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第十九章 暴力の嵐
第二百七十話 戦闘スタイルの秘密
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「なぁイズミ、素朴な疑問なんだけどさ」
ソフィアへの報告を済ませた後、助手席でまったりとしていたベリアが唐突に質問をしてした。
「イズミは今の戦い方を、何処で学んだんだ?色んな武器を状況によって器用に使い分けてるしさ」
「戦い方?そりゃあれだ、アクション映画だな」
「アクション…映画?」
ベリアの目が点になっているのが分かる。
映画の説明をどうすべきか思案した結果、この世界にもあるだろう劇みたいな物を見て学んだと言った。
「劇ねぇ…アタイは観たことが無いけど、そんな実戦に活用出来る程の劇なんてあるのか?」
「考え方によると思うな、マスタングはどう思う」
イズミがマスタングに話を振ると、あっさりと返事が返って来た。
「説明に難有りです。何か映画等の映像を見せる事が出来れば、話が早いのですが」
「え!?見せてくれるのか?」
マスタングの返事を聞いたベリアの目がグワッと開きモニターへと顔を寄せる。
「流石に無理じゃないかな」
「…そっかぁ」
あからさまにショボンとするベリアを見ていると、なんだか申し訳無い気持ちも芽生えてくる。
「説明ってのは難しいな」
「仮に映画を観れたとして、マスターは観ますか?」
マスタングからの問いに、イズミは一瞬思考が停止した。
「観たら元いた世界が恋しくなるかもしれません」
「…そっちか」
マスタングは映画をベリアに観せる事は出来るが、イズミが観たら辛くなる可能性を考慮していたのだ。
「確かに、それはあるかもしれないけど。こっちの世界の方が気楽だし、今はこの世界の方が好きだな。このファンタジー要素は元いた世界じゃ味わえないしな」
「…かしこまりました」
イズミがそう呟くと、マスタングはしばらく無言になった。
日が暮れ始めたので夜営の準備をしていると、マスタングから報告が入った。
「マスター、スマートフォンから再生可能な動画が見つかりました」
イズミは料理を一旦止めてマスタングに乗り込む。
アクション映画の射撃訓練シーンは多い。
どの映画かを特定するには、その動画を確認する他ない。
深呼吸をしてから、モニターに映る再生ボタンを押した。
結論から言うと、画質は荒いが1本はリボルバーでの射撃訓練シーンをまとめたような動画だった。
ダーティーハリー2の射撃大会のシーン、真夜中の刑事と言う映画での射撃訓練のシーンが映しだされた。
イズミが産まれる前の映画も多く、射撃スタイルも現代のソレとは違うクラシックなものだ。
イズミは懐かしさを感じながらも、元いた世界が恋しくなる事は無かった。
これには当の本人も若干困惑した。
「イズミ、何してるんだ?」
「あぁ、マスタングが見れそうな資料を見つけてくれてな」
「アクション映画ってヤツか!」
「それの一部だな」
ベリアが助手席のドアを開けて乗り込むと、マスタングが映像を再生させる。
1本目の動画も途中までしか確認出来ていないが、イズミは中断していた料理をすべく焚き火へと戻る。
「…確かに、イズミの戦い方と被る所がある。ソックリなのもあったな」
動画を見終え、イズミが用意したスープを飲み身体を温めたベリアが言った。
「でも、あんなに沢山は攻撃しないよな」
「沢山?相手によるだろ。キメラ相手にはかなり撃ち込んでたし」
「あのデカい武器でだろ?アタイが言ってるのは、いつも片手で使ってるような武器の方」
どうやらベリアはイズミが確認していない動画までちゃっかり見たらしい。
「テーブルの下から1人に対して何回も攻撃してたぞ」
「…もしかしてだが、攻撃していた男は薄着だったか?」
「あぁ、途中で上半身は裸になるし何故か裸足だった。凄い炎魔法の爆発から逃げるのに、物凄く高い所から飛び降りるなんて凄い男も居るんだな。特にあのボヤきは癖になる」
思い当たる作品が直ぐに浮かんで来たので、マスタングへと目をやる。
「まさかダイハードか?」
「マスター、45では不満ですか」
「ベレッタの装弾数との差は無視出来んだろ」
「威力不足です」
「バラ撒きも戦術として有効だと思うけどな」
後で動画をしっかりと確認しようと思いながら、イズミは自分用の器にスープを注いだ。
ソフィアへの報告を済ませた後、助手席でまったりとしていたベリアが唐突に質問をしてした。
「イズミは今の戦い方を、何処で学んだんだ?色んな武器を状況によって器用に使い分けてるしさ」
「戦い方?そりゃあれだ、アクション映画だな」
「アクション…映画?」
ベリアの目が点になっているのが分かる。
映画の説明をどうすべきか思案した結果、この世界にもあるだろう劇みたいな物を見て学んだと言った。
「劇ねぇ…アタイは観たことが無いけど、そんな実戦に活用出来る程の劇なんてあるのか?」
「考え方によると思うな、マスタングはどう思う」
イズミがマスタングに話を振ると、あっさりと返事が返って来た。
「説明に難有りです。何か映画等の映像を見せる事が出来れば、話が早いのですが」
「え!?見せてくれるのか?」
マスタングの返事を聞いたベリアの目がグワッと開きモニターへと顔を寄せる。
「流石に無理じゃないかな」
「…そっかぁ」
あからさまにショボンとするベリアを見ていると、なんだか申し訳無い気持ちも芽生えてくる。
「説明ってのは難しいな」
「仮に映画を観れたとして、マスターは観ますか?」
マスタングからの問いに、イズミは一瞬思考が停止した。
「観たら元いた世界が恋しくなるかもしれません」
「…そっちか」
マスタングは映画をベリアに観せる事は出来るが、イズミが観たら辛くなる可能性を考慮していたのだ。
「確かに、それはあるかもしれないけど。こっちの世界の方が気楽だし、今はこの世界の方が好きだな。このファンタジー要素は元いた世界じゃ味わえないしな」
「…かしこまりました」
イズミがそう呟くと、マスタングはしばらく無言になった。
日が暮れ始めたので夜営の準備をしていると、マスタングから報告が入った。
「マスター、スマートフォンから再生可能な動画が見つかりました」
イズミは料理を一旦止めてマスタングに乗り込む。
アクション映画の射撃訓練シーンは多い。
どの映画かを特定するには、その動画を確認する他ない。
深呼吸をしてから、モニターに映る再生ボタンを押した。
結論から言うと、画質は荒いが1本はリボルバーでの射撃訓練シーンをまとめたような動画だった。
ダーティーハリー2の射撃大会のシーン、真夜中の刑事と言う映画での射撃訓練のシーンが映しだされた。
イズミが産まれる前の映画も多く、射撃スタイルも現代のソレとは違うクラシックなものだ。
イズミは懐かしさを感じながらも、元いた世界が恋しくなる事は無かった。
これには当の本人も若干困惑した。
「イズミ、何してるんだ?」
「あぁ、マスタングが見れそうな資料を見つけてくれてな」
「アクション映画ってヤツか!」
「それの一部だな」
ベリアが助手席のドアを開けて乗り込むと、マスタングが映像を再生させる。
1本目の動画も途中までしか確認出来ていないが、イズミは中断していた料理をすべく焚き火へと戻る。
「…確かに、イズミの戦い方と被る所がある。ソックリなのもあったな」
動画を見終え、イズミが用意したスープを飲み身体を温めたベリアが言った。
「でも、あんなに沢山は攻撃しないよな」
「沢山?相手によるだろ。キメラ相手にはかなり撃ち込んでたし」
「あのデカい武器でだろ?アタイが言ってるのは、いつも片手で使ってるような武器の方」
どうやらベリアはイズミが確認していない動画までちゃっかり見たらしい。
「テーブルの下から1人に対して何回も攻撃してたぞ」
「…もしかしてだが、攻撃していた男は薄着だったか?」
「あぁ、途中で上半身は裸になるし何故か裸足だった。凄い炎魔法の爆発から逃げるのに、物凄く高い所から飛び降りるなんて凄い男も居るんだな。特にあのボヤきは癖になる」
思い当たる作品が直ぐに浮かんで来たので、マスタングへと目をやる。
「まさかダイハードか?」
「マスター、45では不満ですか」
「ベレッタの装弾数との差は無視出来んだろ」
「威力不足です」
「バラ撒きも戦術として有効だと思うけどな」
後で動画をしっかりと確認しようと思いながら、イズミは自分用の器にスープを注いだ。
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