魔法使いが無双する異世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです

忠行

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まぼろしの城 3 聚楽第

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 鬼一は目をすがめてを模型を流れる気に探りを入れた。
  
「時空間を入れ替えて、この模型内に別世界をこしらえたわけか。古の伝承にある『壺中天』だな」
 
 壺中天。壺中の天地という言葉がある。
 後漢の時代。汝南の町に壺公という薬売りがいて、仕事が終わるといつも持っている薬壺の中に入っていったという。
 それを見た町の者が一緒に入れてもらったところ、そこには立派な建物があり酒と肴があったので共に食事をして出てきた。
 という話がある。
 空間そのものを縮小し、壺の中に移すという方術の一種だ。
  
「あの爺さん、ナミをさらってから姿を見せやしない。こっちから出向く必要があるな、ちょっと行ってくる」
「オレも一緒に行く! 行かせてくれ! こうなったのもオレが妙な呪詛具物カースドアイテムを持ってきたせいだ!」
「いや、もしもの時のためにここで様子を見ていてくれ……と言いたいところだが、その剣幕では言っても無駄そうだから一緒に行くぞ」
「はい! よろこんで!」
「少し待て、この城に入るには色々と準備がある」
  


 香炉の中で炭が赤くおこっている。
 鬼一はそこに抹香を落として煙を焚き、呪を唱える。
  
「天道清明、地道安寧、人道虚静――」
  
 炉の中から立ち昇った煙が部屋中に満ちる。鬼一は呪を唱え続け、抹香をつまんでは炭の上にはらはらと落とす。
  
「三才一所、混合乾坤、百神帰命――」
  
 つまんでは落とし、つまんでは落とし、つまんでは落とす――。
  
「万将隨行、永退魔星、凶悪断却――」
  
 やがて部屋中に満ちた煙は一カ所にかたまり、そこから一筋の煙がひものように模型の中へとのびてゆく――。
  
「不祥祓除、万魔拱服――。よし、これで道ができた。この煙に入れば模型内にある異界へ行ける」
「ああ、憧れのキイチさんと2人きりで異界化ダンジョンデート……」
  
 鬼一とレリエルは手と手を結んで煙の中へと姿を消した。
 この世のなかにあって、この世のものならぬ世界。
 陰態。とでも呼ぶべき場所を二人、手と手とをしっかりと結んで歩く。べつに手をつなぐ必要はないのだが、自然とこうなってしまったのだ。
 レリエルは鬼一の手の硬さと冷たさに安堵と心強さを感じた。
 煙の道を抜ける。
 黒い空、異様に大きく明るい月が地上に冴え冴えとした光を放ち、桜が舞い散る中。金色に輝く黄金瓦と白い壁の建物が遠目に見えた。
 月の光というスポットライトに照らされた巨城。聚楽第だ。
  
「なんて綺麗なんだ……、まるでライトアップされてるみたいだ」
「こりゃまたずいぶんと華美に飾ったものだな。模型よりもかなり豪華だぞ、これは」
「東方の城ってのは城であると同時に美術品のように思える。カタナもそうだ、あれも武器であり美術品だ」
「この城は綺麗に盛りすぎだけどな。さて、今いる場所は……、出水通りだな。とりあえず一番近い門から入ろう。ここからだと南門か西門だな」
「かなり広そうだ」
「聚楽第はディ●ニーシーと同じくらいの広さがあるというからな。あ、いやとにかく普通の王城並に広いんだ」
「ジュラクダイというのはどういう城なんだ?」
「それはだな、まず豊臣秀吉という人物がいて――――」

 かくかくしかじか、これこれしかじか、ああだこうだ、あれこれこうこう、うんぬんかんぬん、なんじゃもんじゃ、あんにゃもんにゃ――。

「そんなに! トヨトミヒデヨシって人はずいぶん贅沢な所に住んでいたんだな」
「まぁ、天下人だからな。それに聚楽第はたんなる私邸じゃなく政務を取りあつかう場所でもあったから、ことさら豊臣の威信をしめすよう、でかくする必要もあったんだろう」
「異世界の英傑の話は面白いな、ヒデヨシの話をもっと聞かせてくれ」
「んー、好きな食べ物はひき割り粥だったとか、食事はわりと質素だったみたいだな。と言っても当時の日本の王侯貴族royalty and the aristocracyの食事なんて公家や大名クラスでもそのくらいで、江戸時代あとの時代の庶民のほうがよっぽどバリエーションに富んだ、良いものを食べている」
  
 上杉謙信は梅干しを、織田信長は焼き味噌が好物だったと伝わる。
 食うや食わずの戦国の世では美食なぞ夢のまた夢。こと食事に関しては贅沢したくてもできなかったことだろう。
 今では普通に食べられるものも、昔は高級食材だったりもする。たとえば鮭だ。
 こんな逸話がある。
 毛利元就の四男にして長門・長府藩の初代藩主に毛利秀元という武将がいるのだが、その秀元が江戸城に出仕したさいの弁当に鮭が入っていた。
 この時代、鮭は高級魚であり、まわりの諸大名から「結構なる菜なり、珍し」とうらやましがられ、分け与えるうちに自分の食べる分がなくなってしまったとか。
  
「その逆に鰻なんて平安時代は大衆魚で安かったが、今じゃ高級魚だしな」

 万葉集に鰻を詠んだ歌がある。

『石麻呂にわれ物申す夏痩せに良しといふ物ぞウナギとり食せ 痩す痩すも生けらばあらむをはたやはたウナギをとると川に流るな』

 夏痩せには鰻が良いらしいからとって食べなさいと石麻呂さんに言った、でもどんなに痩せてても生きてればマシなんだから、鰻を獲ろうとして川に流されないようにね。

 そういう意味の歌だ。
 ずいぶん大らかでのん気な歌である。

「俺はこの歌を思い出すたびに鰻が食べたくなるんだ。あ~、また食べたくなった! 白焼きにして味噌つけたやつを肴に酒が飲みたい! もうこれは呪だな、呪の込められた呪歌だな」
「キイチさんはイールが好きなのか! なら言ってくれればいいのに、次はムスタール産の活きの良いイールを用意しよう」
「おお、それはありがたい」
イールは安価で精のつく労働者の食べ物とされているが、キイチさんがそれを望むということは、ついにオレを孕ませるつもりだな!」
「いいえ違います」
「そろそろ男のほうだけではなく女の方もかわいがってくれ……」
  
 すでにちんちんかもかもな既成事実を築いている事を匂わせつつ出水通りから知恵光院通りへと歩を進める鬼一とレリエルの二人。
 模型の作り通りなら、右へ行けば正門へと通じる馬場が、左に行けば豊臣秀次邸と、その先をぐるりと曲がって西門があるはずだと鬼一は考えた。
  
「さて、ナミはどこに連れ去られたんだか。あちこちから妙な気を感じる、式神や呪的な罠、……なにやら懐かしい気配が臭うが建物を虱潰しに調べていくしかないか」
「魔術に頼らず周囲の状況を知覚できる霊的視覚、見鬼ですね! さすがですキイチさん」
  
 見鬼。
 霊気の流れや霊的存在を視覚でとらえたり、感じ取る力のこと。
 いわゆる霊感能力であり『見鬼』というが、かならずしも目で視る必要はない。
 高位の見鬼は通常では見通せないような術理や法理まで見極め、範囲内にあるモノの位置や形状を気で感じ取ることができる。
 見鬼できる範囲や精度など、この能力の強さは個々の才能に大きく左右されるというのが定説になっている。
  
「さすがですって言われると本当に気持ちいい。半径50メートルくらいしか見通せない見鬼能力だけど」
「50メートルも見通せるとか、さすがですキイチさん!」
「いいぞ、もっとほめろ」
「さすがですキイチさん!」
「(´∀`*)ウフフ」
「さすがですキイチさん!」
「(´∀`*)ウフフ」
「さすがですキイチさん!」
「(´∀`*)ウフフ」
「さすがです! 抱いて!」
「抱いたじゃん、抱いてるじゃん」
「女の方にも挿入れて! 中で出して! 孕ませて!」
「この物語の作者は猥褻云々でなろうもノベップも追放されたんだ、あまり性的なアレやソレを煽るな」

 そんなやり取りをしつつ正門から入ることにした鬼一らは馬場を通る。
 馬場にある厩舎の中で何匹かの小さな馬が草を食んでいる姿が見られた。もちろん本物の馬ではない、式神と思われる。
  
子馬ポニー? いや、これは成馬なのか? 東方の果下馬のように見えるが……」
「……ああ、そうだ。これは日本の、俺のいた世界の、日本古来の在来馬だ」
「う~ん、東方の馬は本当に小さいんだな」
  
 時代物の大河ドラマなどに出てくる馬は大型で格好の良いサラブレッド種が使われているが時代考証的には間違いである。
 アラブ系のサラブレッド種は明治時代になって始めて輸入されたもので、それ以前の日本には胴や足が太く、背も低い馬しかいなかった。
 走る速さも遅く、長い距離は走れなかった。
 日本の馬は平地を駆けるのではなく坂道を登り降りするのが得意だったという。
 源平合戦のひとつ、一の谷の戦いにおいて源義経は少ない騎兵で山を越えて平家の陣の背後に回り込み、崖の上からの奇襲に成功したが、あれがサラブレッドだったら足の骨を折ってしまったことだろう。
 日本の馬だからこそできた奇襲作戦だったのだ。
 また日本の馬は制御しやすいサラブレッドとちがい気性が荒く、オス同士を近寄らせると興奮してケンカを始めるので、あつかいが難しかったという。
 去勢すればおとなしくなるのだが馬を去勢するという発想は明治になって西洋から伝わってきたものだ。
  
「馬で思い出した。これも一応秀吉に関係する話だが、敵の軍にたくさんのメス馬を放つ奇襲作戦というのがあってだな――」
  
 秀吉が播磨の別所長治を攻めた時の事である。
 秀吉の弟の秀長が別動隊数千を率いて別所がたの支城を攻撃した。相手の城にはわずかな兵しかなく、秀長軍は一気に攻め落とそうと押し寄せたのだが、そこへ城内からメス馬数十頭が放たれた。
 当時の軍馬はオス馬ばかりだったため、秀長の軍馬たちは発情し、色めきだってメス馬を追いまわし、制御できず混乱状態になったところを突かれ撃退されたという。
  
「西洋みたく馬を去勢してたら、こんな作戦もとれなかっただろうな」
「……キイチさんの話は喧嘩の参考になりそうだ」
「喧嘩の?」
「ああ、純粋な腕っぷしの強さも重要だけど、持っている武器、使える魔術。自分の手持ちのカードを組み合わせていかに戦うか。今の話はその参考になる」
「レリエルは喧嘩っ子だなぁ。だがなかなかに慧眼だ。俺のいた世界での呪術戦は手の内の読み合い探り合い。霊力と霊力の、単純な力のぶつけ合いではない。知っている術の種類に限りがあり、あつかう技術も未熟だったとしても、そういった手札の数やレベル以上に大切なのは手持ちのカードをいかに組み立てるかにある。呪術戦における『戦術』の重要性はここアリフレテラの魔術戦にも通じるものが――止まれ」
「え?」
  
 ふいに、足を止めて注意をうながす鬼一。
  
「あの門のあたり、気がおかしい。木気が妙にかたよってる」
「木気というと木々の精霊力でも?」
「まぁ、ざっくり言うとそんなものだ」

 門をくぐらなければ中には入れない。
 注意して近づく二人の前でそれは起きた。
 つる草がするすると伸びて緑のカーテンを形作ったかと思ったら、たちまち瓢箪が実った。
 ひとつ。
 ふたつ。
 みっつ。
 四つ、五つ、六つ、七つ、八つ、九つ――。
 何十個もの金色をした黄金の瓢箪が大量にぶら下がり眩い光があたりを照らす。
 そして銀色の花を咲かし、そこから蜜が漏れだす。甘く馥郁たる芳香があたりをただよう。なんとも幻想的で豪奢な光景だった。
 なにかある。
 そう警戒していたにもかかわらず、思わず見とれてしまうほどの光景が目の前に広がる。
 その隙を狙ったかのようにつる草がうねり、巻きついてきた。
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