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第二十一章 武器が出来るまで
第三百十五話 そのラミア、脳筋につき
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冒険者ギルドの建物前にマスタングを停めたイズミは、すぐ近くにあった飯屋のモーニングをテイクアウトで頼み、ベリアが戻って来るのを待つ。
人数分のモーニングを受け取り支払いを済ませると、小走りでマスタングへと戻る。
モーニングは硬めなベーグルに野菜と肉を挟んだ物で、飲み物が欲しくなる味の濃さがあった。
この味の濃さは朝一番で食べるには少し強く感じるが、この町の気候としては丁度良いのかもしれない。
「エレノアさんの分も買ったのですが、もう朝食は済んでました?」
「いや大丈夫、食べれる」
笑顔でモーニングを受け取ったエレノアは、大きく齧り付くとペロリと平らげてしまった。
イズミもまったりと食事をしていると、ギルドからベリアが戻って来た。
何故かエルフ族の男性を1人連れて。
「いや~、ギルド長がスタンピードとの関係性を調査したいからって、副ギルド長を同行させて欲しいって言われて」
「無理を言っていまい申し訳ありません。ヒュミトールの冒険者ギルドにて副ギルド長をしております、マンシュタインと申します」
整った顔立ちに短髪のオールバックな金髪が凛々しさを押し出している、色白なエルフ族だった。
身のこなしも隙が無い、一目で敵にするのは危険だと分かる男だった。
「…イズミです。どうぞよろしく」
挨拶だけ交わしたイズミは、マスタングに許可を取りマンシュタインを後部座席に乗せた。
「エレノア様、お久しゅう御座います」
「止めてよマンシュタイン、偶に訓練で相手してあげてるでしょ」
どうやら2人は知り合いのようなので、
問題無いと判断してイズミはマスタングに乗り込んだ。
ゴーレムが居るとされる場所はヒュミトールとは地盤が別のような岩肌が露出しており、徒歩移動なら足腰が悲鳴を上げる過酷な地帯だった。
「…マスター、対象に接近しました。周囲の警戒をして下さい」
「分かった。皆、戦闘準備を頼みます」
イズミはシートベルトを外すと、ショルダーバッグからグレネードランチャーを取り出して戦闘に備える。
マスタングを停車して後部座席の2人を降ろすと、イズミ以外の3人は直ぐにゴーレムの居場所を察知した。
「あっちだな」
「…もう気付かれてるな」
ベリアとマンシュタインが距離を取ってにじり寄ると、ゴーレムが姿を現した。
「敵の居場所を察知出来るって凄いよな…思ってたよりデカくないか?」
「アタシもビックリだ」
目の前に体長10mはあろうかと言う、巨大なゴーレムがやって来たのだ。
「せい!」
ベリアとマンシュタインは素早く武器を構えると、ゴーレムの腕を一撃で斬り落とした。
ベリアは風魔法を使い、マンシュタインは剣で直接斬り落としたのだ。
ゴーレムは悲鳴1つ上げずに、空洞だった目を光らせてイズミ達を捕捉する。
地面に落ちた両腕が突然浮かぶと、ゴーレムに接合されてしまった。
「一旦引こう!」
「…それが良さそうだ」
素早くマスタングの元へ戻って来た2人だったが、マンシュタインの表情が暗い。
「あのゴーレムは厄介ですね…一撃で刃毀れしました」
「迂闊だねマンシュタイン、ゴーレムは核を破壊しないとジリ貧になるよ」
ケロッとした表情のエレノアが注意すると、マンシュタインは苦笑いを浮かべながら答える。
「あの巨大なゴーレムの核を初手の一撃で破壊出来るのは、ヒュミトールではエレノア様くらいですよ」
イマイチ緊張感を感じない会話を聞いていたイズミだったが、近付くゴーレムの足に向けてグレネードランチャーを撃ち込んだ。
「…少しズレたな」
ゴーレムは足を破壊され倒れはしたが、直ぐに起き出してしまった。
命中したのは、膝関節部分の少し下だった。
「面白い攻撃だね。狙いがちょっと甘いかな」
「精進します」
グレネードランチャーに次弾を装填したイズミが再度撃ち込もうとしたら、エレノアに止められた。
「アタシもちょっとゴーレムに攻撃しても良い?どのくらい硬いのか気になるし」
「分かった」
エレノアはラミア族の姿のまま勢い良く突撃すると、素手でゴーレムを殴り飛ばした。
「ありゃりゃ、これは硬いね!」
ゴーレムにはしっかりと凹みやヒビ割れがあるが、核の破壊までは出来なかったようだ。
瞬く間に凹みも綺麗に修復され、ゴーレムは何事も無かったかのように起き上がる。
「エレノアさん、アレを試すのでしょう?」
「そうだった」
ナックルダスターを装着したエレノアが、軽く構えてゴーレムに狙いを定めた。
人数分のモーニングを受け取り支払いを済ませると、小走りでマスタングへと戻る。
モーニングは硬めなベーグルに野菜と肉を挟んだ物で、飲み物が欲しくなる味の濃さがあった。
この味の濃さは朝一番で食べるには少し強く感じるが、この町の気候としては丁度良いのかもしれない。
「エレノアさんの分も買ったのですが、もう朝食は済んでました?」
「いや大丈夫、食べれる」
笑顔でモーニングを受け取ったエレノアは、大きく齧り付くとペロリと平らげてしまった。
イズミもまったりと食事をしていると、ギルドからベリアが戻って来た。
何故かエルフ族の男性を1人連れて。
「いや~、ギルド長がスタンピードとの関係性を調査したいからって、副ギルド長を同行させて欲しいって言われて」
「無理を言っていまい申し訳ありません。ヒュミトールの冒険者ギルドにて副ギルド長をしております、マンシュタインと申します」
整った顔立ちに短髪のオールバックな金髪が凛々しさを押し出している、色白なエルフ族だった。
身のこなしも隙が無い、一目で敵にするのは危険だと分かる男だった。
「…イズミです。どうぞよろしく」
挨拶だけ交わしたイズミは、マスタングに許可を取りマンシュタインを後部座席に乗せた。
「エレノア様、お久しゅう御座います」
「止めてよマンシュタイン、偶に訓練で相手してあげてるでしょ」
どうやら2人は知り合いのようなので、
問題無いと判断してイズミはマスタングに乗り込んだ。
ゴーレムが居るとされる場所はヒュミトールとは地盤が別のような岩肌が露出しており、徒歩移動なら足腰が悲鳴を上げる過酷な地帯だった。
「…マスター、対象に接近しました。周囲の警戒をして下さい」
「分かった。皆、戦闘準備を頼みます」
イズミはシートベルトを外すと、ショルダーバッグからグレネードランチャーを取り出して戦闘に備える。
マスタングを停車して後部座席の2人を降ろすと、イズミ以外の3人は直ぐにゴーレムの居場所を察知した。
「あっちだな」
「…もう気付かれてるな」
ベリアとマンシュタインが距離を取ってにじり寄ると、ゴーレムが姿を現した。
「敵の居場所を察知出来るって凄いよな…思ってたよりデカくないか?」
「アタシもビックリだ」
目の前に体長10mはあろうかと言う、巨大なゴーレムがやって来たのだ。
「せい!」
ベリアとマンシュタインは素早く武器を構えると、ゴーレムの腕を一撃で斬り落とした。
ベリアは風魔法を使い、マンシュタインは剣で直接斬り落としたのだ。
ゴーレムは悲鳴1つ上げずに、空洞だった目を光らせてイズミ達を捕捉する。
地面に落ちた両腕が突然浮かぶと、ゴーレムに接合されてしまった。
「一旦引こう!」
「…それが良さそうだ」
素早くマスタングの元へ戻って来た2人だったが、マンシュタインの表情が暗い。
「あのゴーレムは厄介ですね…一撃で刃毀れしました」
「迂闊だねマンシュタイン、ゴーレムは核を破壊しないとジリ貧になるよ」
ケロッとした表情のエレノアが注意すると、マンシュタインは苦笑いを浮かべながら答える。
「あの巨大なゴーレムの核を初手の一撃で破壊出来るのは、ヒュミトールではエレノア様くらいですよ」
イマイチ緊張感を感じない会話を聞いていたイズミだったが、近付くゴーレムの足に向けてグレネードランチャーを撃ち込んだ。
「…少しズレたな」
ゴーレムは足を破壊され倒れはしたが、直ぐに起き出してしまった。
命中したのは、膝関節部分の少し下だった。
「面白い攻撃だね。狙いがちょっと甘いかな」
「精進します」
グレネードランチャーに次弾を装填したイズミが再度撃ち込もうとしたら、エレノアに止められた。
「アタシもちょっとゴーレムに攻撃しても良い?どのくらい硬いのか気になるし」
「分かった」
エレノアはラミア族の姿のまま勢い良く突撃すると、素手でゴーレムを殴り飛ばした。
「ありゃりゃ、これは硬いね!」
ゴーレムにはしっかりと凹みやヒビ割れがあるが、核の破壊までは出来なかったようだ。
瞬く間に凹みも綺麗に修復され、ゴーレムは何事も無かったかのように起き上がる。
「エレノアさん、アレを試すのでしょう?」
「そうだった」
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