライフを楽しみたい!

雪奈 水無月

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1章:妖精の森編

4.人生で初体験!?

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 森の中で太陽の光が降り注ぐ中で目を覚ました。
すぐ近くには水が溜まってできたような池が広がっている。

「これが異世界転生か…まだ、この体に慣れていないのかな……ん?」

 俺は最初の違和感に気づく…幼い声になっていて自分の体を見てみると幼い子供の姿になっていた。

「これは…どうなってんの!?」

『言い換えれば……ラッキーなんじゃ?』

 年取ってるよりも若返る方がロマンだし、かなり長く遊べるって話に少し興奮が隠せない……。

「ちょっと興奮したら喉乾いた……」
「あそこの水は飲めるのか?」

 [きれいな水:飲める水]

「この表示は……鑑定スキルの効果?」
「だとしたらすごく便利なスキルかも…」

 それはそうと俺は喉が乾いた…飲める水だと知った今、飲まない理由はない!
 水面に手を入れようと顔を近づけた時だった…。

「ナニ……コレ……」

 自分の年齢が下がっているのは分かっていた…それに不思議と可愛い服もこの世界の基準で少年用ならば仕方ないのかな~とか思っていたが……

「どうして…俺……女の子になってるんだー!?」
「えっ……はぁ?な、なんで?オンナの子……」

 キャパ・オーバーなコトが起きすぎて理解が追いついていない。
 そもそも、女神アルテマはあの場でナニも言っていなかった……『女の子になるよ』って忠告してくれていたら今みたいな衝撃は軽減されていただろう。

「……まぁ、生活に困る訳じゃないし…イイや!」
「困った時はどうにかするしかない!」

 まさか、オレンジ色の長い髪に赤い瞳…肌艶も若々しくなって……30歳代になってからシミジミと感じていた肌トラブルが無くなっていることに俺は感動していた。

「女の子…なら【俺】はおかしいよね…」
「私…もう少し年齢が低い感じだから……」

 自分の今の年齢と性別が女の子になったのを考えに入れながら、話し方を試行錯誤する。

「よし、ワタシにして話し方は…~なのですにしようかしら…プフッ……アハハ♪」

 もう一つ…悩んでいた。

「せっかくだし…というか、女の子が山神 慎太郎なんて名乗るのは明らかにおかしいよな…じゃない……よね?」

 せっかくなら女の子らしく、それでいて自分らしい名前……考えを巡らせているとフッと森の中に目が向いた。

「薬草の名前……確か中国にあるので良いのが…」
「確か…【ネム】だったっけ。鎮痛に使うって書いていたような……女の子らしく、草の名前…」

 他には思い浮かばなかったし、ちょっと気に入ったりもしてる自分がいる。

「決めた……ワタシは今日からネムよ!」
 (オッサンが言ってるって思うと恥ずかしい…)
「さて、異世界に来たんだし…探索して面白い薬草とか探しまくりましょう!」

 それから俺は今日からワタシになり、今から森を探索しながら村か町を探しに出発するのだった。
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