ゼロからはじめる島津大河誘致

郭隗の馬の骨

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猟犬を生かしてうさぎも残る その11

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「〇×△アイドル研究会」の会議は続きます。

今度は防衛官僚が情報を提供します。



「ガチスはかねてよりひだまりの国力を削ぐべく情報戦を展開していましたがここ一連の流れの変化を見て作戦に修正を加えたようです」



その後の説明によると、もし情報戦で今までの計画スケジュール通りに行った場合、3年後をめどにひだまりの国に本格的な侵攻を開始する予定であったがその作戦を修正して半年程度の予定修正プランを実施したのち、本作戦の予定を再開するという内容でした。



この情報が防衛官僚の耳に届いたのには一つの事情がありました。

例の障碍者事故の後、一部の政治家が自分の立場に恐れをなし、思わずこの情報を口走ってしまったという話でした。



この辺のうかつさは平和ボケしたひだまりの民らしいボケですがおかげで重要な情報と猶予期間を知ることが出来ました。



なお、この防衛官僚も心得たもので、情報のソースについては一切触れずあくまで外国の意志や予定といった必要な事だけを報告しました。

このあたりはやはり緊張感の差で同じひだまりの民でも言葉の重みが雲泥の差でした。



その点でも、デンゲル人の政治家や軍、情報部にもつてがある国会議員の息子のテレスがデンゲル側の情報を提供して情報の妥当性を補強する発言をしました。



ガチスとデンゲルは政治体制が違うものの歴史的つながりがあり、それは現在の軍部や情報部にもある程度伝統として残っていました。

一連の発言を聞き終わった後、既に情報を知っていた防衛官僚とテレスたち以外のひだまりの民は緊張状態に陥りました。



3年後の本格侵攻計画、それがクーデターなのか軍事侵攻なのかは不明でしたが、いずれにせよ期間内に何とか置かれた状況を大幅に変えなければならないという認識を持たざるを得なくなりました。



しかし、その予定が狂ったという情報もまた事実としてもたらされたことは、将来に対する救いであると、会議室にいた皆が安堵出来たのは大きな収穫でした。



さて、次は外務官僚らのお話ですが、まだ出番が早い感じなので気楽にご期待ください。



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