24 / 32
2章:アルカン大陸上陸編
24話 商談は出会った時から始まっていた!?
しおりを挟む
この出会いは奇妙でいて難解だ。お爺さんと信じて疑わなかった相手が実は絶世の美女…しかも、その女性がワタシの商談相手だなんて。
彼女の変装の技術は誰も見ぬけないでしょう。
ワタシが言える立場じゃかないけどさ……。
「早速、始めましょうか」
「ハイッ……」
緊張からか声が裏返ってしまってしまいながら話は進む……。ワタシ達を自分の屋敷に招待したのはポーションの独占が狙いだったようでその辺りは偽りなく、素直に話してくれた。
「それでさ~どうかしら私と契約してくれたらこの裏市で商いをやっている連中よりも5割増しで取引してもイイと思っているわ」
正直に言ったら『5割増し』と言われてもピンとは来ていない。商売関係には疎くて得しているのか損してるのかなんて見当も付いていない。
チラッと横にいるマーツを見てみたが、彼女は元は妖精族……人間の商品価値はわかっているとは思えない。
「うーん」
「ほぉ…渋るとはな」
ちょっと勘違いされてしまっているけど、悩んでいるワケじゃない。『うーん』って言ったのはお手上げって意味なんです。
「じゃあ、7割でどう?」
「それでお願いします!」
本当は毎日、食事と衣服が買える程度のお金があれば十分なんですが……。
そんな問題では無くなっていく。
「まいどあり♪今から先払いで支払うけどかまわないよね?」
「あっ…ぜひお願いします!こちらも直ぐにならいくつか出せますよ?」
ストレージを確認すると回復ポーション50本と元気になれるポーション30本、爆弾型ポーションが20本で合計……100本が手元にあった。
それを、マリーさんに言うと顔が青ざめていた。
「あなた……ワタシを破産させる気かしら?」
「いや、別に…持ち合わせの話ですから!」
マリーは少し悩むと支払いができる範囲と初回ってのもあり、少なめに見積もるとワタシに20本の回復ポーションをお願いされた。
「はい、どうぞ♪」
ストレージから一本ずつテーブルに回復ポーションを並べるとマリーさんも布袋に詰めた財貨を手渡した。
「本当にポーションって作れるのね~これを受け取ってね!取引先にはサービスしてるわ❤︎」
中を見ると金貨が山のように入っていた。これはどのくらいの価値かは分からないけど、金貨って普通は高価なはず。だとしたら……
「ちなみに無知そうだから教えとくけど、この量なら……2年は遊んで暮らせるわ!」
「にっ……2年!?もらい過ぎじゃないの!」
驚いて声を上げた。タダのポーションにそんな価値があるとは到底……ドッキリ?
「もらい過ぎって…少なくしたのに……」
「え?」
「あっ……何でもないわ!ちなみにそれだけあれば家も買えるわよ?」
確かに家はあると便利よね……ずっと宿屋はちょっと嫌だと思っていたし!
「あと、取引は一カ月に一回にしてもらえないかな?ネムとの取引は高額になるから宛ができるまでは頼むよ」
「わかりました!ワタシもその方が都合が良いですし、取引先が一つだと助かります♪」
ワタシ達は次の取引の日に直接この屋敷に転移できるようにしてもらうとその日は街に戻って宿に泊まることにした。
彼女の変装の技術は誰も見ぬけないでしょう。
ワタシが言える立場じゃかないけどさ……。
「早速、始めましょうか」
「ハイッ……」
緊張からか声が裏返ってしまってしまいながら話は進む……。ワタシ達を自分の屋敷に招待したのはポーションの独占が狙いだったようでその辺りは偽りなく、素直に話してくれた。
「それでさ~どうかしら私と契約してくれたらこの裏市で商いをやっている連中よりも5割増しで取引してもイイと思っているわ」
正直に言ったら『5割増し』と言われてもピンとは来ていない。商売関係には疎くて得しているのか損してるのかなんて見当も付いていない。
チラッと横にいるマーツを見てみたが、彼女は元は妖精族……人間の商品価値はわかっているとは思えない。
「うーん」
「ほぉ…渋るとはな」
ちょっと勘違いされてしまっているけど、悩んでいるワケじゃない。『うーん』って言ったのはお手上げって意味なんです。
「じゃあ、7割でどう?」
「それでお願いします!」
本当は毎日、食事と衣服が買える程度のお金があれば十分なんですが……。
そんな問題では無くなっていく。
「まいどあり♪今から先払いで支払うけどかまわないよね?」
「あっ…ぜひお願いします!こちらも直ぐにならいくつか出せますよ?」
ストレージを確認すると回復ポーション50本と元気になれるポーション30本、爆弾型ポーションが20本で合計……100本が手元にあった。
それを、マリーさんに言うと顔が青ざめていた。
「あなた……ワタシを破産させる気かしら?」
「いや、別に…持ち合わせの話ですから!」
マリーは少し悩むと支払いができる範囲と初回ってのもあり、少なめに見積もるとワタシに20本の回復ポーションをお願いされた。
「はい、どうぞ♪」
ストレージから一本ずつテーブルに回復ポーションを並べるとマリーさんも布袋に詰めた財貨を手渡した。
「本当にポーションって作れるのね~これを受け取ってね!取引先にはサービスしてるわ❤︎」
中を見ると金貨が山のように入っていた。これはどのくらいの価値かは分からないけど、金貨って普通は高価なはず。だとしたら……
「ちなみに無知そうだから教えとくけど、この量なら……2年は遊んで暮らせるわ!」
「にっ……2年!?もらい過ぎじゃないの!」
驚いて声を上げた。タダのポーションにそんな価値があるとは到底……ドッキリ?
「もらい過ぎって…少なくしたのに……」
「え?」
「あっ……何でもないわ!ちなみにそれだけあれば家も買えるわよ?」
確かに家はあると便利よね……ずっと宿屋はちょっと嫌だと思っていたし!
「あと、取引は一カ月に一回にしてもらえないかな?ネムとの取引は高額になるから宛ができるまでは頼むよ」
「わかりました!ワタシもその方が都合が良いですし、取引先が一つだと助かります♪」
ワタシ達は次の取引の日に直接この屋敷に転移できるようにしてもらうとその日は街に戻って宿に泊まることにした。
37
あなたにおすすめの小説
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる