44 / 123
港湾都市シーベック
しおりを挟む
南国の珍しい果物や北方で獲れた珍獣の毛皮、東方の貴重な薬草など、シーベックの港湾監視員はその職業柄、様々な希少品を目にする機会がある。
蛇のように長い鼻と帆のように大きな耳をした象という巨獣や、黒と白にくっきりと分かれた体毛の熊などにくらべれば、目の前にある物はさして珍しくもなかった。
攻性魔術や銃砲火器の発達によって時代遅れになりつつある板金鎧。
戦場からは姿を消し、もっぱら儀式や儀礼の場でしか見かけないようになった古めかしい金属製の全身鎧が木箱の中に納められている。
問題は、その数だ。
「ここにあるものすべて、ですか?」
「そうです。合わせて500と20、ご確認ください」
520個の木箱すべてにおなじサイズ、おなじ装飾の板金鎧が入っているのを、監視員たちが複数に分かれて根気強く確認していく。
「この大きな箱は?」
「同様の物が入っています。ただし、大きさは少々異なりますが」
「これは……、人が身につけるようなサイズじゃないですな。巨人用の鎧ですかね」
「そのあたりのことをくわしく調べてもらうため、運んできたのです」
各国の貴族たちが出資している調査団が異国の地で発見した品々。それを近く創立予定であるマカロン王立魔術学院で鑑定してもらうため、ひと月ほどシーベックの倉庫を借りたいという話だ。
「なにせ数が数なのでマカロンまで輸送するのは困難でして。しばらくの間ここに置かせてもらい、むこうから魔術師さんに来てもらう手はずになっています」
「たしかに、これを陸路で運ぶとなると容易ではないでしょうな。しかしよくもまぁ、こんなに発掘されたものですなぁ――では、こちらの種類にサインを――。それではカルサコフさん、マカロンの誇る港湾都市シーベックを満喫してください」
監視員のチェックを滞りなく済ませたカルサコフは手配されたホテルへ向かう前に街中を歩いてまわった。
だが目的は観光ではない、偵察だ。
近日中に遂行する任務のため、ある程度街の造りを知る必要があるためだ。
シーベックは内陸への玄関口である港町であり、交易が盛んなほか観光地としても栄えている。
浜辺のある区画では水着姿の若い男女が歓声をあげて人生を謳歌している姿が見られた。
「退廃主義者どもめ」
堕落、放蕩、享楽、不埒、不届き、不健全、不道徳――。
そのような言葉しかカルサコフの頭には浮かんでこない。
貴族や豪商といった裕福な人々が居を構える富裕地区にも足を運ぶ。ここがもっとも重要なポイントだ。いかにも観光客といった風情をよそおい、くまなく観察する。
「ブルジョアジー……」
いますぐにでも攻性魔術を連発して拝金主義者どもを粛正したくなる欲求を抑え、あやしまれないうちにその場を後にして手配されたホテルへむかった。
「なんだ、これは……!」
たったいま偵察してきた富裕地区。そこに軒を連ねる豪邸に勝るとも劣らないような豪華なリゾートホテルに眉をしかめる。
しかも用意された部屋は最上階にあるもっとも高級なロイヤルスイートルームだった。
質実剛健を良しとするカルサコフにはまことにもって不愉快極まりない宿の選択にいら立ちを覚えつつ部屋に入る。
そこでは床のそこかしこに酒瓶がころがり、小太りの中年男性が薄着姿の若い女性たちと戯れていた。
「おお、遅かったじゃないか同志カルサコフ。悪いが先に楽しませてもらってるぜ。フィヒヒヒ!」
下卑た笑い声をあげて女の白い乳房に脂ぎった顔をうずめる。
「これはどういうことだ、同志ウェルニッケ! 部外者を中に――ッ!?」
女たちの目は虚ろで、表情に乏しく、意思や知性というものが感じられない
「きさま、壊したな」
「フィヒヒヒヒ! ご名答!」
【精神破砕】
対象の思考を破壊し、強制的に朦朧状態にする精神攻撃魔術。相手を廃人にしてしまうこともある危険な術で、ウェルニッケと呼ばれた小太りはこの呪文をもちいて女たちを意のままに操っているのだ。
「こいつらは今夜のことなんて覚えちゃいないのさ、だからなにをしてもいいってわけだ。いや、今夜だけじゃなくてもうずっとなにも覚えられないかもしれないな。フィーヒヒヒ!」
