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第3章 絶海の孤島ダンジョン編
117 第一の壁突破者の実力
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どうも、リビングアーマーの俺です。
一緒にいるのは人犬族のロロコ、ドワーフ嬢のアルメル、ゴブリン娘のラファ。
そしてリザルドさんが率いる冒険者部隊の皆さん。
いやぁ、このリザルドさんたちが強いのなんの。
〈うわ、大蛇だ!〉
「よっと」
ケイヴ・スネークが現れたら、大剣を持ったメンバーがなます斬りにする。
「リザード・フィッシュが炎を!」
「フローズン!」
マギ・リザード・フィッシュが現れたら氷系の魔法で凍らせる。
「こっちにはナメクジがぁ!」
「そういうときはこれだ」
ビッグ・ポイズンスラッグが現れたら塩をぶっかける。
そんな感じで危なげなく対処していくのだ。
ちなみに、リザルドさんたち、本当はもっと大部隊だったらしい。
ゴーレム団子を置いてきた場所で他のメンバーと合流できるかなと思ったんだけど。
あそこには誰もいなかった。
仕方なく、絶海の孤島ダンジョンの本島を目指すことになったのだ。
今は十人くらいだけど、全員揃えば五十人の大部隊。
それならなおさらこのダンジョンを楽に踏破できるだろう。
それに装備品もいい。
武器は強そうだし、きている防具も立派。
なんかいろいろ便利そうなものも持ってるし。
訊いてみたら、今回は資金が豊富にあったとのこと。
チェンハルト商会が噛んでいるから。
それに帝国からの正式な依頼だから、ってことらしい。
いいなー。
羨ましいなー。
しかしそれも、彼らがレベル50超えの一流冒険者だからだ。
アルメルが前に言ってたけど。
レベル50は『第一の壁』と言われていて、突破するのに時間がかかる。
長年冒険者を続けた者だけが到達できる境地なのだ。
〈やっぱり、第一の壁を突破している皆さんは、どんなダンジョンでも探索し放題なんですか?〉
モンスターが出てこなくなったので、俺はリザルドさんに訊いてみる。
「そんなことはねえよ」
リザルドさんは苦笑して答える。
「俺らのレベルで奥に潜っても平気なのは、大洞窟ダンジョンと絶海の孤島ダンジョンくらいだ。それだって油断してたら危険だしな」
世界四大ダンジョンのうちの二つなら平気。
残り二つはそんなにヤバいのだろうか。
「帝国領にある廃棄都市ダンジョンは、入り口までしか行けなかった。当時はまだレベル50を越えてたのは俺だけだったが、それでも思ったね。『ここには一生近づかないでおこう』ってな」
うわー……。
リザルドさんにそこまで言わせるってどんだけヤバいダンジョンなんだろ……。
〈……ちなみに、四大ダンジョンのもう一つってなんなんですか?〉
「大陸南部の商業都市群の近くにある天空塔ダンジョンだ」
天空塔!
なんか楽しそう!
「ここは普通に探索する分にはいいんだが、本格的に攻略しようとすると、ある意味全ダンジョン中で一番の難関だな」
〈へえ。それはどうして――〉
とさらに詳しい話を聞こうとしたところで、物音が聞こえた。
またモンスターかな?
そう思って身構える俺たち。
しかし。
――ギュイギュイギュイギュイギュイ!
…………えーと。
あのー。
「おい、この音」
〈はい〉
「なんか聞き覚えがねえか」
〈ありますね……〉
嘘だろ……。
――どごおおおおおおおおん!
ぎゃーーーーーーー!
ゴーレムが壁ぶち破って現れた!
一緒にいるのは人犬族のロロコ、ドワーフ嬢のアルメル、ゴブリン娘のラファ。
そしてリザルドさんが率いる冒険者部隊の皆さん。
いやぁ、このリザルドさんたちが強いのなんの。
〈うわ、大蛇だ!〉
「よっと」
ケイヴ・スネークが現れたら、大剣を持ったメンバーがなます斬りにする。
「リザード・フィッシュが炎を!」
「フローズン!」
マギ・リザード・フィッシュが現れたら氷系の魔法で凍らせる。
「こっちにはナメクジがぁ!」
「そういうときはこれだ」
ビッグ・ポイズンスラッグが現れたら塩をぶっかける。
そんな感じで危なげなく対処していくのだ。
ちなみに、リザルドさんたち、本当はもっと大部隊だったらしい。
ゴーレム団子を置いてきた場所で他のメンバーと合流できるかなと思ったんだけど。
あそこには誰もいなかった。
仕方なく、絶海の孤島ダンジョンの本島を目指すことになったのだ。
今は十人くらいだけど、全員揃えば五十人の大部隊。
それならなおさらこのダンジョンを楽に踏破できるだろう。
それに装備品もいい。
武器は強そうだし、きている防具も立派。
なんかいろいろ便利そうなものも持ってるし。
訊いてみたら、今回は資金が豊富にあったとのこと。
チェンハルト商会が噛んでいるから。
それに帝国からの正式な依頼だから、ってことらしい。
いいなー。
羨ましいなー。
しかしそれも、彼らがレベル50超えの一流冒険者だからだ。
アルメルが前に言ってたけど。
レベル50は『第一の壁』と言われていて、突破するのに時間がかかる。
長年冒険者を続けた者だけが到達できる境地なのだ。
〈やっぱり、第一の壁を突破している皆さんは、どんなダンジョンでも探索し放題なんですか?〉
モンスターが出てこなくなったので、俺はリザルドさんに訊いてみる。
「そんなことはねえよ」
リザルドさんは苦笑して答える。
「俺らのレベルで奥に潜っても平気なのは、大洞窟ダンジョンと絶海の孤島ダンジョンくらいだ。それだって油断してたら危険だしな」
世界四大ダンジョンのうちの二つなら平気。
残り二つはそんなにヤバいのだろうか。
「帝国領にある廃棄都市ダンジョンは、入り口までしか行けなかった。当時はまだレベル50を越えてたのは俺だけだったが、それでも思ったね。『ここには一生近づかないでおこう』ってな」
うわー……。
リザルドさんにそこまで言わせるってどんだけヤバいダンジョンなんだろ……。
〈……ちなみに、四大ダンジョンのもう一つってなんなんですか?〉
「大陸南部の商業都市群の近くにある天空塔ダンジョンだ」
天空塔!
なんか楽しそう!
「ここは普通に探索する分にはいいんだが、本格的に攻略しようとすると、ある意味全ダンジョン中で一番の難関だな」
〈へえ。それはどうして――〉
とさらに詳しい話を聞こうとしたところで、物音が聞こえた。
またモンスターかな?
そう思って身構える俺たち。
しかし。
――ギュイギュイギュイギュイギュイ!
…………えーと。
あのー。
「おい、この音」
〈はい〉
「なんか聞き覚えがねえか」
〈ありますね……〉
嘘だろ……。
――どごおおおおおおおおん!
ぎゃーーーーーーー!
ゴーレムが壁ぶち破って現れた!
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