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倉橋×浅井編
3.新しい距離(浅井Side)
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何だかんだあって光輝に好きって言ってもらえて急展開で抱き潰された。
淡白そうに見えてめっちゃ激しかったです…。誘っても乗ってこなかった頃が懐かしい…。
…かっこよすぎて毎日心臓爆発寸前なんだけど。
今までの金髪もかっこよかった髪を黒に染めてきた。
金髪より似合ってて不良じゃなくなった…。
いや、元から不良じゃないけど。
「…何で黒にしたの?」
「…金髪だとただの不良で番犬にしか見えないらしくて。俺優の恋人なのに…金髪やめたら少しは真面目に見えて恋人らしくなるかなーって。変?」
「いや、めっちゃカッコイイです!!グッジョブです!!」
「優はこーいうのが好き?」
なにそれ君番犬じゃなくて忠犬になったの?
何あざとかわいい面して聞いてくるの?マジで耳と尻尾が見えちゃったじゃん。今までの強面何処行ったよ。
染めた理由も可愛いすぎでしょ!!
萌ポイント倍増だよ!!
そんでもって黒髪の方がエロいってどういうこと!?
爽やかなイケメンになってドエロいんだが!?
僕のテンションおかしくなっちゃう。
一番問題なのは見た目も落ち着いて何故かモテ出したんだけど?モテたら困るんですけど?
「光輝は元からモテる要素ありすぎなんだよな…ちょっと強面だっただけで。優しいし、頭いいし…皆今更光輝の良さに気付いたってしょーがないんだよ。僕の彼氏なんだから…」
「…優?何不貞腐れてんの?」
「僕の彼氏がモテ出した件について…」
「…何でラノベのタイトル風なの…俺が好きなのは優だっていつも言ってるじゃん。何が不満?」
「…知ってる…知ってるけど!光輝の周りにいるうじゃうじゃと纏わりつくメスブタがウザい…!!」
「…メスブタって…くくっ…」
「だってムカつくんだもん!!僕の彼氏にベタベタベタベタと触りやがって!!」
「ん~…優可愛い。嫉妬してくれてんの可愛い…」
嬉しそうに笑う光輝がかっこよくも可愛いくもあって僕が焦ってるの見て楽しんでるのめっちゃ悔しい!!
「…優。甘い物食べに行くのと俺んちで甘やかすのどっちがいい?」
「光輝んちで甘い物食べて甘やかして」
「欲張り…チュッ…」
「………。」
光輝はこうやって僕を甘やかして機嫌取るのも上手い。
それで機嫌良くなっちゃう単純な自分が嫌。
なんて男を好きになってしまったんだろう。
翻弄され続けてるの悔しい。
けど好き過ぎてどうでもよくなっちゃう。
手を繋いでの下校時。
今日は他校の女子生徒の告白らしい。
僕が横にいるのもお構い無しに光輝に告白する子。
なんてふてぶてしい。
そんな子をスルーして帰ろうとする光輝。
女の子に腕を掴まれた瞬間僕の肩を抱きながらズバッと一言。
「見てわかんない?恋人と一緒にいるの。邪魔しないでくんない?」
ちゃんと僕を離さないで断る光輝に嬉しくなっちゃってニヤけが止まらない。
「…なっ!!なんでその男なんてすか!?」
「好きだからに決まってんじゃん。逆に聞くけどアンタは好きじゃない人と恋人になるの?それただのビッチじゃね?」
女の子は顔を真っ赤にして走って帰っていった。
「言いすぎじゃない?」
「あれくらい言わないと付き纏われるから。気にしないで帰ろ?」
手を再度繋ぎ直してケーキを買って光輝の家へと帰る。甘いもの食べて甘やかされに行くんだから。
家に入った瞬間光輝に抱きつかれた。
「はぁー…。優…癒して?」
「…」
今日は僕が光輝に甘える日だったハズなのに、逆になった。
抱きつかれて身動き取れない腕を頑張って動かして頭を撫でてあげる。
「よしよし。今日も頑張ったね。僕を喜ばした褒美は何がいいの?」
「…優が欲しい…チュッ…」
そう言うと唇にキスを落とすと軽々と僕を抱き上げてベッドへと向かう。
「あ…ちょっ…!待て待て待て!!」
「…何?俺今めっちゃ我慢してんだけど?」
ペショっと犬耳が垂れたような光輝…。待てされてる犬だ…。可愛い。けど僕は流されないぞ!