怒りと軽蔑にカルサコフの頭の芯が研ぎ澄まされていく。彼は怒りで頭に血が上るのではなく、逆に血の気が引くタイプの人間だった。
「ほら、遠慮しないでおまえもどうだ。赤毛が好きか? 黒髪か? 金髪はどうだ。酒だってあるぜ、イクラやキャビアもだ。ハラショー! どうせ一週間後にはみんな殺しちまうんだ、今のうちに楽しめよ、ズドーラヴァ!」
ロッシーナ訛りで歓声を上げたウェルニッケが女におおいかぶさると酒臭い息を吐きだして腰を振りはじめる。
「……我らが結社に下品な男は不要だ――雷火よ・煌めき・奔れ・閃光よ・穿て」
「ん? ――ギャッ!?」
カルサコフは両手を前に出してウェルニッケの頭をはさみこむ。両のこめかみに指圧のように指先を押し当てた状態で【昏倒電圧】を放った。
【昏倒電圧】とは初歩の攻性魔術のひとつであり、微弱な電気の力線を飛ばして対象を電気ショックで麻痺させて行動不能にする。
殺傷力の低い魔術ではあるが、魔力を練り上げて三節以上の詠唱節数をかけて呪文を唱えることで、威力を最大限に高めることで攻撃力を高められる。
あたり所が悪ければ致命的だ。高圧電流がウェルニッケの脳神経を焼き切った。
脳死――魔術によって他者の心を壊し、廃人同然にした男は、皮肉にも自身が魔術によって廃人となった。
目の前で人が害されたというのに女たちは逃げもせずに茫洋とたたずむのみ。
口封じするのは簡単だ。唾棄すべき輩とはいえ同志をいとも簡単に殺めたカルサコフにとっては造作もないこと。
だが彼はそうしなかった。
ウェルニッケの言うとおり、一週間後におこなう〝粛正〟によってこの街の人々の多くが死ぬことになるだろう。だがカルサコフの目的はあくまで任務の遂行であって殺害ではない。無意味に殺す気にはならなかった。
ひとりひとり丹念に魔術による精神治療をほどこしたあと、偽りの記憶を植えつけて家に帰らせた。後遺症が残る可能性はあるが、さすがにそこまでは面倒を見切れない。
続いてまだ息だけはあるウェルニッケだった肉の塊の処理にかかる。
「貪るものよ・暗き砂漠より・来たりて啖え」
カルサコフの唱えた召喚呪文に応じて異界よりなにかが現れる。
人に似た四肢を持ってはいるが、前かがみになった姿勢や顔つきは犬めいており、肌は赤と緑を混ぜたような不気味な色をしている。手には鋭い鉤爪が生え、脚には蹄があった。
グール。
人の骸を好んで食べることから食屍鬼とも呼ばれる怪物だ。
「こいつを食え」
「GISYAAA……!」
食屍鬼たちは脳死という極めて新鮮な状態の獲物に歓喜のよだれを垂らして食らいつく。
がぶり、ぞぶり、ごそり、くちゃり、ぞぞり、こつり、じゅるる、くちゃ、ぱく、ごぼ、ばり、べき、ぼこ、ぞぼぼ、ぺちゃ、ばり、ぼり、ぺき、ぱき、ぽき、ぺきん、ごぶり――。
食屍鬼の食欲は旺盛だ。肉のひとつまみ、骨のひとかけら、血のひとしずくも残さずにたいらげるのに、さして時間はかからないだろう。
同志だったものが処理されていくのを見ながら、カルサコフはこれからのことに思いを巡らせる。
一週間後、ここシーベックをはじめ複数の場所で同時に起こす破壊活動。
任務とはいえ一般人を弑することに抵抗があったが、この腐敗した街の粛清を任されたことは幸運だ。
せめてこの協力者がもう少しましな人間だったら良かったのだが、済んでしまったことはどうしようもない。ことを終えたら包み隠さず報告し、沙汰を受けるだけだ。
たとへ組織から死をたまわることになっても悔いはない。組織によって処断された死体は魔術の実験に利用され、魔術のために貢献できるからだ。
カルサコフの所属する組織――その名をムードラスチという。
ロッシーナ帝国に最古からある魔術結社。魔術を極めるためならばなにをしても良い、どんな犠牲を 払ってもゆるされる、むしろそうするべきだ。この世界を導くのは優れた人間、すなわちムードラスチに所属する魔術師であり、それ以外。特に魔術の使えない人間はすべて盲目の愚者であり、家畜。
そのような選民思想に取りつかれた者たちの集団だ。
「神へと至る智慧に栄光あれ。魔術は偉大なり」
虚空にむかって腕を斜め上に突き出す独特の敬礼をしたカルサコフの腕には短剣に絡みつく蛇の紋様が彫られていた。
