【草】限定の錬金術師は辺境の地で【薬屋】をしながらスローライフを楽しみたい!

雪奈 水無月

文字の大きさ
11 / 32
1章:妖精の森編

11.三姉妹が道案内?

しおりを挟む
「やっと見つけたの!」
(この声は……ボックルの声?)
 
 聞き覚えのある声に思わず、振り返るとそこにいたのはあの妖精三姉妹だった。

「本当に…何キロ先まで探しに……って!?」

 話の途中で固まるマーツはどうやらワタシの背後が気になっているらしい。

「あの……ネム」
「マーツはどうかしたの?」
(想像は付いているけど、あえて聞いてみよう!)

「その後ろの黒い…イヌはどこで手に入れたの?」
「この子はヤマブキよ!ワタシのペットだよ」

「そう……カワイイじゃないですか!」
「本当だ…か、かわいいなの!」
「でも、この雰囲気はどこかで見た気がするやょ」
「どこだったか……思い出せないデス…」

 思っていたよりもこのフォルムを見て気に入ってもらえたらしい…これなら打ち明ける必要は無いかもしれないな!

「カワイイでしょ?」
「頭がイイからワタシのアシスタントもできるし、見た目に似合わず、強いのよ!」

「へぇ~ヤマブキだったかな?よろしくなの!」
「お姉さん方…ネムさんに言わないと……」
「そうだったわ!」

 うんうん、さすがは冷静担当のクリカちゃんだ。物静か過ぎて心配になっていたけど…慣れてくれたみたいで少しホッとしたよ。

「準備できたので村に招待しに来ました。」
「こちらですので着いて来てください!」

「あのさ、ヤマブキも入れて大丈夫?」
「ペットだし、一緒に連れてってイイ?」

「あぁ……今回の来客はネムだけど、ペットならきっと大丈夫なの!」
「ネム様が使役されている様ですし、大丈夫。」

「よかったね~ヤマブキ♪」
「くぅ~ん」
(イヌとしてこのままやり過ごす気ね…ヤマブキ)

 妖精王ジル・アルテ・オリジンが持つ膨大な魔力によって妖精の村は幻影によって認識されない様にされていて普通なら妖精以外は入れない。
 入るには妖精王の許可を得ないと入ることも見つけることすらできないと妖精三姉妹は言う。

「なるほど…」
「もしかして、行きたい場所に瞬間移動できたりして……なんちゃって!」

「できますよ?」
「この森の中は妖精ネットワークでリンクしてますから可能なのです!」

 冗談で聞いたつもりが、まさか……この森全体がワープ可能って妖精王って只者じゃない!?

「さぁ、私達の手を握って目を閉じるの。」
「こうかな…」

「あっという間に到着しますデス。」
「それは是非とも体験したいものだね!」
(異世界キター!って実感できそう…まぁ、すでにこの世界に来ている時点で体験しているけど。)

 ワタシは素直に指示に従って目を閉じると気付けば彼らの村に到着していたのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

念願の異世界転生できましたが、滅亡寸前の辺境伯家の長男、魔力なしでした。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリーです。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』

透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。 「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」 そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが! 突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!? 気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態! けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で―― 「なんて可憐な子なんだ……!」 ……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!? これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!? ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。 退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた! 私を陥れようとする兄から逃れ、 不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。 逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋? 異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。 この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!

ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。 ※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。

処理中です...