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第六章 突然の別れ
百十七話
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それから何年も、麗音はうちに預けられることが増えた。
「しゅんにいちゃん、みて!れおんとしゅんにいちゃん」
麗音は画用紙に描いたクレヨンでぐちゃぐちゃの丸を見せて来た。
「あーはいはい、上手いね」
俺は適当な返事をした。
麗音のお守りより、同級生との放課後のサッカーのほうが自分にとっては重要だった。
-
高学年になった、ある日の放課後。
「団地の公園集合な!」
俺は友人たちとサッカーの約束をして帰ってきた。
「ただいまー」
家に帰ると、母親が出かける支度をしていた。
「あれ、買い物?」
「違うわよ、PTAの集まり。悪いけど、麗音くん見ててくれない?」
「ええ~!俺今からサッカーしに行くんだけど」
「じゃあ一緒に連れてってあげて、ほら」
そう言うと母親は麗音を抱っこさせてきた。
「しゅんにいちゃん」
麗音は俺の頬を撫でてきた。
それがくすぐったくて、俺は顔を振った。
-
麗音を連れて公園に行くと、同級生から矢継ぎ早に質問された。
「かわいいー!」「俊太郎の弟?」「いくつ?」「てか一緒にサッカーできる?」
俺の思っていたほど邪険に扱う奴らでは無かったが、ちやほやされる麗音がどうしても俺は気に食わなかった。
「ほら、もういいだろ!ちびっこは置いといてサッカーしようぜ!」
「えー、もうちょっと一緒に遊ばせてよ、それにこの子もかわいそうだよ」
「いいから!麗音、ここで待ってろよ」
「うん!」
そうして俺達はサッカーを始めた。
「しゅんにいちゃん、みて!れおんとしゅんにいちゃん」
麗音は画用紙に描いたクレヨンでぐちゃぐちゃの丸を見せて来た。
「あーはいはい、上手いね」
俺は適当な返事をした。
麗音のお守りより、同級生との放課後のサッカーのほうが自分にとっては重要だった。
-
高学年になった、ある日の放課後。
「団地の公園集合な!」
俺は友人たちとサッカーの約束をして帰ってきた。
「ただいまー」
家に帰ると、母親が出かける支度をしていた。
「あれ、買い物?」
「違うわよ、PTAの集まり。悪いけど、麗音くん見ててくれない?」
「ええ~!俺今からサッカーしに行くんだけど」
「じゃあ一緒に連れてってあげて、ほら」
そう言うと母親は麗音を抱っこさせてきた。
「しゅんにいちゃん」
麗音は俺の頬を撫でてきた。
それがくすぐったくて、俺は顔を振った。
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麗音を連れて公園に行くと、同級生から矢継ぎ早に質問された。
「かわいいー!」「俊太郎の弟?」「いくつ?」「てか一緒にサッカーできる?」
俺の思っていたほど邪険に扱う奴らでは無かったが、ちやほやされる麗音がどうしても俺は気に食わなかった。
「ほら、もういいだろ!ちびっこは置いといてサッカーしようぜ!」
「えー、もうちょっと一緒に遊ばせてよ、それにこの子もかわいそうだよ」
「いいから!麗音、ここで待ってろよ」
「うん!」
そうして俺達はサッカーを始めた。
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