蛇のように長い鼻と帆のように大きな耳をした象という巨獣や、黒と白にくっきりと分かれた体毛の熊などにくらべれば、目の前にある物はさして珍しくもなかった。
攻性魔術や銃砲火器の発達によって時代遅れになりつつある板金鎧。
戦場からは姿を消し、もっぱら儀式や儀礼の場でしか見かけないようになった古めかしい金属製の全身鎧が木箱の中に納められている。
問題は、その数だ。
「ここにあるものすべて、ですか?」
「そうです。合わせて500と20、ご確認ください」
520個の木箱すべてにおなじサイズ、おなじ装飾の板金鎧が入っているのを、監視員たちが複数に分かれて根気強く確認していく。
「この大きな箱は?」
「同様の物が入っています。ただし、大きさは少々異なりますが」
「これは……、人が身につけるようなサイズじゃないですな。巨人用の鎧ですかね」
「そのあたりのことをくわしく調べてもらうため、運んできたのです」
各国の貴族たちが出資している調査団が異国の地で発見した品々。それを近く創立予定であるマカロン王立魔術学院で鑑定してもらうため、ひと月ほどシーベックの倉庫を借りたいという話だ。
「なにせ数が数なのでマカロンまで輸送するのは困難でして。しばらくの間ここに置かせてもらい、むこうから魔術師さんに来てもらう手はずになっています」
「たしかに、これを陸路で運ぶとなると容易ではないでしょうな。しかしよくもまぁ、こんなに発掘されたものですなぁ――では、こちらの種類にサインを――。それではカルサコフさん、マカロンの誇る港湾都市シーベックを満喫してください」
監視員のチェックを滞りなく済ませたカルサコフは手配されたホテルへ向かう前に街中を歩いてまわった。
だが目的は観光ではない、偵察だ。
近日中に遂行する任務のため、ある程度街の造りを知る必要があるためだ。
シーベックは内陸への玄関口である港町であり、交易が盛んなほか観光地としても栄えている。
浜辺のある区画では水着姿の若い男女が歓声をあげて人生を謳歌している姿が見られた。
「退廃主義者どもめ」
堕落、放蕩、享楽、不埒、不届き、不健全、不道徳――。
そのような言葉しかカルサコフの頭には浮かんでこない。
貴族や豪商といった裕福な人々が居を構える富裕地区にも足を運ぶ。ここがもっとも重要なポイントだ。いかにも観光客といった風情をよそおい、くまなく観察する。
「ブルジョアジー……」
いますぐにでも攻性魔術を連発して拝金主義者どもを粛正したくなる欲求を抑え、あやしまれないうちにその場を後にして手配されたホテルへむかった。
「なんだ、これは……!」
たったいま偵察してきた富裕地区。そこに軒を連ねる豪邸に勝るとも劣らないような豪華なリゾートホテルに眉をしかめる。
しかも用意された部屋は最上階にあるもっとも高級なロイヤルスイートルームだった。
質実剛健を良しとするカルサコフにはまことにもって不愉快極まりない宿の選択にいら立ちを覚えつつ部屋に入る。
そこでは床のそこかしこに酒瓶がころがり、小太りの中年男性が薄着姿の若い女性たちと戯れていた。
「おお、遅かったじゃないか同志カルサコフ。悪いが先に楽しませてもらってるぜ。フィヒヒヒ!」
下卑た笑い声をあげて女の白い乳房に脂ぎった顔をうずめる。
「これはどういうことだ、同志ウェルニッケ! 部外者を中に――ッ!?」
女たちの目は虚ろで、表情に乏しく、意思や知性というものが感じられない
「きさま、壊したな」
「フィヒヒヒヒ! ご名答!」
【精神破砕】
対象の思考を破壊し、強制的に朦朧状態にする精神攻撃魔術。相手を廃人にしてしまうこともある危険な術で、ウェルニッケと呼ばれた小太りはこの呪文をもちいて女たちを意のままに操っているのだ。
「こいつらは今夜のことなんて覚えちゃいないのさ、だからなにをしてもいいってわけだ。いや、今夜だけじゃなくてもうずっとなにも覚えられないかもしれないな。フィーヒヒヒ!」
怒りと軽蔑にカルサコフの頭の芯が研ぎ澄まされていく。彼は怒りで頭に血が上るのではなく、逆に血の気が引くタイプの人間だった。
