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第二十二章 一斉捜査
第三百五十八話 バックアップとは?
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「コイツも頑丈で確実な動作はするが、それをより求めていくとコレが出来なくなる」
イズミはマグナムのトリガーをゆっくりと引く。
ハンマーが連動して動き出し、トリガーを引き切るとハンマーが戻る。
「引き金を引くだけでは、撃てなくなるんだ」
「どうして?」
「構造をシンプルにしてより頑丈かつ確実な動作をさせる為に、部品の連動が一部オミット…つまり無くなってるんだ」
今度はハンマーを指で操作してから、トリガーを引く。
「このハンマーって部品を動かしたら、引き金って言う部品が動いただろ?ここまでは連動してるけど、さっきみたいにハンマーが戻らず撃てない。つまりハンマーをその都度起こしてから、引き金を引く必要がある」
「つまり、二度手間ってやつか」
「そうなる。勿論利点はあるんだ。例えば狙いをつけやすくなるとか、トリガープルが軽くなるとか、引き金を引く距離が短くなるとかな」
ベリアにマグナムを渡し、まずはダブルアクションで空撃ちをさせる。
その後でハンマーを起こさせ、シングルアクションで空撃ちをさせた。
「あぁー、こんなにも引き金ってのを引く距離とが重さに違いが出るのか」
「戦闘中に慌てて撃ったら、ブレて命中しにくそうだろ」
「バックアップとして使う時点で結構危ない状況だし…使い慣れてないのもあるし、二度手間は無い方が良いな。此処に映ってるのは大分短いけど、その理由は何だ?」
ベリアが44マグナムの長いバレルを指でなぞる。
「バレルと呼んでいるが、此処が長いと命中精度が良くなる。狙いをつけやすくなるってのもある」
「なら長い方が良いよな」
「その代わり、取り回しが悪くなる」
「そうなのか。聞く限りでは…引き金を引くだけで撃つ事が出来て、バレルもある程度長いのが良いって事だな」
「分かりが良くて助かる」
説明を聞き終えたベリアが、首を傾げながら質問をする。
「じゃあ、何でバレルがこんなに短いのもあるんだ?」
「そりゃ簡単な話だ、小さくて短い方が隠し持つには良い。少しは軽くなって携帯性も良くなるし」
「その利点の代わりに、何か欠点もあるんだろ」
「命中精度が落ちるのと、反動が強烈になるって位かな。重さで反動を抑制しているってのもあるんだ。バックアップとして活用するなら、この欠点があっても候補にはなる」
「威力は?」
「近距離なら大して変わらない」
ベリアが軽く頭を掻きむしると、マグナムをイズミに返却する。
「…難しい。イズミのコレは長い方なのか?」
「一応は、長い方になるのかな。バランス型の範囲内かもしれない」
イズミは弾を込め直してからショルダーホルスターに仕舞うと、改めてベリアに確認を取る。
「どうする?」
「引き金を引くだけで撃つ事が出来るのは大前提で、長さは…イズミの持ってるのよりは短い方が良いな」
イズミはモニターに表示されているマグナム一覧から、バレルの長いモデルを除外する。
「これより小さい武器はあるのか?」
「ありますが威力不足です」
ベリアの疑問に答える前に、マスタングが代わりに回答する。
何時も言われる台詞である。
「じゃあ、もう少し強力なのは?」
「此方になります」
マスタングが新たな銃をモニターに表示する。
今まで表示していた銃よりも一回りは大きく見える、常人には扱えなさそうなデカブツだった。
「装弾数は1発減りますが、威力は申し分無しです」
「こいつはバケモノだろ」
「強烈なマズルフラッシュ、強烈な反動はありますが、ベリア様なら使用出来ると信じております」
ステンレスシルバーの輝きを身にまとい、マズル先端には反動を抑制する為の穴が開いている。
グリップはこの世界向けに木製に変わっているが、しっかりとしたチェッカリングが施されている。
絶対に肩からぶら下げて生活をしたくは無い怪物リボルバーだ。
「試しに実体化してみましょう」
マスタングは、興味津々なベリアの為に怪物リボルバーの実体化を始める。
イズミは自分の持つリボルバーよりも強力な弾丸を放つリボルバーを、バックアップと呼んで良いものなのか疑問に感じつつ、実体化が終わるのを待っていた。
イズミはマグナムのトリガーをゆっくりと引く。
ハンマーが連動して動き出し、トリガーを引き切るとハンマーが戻る。
「引き金を引くだけでは、撃てなくなるんだ」
「どうして?」
「構造をシンプルにしてより頑丈かつ確実な動作をさせる為に、部品の連動が一部オミット…つまり無くなってるんだ」
今度はハンマーを指で操作してから、トリガーを引く。
「このハンマーって部品を動かしたら、引き金って言う部品が動いただろ?ここまでは連動してるけど、さっきみたいにハンマーが戻らず撃てない。つまりハンマーをその都度起こしてから、引き金を引く必要がある」
「つまり、二度手間ってやつか」
「そうなる。勿論利点はあるんだ。例えば狙いをつけやすくなるとか、トリガープルが軽くなるとか、引き金を引く距離が短くなるとかな」
ベリアにマグナムを渡し、まずはダブルアクションで空撃ちをさせる。
その後でハンマーを起こさせ、シングルアクションで空撃ちをさせた。
「あぁー、こんなにも引き金ってのを引く距離とが重さに違いが出るのか」
「戦闘中に慌てて撃ったら、ブレて命中しにくそうだろ」
「バックアップとして使う時点で結構危ない状況だし…使い慣れてないのもあるし、二度手間は無い方が良いな。此処に映ってるのは大分短いけど、その理由は何だ?」
ベリアが44マグナムの長いバレルを指でなぞる。
「バレルと呼んでいるが、此処が長いと命中精度が良くなる。狙いをつけやすくなるってのもある」
「なら長い方が良いよな」
「その代わり、取り回しが悪くなる」
「そうなのか。聞く限りでは…引き金を引くだけで撃つ事が出来て、バレルもある程度長いのが良いって事だな」
「分かりが良くて助かる」
説明を聞き終えたベリアが、首を傾げながら質問をする。
「じゃあ、何でバレルがこんなに短いのもあるんだ?」
「そりゃ簡単な話だ、小さくて短い方が隠し持つには良い。少しは軽くなって携帯性も良くなるし」
「その利点の代わりに、何か欠点もあるんだろ」
「命中精度が落ちるのと、反動が強烈になるって位かな。重さで反動を抑制しているってのもあるんだ。バックアップとして活用するなら、この欠点があっても候補にはなる」
「威力は?」
「近距離なら大して変わらない」
ベリアが軽く頭を掻きむしると、マグナムをイズミに返却する。
「…難しい。イズミのコレは長い方なのか?」
「一応は、長い方になるのかな。バランス型の範囲内かもしれない」
イズミは弾を込め直してからショルダーホルスターに仕舞うと、改めてベリアに確認を取る。
「どうする?」
「引き金を引くだけで撃つ事が出来るのは大前提で、長さは…イズミの持ってるのよりは短い方が良いな」
イズミはモニターに表示されているマグナム一覧から、バレルの長いモデルを除外する。
「これより小さい武器はあるのか?」
「ありますが威力不足です」
ベリアの疑問に答える前に、マスタングが代わりに回答する。
何時も言われる台詞である。
「じゃあ、もう少し強力なのは?」
「此方になります」
マスタングが新たな銃をモニターに表示する。
今まで表示していた銃よりも一回りは大きく見える、常人には扱えなさそうなデカブツだった。
「装弾数は1発減りますが、威力は申し分無しです」
「こいつはバケモノだろ」
「強烈なマズルフラッシュ、強烈な反動はありますが、ベリア様なら使用出来ると信じております」
ステンレスシルバーの輝きを身にまとい、マズル先端には反動を抑制する為の穴が開いている。
グリップはこの世界向けに木製に変わっているが、しっかりとしたチェッカリングが施されている。
絶対に肩からぶら下げて生活をしたくは無い怪物リボルバーだ。
「試しに実体化してみましょう」
マスタングは、興味津々なベリアの為に怪物リボルバーの実体化を始める。
イズミは自分の持つリボルバーよりも強力な弾丸を放つリボルバーを、バックアップと呼んで良いものなのか疑問に感じつつ、実体化が終わるのを待っていた。
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