「そんな可愛い仕草してもダメだからね!!昨日もして僕ヘトヘトなの。毎日は無理!!お前体力バカなんだからこっちの身体の事考えてよね!!」
「…え~…この俺の勃起したチンコどうしたらいいわけ?」
「ちん…!トイレで抜いてこい!!」
「チッ…」
「舌打ちしてもダメなもんはダメ!!」
「はぁ~い…」
光輝とのセックスは好きだけど毎日やってたら僕の腰が死ぬ!!
これだけはちゃんと躾ないと死ぬ…!!
僕の言いつけ通り一人トイレで抜いてきた光輝はいそいそと僕を甘やかしにかかる。
「珈琲と紅茶どっちにする?」
「珈琲砂糖なしミルク多めで。甘いケーキ食べるから」
「ん…」
お預けされた光輝は珈琲とケーキを持ってテーブルに置くと
僕の後に座って首筋の匂いを嗅ぎ始める。ホントに犬だな。
「ちょ…嗅がないで!!」
「…ちゃんと待てしてんじゃん…」
「コラコラ…それ待て出来てないよね?ケツに硬いもんあたってるよ?」
「…仕方なくね?優が可愛すぎる…スンスン…」
「もぅ…しかたないなぁそこまでだかんね!!」
「ふふっ…これ以上はしない」
そう言って僕は光輝が思う存分嗅ぎ終るのを待った。
その夜風呂に入る時に鏡を見て大絶叫した。
何故なら後の首元にはキスマークが大量に付けられていたから。これ絶対服で隠れないやつじゃん…!!
淡白そうに見えてめっちゃ激しかったです…。誘っても乗ってこなかった頃が懐かしい…。
…かっこよすぎて毎日心臓爆発寸前なんだけど。
今までの金髪もかっこよかった髪を黒に染めてきた。
金髪より似合ってて不良じゃなくなった…。
いや、元から不良じゃないけど。
「…何で黒にしたの?」
「…金髪だとただの不良で番犬にしか見えないらしくて。俺優の恋人なのに…金髪やめたら少しは真面目に見えて恋人らしくなるかなーって。変?」
「いや、めっちゃカッコイイです!!グッジョブです!!」
「優はこーいうのが好き?」
なにそれ君番犬じゃなくて忠犬になったの?
何あざとかわいい面して聞いてくるの?マジで耳と尻尾が見えちゃったじゃん。今までの強面何処行ったよ。
染めた理由も可愛いすぎでしょ!!
萌ポイント倍増だよ!!
そんでもって黒髪の方がエロいってどういうこと!?
爽やかなイケメンになってドエロいんだが!?
僕のテンションおかしくなっちゃう。
一番問題なのは見た目も落ち着いて何故かモテ出したんだけど?モテたら困るんですけど?
「光輝は元からモテる要素ありすぎなんだよな…ちょっと強面だっただけで。優しいし、頭いいし…皆今更光輝の良さに気付いたってしょーがないんだよ。僕の彼氏なんだから…」
「…優?何不貞腐れてんの?」
「僕の彼氏がモテ出した件について…」
「…何でラノベのタイトル風なの…俺が好きなのは優だっていつも言ってるじゃん。何が不満?」
「…知ってる…知ってるけど!光輝の周りにいるうじゃうじゃと纏わりつくメスブタがウザい…!!」
「…メスブタって…くくっ…」
「だってムカつくんだもん!!僕の彼氏にベタベタベタベタと触りやがって!!」
「ん~…優可愛い。嫉妬してくれてんの可愛い…」
嬉しそうに笑う光輝がかっこよくも可愛いくもあって僕が焦ってるの見て楽しんでるのめっちゃ悔しい!!
「…優。甘い物食べに行くのと俺んちで甘やかすのどっちがいい?」
「光輝んちで甘い物食べて甘やかして」
「欲張り…チュッ…」
「………。」
光輝はこうやって僕を甘やかして機嫌取るのも上手い。
それで機嫌良くなっちゃう単純な自分が嫌。
なんて男を好きになってしまったんだろう。
翻弄され続けてるの悔しい。
けど好き過ぎてどうでもよくなっちゃう。
手を繋いでの下校時。
今日は他校の女子生徒の告白らしい。
僕が横にいるのもお構い無しに光輝に告白する子。
なんてふてぶてしい。
そんな子をスルーして帰ろうとする光輝。
女の子に腕を掴まれた瞬間僕の肩を抱きながらズバッと一言。
「見てわかんない?恋人と一緒にいるの。邪魔しないでくんない?」
ちゃんと僕を離さないで断る光輝に嬉しくなっちゃってニヤけが止まらない。
「…なっ!!なんでその男なんてすか!?」
「好きだからに決まってんじゃん。逆に聞くけどアンタは好きじゃない人と恋人になるの?それただのビッチじゃね?」
女の子は顔を真っ赤にして走って帰っていった。
「言いすぎじゃない?」
「あれくらい言わないと付き纏われるから。気にしないで帰ろ?」
手を再度繋ぎ直してケーキを買って光輝の家へと帰る。甘いもの食べて甘やかされに行くんだから。
家に入った瞬間光輝に抱きつかれた。
「はぁー…。優…癒して?」
「…」
今日は僕が光輝に甘える日だったハズなのに、逆になった。
抱きつかれて身動き取れない腕を頑張って動かして頭を撫でてあげる。
「よしよし。今日も頑張ったね。僕を喜ばした褒美は何がいいの?」
「…優が欲しい…チュッ…」
そう言うと唇にキスを落とすと軽々と僕を抱き上げてベッドへと向かう。
「あ…ちょっ…!待て待て待て!!」
「…何?俺今めっちゃ我慢してんだけど?」
ペショっと犬耳が垂れたような光輝…。待てされてる犬だ…。可愛い。けど僕は流されないぞ!
「そんな可愛い仕草してもダメだからね!!昨日もして僕ヘトヘトなの。毎日は無理!!お前体力バカなんだからこっちの身体の事考えてよね!!」
「…え~…この俺の勃起したチンコどうしたらいいわけ?」
「ちん…!トイレで抜いてこい!!」
「チッ…」
「舌打ちしてもダメなもんはダメ!!」
「はぁ~い…」
光輝とのセックスは好きだけど毎日やってたら僕の腰が死ぬ!!
これだけはちゃんと躾ないと死ぬ…!!
僕の言いつけ通り一人トイレで抜いてきた光輝はいそいそと僕を甘やかしにかかる。
「珈琲と紅茶どっちにする?」
「珈琲砂糖なしミルク多めで。甘いケーキ食べるから」
「ん…」
お預けされた光輝は珈琲とケーキを持ってテーブルに置くと
僕の後に座って首筋の匂いを嗅ぎ始める。ホントに犬だな。
「ちょ…嗅がないで!!」
「…ちゃんと待てしてんじゃん…」
「コラコラ…それ待て出来てないよね?ケツに硬いもんあたってるよ?」
「…仕方なくね?優が可愛すぎる…スンスン…」
「もぅ…しかたないなぁそこまでだかんね!!」
「ふふっ…これ以上はしない」
そう言って僕は光輝が思う存分嗅ぎ終るのを待った。
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