「ほら、遠慮しないでおまえもどうだ。赤毛が好きか? 黒髪か? 金髪はどうだ。酒だってあるぜ、イクラやキャビアもだ。ハラショー! どうせ一週間後にはみんな殺しちまうんだ、今のうちに楽しめよ、ズドーラヴァ!」
ロッシーナ訛りで歓声を上げたウェルニッケが女におおいかぶさると酒臭い息を吐きだして腰を振りはじめる。
「……我らが結社に下品な男は不要だ――雷火よ・煌めき・奔れ・閃光よ・穿て」
「ん? ――ギャッ!?」
カルサコフは両手を前に出してウェルニッケの頭をはさみこむ。両のこめかみに指圧のように指先を押し当てた状態で【昏倒電圧】を放った。
【昏倒電圧】とは初歩の攻性魔術のひとつであり、微弱な電気の力線を飛ばして対象を電気ショックで麻痺させて行動不能にする。
殺傷力の低い魔術ではあるが、魔力を練り上げて三節以上の詠唱節数をかけて呪文を唱えることで、威力を最大限に高めることで攻撃力を高められる。
あたり所が悪ければ致命的だ。高圧電流がウェルニッケの脳神経を焼き切った。
脳死――魔術によって他者の心を壊し、廃人同然にした男は、皮肉にも自身が魔術によって廃人となった。
目の前で人が害されたというのに女たちは逃げもせずに茫洋とたたずむのみ。
口封じするのは簡単だ。唾棄すべき輩とはいえ同志をいとも簡単に殺めたカルサコフにとっては造作もないこと。
だが彼はそうしなかった。
ウェルニッケの言うとおり、一週間後におこなう〝粛正〟によってこの街の人々の多くが死ぬことになるだろう。だがカルサコフの目的はあくまで任務の遂行であって殺害ではない。無意味に殺す気にはならなかった。
ひとりひとり丹念に魔術による精神治療をほどこしたあと、偽りの記憶を植えつけて家に帰らせた。後遺症が残る可能性はあるが、さすがにそこまでは面倒を見切れない。
続いてまだ息だけはあるウェルニッケだった肉の塊の処理にかかる。
「貪るものよ・暗き砂漠より・来たりて啖え」
カルサコフの唱えた召喚呪文に応じて異界よりなにかが現れる。
人に似た四肢を持ってはいるが、前かがみになった姿勢や顔つきは犬めいており、肌は赤と緑を混ぜたような不気味な色をしている。手には鋭い鉤爪が生え、脚には蹄があった。
グール。
人の骸を好んで食べることから食屍鬼とも呼ばれる怪物だ。
「こいつを食え」
「GISYAAA……!」
食屍鬼たちは脳死という極めて新鮮な状態の獲物に歓喜のよだれを垂らして食らいつく。
がぶり、ぞぶり、ごそり、くちゃり、ぞぞり、こつり、じゅるる、くちゃ、ぱく、ごぼ、ばり、べき、ぼこ、ぞぼぼ、ぺちゃ、ばり、ぼり、ぺき、ぱき、ぽき、ぺきん、ごぶり――。
食屍鬼の食欲は旺盛だ。肉のひとつまみ、骨のひとかけら、血のひとしずくも残さずにたいらげるのに、さして時間はかからないだろう。
同志だったものが処理されていくのを見ながら、カルサコフはこれからのことに思いを巡らせる。
一週間後、ここシーベックをはじめ複数の場所で同時に起こす破壊活動。
任務とはいえ一般人を弑することに抵抗があったが、この腐敗した街の粛清を任されたことは幸運だ。
せめてこの協力者がもう少しましな人間だったら良かったのだが、済んでしまったことはどうしようもない。ことを終えたら包み隠さず報告し、沙汰を受けるだけだ。
たとへ組織から死をたまわることになっても悔いはない。組織によって処断された死体は魔術の実験に利用され、魔術のために貢献できるからだ。
カルサコフの所属する組織――その名をムードラスチという。
ロッシーナ帝国に最古からある魔術結社。魔術を極めるためならばなにをしても良い、どんな犠牲を 払ってもゆるされる、むしろそうするべきだ。この世界を導くのは優れた人間、すなわちムードラスチに所属する魔術師であり、それ以外。特に魔術の使えない人間はすべて盲目の愚者であり、家畜。
そのような選民思想に取りつかれた者たちの集団だ。
「神へと至る智慧に栄光あれ。魔術は偉大なり」
虚空にむかって腕を斜め上に突き出す独特の敬礼をしたカルサコフの腕には短剣に絡みつく蛇の紋様が彫られていた。
25
あなたにおすすめの小説
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる