559 / 624
第二十七章 サンダーブレード作戦
第五百四十六話 神様と打ち合わせ
しおりを挟む
「イズミ、聞いてくれよ。アタイが冒険者や貴族達からどう呼ばれているのか」
「Sランク冒険者のベリアじゃないのか?」
「キマイラ殺しとか、クラーケンハンターとか呼ばれてるってさ!酷くないか!?」
家に到着した2人が軽めの昼食を食べていると、ベリアは武器屋で教えてもらった話をイズミに愚痴っている。
まだ昼の鐘はなっていないので、メーレルは来ていない。
「どっちもまあ、事実ではあるよな」
「イズミだって結構攻撃を与えてたのにな、そんな異名もついてない」
「俺は冒険者じゃないし、貴族ともなるべく関わらない生活スタイルにしてるし」
「ま、イズミは異名は無いけど怪しい人扱いはされてるから、似たようなもんか」
イズミがコーンポタージュの粉を混ぜていると、ベリアも欲しそうにしていたので準備をする。
美味しい料理は1人で食べるよりも、2人で食べた方が美味しさが何割増しかにはなるのだ。
「キマイラ殺しのベリア、か」
「なんかその異名は首筋がゾワゾワするぜ」
「ケルベロス殺しとかも追加されるかもな」
「…うわぁ、あり得そう」
「何時かはドラゴン殺しのベリアとか呼ばれてそうだよな」
「戦いたいとは思わないぞ」
ベリアはそう言いはするが、ドラゴン側から攻撃を仕掛けられたら対応せざるを得ない。
「そうは言っても俺は一度、一人旅をしてる時に下位のドラゴンに目を付けられて戦闘になってる」
「今度イズミが帝国兵と戦うのも、近くにはブラックドラゴンが居るって話だし…流石にブラックドラゴン相手は厳しいだろ」
「戦いたくは無いな。まず対話が出来るのかどうかの確認が最初かな。無理そうなら酒でも置いて逃げよう」
「酒って」
イズミの思考回路をイマイチ理解出来ていないベリアだったが、渡されたコーンポタージュを飲んで一息ついた。
遠くで鐘の音が鳴っている事に気付き、そろそろ酒盛りの段取りを始める時間だと分かった。
「さてベリア、鐘も鳴ったし酒盛りの準備だ」
「おう!今日はどんな酒盛りになるのやら」
昼食の片付けをしてから掃除をして、メーレルが到着してから改めて酒盛りの打ち合わせをする。
「イズミ様、ご依頼のドライフルーツやドリンク類です。前回も好評でした軽食やケーキも、少し多めに持ってきました」
「ありがとうございます。これが無いと口が寂しいんですよね」
準備を終えてメーレルの酒確認を済んだ所で、イズミは外に置いている椅子に金の装飾を置いた。
商人ギルドの賃貸担当の人に、玄関の扉を少し加工しても良いかを確認しそびれていたので、今回も椅子の上に置いているのである。
イズミが家に入り扉を閉めると、既に男神様と魔王様が椅子に座り酒を飲む準備を完了の状態だった。
「お早いですね」
「酒盛りを楽しんでいるのもあるが、お主は帝国兵を叩きに行くのだろう?その話も少しだけしておこうと思ってな」
男神様…ゼアスと名乗っている…は少しだけ真面目な顔をすると、右手から美しい加工をされている宝石のような物を取り出すと、淡く光りだした。
「レウケちゃん、聞こえる?」
「…聞こえる。なんの用」
「今お主を苛立たせている帝国兵を始末しようとしている男の所にいるのだが、何か話をしておく事はあるかい?」
「人間?」
「そう、外から来た人間。あの酒の出処だな」
どうやら神々の間でも精霊達の間でも、異世界の酒の出処として認識されているようだ。
「人間、良く聞いて。あの外道共は水の流れを手中に収めようとして、地形を改造してる。深く掘って水を貯めるつもりみたい」
「ダムみたいなものですかね」
「多分。そして掘り進めると地下に眠る『ある魔物』を目覚めさせてしまう可能性がある。だから梅雨が明ける迄に外道共を全員処理して」
「全員処理するのは良いですが、処理の方法は問わないと言う事で問題ありませんか?」
「問題無い。貴方が処理したら後始末をする者を送るから」
どうやら黒い狼の出番が来るようだ。
また何かご馳走してあげるべきだろうか。
「ある魔物とは?」
「人間が知る必要は特に無いけれど、強いて言うなら巨大トカゲね。目覚めると火山は噴火させるわ水源は枯らすわ、ありとあらゆる物を食べ尽くす勢いで暴れるわで大変なのよ。目覚める前に外道共を始末して」
「分かりました。なるべく早い方が良いですよね」
「勿論」
イズミは少し考え込むと、男神様に相談する。
「男神様、4回目の酒盛りと5回目の酒盛りの間のスパンを伸ばしても良いですか?」
「具体的には何日だ?」
「3日後から6日後にしたいです。そのの6日間の間に帝国兵の始末をしたいと思います」
「その程度であれば何の問題は無いな、帝国兵との戦闘はブラックドラゴンも感知するだろうから、我が一声掛けておくとしよう」
「助かります」
そこまで話を進めておいて、イズミはふと気になった事があったので質問をする。
「レウケ様…でしたね。2つほど確認をさせて頂きたいのですが」
「…良いわよ」
レウケは口調からして苛立っているのが分かる。
「ありがとうございます。1つ目ですが、レウケ様が苛立っている理由は、その巨大トカゲの魔物のせいなのでしょうか?」
「巨大トカゲは遠因、私の管理する水源が汚されるのが気に入らない。私の責任問題になるし、外道共の処理を私が直接手を下すのは本当に不愉快極まりない。トカゲが目覚めたら他の女神達にも迷惑がかかる」
「成る程、では2つ目の確認です。帝国兵が地形を改造していますが、私には元に戻す力はありません。その点はどうご対応する想定でしょうか?」
確認と言うかほぼ質問だったが、イズミが聞くと暫しの沈黙があった。
「…調整した。外道共が消え去ったら、あの地域を拠点としている魔族が100年程見守る、変えられた地形がどう変化してゆくのかも観察してもらう」
「分かりました、では私は純粋に帝国兵の始末に専念しますね」
「あと、異世界の人間に頼みがある」
レウケは男神様に何かを渡したのか、男神の左手から胡桃のような物を出させている。
「外道共の始末が終わったら、その実を現地で砕くか破壊して」
「分かりました…理由は聞かないでおきますね」
「それが身のため」
「破壊方法は…」
「何でも良い」
胡桃のような実を受け取ったイズミはショルダーバッグに収納する。
「じゃ、よろしく…そこの獣人、名前は?」
唐突に話を振られたベリアは少し声が裏返りつつ、自分の名前を告げる。
「え!べ、ベリアです」
「貴方の手伝うのね?始末をよろしく」
「分かりました!」
その返事を聞いたレウケは通信を切ったのか、男神の持つ宝石の光が消えた。
「さて、面倒な話は終いにして。酒を飲むとするか」
男神が酒棚にある1本を指差すと飲みたい酒の瓶が光り、スタンバイしていたメーレルが瓶を取って飲み方の確認をする。
「ロックで飲んでみよう」
「かしこまりました。魔王様は何をお飲みになりますか?」
「我はその酒の水割りにでもしよう」
メーレルは手際良く酒を作ると、男神様と魔王様の前に置いた。
こうして3回目の酒盛りが始まるのであった。
「Sランク冒険者のベリアじゃないのか?」
「キマイラ殺しとか、クラーケンハンターとか呼ばれてるってさ!酷くないか!?」
家に到着した2人が軽めの昼食を食べていると、ベリアは武器屋で教えてもらった話をイズミに愚痴っている。
まだ昼の鐘はなっていないので、メーレルは来ていない。
「どっちもまあ、事実ではあるよな」
「イズミだって結構攻撃を与えてたのにな、そんな異名もついてない」
「俺は冒険者じゃないし、貴族ともなるべく関わらない生活スタイルにしてるし」
「ま、イズミは異名は無いけど怪しい人扱いはされてるから、似たようなもんか」
イズミがコーンポタージュの粉を混ぜていると、ベリアも欲しそうにしていたので準備をする。
美味しい料理は1人で食べるよりも、2人で食べた方が美味しさが何割増しかにはなるのだ。
「キマイラ殺しのベリア、か」
「なんかその異名は首筋がゾワゾワするぜ」
「ケルベロス殺しとかも追加されるかもな」
「…うわぁ、あり得そう」
「何時かはドラゴン殺しのベリアとか呼ばれてそうだよな」
「戦いたいとは思わないぞ」
ベリアはそう言いはするが、ドラゴン側から攻撃を仕掛けられたら対応せざるを得ない。
「そうは言っても俺は一度、一人旅をしてる時に下位のドラゴンに目を付けられて戦闘になってる」
「今度イズミが帝国兵と戦うのも、近くにはブラックドラゴンが居るって話だし…流石にブラックドラゴン相手は厳しいだろ」
「戦いたくは無いな。まず対話が出来るのかどうかの確認が最初かな。無理そうなら酒でも置いて逃げよう」
「酒って」
イズミの思考回路をイマイチ理解出来ていないベリアだったが、渡されたコーンポタージュを飲んで一息ついた。
遠くで鐘の音が鳴っている事に気付き、そろそろ酒盛りの段取りを始める時間だと分かった。
「さてベリア、鐘も鳴ったし酒盛りの準備だ」
「おう!今日はどんな酒盛りになるのやら」
昼食の片付けをしてから掃除をして、メーレルが到着してから改めて酒盛りの打ち合わせをする。
「イズミ様、ご依頼のドライフルーツやドリンク類です。前回も好評でした軽食やケーキも、少し多めに持ってきました」
「ありがとうございます。これが無いと口が寂しいんですよね」
準備を終えてメーレルの酒確認を済んだ所で、イズミは外に置いている椅子に金の装飾を置いた。
商人ギルドの賃貸担当の人に、玄関の扉を少し加工しても良いかを確認しそびれていたので、今回も椅子の上に置いているのである。
イズミが家に入り扉を閉めると、既に男神様と魔王様が椅子に座り酒を飲む準備を完了の状態だった。
「お早いですね」
「酒盛りを楽しんでいるのもあるが、お主は帝国兵を叩きに行くのだろう?その話も少しだけしておこうと思ってな」
男神様…ゼアスと名乗っている…は少しだけ真面目な顔をすると、右手から美しい加工をされている宝石のような物を取り出すと、淡く光りだした。
「レウケちゃん、聞こえる?」
「…聞こえる。なんの用」
「今お主を苛立たせている帝国兵を始末しようとしている男の所にいるのだが、何か話をしておく事はあるかい?」
「人間?」
「そう、外から来た人間。あの酒の出処だな」
どうやら神々の間でも精霊達の間でも、異世界の酒の出処として認識されているようだ。
「人間、良く聞いて。あの外道共は水の流れを手中に収めようとして、地形を改造してる。深く掘って水を貯めるつもりみたい」
「ダムみたいなものですかね」
「多分。そして掘り進めると地下に眠る『ある魔物』を目覚めさせてしまう可能性がある。だから梅雨が明ける迄に外道共を全員処理して」
「全員処理するのは良いですが、処理の方法は問わないと言う事で問題ありませんか?」
「問題無い。貴方が処理したら後始末をする者を送るから」
どうやら黒い狼の出番が来るようだ。
また何かご馳走してあげるべきだろうか。
「ある魔物とは?」
「人間が知る必要は特に無いけれど、強いて言うなら巨大トカゲね。目覚めると火山は噴火させるわ水源は枯らすわ、ありとあらゆる物を食べ尽くす勢いで暴れるわで大変なのよ。目覚める前に外道共を始末して」
「分かりました。なるべく早い方が良いですよね」
「勿論」
イズミは少し考え込むと、男神様に相談する。
「男神様、4回目の酒盛りと5回目の酒盛りの間のスパンを伸ばしても良いですか?」
「具体的には何日だ?」
「3日後から6日後にしたいです。そのの6日間の間に帝国兵の始末をしたいと思います」
「その程度であれば何の問題は無いな、帝国兵との戦闘はブラックドラゴンも感知するだろうから、我が一声掛けておくとしよう」
「助かります」
そこまで話を進めておいて、イズミはふと気になった事があったので質問をする。
「レウケ様…でしたね。2つほど確認をさせて頂きたいのですが」
「…良いわよ」
レウケは口調からして苛立っているのが分かる。
「ありがとうございます。1つ目ですが、レウケ様が苛立っている理由は、その巨大トカゲの魔物のせいなのでしょうか?」
「巨大トカゲは遠因、私の管理する水源が汚されるのが気に入らない。私の責任問題になるし、外道共の処理を私が直接手を下すのは本当に不愉快極まりない。トカゲが目覚めたら他の女神達にも迷惑がかかる」
「成る程、では2つ目の確認です。帝国兵が地形を改造していますが、私には元に戻す力はありません。その点はどうご対応する想定でしょうか?」
確認と言うかほぼ質問だったが、イズミが聞くと暫しの沈黙があった。
「…調整した。外道共が消え去ったら、あの地域を拠点としている魔族が100年程見守る、変えられた地形がどう変化してゆくのかも観察してもらう」
「分かりました、では私は純粋に帝国兵の始末に専念しますね」
「あと、異世界の人間に頼みがある」
レウケは男神様に何かを渡したのか、男神の左手から胡桃のような物を出させている。
「外道共の始末が終わったら、その実を現地で砕くか破壊して」
「分かりました…理由は聞かないでおきますね」
「それが身のため」
「破壊方法は…」
「何でも良い」
胡桃のような実を受け取ったイズミはショルダーバッグに収納する。
「じゃ、よろしく…そこの獣人、名前は?」
唐突に話を振られたベリアは少し声が裏返りつつ、自分の名前を告げる。
「え!べ、ベリアです」
「貴方の手伝うのね?始末をよろしく」
「分かりました!」
その返事を聞いたレウケは通信を切ったのか、男神の持つ宝石の光が消えた。
「さて、面倒な話は終いにして。酒を飲むとするか」
男神が酒棚にある1本を指差すと飲みたい酒の瓶が光り、スタンバイしていたメーレルが瓶を取って飲み方の確認をする。
「ロックで飲んでみよう」
「かしこまりました。魔王様は何をお飲みになりますか?」
「我はその酒の水割りにでもしよう」
メーレルは手際良く酒を作ると、男神様と魔王様の前に置いた。
こうして3回目の酒盛りが始まるのであった。
31
あなたにおすすめの小説
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる