204 / 286
第5章 天空塔ダンジョン編
170 天空塔ダンジョン攻略……できない?
しおりを挟む
どうも、リビングアーマーの俺です。
天空塔ダンジョンに突入した俺たち……なんだけど。
なんか身体が浮き上がってます。
ダンジョンの入り口は巨大な両開きの扉。
それを潜ると玄関ホールのような大広間があった。
左右に螺旋階段があって、それがぐるぐると渦を巻くように上のほうまで伸びている。
天井は見えない。
ずっと上のほうにあるのかもしれないけど、少なくともここからは、このフロアがどれだけの高さがあるのかはわからなかった。
そんな場所を、周囲を警戒しつつ歩いていたら、不意に身体が床から離れていったというわけだ。
「なに、これ」
ロロコが空中でくるくる回りながら言う。
「うわわわわわ!」
アルメルが手足をバタバタさせる。
「うおー! すげえ、あたし飛んでる!」
ラファはなんか楽しそうだな……。
「ふん、くだらぬ仕掛けじゃな」
そう告げたドグラがドラゴン態に変化する。
そして手近にいたクラクラを手でつかまえる。
「おお、助かった」
「ふふぇへへぇ、なんでもないのじゃ」
ドラゴンの姿で照れたようにくねくねするドグラ。
なんかこのドラゴン、どんどんダメになってってないか?
しかしドグラがいてくれたのはありがたいな。
ドラゴンが空を飛べるのは魔力を使っているからだ。
とすれば、周りが無重力だろうがなんだろうが関係ない。
なんならこのまま一気に上まで飛んでいけるかもしれない。
「……む?」
と思ったら、俺たちを集めようとしていたドグラが変な声を上げる。
え、どうしたの?
——ボフン!
うわ、ドグラが人間に戻った。
「どうかしたのか?」
「わからぬ。勝手に身体が……ぬわ!」
クラクラに答えている途中で、ドグラの身体から緑の煙のようなものが吹き出す。
これは……苔モンスター!?
ドグラはフィオンティアーナで苔モンスターを体内に取り込んでしまった。
少しずつ消化してってるって話だったから、増えることはないはずだったけど。
……しかし、よく見ると、ドグラの見た目に緑っぽい部分が増えている。
さらに2Pキャラ感が増してしまってる。
——ボフンボフンボフン!
とさらに連続で緑色の煙がドグラの周りに放出される。
「ぬわー、なんじゃこれは!」
見ると、ドグラの髪の毛が爆発したみたいになってる。
アフロ……というか緑色なのでブロッコリーみたいだ。
「なんじゃこれ、うわ、ひゃ、ひゃああああああ!」
ボボボボボボボボ!
今度は煙ではなく苔そのものが現れた。
フィオンティアーナを襲ったときよりも激しい勢い。
苔モンスターは信じられないほどの速度で玄関フロアの空間を埋めていく。
そして、視界があっという間に緑に満たされてしまった。
天空塔ダンジョンに突入した俺たち……なんだけど。
なんか身体が浮き上がってます。
ダンジョンの入り口は巨大な両開きの扉。
それを潜ると玄関ホールのような大広間があった。
左右に螺旋階段があって、それがぐるぐると渦を巻くように上のほうまで伸びている。
天井は見えない。
ずっと上のほうにあるのかもしれないけど、少なくともここからは、このフロアがどれだけの高さがあるのかはわからなかった。
そんな場所を、周囲を警戒しつつ歩いていたら、不意に身体が床から離れていったというわけだ。
「なに、これ」
ロロコが空中でくるくる回りながら言う。
「うわわわわわ!」
アルメルが手足をバタバタさせる。
「うおー! すげえ、あたし飛んでる!」
ラファはなんか楽しそうだな……。
「ふん、くだらぬ仕掛けじゃな」
そう告げたドグラがドラゴン態に変化する。
そして手近にいたクラクラを手でつかまえる。
「おお、助かった」
「ふふぇへへぇ、なんでもないのじゃ」
ドラゴンの姿で照れたようにくねくねするドグラ。
なんかこのドラゴン、どんどんダメになってってないか?
しかしドグラがいてくれたのはありがたいな。
ドラゴンが空を飛べるのは魔力を使っているからだ。
とすれば、周りが無重力だろうがなんだろうが関係ない。
なんならこのまま一気に上まで飛んでいけるかもしれない。
「……む?」
と思ったら、俺たちを集めようとしていたドグラが変な声を上げる。
え、どうしたの?
——ボフン!
うわ、ドグラが人間に戻った。
「どうかしたのか?」
「わからぬ。勝手に身体が……ぬわ!」
クラクラに答えている途中で、ドグラの身体から緑の煙のようなものが吹き出す。
これは……苔モンスター!?
ドグラはフィオンティアーナで苔モンスターを体内に取り込んでしまった。
少しずつ消化してってるって話だったから、増えることはないはずだったけど。
……しかし、よく見ると、ドグラの見た目に緑っぽい部分が増えている。
さらに2Pキャラ感が増してしまってる。
——ボフンボフンボフン!
とさらに連続で緑色の煙がドグラの周りに放出される。
「ぬわー、なんじゃこれは!」
見ると、ドグラの髪の毛が爆発したみたいになってる。
アフロ……というか緑色なのでブロッコリーみたいだ。
「なんじゃこれ、うわ、ひゃ、ひゃああああああ!」
ボボボボボボボボ!
今度は煙ではなく苔そのものが現れた。
フィオンティアーナを襲ったときよりも激しい勢い。
苔モンスターは信じられないほどの速度で玄関フロアの空間を埋めていく。
そして、視界があっという間に緑に満たされてしまった。
0
あなたにおすすめの小説
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅
散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー
2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。
人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。
主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m
おっさんが雑魚キャラに転生するも、いっぱしを目指す。
お茶飲み人の愛自好吾(あいじこうご)
ファンタジー
どこにでも居るような冴えないおっさん、山田 太郎(独身)は、かつてやり込んでいたファンタジーシミュレーションRPGの世界に転生する運びとなった。しかし、ゲーム序盤で倒される山賊の下っ端キャラだった。女神様から貰ったスキルと、かつてやり込んでいたゲーム知識を使って、生き延びようと決心するおっさん。はたして、モンスター蔓延る異世界で生き延びられるだろうか?ザコキャラ奮闘ファンタジーここに開幕。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します
mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。
中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。
私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。
そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。
自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。
目の前に女神が現れて言う。
「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」
そう言われて私は首を傾げる。
「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」
そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。
神は書類を提示させてきて言う。
「これに書いてくれ」と言われて私は書く。
「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。
「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」
私は頷くと神は笑顔で言う。
「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。
ーーーーーーーーー
毎話1500文字程度目安に書きます。
たまに2000文字が出るかもです。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた
砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。
彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。
そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。
死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。
その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。
しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、
主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。
自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、
寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。
結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、
自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……?
更新は昼頃になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる