魔法使いが無双する異世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです

忠行

文字の大きさ
9 / 123

五龍祭

しおりを挟む
 雨乞いといえば呪術師の本領発揮、絶好の檜舞台である。
 一流の呪術師にとってここまでおのれの実力をしめす機会はめったにない。
 日照りが続けば当然の結果として凶作になる。そしてそれに続くのは飢饉であり、こうなれば経済的な打撃をこうむる。国家の根幹を揺るがす由々しき事態だ。
 神道、仏教、陰陽道、修験道――。かつての日本ではおよそ効果が期待できるのならばいかなる宗教、呪術流派も雨乞に参加して名をはせた。
 山伏の祖とされる役小角、弘法大師空海、真言宗の仁海などなど――。
 このような宗教関係者や呪術者以外にも、たとえば小野小町などは雨を請う二首の歌を詠み、みごとに雨を降らせたことから雨請小町という異名がある。

「さぁて、どの呪法を使おうかな?」

 雨乞いの呪法は数多く存在する。
 密教には大雲経や陀羅尼集経といった雨乞いに霊験があるとされる経典を読誦してさまざまな作法をおこない、雨神を呼び寄せて雨を降らす術がある。
 京都の教王護国寺には請雨経曼荼羅という曼荼羅が残されており、この曼荼羅に願をかけて雨乞いの修法をおこなったという。
 さらに孔雀明王を本尊とした孔雀経法などは密教のみならず修験道でも執り行われた。
 神道においては丹生神社や貴船神社に霊験があるとされ、そこの神官による大規模な雨乞いがおこなわれた。
 民間にも雨乞いの呪法は存在し、もっとも有名なのは『おこもり』と呼ばれるものだ。
 村人たちが交代で氏神の社にこもり雨を祈願するもので、これでも効果がない場合はお百度参りなどがおこなわれた。
 また百度垢離というものもおこなわれ、これは村人が川に入って水垢離するもので、水垢離のたびに川底の石をひろって氏神に供えるという。
 つまり百度垢離をしながらお百度参りをかねている。
 また遠方にある水神竜神を祀った社などから水をもらってくるということもおこなわれる。
 この水には雨乞いの霊験があるとされ、村の社にお供えしたり境内などに撒くことで雨を模し、本物の雨を呼び寄せようとする類感呪術だ。
 また水を運ぶ時は途中で休んだ場所に雨が降るともいわれ、人々は交代で昼夜をわかたず水を運んだ。
 これと似た雨乞いの方法で水ではなく種火をもらってくるというものも存在し、もらってきた種火は水と同じく供えたり境内に撒かれた。
 火を使った雨乞いには千駄焚きというのもあり、薪や藁などを丘や山の上に積み上げて大きなたき火をするのだ。
 これなどは巨大な火で空気の対流を起こすことで少なからず物理的な効果があるのではないだろうか。大規模な山火事のさいににわか雨が生じることは実際にある。
 また雨乞い踊りというものもあり、氏神の社や山頂などでおこなわれた。祭り太鼓の音を雷鳴に模して雨を呼ぶというもので、これもまた類感呪術に属する。
 なかには水神が宿るとされる滝壺や淵などの聖域に動物の死骸などの不浄な物を投げ込むことでわざと水神を怒らせて雨を降らせるなどの方法もあった。

 閑話休題。
 それでは陰陽道にある雨乞いというと――。

「五龍祭にするか」
 
 五龍祭。大陰陽師、安倍晴明の子である安倍吉平が神泉苑でこれを執り行い、みごと雨を降らせたとされる陰陽道に伝わる雨乞いの儀式だ。

「――元柱固真、八隅八気、五陰五龍、陽動二衝厳神、害気を攘払し、四柱央神を鎮護し、五神開衢、悪鬼を逐い、奇動霊光四隅に衝徹し、元柱固具、慈雨を得んことを、慎みて五大龍神に願い奉る――」

 切り立った崖の上に作られた祭壇を前にして五龍に祈り願う祝詞を唱える鬼一法眼きいちほうげん
 少し離れた後ろにはアヤネルの姿が、さらにその後方には騎士団長シェラ、武装した兵士やワッシャー海賊団の姿があった。
 海賊団の先頭には手足を露わにした海洋民族に伝わる紺色の革胴着シュクミズを身に着けた赤銅色の髪に褐色の肌色をした活発そうな少女の姿がある。
 彼女の名はナミ。
 ワッシャー海賊団の頭領の娘で、守りに徹するというシェラなどマカロン軍の意見とは反対に打って出ることを主張する主戦派だった。
 法眼の儀式が失敗して雨が降らなかったり、おかしな真似をすればすぐにでも彼を処断するつもりだ。
 天候を操作して雨を降らせるような呪術は高難度の術であり、水行術などで噴水レベルの水を作るのとはわけがちがう。
 プロの呪術師が数人がかりで連日祈祷しても不発に終わる場合もある。
 もっとも退魔庁に勤めるような呪術師が祈雨すること自体あまりないことである。現代の呪術師のおもな仕事は霊的特殊生物災害の祓いであり、次いで呪術犯罪の取り締まりだからだ。
 古代や中世とは異なり貯水設備や技術が発達し、離島にまで水道を敷く。外国からも水を買える現代日本で致命的な水不足が生じる可能性は少ない。
 それにもともと日本という国は三万五千本の河川にくわえて定期的におとずれる台風や梅雨の影響で諸外国にくらべ水には恵まれている。
 なのでこの種の儀式がおこなわれるケースはまれである。それゆえせっかく修めた稀有な儀式呪法を行使できることは喜びであった。
 ところで水の惑星などと呼ばれている地球だが、そのうちの約97%が海水で淡水は約3%しかない。さらにこの淡水のうち約70%は南極や北極、氷河などの氷として存在していて、地下水をふくめて河川や湖沼、雨水など人類が生活に利用できる淡水は地球上の水のわずか1%に満たないとされる。
 真の意味で水に恵まれている国は希少なのだ。
 人類が利用できる1%の淡水にしても蒸発して雲などになり循環されているだけで、その絶対量にはほとんど変化が生じない。にもかかわらず原発汚染水など、文明の発展とともに汚染されることが多々あり、さらに人間は増え続ける一方だ。
 国連は二〇二五年には地球の人口は八十億になると推計している。
 水は貴重なのである。
 すでに国家的な水不足になって他国から水を輸入したり、あるいは盗むこともおこなわれている。
 そしてどうもあちこちの国から水を『盗られ』ているのは日本のようなのだ。
 外国企業が日本の山林を広大なエリアで買いまくっており、その目的は山林の樹木や土地利用などではなく地下から汲み上がる良質な水らしい。
 日本という国は世界でも珍しく外国企業が土地を自由に買えることがゆるされているおおらかな国であるらしく、この美しい水と緑にあふれるまほろばの国の山河を得体のしれない輩が寄生虫のごとくえげつなくうごめき、すきあらば吸いつこうとしているのだ。
 人様の国に手を出す外国企業もたいがいだが、母国の土地を外国に切り売りする秦檜の尻尾のような日本人がいることは信じがたいことである。

 またまた閑話休題。

 五龍祭は佳境に入った。
 儀式を執り行う鬼一法眼の身体からは霊力が満ちあふれ、美しい光沢を放っている。まるで虹色に輝く無数の絹糸が下からの風に吹かれてたなびき、天へと伸びてゆくようだ。
 やがて儀式を見守る群衆からも驚嘆の声があがる。微細かつ強靭な霊気は見鬼ではない者の目にも映るほどに強く高まり、輝く陽炎をまとっているかのように見えはじめた。
 その神秘的な姿はさながら神を降ろし、その声を聞く古代の審神さにわだろうか。
 否、神そのもの。神聖不可侵な神のごとき神々しさだった。
 遠くで雷鳴が轟いたかと思うと急にあたりが暗くなる。晴天にぽつぽつと浮かんでいた薄い雲が集まり、増殖し、変色してゆく。
 白から灰色に、灰色から鉛色、そして黒に。天に暗雲が垂れ込めた。
 漆黒の空を切り裂くような白光が走り、ひときわ大きな雷鳴が轟くと風が強く吹き荒れて大粒の雨が降り始める。
 地面を穿つ大量の水滴。南国のスコールさながらの暴風をともなった豪雨が。集まった人々を一瞬でぐしょ濡れにした。

「ちょ、ちょっと鬼一! これって強すぎじゃない!? これじゃあ雨どころか嵐よ!みんな吹き飛んじゃう!」
「そうだ、吹き飛ばしてやるのよ。ロッシーナの連中をな!」
「なんですって!?」
「思っていたよりも大くの力を得られた。飲み水を確保するだけの雨だけじゃあもったいないだろ?」

 雷鳴にかき消されまいと法眼に近寄り大声で叫ぶアヤネルに、鬼一もまた暴風雨にかき消されまいと声を出すため、自然と大声での会話になる。

 五龍祭で蓄積された呪力は通常のそれ以上に膨大なりょうになっていた。この地にあるエネルギーを貸してもらったからだ。
 風水では起伏に富んだ山々を活龍や貴龍と呼んで貴ぶ。山の連なりは大地を流れる気そのもの、山脈すなわち龍脈(霊脈)なのだ。
 このワッシャー島の地形はまさにそれにあたる。法眼は一時的に龍穴を開き、その身に膨大な量の気を取り込み、それを呪術に組み込んだ。
 効果覿面。

「都天雷公、飛雲震風、青雷赤気、上遊上穹、赤雷黄気、運雷帰中、黄雷白気、洞按九宮、白雷黒気、下遊元風、黒雷青気、運雷帰東、九天応元雷普化天尊!」

 激しい嵐が彼方に展開するロッシーナ軍に対して牙をむく。
しおりを挟む
感想 107

あなたにおすすめの小説

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした

むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~ Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。 配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。 誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。 そんなホシは、ぼそっと一言。 「うちのペット達の方が手応えあるかな」 それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。

S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました

白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。 そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。 王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。 しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。 突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。 スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。 王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。 そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。 Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。 スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが―― なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。 スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。 スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。 この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~

荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
 ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。  それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。 「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」 『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。  しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。  家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。  メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。  努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。 『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』 ※別サイトにも掲載しています。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。

水定ゆう
ファンタジー
 村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。  異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。  そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。  生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!  ※とりあえず、一時完結いたしました。  今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。  その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

処理中です...