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10.溺愛する距離
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朝起きると横に青衣くんがいて、笑顔で僕の顔見てた。
「おはよ青空」
「お…おはよ青衣くん…」
恥ずかし過ぎて布団を頭まで被ってしまった。
「青空顔みせて?」
「~…っ何で起こしてくれないの」
「すやすやな青空の顔可愛くてずっと見てたかったから」
「僕変な顔してなかった?変な事言ってなかった?大丈夫?」
「ん、可愛かっただけだから大丈夫…ふふっ」
「恥ずかしいじゃん!!」
朝から甘々な雰囲気出してくるの困る…。寝起きもかっこいいってどー言う事!?
「さて、そろそろ学校行く用意しないと」
「えっ!?そんな時間!?」
「まだ大丈夫だよ。朝食用意しとくから着替えてリビングおいでね」
…こんな幸せでいいのだろうか?
制服に着替えてリビングへ行くと美味しそうな朝食が既に準備されていた。
「わぁー!美味しそう!!」
パンケーキに目玉焼き、サラダにスープ、ヨーグルトにフルーツ。今の短時間でここまで用意出来るの凄くない?
「青衣くんはよく料理するの?」
「親がほぼ居ない毎日だから必然と…口に合えばいいんだけど…飲み物は何がいい?なんでもあるよ。オレンジとかにしようか?」
「あ…うん」
これは俗に言うスパダリというものでは?
手際が良すぎる…!!
「朝食作ってくれてありがと青衣くん!!」
幼児みたいな感想しか言えなくて恥ずかしいけどそれしか言えなかった。
「青空の為ならいくらでも作るよ、沢山食べてね」
口いっぱいに頬張って食べてる僕をニコニコしながら甘々な顔してみてる青衣くんが凄く幸せそうで、僕もとても幸せな気分になった。
今までにないくらい甘々な雰囲気を出すようになったのは昨日お互いの気持ちがわかったからなのか…。
この幸せを噛み締めた。
こんなに"好き"を示してくれる青衣くんに益々好きが募るばかりである。
二人で家を出ると茜くんも家から出てきた。
「お前…そのデロ甘な顔どうにかしろよ…見てるこっちが恥ずかしいわ…」
手を繋いでイチャイチャしながら出てきた僕たちに茜くんはため息混じりに言ってきた。
「…今日から俺は学校でも青空をでろっでろに甘やかしていく。ずっと我慢してたしな。文句言って来るやつは片っ端から潰す」
えっ!?学校でも!?え…いいのかな?僕は嬉しいけども…女子が黙ってないんじゃ…?
そんな心配した僕に青衣くんは頭を撫でながらニッコリ笑った。
「青空そんな心配そうな顔しなくていいよ。青空を守るのは当たり前だからな。万が一…があるはずもないけど何かあったら絶対に俺に言えよ?茜でもいいや。俺はクラスが別だから俺がいない時は茜に言え。絶対一人になるな」
「そうだね、青衣のかわりに青空くんを守るよ。親友の恋人だし。僕にとっても大事な子だからね。」
そう言って僕の頭を撫でる茜くんの手を叩き落とす青衣くん。
「茜…青空に触んな」
「おーこわ。今まで我慢してた分の溺愛はすげぇな」
まいったとばかりに両手を上に上げ僕から離れる茜くん。
「じゃ学校行くか」
鼻歌歌いそうなくらいルンルンな青衣くんに手を握られ、登校した。
学校近くまで来ると僕たちの雰囲気が違うからか、単に手を繋いでいるからか視線が凄かった…。
教室まで来ると女子の射殺さんばかりの視線に俯いてしまう僕に青衣くんはギュッと手を握りしめて大丈夫だと言うような優しい笑みを浮かべた。
青衣くんと反対側に居た茜くんにも視線を送るとにっこり笑ってくれた。
僕はそれだけで強くなれそうな気がした。周りに負けないように頑張ろうと思えるようになったのはこの手の温もりのお陰。
この手を離さないように頑張ろう…。
「おお…凄い視線だねぇ…この視線良く頑張って耐えてたね青空くん。今までごめんね?もう大丈夫だからね…」
青衣くんは僕の顔を自分の方へ向けさせるとチュッとキスをして頭を撫でた。
「…っ!!////」
キスをした瞬間の女子の悲鳴が凄かった。
僕は青衣くんの突然の行動に口に手を当ててびっくりしてしまった。もしかして昨日言ってた算段ってこの事!?
「あ…青衣く…」
「全員に言っておく。青空は俺の恋人だ。何かしたらただじゃおかねぇからな…手ぇ出したらブッ殺すぞ…茜後は頼んだぞ」
そう言って僕の頬を撫でてにっこり笑う青衣くんがかっこよくてドキドキが止まらない…。
普段の爽やか青年みたいな顔から放たれる口の悪さにびっくりしてる人もいるみたい…。
さっきまでの怖い顔と優しい顔のギャップに僕は顔が熱くなるのを感じた。僕の為にしてくれた事がとてつもなく嬉しい。
「…そんな可愛い顔俺以外の前ですんなよ?」
また耳元で囁かれ更に顔を赤くしてしまう。
「もう!青衣くんっ!!」
爆笑しながら自分の教室へと戻る青衣くんの背中を見て、もう淋しくなってる自分がいた。
「さて、青空くんに何かしようもんなら俺達の敵って事で容赦しないから良く考えて行動してよね」
茜くんからも睨まれた事もあり周りの人たちは、僕に近づくこともなく、昼になった。
昼になると今までと同じように三人で昼食を取るのは変わらなかったが場所は人が来ない場所ではなくそのまま教室で取ることになった。
僕の座る場所は青衣くんの膝の上というあまりにも恥ずかしい格好になった。
「あ…青衣くん?食べづらくない?僕普通に座るけど…」
「青空のいる場所は俺の膝の上。ほらあーん」
「ひぇ…あ…あーん…」
青衣くんとイチャイチャできるのは嬉しいけど人前はまだ恥ずかしすぎて今にも倒れそうなんだけど…。
「…見てるだけでゲロ甘…砂糖吐きそう…」
「…なら見んな。青空を見るのは俺だけでいい」
「はぁ…溺愛すんのはいいけど青空くん今にも倒れそうだけど大丈夫?」
「…青空?恥ずかしがる顔も可愛いけどそんな顔してるとちゅーしたくなるから戻っておいで?」
「ひん…だ…大丈夫です…」
「ほら…あーん。早く食べないと昼休み終わるよ?」
その後もずっと青衣くんに給餌されながら昼食は終わった。
そりゃこんだけ甘々に構われれば恋人なのは丸わかりだし、人が近づきづらいのはわかるけども!!僕の心臓が持たないっ!!
こんな事を1週間も続ければもう誰も何も言わなくなった。
常に青衣くんか茜くんが側にいるから文句の言いようがないのだろう。
静かに平和に過ごせるようになったが、今度は別の問題が浮上してしまった。
知らない男子生徒から告白される事。下駄箱や机の中にラブレターらしきものが入ってる事が多くなった。
らしき…というのは青衣くんがその手紙を見せてくれないから。いつも「青空は読むな、触るな」と言って持っていってしまう。
青衣くんからの嫉妬?が大変嬉しいので僕は全然気にしてない。
その所為か、青衣くんの溺愛が止まらなくていつもドキドキしっぱなしだ。
今は女子のやっかみよりも男子からの告白の方が多くなってしまい、青衣くんの怒りのボルテージが上がりっぱなしだ…。
その怒りのボルテージが僕の撫で撫でで一瞬にして下がるの可愛い…。前は僕の嫉妬の方が多かったけど今は青衣くんの嫉妬が凄い。
どこへ行くにもいつも二人一緒で僕は嬉しいけど…。
「青空の可愛さは俺だけが知ってればいいのに…青空は笑顔振りまき過ぎだ…俺だけ見てればいい…」
と、なんかヤンデレにシフトチェンジしつつあるような気がする。僕は凄く愛されてるって感じがして嬉しい…。
倉橋くんにはバカップルって言われるけどこれが僕たちの距離なので甘んじてその言葉を受け入れている。
バカップル上等。彼氏の優先順位が恋人一番になると今までにないくらいこんな愛されることになるとは思ってもなかった…。幸せ過ぎて怖いくらい。
僕はこれからもずっとこの手を離すことはないだろう。
離されないように僕も愛を伝え続けたいと思う。
青衣×青空編は一旦完結しました。
次は茜の話、倉橋×浅井の話も考えております!
それぞれの話で青空たちの関係も進んでいく様も見れるかと思います。是非お楽しみに!!
「おはよ青空」
「お…おはよ青衣くん…」
恥ずかし過ぎて布団を頭まで被ってしまった。
「青空顔みせて?」
「~…っ何で起こしてくれないの」
「すやすやな青空の顔可愛くてずっと見てたかったから」
「僕変な顔してなかった?変な事言ってなかった?大丈夫?」
「ん、可愛かっただけだから大丈夫…ふふっ」
「恥ずかしいじゃん!!」
朝から甘々な雰囲気出してくるの困る…。寝起きもかっこいいってどー言う事!?
「さて、そろそろ学校行く用意しないと」
「えっ!?そんな時間!?」
「まだ大丈夫だよ。朝食用意しとくから着替えてリビングおいでね」
…こんな幸せでいいのだろうか?
制服に着替えてリビングへ行くと美味しそうな朝食が既に準備されていた。
「わぁー!美味しそう!!」
パンケーキに目玉焼き、サラダにスープ、ヨーグルトにフルーツ。今の短時間でここまで用意出来るの凄くない?
「青衣くんはよく料理するの?」
「親がほぼ居ない毎日だから必然と…口に合えばいいんだけど…飲み物は何がいい?なんでもあるよ。オレンジとかにしようか?」
「あ…うん」
これは俗に言うスパダリというものでは?
手際が良すぎる…!!
「朝食作ってくれてありがと青衣くん!!」
幼児みたいな感想しか言えなくて恥ずかしいけどそれしか言えなかった。
「青空の為ならいくらでも作るよ、沢山食べてね」
口いっぱいに頬張って食べてる僕をニコニコしながら甘々な顔してみてる青衣くんが凄く幸せそうで、僕もとても幸せな気分になった。
今までにないくらい甘々な雰囲気を出すようになったのは昨日お互いの気持ちがわかったからなのか…。
この幸せを噛み締めた。
こんなに"好き"を示してくれる青衣くんに益々好きが募るばかりである。
二人で家を出ると茜くんも家から出てきた。
「お前…そのデロ甘な顔どうにかしろよ…見てるこっちが恥ずかしいわ…」
手を繋いでイチャイチャしながら出てきた僕たちに茜くんはため息混じりに言ってきた。
「…今日から俺は学校でも青空をでろっでろに甘やかしていく。ずっと我慢してたしな。文句言って来るやつは片っ端から潰す」
えっ!?学校でも!?え…いいのかな?僕は嬉しいけども…女子が黙ってないんじゃ…?
そんな心配した僕に青衣くんは頭を撫でながらニッコリ笑った。
「青空そんな心配そうな顔しなくていいよ。青空を守るのは当たり前だからな。万が一…があるはずもないけど何かあったら絶対に俺に言えよ?茜でもいいや。俺はクラスが別だから俺がいない時は茜に言え。絶対一人になるな」
「そうだね、青衣のかわりに青空くんを守るよ。親友の恋人だし。僕にとっても大事な子だからね。」
そう言って僕の頭を撫でる茜くんの手を叩き落とす青衣くん。
「茜…青空に触んな」
「おーこわ。今まで我慢してた分の溺愛はすげぇな」
まいったとばかりに両手を上に上げ僕から離れる茜くん。
「じゃ学校行くか」
鼻歌歌いそうなくらいルンルンな青衣くんに手を握られ、登校した。
学校近くまで来ると僕たちの雰囲気が違うからか、単に手を繋いでいるからか視線が凄かった…。
教室まで来ると女子の射殺さんばかりの視線に俯いてしまう僕に青衣くんはギュッと手を握りしめて大丈夫だと言うような優しい笑みを浮かべた。
青衣くんと反対側に居た茜くんにも視線を送るとにっこり笑ってくれた。
僕はそれだけで強くなれそうな気がした。周りに負けないように頑張ろうと思えるようになったのはこの手の温もりのお陰。
この手を離さないように頑張ろう…。
「おお…凄い視線だねぇ…この視線良く頑張って耐えてたね青空くん。今までごめんね?もう大丈夫だからね…」
青衣くんは僕の顔を自分の方へ向けさせるとチュッとキスをして頭を撫でた。
「…っ!!////」
キスをした瞬間の女子の悲鳴が凄かった。
僕は青衣くんの突然の行動に口に手を当ててびっくりしてしまった。もしかして昨日言ってた算段ってこの事!?
「あ…青衣く…」
「全員に言っておく。青空は俺の恋人だ。何かしたらただじゃおかねぇからな…手ぇ出したらブッ殺すぞ…茜後は頼んだぞ」
そう言って僕の頬を撫でてにっこり笑う青衣くんがかっこよくてドキドキが止まらない…。
普段の爽やか青年みたいな顔から放たれる口の悪さにびっくりしてる人もいるみたい…。
さっきまでの怖い顔と優しい顔のギャップに僕は顔が熱くなるのを感じた。僕の為にしてくれた事がとてつもなく嬉しい。
「…そんな可愛い顔俺以外の前ですんなよ?」
また耳元で囁かれ更に顔を赤くしてしまう。
「もう!青衣くんっ!!」
爆笑しながら自分の教室へと戻る青衣くんの背中を見て、もう淋しくなってる自分がいた。
「さて、青空くんに何かしようもんなら俺達の敵って事で容赦しないから良く考えて行動してよね」
茜くんからも睨まれた事もあり周りの人たちは、僕に近づくこともなく、昼になった。
昼になると今までと同じように三人で昼食を取るのは変わらなかったが場所は人が来ない場所ではなくそのまま教室で取ることになった。
僕の座る場所は青衣くんの膝の上というあまりにも恥ずかしい格好になった。
「あ…青衣くん?食べづらくない?僕普通に座るけど…」
「青空のいる場所は俺の膝の上。ほらあーん」
「ひぇ…あ…あーん…」
青衣くんとイチャイチャできるのは嬉しいけど人前はまだ恥ずかしすぎて今にも倒れそうなんだけど…。
「…見てるだけでゲロ甘…砂糖吐きそう…」
「…なら見んな。青空を見るのは俺だけでいい」
「はぁ…溺愛すんのはいいけど青空くん今にも倒れそうだけど大丈夫?」
「…青空?恥ずかしがる顔も可愛いけどそんな顔してるとちゅーしたくなるから戻っておいで?」
「ひん…だ…大丈夫です…」
「ほら…あーん。早く食べないと昼休み終わるよ?」
その後もずっと青衣くんに給餌されながら昼食は終わった。
そりゃこんだけ甘々に構われれば恋人なのは丸わかりだし、人が近づきづらいのはわかるけども!!僕の心臓が持たないっ!!
こんな事を1週間も続ければもう誰も何も言わなくなった。
常に青衣くんか茜くんが側にいるから文句の言いようがないのだろう。
静かに平和に過ごせるようになったが、今度は別の問題が浮上してしまった。
知らない男子生徒から告白される事。下駄箱や机の中にラブレターらしきものが入ってる事が多くなった。
らしき…というのは青衣くんがその手紙を見せてくれないから。いつも「青空は読むな、触るな」と言って持っていってしまう。
青衣くんからの嫉妬?が大変嬉しいので僕は全然気にしてない。
その所為か、青衣くんの溺愛が止まらなくていつもドキドキしっぱなしだ。
今は女子のやっかみよりも男子からの告白の方が多くなってしまい、青衣くんの怒りのボルテージが上がりっぱなしだ…。
その怒りのボルテージが僕の撫で撫でで一瞬にして下がるの可愛い…。前は僕の嫉妬の方が多かったけど今は青衣くんの嫉妬が凄い。
どこへ行くにもいつも二人一緒で僕は嬉しいけど…。
「青空の可愛さは俺だけが知ってればいいのに…青空は笑顔振りまき過ぎだ…俺だけ見てればいい…」
と、なんかヤンデレにシフトチェンジしつつあるような気がする。僕は凄く愛されてるって感じがして嬉しい…。
倉橋くんにはバカップルって言われるけどこれが僕たちの距離なので甘んじてその言葉を受け入れている。
バカップル上等。彼氏の優先順位が恋人一番になると今までにないくらいこんな愛されることになるとは思ってもなかった…。幸せ過ぎて怖いくらい。
僕はこれからもずっとこの手を離すことはないだろう。
離されないように僕も愛を伝え続けたいと思う。
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