612 / 624
第二十八章 梅雨が明けるまで
第五百九十七話 メンテナンスしておこう
しおりを挟む
イズミは現在、1人で黙々とブレスレット作りに没頭している。
運動不足解消のトレーニングを終わらせ、夕食を食べ終えてからは工作の時間になるのだ。
ここ数日で下準備は終わらせているので、今は頼まれた配置で繋げる作業をしている真っ最中なのである。
この手の作業は始めてみると案外ハマるものであり、熟れてくると最初期に作っていたブレスレットに対して気になる所が出て来てしまうのが難儀な所かもしれない。
まだ時間があるからとやり直しを考えてしまうのだ。
それを始めてしまうと作業の終わりが遠ざかるどころか、終わりが見えなくなってしまうので何処かで見切りをつけるのが大切になる。
「…よし、今日はこの辺で終わりにするか」
シンプルな配列のブレスレットを小サイズを指定数作り終えたイズミは、使わなくなった革紐で一括りにしてからショルダーバッグに収納する。
使い終えた工具を乾いた布で軽く拭いてから箱に仕舞い、同じくショルダーバッグに収納した。
腕時計を確認すると時刻は夜の9時を過ぎる所だったが、まだ睡魔も来ていないので軽く武器のクリーニングをする事に決めた。
帝国兵の拠点を襲撃したサンダーブレード作戦以降きちんとした分解清掃は出来ていないので、梅雨明け迄にしっかりとクリーニングをしなければならない。
アイテムボックス機能には時間経過が無効化される恩恵があるので大変助かっているが、だからといってクリーニングやメンテナンスを怠る事はご法度なのだ。
イズミは2丁拳銃を実体化させると、弾を抜いてから簡易分解を始める。
今日はこの2丁拳銃を清掃し、明日は44マグナムとバックサイドのリボルバーを清掃、その後は長物の清掃をしようと算段をつけた。
44マグナム弾の威力に近い強装弾を発射させる都合上、実銃の重量の約2倍になってしまった45口径オートマチックはその素材を鉄とアダマンタイトの合金へと変更されている。
スライドストップを外してスライドを引き抜き青味がかったバレルを取り出すと、このバレル単体でも重量感があった。
「最初に実体化した時とは別物だな」
クリーニング用の工具箱を取り出してバレル内部を清掃すると、思っていたよりも汚れていたので気持ち多めに拭き取りをする。
その後もスライド側を分解して清掃をしたら、次はフレーム側も清掃をする。
木製のグリップを取り外して内部状況を確認出来るようにしてから、細かなパーツが何処かへ飛んで行かないように注意しながら分解をする。
小さなバネやスプリングが床に落ちたら、探すのはとても大変なのだ。
2丁拳銃の分解清掃を終えると初弾を装填してから10連マガジンを挿し込み、セイフティを掛けてからホルスターに仕舞うと軽く念じただけで一瞬で消えてしまった。
消えている状態だと何故か重量も全く感じない仕様になっており、つくづく魔法の便利さに驚くばかりである。
そうは言っても全て魔王様セッティングなので、今後自分で何か出来る余地は無いが。
夜になってもグラテミアとの相談の日時の件で話が来ていないので、グラテミア側にて都合が合わず調整中なのだろうと思いながら寝支度を始める。
翌朝。
イズミが目覚めると何故か隣にオリヴィアが眠っていた。
寝ぼけてなにかしたのかと不安になり、念の為に自身の服装を確認するも特に乱れた形跡は無い。
「…オリヴィア、何をしてるんだ?」
「おはようイズミ…一緒に朝食でもと思って来てみたら、まだ寝てたからアタシも二度寝しようかと」
ベッドから身を起こしたオリヴィアは、何も身につけておらず生まれたままの姿に見える。
「服はどうした?」
「そこ」
オリヴィアが指差した先にあるテーブルの上に、オリヴィアの衣服が置かれている。
「あの服ではベッドじゃ寝難くてね」
「そう言う問題か?起こしに来たなら、普通に起こせば良かったのに」
「それはそれで面白くないし」
オリヴィアの判断基準はよく分からないが、目が覚めたので起き出して水分補給をしてからテーブルに置いていた腕時計を確認する。
まだ午前7時を僅かに過ぎた所だった。
「オリヴィア。何時頃起こしに来たんだ?」
「日の出くらい」
「早くないか」
「ベリアさんと同じくらいだけど」
オリヴィアが言うには、ベリアは日の出と共に起きだすと身体の慣らしをして、朝食を食べて冒険者ギルドへと出掛けたそうだ。
「イズミは寝相は良いけど、朝に弱いのかい?」
「苦手ではある。寒いとキツいし」
「そうだねぇ、ヒュミトールは冷えるからね」
そう言ってベッドから出て来たオリヴィアは、本当に一糸纏わぬ姿だった。
「寒くないのか?」
「まずそれかい…特には。この前話をしてたピアス、今の内に交換してくれない?」
オリヴィアは自分の秘部を一切隠す素振りも見せずに椅子へと座ると、足を組んで椅子の背に身体を預け乳頭に付いているリング状のピアスを外しやすいように突き出した。
「確かバーベル…棒状のタイプにするんだったな」
「そうそう。このピアスも気に入ってるけど、あの服にはそのバーベル?ってピアスの方が似合ってると思って」
「分かった、じゃあ交換するぞ。このピアスの脱着は簡単だから、気分で別パーツに変えるのも容易なんだ」
「簡単なら覚えやすいけど、出来ればイズミに交換して欲しいな。そうでもしないと中々アタシに触れてくれないし」
2つのリングピアスを外し終えたイズミを抱きしめたオリヴィアが、少し不機嫌そうな口調で不満を述べた。
オリヴィアとしてはもう少し、日常生活の中にもスキンシップが欲しかったのかもしれない。
「すまんすまん、旅路でそんな習慣が無くてな…今後は努力しよう」
バーベルピアスの脱着方法を教えながら付け終えたイズミは、装着感の確認の為に夜にも確認をすると話をする。
擦れると地味に痛いし、敏感な部分は治りも遅いのだ。
オリヴィアはまだ少し不満気な表情だったが、衣服を身に纏いイズミと一緒に朝食を取りに食堂へと行くのだった。
運動不足解消のトレーニングを終わらせ、夕食を食べ終えてからは工作の時間になるのだ。
ここ数日で下準備は終わらせているので、今は頼まれた配置で繋げる作業をしている真っ最中なのである。
この手の作業は始めてみると案外ハマるものであり、熟れてくると最初期に作っていたブレスレットに対して気になる所が出て来てしまうのが難儀な所かもしれない。
まだ時間があるからとやり直しを考えてしまうのだ。
それを始めてしまうと作業の終わりが遠ざかるどころか、終わりが見えなくなってしまうので何処かで見切りをつけるのが大切になる。
「…よし、今日はこの辺で終わりにするか」
シンプルな配列のブレスレットを小サイズを指定数作り終えたイズミは、使わなくなった革紐で一括りにしてからショルダーバッグに収納する。
使い終えた工具を乾いた布で軽く拭いてから箱に仕舞い、同じくショルダーバッグに収納した。
腕時計を確認すると時刻は夜の9時を過ぎる所だったが、まだ睡魔も来ていないので軽く武器のクリーニングをする事に決めた。
帝国兵の拠点を襲撃したサンダーブレード作戦以降きちんとした分解清掃は出来ていないので、梅雨明け迄にしっかりとクリーニングをしなければならない。
アイテムボックス機能には時間経過が無効化される恩恵があるので大変助かっているが、だからといってクリーニングやメンテナンスを怠る事はご法度なのだ。
イズミは2丁拳銃を実体化させると、弾を抜いてから簡易分解を始める。
今日はこの2丁拳銃を清掃し、明日は44マグナムとバックサイドのリボルバーを清掃、その後は長物の清掃をしようと算段をつけた。
44マグナム弾の威力に近い強装弾を発射させる都合上、実銃の重量の約2倍になってしまった45口径オートマチックはその素材を鉄とアダマンタイトの合金へと変更されている。
スライドストップを外してスライドを引き抜き青味がかったバレルを取り出すと、このバレル単体でも重量感があった。
「最初に実体化した時とは別物だな」
クリーニング用の工具箱を取り出してバレル内部を清掃すると、思っていたよりも汚れていたので気持ち多めに拭き取りをする。
その後もスライド側を分解して清掃をしたら、次はフレーム側も清掃をする。
木製のグリップを取り外して内部状況を確認出来るようにしてから、細かなパーツが何処かへ飛んで行かないように注意しながら分解をする。
小さなバネやスプリングが床に落ちたら、探すのはとても大変なのだ。
2丁拳銃の分解清掃を終えると初弾を装填してから10連マガジンを挿し込み、セイフティを掛けてからホルスターに仕舞うと軽く念じただけで一瞬で消えてしまった。
消えている状態だと何故か重量も全く感じない仕様になっており、つくづく魔法の便利さに驚くばかりである。
そうは言っても全て魔王様セッティングなので、今後自分で何か出来る余地は無いが。
夜になってもグラテミアとの相談の日時の件で話が来ていないので、グラテミア側にて都合が合わず調整中なのだろうと思いながら寝支度を始める。
翌朝。
イズミが目覚めると何故か隣にオリヴィアが眠っていた。
寝ぼけてなにかしたのかと不安になり、念の為に自身の服装を確認するも特に乱れた形跡は無い。
「…オリヴィア、何をしてるんだ?」
「おはようイズミ…一緒に朝食でもと思って来てみたら、まだ寝てたからアタシも二度寝しようかと」
ベッドから身を起こしたオリヴィアは、何も身につけておらず生まれたままの姿に見える。
「服はどうした?」
「そこ」
オリヴィアが指差した先にあるテーブルの上に、オリヴィアの衣服が置かれている。
「あの服ではベッドじゃ寝難くてね」
「そう言う問題か?起こしに来たなら、普通に起こせば良かったのに」
「それはそれで面白くないし」
オリヴィアの判断基準はよく分からないが、目が覚めたので起き出して水分補給をしてからテーブルに置いていた腕時計を確認する。
まだ午前7時を僅かに過ぎた所だった。
「オリヴィア。何時頃起こしに来たんだ?」
「日の出くらい」
「早くないか」
「ベリアさんと同じくらいだけど」
オリヴィアが言うには、ベリアは日の出と共に起きだすと身体の慣らしをして、朝食を食べて冒険者ギルドへと出掛けたそうだ。
「イズミは寝相は良いけど、朝に弱いのかい?」
「苦手ではある。寒いとキツいし」
「そうだねぇ、ヒュミトールは冷えるからね」
そう言ってベッドから出て来たオリヴィアは、本当に一糸纏わぬ姿だった。
「寒くないのか?」
「まずそれかい…特には。この前話をしてたピアス、今の内に交換してくれない?」
オリヴィアは自分の秘部を一切隠す素振りも見せずに椅子へと座ると、足を組んで椅子の背に身体を預け乳頭に付いているリング状のピアスを外しやすいように突き出した。
「確かバーベル…棒状のタイプにするんだったな」
「そうそう。このピアスも気に入ってるけど、あの服にはそのバーベル?ってピアスの方が似合ってると思って」
「分かった、じゃあ交換するぞ。このピアスの脱着は簡単だから、気分で別パーツに変えるのも容易なんだ」
「簡単なら覚えやすいけど、出来ればイズミに交換して欲しいな。そうでもしないと中々アタシに触れてくれないし」
2つのリングピアスを外し終えたイズミを抱きしめたオリヴィアが、少し不機嫌そうな口調で不満を述べた。
オリヴィアとしてはもう少し、日常生活の中にもスキンシップが欲しかったのかもしれない。
「すまんすまん、旅路でそんな習慣が無くてな…今後は努力しよう」
バーベルピアスの脱着方法を教えながら付け終えたイズミは、装着感の確認の為に夜にも確認をすると話をする。
擦れると地味に痛いし、敏感な部分は治りも遅いのだ。
オリヴィアはまだ少し不満気な表情だったが、衣服を身に纏いイズミと一緒に朝食を取りに食堂へと行くのだった。
31
あなたにおすすめの小説
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる