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第十六章 犯罪組織を追え
第二百十五話 また厄介事かもしれない
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翌朝。
イズミがコーヒーを作っていると、フラウリアが馬車置場へやって来た。
「私達は明日出発しますので、此方をお渡ししておきますね」
イズミが受け取ったそれは、名刺サイズの金属板だった。
綺麗に文字と紋章が彫られており、四隅に魔石のような物があしらわれている。
「それを衛兵や貴族に掲示して下さい。何かあれば、直ぐに私達や同盟関係にある者達が協力してくれますわ」
そう言ったフラウリアが、イズミの側へ近寄ると小声で付け加えた。
「私達との魔法通信も出来る代物ですので、共和国内にて怪しい動きを目撃しましたら、ご連絡頂けると助かります。使い方は、右上の魔石に触れるだけですので」
「ありがとうごさいます。何かありましたら、そうしますね」
受け取ったカードを一旦マスタングに仕舞うと、グラテミア達へ一足先に火山地帯へ出発すると話しに向かった。
その後、火山地帯へ出発の挨拶をグラテミア達に済ませたイズミは、早朝からマスタングでまったりと走っている。
トレットやカーネリアとは別行動になったからか、ここ暫くあった緊張感からの解放されて気分が良い。
ベリアも飲み過ぎに注意していたのか、今日は酔いも残っておらず気分良く窓の外を眺めている。
そんなまったりとした旅路が続けば良いと思い始めた2日目、マスタングのセンサーに変な反応があった。
「マスター。20km先にある廃墟に魔法反応があります」
「この間みたいなのか?」
「違います。魔法で隠匿されておりますが、反応の範囲が広く、人も多いです」
マスタングのモニターにて場所を確認する。
広大な森林地帯の一角、通りからは外れた場所にポイントがされている。
人数は大まかだが、確認出来るだけでも20は居る。
「普通なら、こんな所に拠点を作るか?」
「魔法で隠れるように?違和感しかないな」
イズミとベリアは意見を纏めると、早速フラウリアから受け取ったカードを利用する事にした。
使い方のおさらいと、黙っておくのも良くないと判断した為である。
「あー、こちらイズミです。どなたか聞こえますか?どうぞ」
こんな感じでよいのだろうか?
疑問に思っているとカードの左側にある魔石が光り、フラウリアの声が聞こえてきた。
「フラウリアです、聞こえています。何かありました?」
フラウリアは卵と一緒の行動では無いようで、自室にいるから対応が出来ると教えてくれた。
「森林地帯にある廃墟に隠匿の魔法らしき反応と、複数…20名以上の魔法反応を探知したのですが」
「どの辺りですか?」
イズミとベリアが地図とモニターを比較しながら、何とか場所を伝える。
「よく気付かれましたね。その辺りの廃墟群は、既に所有者もおりません」
「卵の移送は始まりましたか?」
「ええ。先程出発しましたわ」
目的地が一緒ならば、移動ルートも同じ可能性がある。
事前に調べておいても損は無いだろう。
「ちょいと探りを入れてみますか」
「…少しお時間を頂けます?」
フラウリアがそう言って通信を切ると、マスタングの前に魔法陣が浮かび上がる。
その魔法陣からフラウリアが現れた。
「お待たせしました」
アーリアの転移魔法みたいにすっと現れたので、イズミとベリアは互いの顔を見る。
フラウリアのフットワークの軽さに驚いていたのだ。
「この転移魔法は1人用です…日常的に使うと叔母様に怒られるので、今回は特別と言う事で」
取り敢えず現状を報告するのと同時に、廃墟群へ近付いて状況の確認をする事にした。
イズミがコーヒーを作っていると、フラウリアが馬車置場へやって来た。
「私達は明日出発しますので、此方をお渡ししておきますね」
イズミが受け取ったそれは、名刺サイズの金属板だった。
綺麗に文字と紋章が彫られており、四隅に魔石のような物があしらわれている。
「それを衛兵や貴族に掲示して下さい。何かあれば、直ぐに私達や同盟関係にある者達が協力してくれますわ」
そう言ったフラウリアが、イズミの側へ近寄ると小声で付け加えた。
「私達との魔法通信も出来る代物ですので、共和国内にて怪しい動きを目撃しましたら、ご連絡頂けると助かります。使い方は、右上の魔石に触れるだけですので」
「ありがとうごさいます。何かありましたら、そうしますね」
受け取ったカードを一旦マスタングに仕舞うと、グラテミア達へ一足先に火山地帯へ出発すると話しに向かった。
その後、火山地帯へ出発の挨拶をグラテミア達に済ませたイズミは、早朝からマスタングでまったりと走っている。
トレットやカーネリアとは別行動になったからか、ここ暫くあった緊張感からの解放されて気分が良い。
ベリアも飲み過ぎに注意していたのか、今日は酔いも残っておらず気分良く窓の外を眺めている。
そんなまったりとした旅路が続けば良いと思い始めた2日目、マスタングのセンサーに変な反応があった。
「マスター。20km先にある廃墟に魔法反応があります」
「この間みたいなのか?」
「違います。魔法で隠匿されておりますが、反応の範囲が広く、人も多いです」
マスタングのモニターにて場所を確認する。
広大な森林地帯の一角、通りからは外れた場所にポイントがされている。
人数は大まかだが、確認出来るだけでも20は居る。
「普通なら、こんな所に拠点を作るか?」
「魔法で隠れるように?違和感しかないな」
イズミとベリアは意見を纏めると、早速フラウリアから受け取ったカードを利用する事にした。
使い方のおさらいと、黙っておくのも良くないと判断した為である。
「あー、こちらイズミです。どなたか聞こえますか?どうぞ」
こんな感じでよいのだろうか?
疑問に思っているとカードの左側にある魔石が光り、フラウリアの声が聞こえてきた。
「フラウリアです、聞こえています。何かありました?」
フラウリアは卵と一緒の行動では無いようで、自室にいるから対応が出来ると教えてくれた。
「森林地帯にある廃墟に隠匿の魔法らしき反応と、複数…20名以上の魔法反応を探知したのですが」
「どの辺りですか?」
イズミとベリアが地図とモニターを比較しながら、何とか場所を伝える。
「よく気付かれましたね。その辺りの廃墟群は、既に所有者もおりません」
「卵の移送は始まりましたか?」
「ええ。先程出発しましたわ」
目的地が一緒ならば、移動ルートも同じ可能性がある。
事前に調べておいても損は無いだろう。
「ちょいと探りを入れてみますか」
「…少しお時間を頂けます?」
フラウリアがそう言って通信を切ると、マスタングの前に魔法陣が浮かび上がる。
その魔法陣からフラウリアが現れた。
「お待たせしました」
アーリアの転移魔法みたいにすっと現れたので、イズミとベリアは互いの顔を見る。
フラウリアのフットワークの軽さに驚いていたのだ。
「この転移魔法は1人用です…日常的に使うと叔母様に怒られるので、今回は特別と言う事で」
取り敢えず現状を報告するのと同時に、廃墟群へ近付いて状況の確認をする事にした。
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