537 / 624
第二十六章 梅雨の季節
閑話 教会の立ち位置
しおりを挟む
イズミ達を見送ったロレッタとデュークは、リーベルトに話をする前に2人だけで今日の出来事を思い返す。
「ロレッタ、我々はとんでもない領域に踏み込んでしまったようだ」
「そうみたいですね…イズミさんに関わってからと言うもの、教会の常識が砕かれてばかりです」
「うむ。本来であればイズミを教会に引き込みたい所ではあるが、私は女神様より直接釘を差されてしまった。コレだけはリーベルト様にも報告が必要だ」
デュークは会食の対応をしている時、初めて直接お会いした火の女神ヘスティアから警告されたのだ。
「デュークよ、お主の口から教会の上の者達に伝えるのだ。あの男イズミと深く関わってはならないと。あの男は我々女神よりも上位者たる存在の所有物だ。組織に縛り付けるような事をすれば、上位者の怒りを買い直ぐに滅ぼされるだろう」
「ヘスティア様、彼は独力で女神様をお呼びする事が出来る実力者とお見受けします。そのような逸材に目を瞑れと申されますか」
「あの男はお主が思う様な逸材ではない、特別では無く特殊なだけだ。特殊な出自故に我々と関われるが、その特殊さ故に我々からの祝福や加護を一切授かれない…この意味が分かるだろう?」
全ての人は生まれた時から女神達の祝福…主に魔法が使えるようになる…を授かり、一部の限られた者が加護を授かれる。
人と表現するが亜人や獣人に魔族に魔獣と、その身に僅かでも魔力を保有しているのであれば祝福を授かれるのだ。
そして魔力を持たない人間は存在しない、魔力は魂と密接に関係しており魔力が無ければ魂が肉体に宿らない。
少なくとも光の教会では、そう言い伝えられている。
ではイズミと言う男はどうだろうか。
魔力はあれど魔法が使えず、女神が自ら祝福も加護も与えられないと明言された男。
特別ではなく、特殊。
この言葉の意味を理解し飲み込むべく、デュークは険しい表情で考え込む。
その間にヘスティアはお酒コーナーに置かれたあるドワーフ酒を指定してグラスに注いで貰うと、見る者が息を呑む程に美しい動きで口をつける。
「ではラミア族はどうして」
「グラテミアが上手く立ち回っている。人間組織が絡むと厄介だがラミア族は魔族、女神とも他の魔族とも繋がりがあり、尚且つ魔界とも交友関係がある。魔王夫妻が来てアヤと言うラミアと会話をしていただろう、ラミア族はイズミの動向を見守る役割を一番最初に買って出ており、定期的に女神と魔王に報告をしている。自分達の探究心をそこそこに満たしつつ、イズミがもたらす知識もラミア族が鋭意研究中だから何れ世に出回る…役得と言う奴だな」
ラミア族は監視役を買って出て利を得る権利を手にし、冒険者ギルドはベリアを通じてイズミの動向をある程度把握出来る。
光の教会としては現時点では繋がりが薄く、何かにつけて後手に回りがちな状態だ。
「案ずるな。光の教会として取るべき動きなど簡単だろう…相談を受けたら対応する、それ以外では静観の立場を取る。これだけだ」
「しかしそれでは、我々の動きが周囲より遅くなります」
「それで良いのだ。あの男は自由気ままに動き、行く先々にて起こる物事を独力にて決着を付けるだろう。後処理は冒険者ギルドや領主、稀に国が行なう事になるだろうが奴等にも限界がある。其処で教会が支援を買って出れば良い」
早めに知ってしまえば事前準備が出来るが、それはその土地の管理者や冒険者ギルドに任せてしまい、教会は敢えて後手に回る事で各所に恩を売りながら対応が出来る。
その為の段取りさえ、教会内で作れていれば。
「この程度の判断なら、教会の大司教達でも辿り着くだろう。辿り着かねば奴等の目は節穴だ」
「どうして私に、そのような話をして下さるのですか?」
デュークはお菓子コーナーで対応をしているロレッタに目をやってから、ヘスティアに尋ねた。
「妾は信仰をしてくれる者には優しいのだ…礼は毎月初めの祈りの時に、酒や果実のジュースや菓子を捧げてくれれば良いぞ。お主も見ていて分かるだろうが、他の女神達も精霊達も喜んでおる。温野菜やじゃがバター?は土の精霊が大層喜んでおったし、果実のジュースは水の精霊が幸せそうに飲んでおった。祈りの時に捧げれば、精霊達も活力が漲る事だろう」
何と言う事だ!
今日の会食で出された料理は確かに試食した際に美味であったのは確認していたが、あの料理達を作る事が出来れば僻地にて活動する教会の者達からの陳情にも応えられるかもしれない、その土地の大きな飛躍への一歩に成り得る事の証明の場になっていたのだ。
その発見をしたデュークは、会食のサポートをしながら懸命に記憶した。
どの精霊がどんな料理を好んで食べていたのか、どの女神様がどのドワーフ酒を好んで飲んでいたのか。
自分の持てる知識の限りを尽くして、今日この場で繰り広げられている物事を頭に詰め込んでゆく。
この会食の場にあるのは間違い無く、より良い未来に咲く大輪の花の種なのだ。
「デューク様。私、実はオブリビアでイズミさんから何かお礼をさせて欲しいと言われてまして」
「お礼、ですか」
「左腕の治療や鑑定のお手伝いをしたのがきっかけなのですが」
「あの件か」
そう言ったロレッタの表情を見て、デュークは少し頭を抱える。
勤勉な男と評価されいずれは大司教にも成れる男と言われたシュナイダーが起こした暴挙に、光の教会の大司教以上の役職の者達は衝撃を受けていた。
オルド=リン氏が迅速な対応をしたので一旦は落ち着いた話だが、現在も教会内においてその処遇について気を揉んでいるのだ。
これも梅雨明け一番には決断をして、イズミには報告と共に正式な謝罪をするべき事案だ。
女神様が特殊と明言する男だ、下手な手を打つと酷い結果になるだろう。
「私は教会に拾われる前まで、ずっと食べる物に苦労していました。戦争で故郷を追われ、逃げ延びた先の荒れ果てた地で何とか生き長らえていたんです」
「知っている。帝国の領土拡大政策の影響だな」
「はい。女神様も精霊様達も笑顔に出来るあの料理は、きっと荒れ果てた地で生きる人達の糧になる筈」
デュークとロレッタはリーベルトの元へ歩き出す。
デュークは今後の光の教会の為に、ロレッタは自分の夢とその先に待つ少しでも明るい未来の為に。
各々が決意を固めてリーベルトが居る執務室の扉を叩くのだった。
「ロレッタ、我々はとんでもない領域に踏み込んでしまったようだ」
「そうみたいですね…イズミさんに関わってからと言うもの、教会の常識が砕かれてばかりです」
「うむ。本来であればイズミを教会に引き込みたい所ではあるが、私は女神様より直接釘を差されてしまった。コレだけはリーベルト様にも報告が必要だ」
デュークは会食の対応をしている時、初めて直接お会いした火の女神ヘスティアから警告されたのだ。
「デュークよ、お主の口から教会の上の者達に伝えるのだ。あの男イズミと深く関わってはならないと。あの男は我々女神よりも上位者たる存在の所有物だ。組織に縛り付けるような事をすれば、上位者の怒りを買い直ぐに滅ぼされるだろう」
「ヘスティア様、彼は独力で女神様をお呼びする事が出来る実力者とお見受けします。そのような逸材に目を瞑れと申されますか」
「あの男はお主が思う様な逸材ではない、特別では無く特殊なだけだ。特殊な出自故に我々と関われるが、その特殊さ故に我々からの祝福や加護を一切授かれない…この意味が分かるだろう?」
全ての人は生まれた時から女神達の祝福…主に魔法が使えるようになる…を授かり、一部の限られた者が加護を授かれる。
人と表現するが亜人や獣人に魔族に魔獣と、その身に僅かでも魔力を保有しているのであれば祝福を授かれるのだ。
そして魔力を持たない人間は存在しない、魔力は魂と密接に関係しており魔力が無ければ魂が肉体に宿らない。
少なくとも光の教会では、そう言い伝えられている。
ではイズミと言う男はどうだろうか。
魔力はあれど魔法が使えず、女神が自ら祝福も加護も与えられないと明言された男。
特別ではなく、特殊。
この言葉の意味を理解し飲み込むべく、デュークは険しい表情で考え込む。
その間にヘスティアはお酒コーナーに置かれたあるドワーフ酒を指定してグラスに注いで貰うと、見る者が息を呑む程に美しい動きで口をつける。
「ではラミア族はどうして」
「グラテミアが上手く立ち回っている。人間組織が絡むと厄介だがラミア族は魔族、女神とも他の魔族とも繋がりがあり、尚且つ魔界とも交友関係がある。魔王夫妻が来てアヤと言うラミアと会話をしていただろう、ラミア族はイズミの動向を見守る役割を一番最初に買って出ており、定期的に女神と魔王に報告をしている。自分達の探究心をそこそこに満たしつつ、イズミがもたらす知識もラミア族が鋭意研究中だから何れ世に出回る…役得と言う奴だな」
ラミア族は監視役を買って出て利を得る権利を手にし、冒険者ギルドはベリアを通じてイズミの動向をある程度把握出来る。
光の教会としては現時点では繋がりが薄く、何かにつけて後手に回りがちな状態だ。
「案ずるな。光の教会として取るべき動きなど簡単だろう…相談を受けたら対応する、それ以外では静観の立場を取る。これだけだ」
「しかしそれでは、我々の動きが周囲より遅くなります」
「それで良いのだ。あの男は自由気ままに動き、行く先々にて起こる物事を独力にて決着を付けるだろう。後処理は冒険者ギルドや領主、稀に国が行なう事になるだろうが奴等にも限界がある。其処で教会が支援を買って出れば良い」
早めに知ってしまえば事前準備が出来るが、それはその土地の管理者や冒険者ギルドに任せてしまい、教会は敢えて後手に回る事で各所に恩を売りながら対応が出来る。
その為の段取りさえ、教会内で作れていれば。
「この程度の判断なら、教会の大司教達でも辿り着くだろう。辿り着かねば奴等の目は節穴だ」
「どうして私に、そのような話をして下さるのですか?」
デュークはお菓子コーナーで対応をしているロレッタに目をやってから、ヘスティアに尋ねた。
「妾は信仰をしてくれる者には優しいのだ…礼は毎月初めの祈りの時に、酒や果実のジュースや菓子を捧げてくれれば良いぞ。お主も見ていて分かるだろうが、他の女神達も精霊達も喜んでおる。温野菜やじゃがバター?は土の精霊が大層喜んでおったし、果実のジュースは水の精霊が幸せそうに飲んでおった。祈りの時に捧げれば、精霊達も活力が漲る事だろう」
何と言う事だ!
今日の会食で出された料理は確かに試食した際に美味であったのは確認していたが、あの料理達を作る事が出来れば僻地にて活動する教会の者達からの陳情にも応えられるかもしれない、その土地の大きな飛躍への一歩に成り得る事の証明の場になっていたのだ。
その発見をしたデュークは、会食のサポートをしながら懸命に記憶した。
どの精霊がどんな料理を好んで食べていたのか、どの女神様がどのドワーフ酒を好んで飲んでいたのか。
自分の持てる知識の限りを尽くして、今日この場で繰り広げられている物事を頭に詰め込んでゆく。
この会食の場にあるのは間違い無く、より良い未来に咲く大輪の花の種なのだ。
「デューク様。私、実はオブリビアでイズミさんから何かお礼をさせて欲しいと言われてまして」
「お礼、ですか」
「左腕の治療や鑑定のお手伝いをしたのがきっかけなのですが」
「あの件か」
そう言ったロレッタの表情を見て、デュークは少し頭を抱える。
勤勉な男と評価されいずれは大司教にも成れる男と言われたシュナイダーが起こした暴挙に、光の教会の大司教以上の役職の者達は衝撃を受けていた。
オルド=リン氏が迅速な対応をしたので一旦は落ち着いた話だが、現在も教会内においてその処遇について気を揉んでいるのだ。
これも梅雨明け一番には決断をして、イズミには報告と共に正式な謝罪をするべき事案だ。
女神様が特殊と明言する男だ、下手な手を打つと酷い結果になるだろう。
「私は教会に拾われる前まで、ずっと食べる物に苦労していました。戦争で故郷を追われ、逃げ延びた先の荒れ果てた地で何とか生き長らえていたんです」
「知っている。帝国の領土拡大政策の影響だな」
「はい。女神様も精霊様達も笑顔に出来るあの料理は、きっと荒れ果てた地で生きる人達の糧になる筈」
デュークとロレッタはリーベルトの元へ歩き出す。
デュークは今後の光の教会の為に、ロレッタは自分の夢とその先に待つ少しでも明るい未来の為に。
各々が決意を固めてリーベルトが居る執務室の扉を叩くのだった。
31
あなたにおすすめの小説
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる